報われない努力の原因とは?悪循環から抜け出す上手な対処法5選!
こんなに頑張っているのに報われないと感じることはありませんか。自分の努力を評価してもらえなかったり、報われないことでどうせ頑張っても無駄という考え方になることもあります。そこで、報われない努力の原因や上手な対処法をまとめてみました。
目次
努力しているのに報われないと感じていませんか?
こんなに頑張っているのに、報われない、相手のためにこんなに尽くしているのにわかってもらえないなどと感じることはありませんか。報われないと感じるだけでどんどんモチベーションが下がり悪循環に陥ります。そこで報われないと感じる原因や上手な対処法、また心が疲れてしまったと感じる時に知っておきたいことをご紹介します。
報われないと感じる理由はこの1つ!
頑張っている「のに」と思うから
報われないと感じる原因の1つが頑張っている気持ちです。自分の中で無理したり何かを犠牲にして頑張っているのに、報われないと感じることで、頑張った分の気持ちとの間に溝が生まれてしまいます。つまり自分が頑張った分、その成果を得たい、実感したいという気持ちが生まれた時に「報われない」と感じることがあるかもしれません。
報われない努力の原因4選!
1. 方向が間違っている
こんなに頑張ったのに報われないという時は、その頑張った方向性が間違っていることもあります。努力は必ずしも結果を導くものではありません。また、努力は周りの人から評価されるものでもありません。そのため、自分の努力の結果が、期待した結果や周りの人の評価を得られるとは限らないことが、報われないと感じる原因です。それでも努力を続けることは自分の中にきちんと残っているので、努力を無駄と思わずにきちんと自分で評価してあげることも大切です。
2. ハードルを上げ過ぎ
報われないと感じる原因として、自分の努力に対するハードルを上げ過ぎていることも挙げられます。自分はこんなに大変でこんなに努力をしたのだから、このぐらいの結果があって当然と考えると、それ以下の結果すべてを報われないと感じることがあります。
また、努力に対する結果は、目に見えないこともあります。自分でハードルを高くすることにより、結果的には自分の努力を打ち消して報われないと自分自身を苦しめることになってしまいます。そのため、ハードルを上げるのではなく、自分の努力によって、自分の世界の幅が広がったと考える方が大切です。
3. 期待しすぎている
報われないと感じる人は、結果を求めて期待しすぎていることもあります。本来、自分に足りないもの、手に入らないもののために頑張って努力します。でも、努力してもそんなに簡単には自分のものにすることができません。こんなに頑張るんだから見返りはこのぐらいあっていいはず、と努力をする前から成果や評価を期待し過ぎることが「報われない」と感じてしまう原因にもなります。
4. 「ない」という感覚が強すぎる
報われないと感じる人の中には自分には「ない」という感覚が強すぎる人もいるかもしれません。自分は彼に愛されているわけがない、自分はこの上司に認められるわけがない、などと先入観で考えてしまうために、どんなに努力をしてもダメなんだ、報われないという悪循環に陥ってしまいます。そのため、どうせ頑張っても私が得られるわけがないと考えてしまって、この努力は報われない、と考えてしまいます。
報われないと感じる悪循環から抜け出す対処法5選!
