繊細の意味とは?繊細な人の特徴&性格や恋愛の傾向25選も!
「繊細」の意味を詳しく知っていますか?繊細は、物だけでなく人の内面を表現する言葉の1つで、その意味はプラスにもマイナスにもとられることがあります。繊細な友人、好きな人、恋人とのより良い関係を保つためには、その特徴&性格や恋愛傾向について学習することが大切です。
目次
繊細のイメージは?
皆さんは、「繊細」という言葉にどのようなイメージを持ち、普段の生活で「繊細」という言葉をどのように使っていますか?多くの方が、その言葉を人の性格を表現する際に使っていることでしょう。この「繊細」という言葉のイメージは、時にはプラスにもマイナスにも転びます。言葉の中には、使い方やその意味の捉え方によってイメージが変わるものがあり、「繊細」もその中の1つです。
そもそも『繊細』とは?
それでは、「繊細」という言葉について少しお勉強してみましょう。普段、何となく使っている言葉の意味をより深く知ることで、今までその言葉を使っていた対象となる事柄に関しての理解を深めるキッカケになります。
日本語と合わせて、英語における「繊細」についても少し学習してみましょう。英語の例文や類義語などもご紹介しますので、英語圏の方と交流がある方もどうぞご参考に!
『繊細』の意味
「繊細」は、物質の状態を表現すること、そして、目に見えない人の内面を表現することもできる言葉です。
<繊細の意味>
①細く小さいこと。ほっそりとして、優美な様のこと。
②感情が細やかなこと。デリケート。
『繊細』を英語では?
日本語の「繊細」の代わりに、英語の「デリケート」を使う方も多く、デリケートの方が自然と口に出るという方もいるでしょう。筆者自身も、どちらかというと後者の「デリケート」の方をよく使います。私たち日本人は、英語をそのまま引用して普段の会話に使うことがよくあります。「デリケート」もその1つです。
デリケートの英語のスペリングは「delicate」。デリケート(delicate)は形容詞で、関連語としては、名詞のデリカシー(delicacy)があります。場合によっては、このデリカシーという言葉をデリケートの代わりに使うことがあります。(詳しくは、事項でご紹介する例文をご覧ください。)
デリケート(delicate)
・繊細な
・壊れやすい
・思いやりのある
デリカシー(delicacy)
・繊細さ
・思いやり
・身体的な弱さ
ちなみに、delicateには「美味しい」、delicacyには「豪華なごちそう」という意味もありますが、この表現のための使用頻度はそう高くありません。しかし、美味しいという意味でよく使われる英語のデリシャス(delicious)であれば、皆さんよくご存じですよね。英語では、デリシャスはデリケートの関連語なのです。(事項の<ちょっと意外な例文>をご覧ください。)
『繊細』を使った例文も紹介!
それでは、「繊細」を使った例文を日本語/英語でご紹介します。
<delicateを使用した例文>
彼は繊細です。
He is delicate.
彼女は繊細ですよね。
She is delicate, isn't she?
彼の仕事はとても繊細です。
His job is very delicate.
彼女の指は繊細で美しいです。
Her fingers are delicate and beautiful.
私は子供の頃から繊細でした。
I've been delicate since I was a kid.
それはとても繊細な問題です。
It's a very delicate question(issue).
彼は見かけはぶっきらぼうだけど、心はとても繊細です。
He looks blunt, but he is very delicate at heart.
日本の女性は、小柄で繊細に見える。
Japanese women tend to look tiny and delicate.
<delicacyを使用した例文>
彼は繊細さに欠けています。
He is lacking in delicacy.
これは非常に繊細な問題です。
This is a matter of great delicacy.
<ちょっと意外な例文>
フグは日本の珍味です。
Blowfish is a delicacy in Japan.
彼はロブスターを大御馳走だと思っている。
He regards lobster as a great delicacy.
ご紹介した例文のとおり、英語のdelicacyは人の性格や身体の特徴だけでなく、問題などの物事や物体の特徴を表す形容詞として使うことができます。ちょっと意外な例文でご紹介した「珍味」「大御馳走」という意味まであることは知らなかったという方も多いかもしれませんね。でも、フグやロブスターの味をそうぞうしてみてください。淡白ではなく、私たちの味覚に感動を与える上品で繊細な味がしますよね。特に、フグについては繊細で巧みな処理も必要となる食材なので、まさにdelicacyという表現はピッタリでしょう。
ちなみに、英語にはデリケート(delicate)と似た意味を持つ言葉でセンシティブ(sensitive)があります。筆者自身、この2つについては普段は何となく感覚で使い分けているのですが、どうしても気になって英語のネイティブスピーカーに尋ねてみたところ、しばらく「うーん。」と考え込ませてしまいました。出た答えは、「デリケート(delicate)なら思慮深さや感受性の高さを含む意味で、センシティブ(sensitive)だと神経質で過敏さを含む意味になる。」でした。
私生活で英語を使わざるを得ない筆者自身の経験なのですが、例文にもある「彼は繊細です。」と伝える時、どう繊細なのかが、デリケート(delicate)とセンシティブ(sensitive)の使い分けで違う印象を受けたことがあります。
He is delicate. → がさつでなく、きめ細かな配慮ができる繊細さ
He is sensitive. → 神経質で、ちょっとしたことに過敏になって感情的になる繊細さ
英語ではデリケート(delicate)の方が、同じ「繊細」でも印象的にはプラスといったところです。どっちも似たような意味だし、使い分けるのがめんどくさいからといって、使い慣れている言葉だけを使ってしまうと、ちょっとした誤解を招くこともあります。また、英語での会話には、話す時の表情や口調でも同じ語の意味を微妙に変えてしまうというデリケートな一面があります。
もし、デリケート(delicate)とセンシティブ(ensitive)のどちらを使って良いものか迷った時は、ご紹介した例文を思い出してくださいね。それでも迷った時は、デリケート(delicate)の方を使うと無難でしょう。
『繊細』の類義語と対義語はこれ!
