【四柱推命】傷官の性格を男女別に徹底解説！恋愛傾向・仕事運も！

傷官の性格や特徴をご紹介する前に、まずは基本となる四柱推命や通変星・十二運星についてご紹介していきます。

四柱推命とは、人の生年月日をそれぞれ「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」という4柱で表し、運勢などを占う中国が元となった占術のことです。四柱推命の考えが中国で出来上がったのは3000年程前だと言われていますが、占術として活用されるようになったのは紀元前3世紀頃だとされています。

通変星を見ることでその人の軸である気質などが分かり、その人の通変星と他の通変星がどのように交わるかを調べることで性格などを総合的に判断することが出来るのです。

通変星は「比肩」「劫財」「食神」「傷官」「偏財」「正財」「偏官」「正官」「偏印」「印綬」と10種類ありますが、その中でも今回は「傷官」について徹底的に解説していきます。

四柱推命における十二運星とは、その人の運勢のエネルギーを知るために必要なものになります。「長生」「沐浴」「冠帯」「建禄」「帝旺」「衰」「病」「死」「墓」「絶」「胎」「養」の12個で表され、個人の性質を知りたい時に主に使われます。

四柱推命において通変星に傷官が表れる組み合わせには、日干が甲であれば年・月・時の天干や日も含めた蔵干に丁がある場合などがあります。この傷官の組み合わせについて一覧にしましたので、自分の命式を確認して下さい。

・甲（木）：丁（火）
・乙（木）：丙（火）
・丙（火）：己（土）
・丁（火）：戊（土）
・戊（土）：辛（金）
・己（土）：庚（金）
・庚（金）：癸（水）
・辛（金）：壬（水）
・壬（水）：乙（木）
・癸（水）：甲（木）

男性・女性で共通している傷官の主な性格についてご紹介していきます。

傷官は、美的センスが高く男性・女性共にオシャレな人がとても多いという特徴があります。美的センスがあるだけでなく表現力も高いため、作家や音楽家などの仕事をすると自分の才能を最大限に発揮できるでしょう。

傷官は仕事やプライベートなどで周囲へ的確なアドバイスが出来るのですが、思ったことを全て話してしまうため毒舌であることが多いです。ストレートに伝えすぎてしまい言葉にトゲがあるため、周囲からは毒舌家だと思われたり敵が多くなってしまう可能性もあります。

傷官はとても頭がいいため、物事の本質を見抜くことが出来ます。そのため社会で通用するような専門資格や技術などを持っていることが多く、就職活動などでは即戦力になると判断されやすく、すんなりと就職先が決まるでしょう。

傷官はとても繊細で、感受性が人一倍強いためとてもデリケートです。感情の浮き沈みが激しいため、感情をコントロールするのは苦手なようです。毒舌で周囲を傷つけてしまうだけでなく、自分自身も深く傷ついてしまうため注意が必要です。

傷官の男性の主な性格についてご紹介していきます。

傷官の男性は、洞察力がとても鋭く物事の本質を見抜くことが得意だという特徴があります。常に的確なアドバイスが出来るため、仕事などでは上司や部下から頼りにされる場面が多くあるでしょう。

傷官の男性は、プライドがやや高めのため人間関係が不器用だという特徴があります。周囲に合わせたりするのが苦手なため、その性格を理解してフォローしてくれるような人がいると仕事などで敵を作りにくくなります。

傷官の男性は、理想家で完璧主義なため1度取り組んだ物事は何があってもとことん挑戦し続けることが出来ます。その行為が周囲から評価されるのには時間がかかりますが、周囲が傷官の男性を認めた際には本人が思う以上の成功を手にすることが出来るでしょう。

傷官の男性は、年をとっても純粋な心を持ち続けるという特徴があります。そのため、若い人との方が話が合いやすいと言えます。相手が自分より若くても、相手のことを認めると対等に付き合うことが出来ます。

傷官の女性の主な性格についてご紹介していきます。

傷官の女性は、繊細な心と自尊心の持ち主です。そのため相性が合う人と合わない人との差がとても極端で、自分の価値観を少しでも否定されると攻撃性が出てしまい、人間関係では苦労しやすい特徴を持っています。

傷官の女性は、ひとりでいることが好きなため人付き合いは浅く狭くなりがちです。この狭い人間関係の中で、傷官の女性の才能を見出してくれる人がいると仕事などで成功することが出来るでしょう。しかしひとりになりすぎてしまうと中々成功することが出来ません。

傷官の女性は、ひとりが好きではありますが寂しがり屋でもあります。この相反する性格から、周囲に「何を考えているのか分からない」という印象を与えている要因になっています。

傷官の女性は、独特な性格をしていることからたくさんの苦悩が考えられますが、その苦悩も自分自身のエネルギーに変えることが出来ます。この個性があるため、傷官の女性は大器晩成型で年を重ねるごとにエネルギッシュになっていくと言えます。