1. 目標や目的から逆算する
報われないという悪循環から抜け出すために、まず最終的な目標をきちんと決めるという方法を試してみましょう。報われないと感じる人は、その努力やプロセスの対価と同じくらいの結果や評価を求めていることもよくあります。そのため、まず目標を設定して、その目標を達成するためだけに努力を積み重ねるという対処法を実践してみてください。この時に頑張る努力というのは、結果を求めるためのプロセスになるので、誰かにその努力を評価されたり、その努力を数字で表す必要はありません。
2. 途中で全体を見返す
大きな目標や長い時間を費やす必要がある目標は、報われないと思う前に、途中で全体を見返すことも必要です。大きな目標はたくさんの小さい努力の積み重ねが成功への方法になり、長い時間を費やす目標はたっぷりと時間をかけることが必要になります。
そのため、日々努力をしていても「なんでこんなに頑張らないといけなかったんだっけ?」とその目標を見失いがちです。そのため、途中でまずは全体を見返して、今自分は目標までのどのくらいの地点にいるのか、目標達成に立ちはだかる原因は何かなどを見返すことも、報われないという悪循環を抜け出す有効な対処法になります。
3. 努力の量と報われる量は違うことを認識する
報われないと感じる人の根本的な考え方を変えることも必要です。努力をした量は報われる量とは違うということを認識しておきましょう。努力するということは、目に見えない自分にとっての経験や考え方に影響を与える1つの方法になることはあっても、すべてが結果や他人からの評価に表れることはありません。
4. 心の中で勝手な契約書を作らない
「報われない」と感じる努力の中に、「同僚のためにこんなに仕事を手伝ってくれたんだから、お礼があって当たり前」または「友達のためにずっと話を聞いてあげたんだから、自分のことも聞いてくれて当たり前」といった自分の努力に対する相手の態度や評価を勝手に決めた契約書を作っていませんか。
自分の思った通りに物事が進むということはほとんどあり得ません。報われないと感じる人は心の中で、自分の言動への評価や見返りを求めて一方的な契約書を作る傾向があります。でも、自分と周りの人の考えがシンクロすることはほとんどありません。つまり、勝手に考えて勝手に報われないと嘆いてるだけになってしまうので、心の中で周りの人に対する契約書を作るのをやめるのも報われないと感じる悪循環から抜け出す対処法になります。
5. 自分の欲しいものを与えるようにする
周りの人に対して、求めるだけでは「報われない」と感じることも多くなります。そこで、自分が欲しい評価を自分自身で与えてあげましょう。
たとえば、自分がこんなに頑張っていることを認めてほしい、と思ったら自分の頑張りを自分で認めてあげましょう。周りの人に尊敬されたいと思っているのであれば、もっと自分に自信を持って行動してみましょう。周りに求めるだけではなく、自分の内側から変わっていくことが報われないことへの対処法になります。
報われない努力で疲れた時に知っておきたい事5つ!
1. 100%報われる事はない
自分の努力が100%報われる事はありません。むしろ報われないことの方が多いのです。実は、周りの人が見ているのは努力ではなく結果です。結果だけ見て評価をするため、その人の努力は周りの人の目に入っていません。そのため、結果を導き出すための努力をたくさんした人ほど、どんな評価でも報われないと感じてしまいます。
2. 「報われた」と決めるのは自分
どんなに努力をしてもしなくても、報われない、報われると決めるのは自分です。努力がそのまま結果に反映されなくても、「こんなに頑張ったことは消えないはず、自分の糧になった」と考えることができれば、報われないと感じることおはありません。そのため、努力したことを他人ではなく自分で高く評価してあげることで、これから他の事に対しても努力することが苦にならずにモチベーションを上げることができます。
3. 周りの評価に囚われない
自分の努力ではなく、周りの目を気にしていると報われないと感じることもあります。人の意見に流されやすく、周りの評価ばかり気にすることで、本来の自分の目標がわからなくなり、自分だけが報われないという悪循環にとらわれることがあります。そこで、周りの評価ではなく、自分の目標は何かということをしっかりと持つことによって、報われないのではなく、自分のための努力を続けることができます。
4. 報われた事を感じてくれる人もいる
報われないと感じる人の中には自分に厳しい人や、プライドが高いことが原因の人もいます。周りから見れば十分努力は評価されて報われていると見えても、本人は自分の努力に見合うものではないと感じてしまいます。報われないと感じた時は素直に周りの人に自分のしたことについて聞いてみるのもいいかもしれません。自分が考えていたこととは違う意見を聞くこともできるかもしれませんね。
5. 報われるのは今じゃない
努力はすぐに報われないと嘆くものではありません。努力をした直後はわからなくても、少し時間が経ってから「あの時の努力が報われた」と感じるものです。そのため、結果をすぐに求めて報われないと言うのではなく、報われるその時のためにも、努力を続けることが大切かもしれません。
「報われない」と思うのは自分次第!
努力することは、周りからの評価や報われるためにするものではありません。報われないと嘆くよりも、その努力によって自分はどのように成長できたのか、どのような知識や経験が身に付いたのかがわかれば、評価よりもずっと大切なものを手に入れることができています。報われない、だから努力しないという悪循環から抜け出すためにも、ぜひ自分の努力に対する考え方を少し変えてみてください。