「繊細」には、類義語と対義語があります。類義語とは同じような意味を持つ語のこと。対義語とは、その語とは反対の意味を持つ語のことをいいます。
『繊細』の類義語
「繊細」の類義語は、以下のように数種類あります。
厚さや直径が薄い様を表す類義語
微細、細かい、細か
※英語の類義語 slender
簡単に傷ついてしまう様を表す類義語
柔らかい、細かい、脆い
※英語の類義語 sensitive
微細な美しさを表す類義語
精巧、巧緻、精妙、精工
ほのかで、可愛らしい繊細な様を表す類義語
華奢、たおやか
※類義語は、同一の言語において語の形は違っても意味がよく似ている語のことをいいますが、類義語は場合によって代替することが可能な語となります。類義語の中には、物体の様子を表現するのに相応しい類義語と、目に見えない心理的・内面的な様子を表現するのに相応しい類義語がありますので、意味をよく考えて使い分けることが必要です。日本語と英語を比べると、日本語の方がより細かに分かれています。
『繊細』の対義語
がさつ -細かい配慮に欠ける様を意味する
(例文)彼女は繊細だけど、彼はがさつです。
She is delicate, but he is rough.
大胆 -ちょっとのことではビクともしない様を意味する
(例文)彼はなんて大胆な人なんだ!
What a bold man he is!
大胆については、話の内容によって、または、話す人の表情や口調によって意味がプラスにもマイナスにも転びます。これは、日本語でも英語でもほぼ同じでしょう。感動的な表情と口調であれば「大胆」、しかめっ面でマイナスの感情を込めた口調になれば「太々しい、図々しい」という意味合いが強くなります。
見極めよう!繊細な人の特徴&性格14個!
それでは、「繊細」の意味を十分に確認したところで、繊細な人の特徴&性格を見極めるポイントについてもみていきましょう。その人がどれほど繊細なのかは、出会った瞬間ではほとんどわかりません。しかし、会う回数を重ね、一緒に過ごす時間が増えるごとに「この人、繊細だな。」と思う場面が出てきます。繊細な人によくある特徴&性格を14個をピックアップしてみました。
①人の感情に敏感
繊細な人は、常に他人の感情の変化に敏感になっています。相手の口調、声のボリューム、表情から感情を読み取る能力に優れています。
②優柔不断
繊細な人には優柔不断な性格があるのも特徴です。優柔不断とは、何かをスパッと決められない性格のことをいいます。繊細な人は、先々の事や万が一の事をよく考える癖があるため、優柔不断になりやすいのです。
③はっきり自分の意見を言えない
繊細な人は、ある意味で平和主義です。争い事を好みません。「自分がこう言ったら、相手はどう思うだろう?」「反対意見を出して、場が混乱してしまったどうしよう?」と考えるうちに、言えるはずの意見だけでなく、言うべき意見も言えなくなってしまうのです。
④優しい
繊細な人は、他人にとても優しく接します。きつい言葉や厳しい態度を取ることはめったに無いので、表面的には人間関係のトラブルは少ないでしょう。ただ、その裏には、言いたいことを言えない我慢や、怒りを押さえ込む努力が隠れています。
⑤気遣い上手
繊細な人は気遣い上手で、常に相手の考えや気持ちを配慮する行動をとることができます。繊細な人と一緒にいると、物事がスムーズに進んだり、争い事が起きにくいはずです。
⑥傷つきやすい
繊細な人は、ちょっとしたことに傷ついてしまう性格も持っています。たいしたミスでもないのに落ち込んでなかなか立ち直れなかったり、そんな時に元気づけようとかけた言葉にさらに落ち込んでしまうことがあります。繊細な人には、根っから真面目な人が多いのも特徴で、自分が犯したミスを悔んだり、励ましの言葉を自分の心に叩きつけてしまうのです。
そのため、繊細な人は「打たれ弱い」「ネガティブ」「言葉を選んで話さなければならないめんどくさい人」と評価されがちです。しかし、その真面目さと、ちょっとしたミスに落ち込む性格は、言い換えれば、普段からミスを防ぐために何事も注意深く行なう姿勢があるということ。仕事にも真面目な人が多いはずです。
⑦お腹が痛くなりやすい
繊細な人は、プレッシャーに弱い性格を持っている人が多く、人間関係や仕事などのプレッシャーによるストレスでお腹の調子が悪くなりやすい傾向があります。胃や腸などの消化器系はストレスの影響を受けやすい臓器なので、繊細な人が胃薬や整腸剤を常備しているケースがとても多いのも特徴です。