年柱・月柱・日柱・時柱それぞれの傷官の性格についてご紹介していきます。

幼年期を指す年柱の傷官の性格は、父親と理解し合えなかったり疎遠になりやすい特徴があるため注意が必要です。子供の頃からひとりでいても大丈夫なタイプでしたが、心の中では「構って欲しい」「理解して欲しい」と思っています。

成人してから中年期までを指す月柱の傷官の性格は、感性が鋭いため一般的な仕事では個性を活かすことが出来ないという特徴があります。しかしその個性を活かせるような仕事をすると、一気に才能が開花されオンリーワンの存在になれます。

生涯を指す日柱の傷官の性格は、どのような環境にいるかによって人生の色が極端に変わるという特徴があります。自分に合った仕事が出来れば個性を伸ばして成功することが出来ますが、合わない仕事であれば批判精神が高まってしまい人間関係も難しくなるでしょう。

老年期を指す時柱の傷官の性格は、ひとりの世界に浸るような晩年を過ごすという特徴があります。一見すると孤独なように見えますが、本人としては理解してくれる人がいれば問題ないと割り切っているため、とても気楽に過ごせるようです。

傷官は美形な人が多いと言われており、モテやすいという特徴があります。傷官の女性は特に寂しがり屋な性格をしているため、恋愛においてはその寂しがり屋な性格が勝り、常に恋愛を求める恋多き女性になりやすいです。しかし感情の起伏が激しいため、恋愛は長続きしないでしょう。

通変星では性格や気質だけでなく、才能を知るのにも用いることが出来ます。傷官は感性が鋭いという特徴があるため、芸術関係の仕事や外科医や監察医が適していると言えます。

傷官は人と協調して仕事をするのが苦手なため、ひとりで行動出来るような仕事の方が才能を発揮しやすいです。もしチームで仕事をする必要があるのであれば、自分が主導権を握れるようにするといいでしょう。

十二運星と傷官が組み合わさった性格や特徴についてご紹介していきます。

傷官と長生を組み合わせた性格は、スピリチュアルな感覚や才能を持っており自我が強いという特徴があります。また反骨精神が旺盛なため、人付き合いが上手くいきにくく孤立しやすいです。謙虚な姿勢を保つことで運勢が上昇しやすくなります。

傷官と沐浴を組み合わせた性格は、寂しがり屋な傾向が強く恋愛で寂しさを埋めようとする特徴があります。しかし惚れやすく感情の起伏が激しいため、恋愛は長続きせず結婚をしない可能性もあります。

傷官と冠帯を組み合わせた性格は、神経質ではありますが冷静な一面があるという特徴があります。そして寂しがり屋な性格をしており、それを認めることが出来ないため回り道をする傾向が強いという特徴もあります。

傷官と建禄を組み合わせた性格は、几帳面で努力家な人が多いという特徴があります。そして潔癖なところがあるため、自分の物などを人に貸すのを嫌がる傾向があります。協調性には欠けますが、同じ価値観の人と出会うことで運勢が上昇しやすくなります。

傷官と帝旺を組み合わせた性格は、自分の意見を周囲に押し付ける傾向があります。周囲の意見を無視してまで自分の意見を通そうとするため、人間関係でトラブルが起こりやすいです。

傷官と衰を組み合わせた性格は、完璧主義者でこだわりが強い特徴があります。しかし人に自分の意見を押し付けることはしないので、人間関係でのトラブルは起こりにくいです。また洞察力が鋭く、人の嘘などをすぐに見抜くことが出来ます。

傷官と病を組み合わせた性格は、かなり神経質だという特徴があります。精神的なストレスを抱えやすく、体調を崩しやすいためストレスを溜めすぎないよう注意が必要です。無理はせず適度に休息を取るようにしましょう。

傷官と死を組み合わせた性格は、独特な感性を持っているので周囲から理解されにくい傾向があります。周囲の意見よりも自分の考えに従って行動することで、大きな成功を得やすい人生を送れるようになります。

傷官と墓を組み合わせた性格は、かなり長生きをする傾向が強いという特徴があります。仕事などでは重要な役割を任されることが多く、細かいところまで気を配って作業することが出来るため評価が高くなるでしょう。

傷官と絶を組み合わせた性格は、感情だけでなく集中力の浮き沈みも激しい特徴があります。アイデアがひらめく時と全く思いつかない時の差があるので、その差によって体力を消耗しやすいという傾向があります。

傷官と胎を組み合わせた性格は、波乱万丈な人生を送るという特徴があります。しかしその経験を自分の力に変えて成長することが出来るので、年を重ねるごとにパワフルになっていくでしょう。

傷官と養を組み合わせた性格は、神経質ではあるが周囲から理解を得やすいという特徴があります。人を上手く使うことが出来るため、相手を自分のペースに引き込み仕事などで成果を得やすいという特徴もあります。

傷官は周囲から気難しいと思われがちなので、無意識のうちに敵を作ってしまうことがあります。敵を作らないためにも、自分の性格などを理解して毒舌にならないように言動に気をつけましょう。

傷官の才能を開花させるためにも敵は少ない方がいいので、あまり敵を作らないようにして仕事だけでなく恋愛でも順風満帆な人生を送れるようにしましょう。