特に、腸は自律神経の影響を受けやすい臓器です。ストレスによる自律神経の乱れによって腸の蠕動運動が弱くなると、便秘や下痢を起こしやすくなります。また、便秘によって腸内にガスが溜まり、下腹部が張ることが腹痛の原因になることもあります。繊細な人の中には、こういったお腹のトラブルの原因がプレッシャーに弱さにあることを自覚している人も多く、慣れない人や環境に対して消極的になってしまう傾向があります。
⑧人の行動が気になる
繊細な人は、その繊細な感覚が周りの人の行動を見る目にも働いてしまいます。「あの人はどうしてこんなことをしているんだろう?」といったかんじで、人の行動の原因をわざわざ追究してしまうのです。心の中だけでそれを行なっているうちは良いのですが、それが仕事の場などで表に出てしまうと、周りの人から「めんどくさい人」のレッテルを貼られてしまうこともあります。
⑨細かいことが気になる
繊細な人は細かいことが気になります。細かいことが気になるということは、繊細な人の長所であることは確かです。しかし、細かいことが気になるということは、ある意味で、繊細な人自身にとっては短所になっている場合もあります。
他の人が気にしないことを繊細な人はたった1人で気にしていることがあるのですが、めんどくさいと思われたくないのと、プレッシャーに弱い性格からそれを周りに伝えることがなかなかできず、1人で悶々と悩むといったことがよく起こります。
⑩マイナス思考
繊細な人はマイナス思考になりがちな傾向があります。例えば、1つの仕事を終えた後に周りの人から何らかのアドバイスを受けた場合、それに対して反省モードに入ってしまい、マイナス評価をされたと思い込んでしまいます。善意を込めたアドバイスとして受け取ることができず、やや否定的になって自分のことを責めてしまうのです。そのため、「この人はデリケートすぎて、どうアドバイスしていいかわからない。」「アドバイスしてあげると、逆に落ち込んじゃう性格だからめんどくさいな。」と思われてしまいます。
⑪思いやりがある
繊細な人は思いやりの精神がとても強く、誰かが傷ついたり困ったりしている様子を放っておけません。なぜ放っておけないか、それは、繊細な人自身も傷ついたり困ったりすることがとても苦手で、自分の身をもってその辛さを経験しているからこそです。
人助けや思いやることが好きというよりは、その繊細な性格から自然と動くことができるのです。そのため、思いやりがある人として高く評価され、繊細な人のもとには優しさや思いやりを求める人が近寄ってきます。めんどくさい話でも親身になって聞いてくれるので、良き相談相手として選ばれます。
⑫集中力がない
繊細な人は集中力がありそうなイメージがありますが、実をいうと、その逆という人が多いのです。人は集中力を発揮する時、他の事や周りの人のことを気にしないことになります。繊細な人の多くは、身の周りで起きている事や人の行動に繊細になりやすい傾向があるので、そのせいで1つの事に集中することが難しくなるのです。
そのため、集中力を要する仕事を任されると、集中力に欠けてしまうことで上手く仕事が進まず、大きなストレスを抱えることになります。繊細な性格から、仕事も繊細に行なえる長所もあるのですが、集中力が途切れるほど時間がかかり、残業に追い込まれるかたちになるケースも多いようです。
⑬芸術に触れるのが好き
繊細な人には、芸術に触れるのが好きという人も多い様子です。繊細な性格から感性も豊かで、芸術関係の職に携わっている人も多くいます。学校や職場の休憩時間のたびにヘッドフォンで音楽を聴いたり、休日に1人で美術館に通ったり、趣味で絵を描いたりなど、芸術に触れることが大好きです。
⑭人混みが苦手
繊細な人は、人が多く集まる場所が苦手です。なぜなら、繊細な人は常に周囲の目も気にしているからです。人の視線を感じれば感じるほど、気分的に辛くなってしまいます。また、「動」よりも「静」を好む傾向があるので、どうしても「動」のモードに入らざるを得ない多数の人がいる状況や、立ち止まっていられない人混みの中にいることが好きではないので、そんな場からは一刻も早く抜け出したくなります。
繁華街、ショッピングモール、コンサート会場、競技場など、人が多く集まる場所を普段から避けるので、そういった場へ誘われても断ることが多いでしょう。繊細な人は決して出かけることをめんどくさいと思う人ではないのですが、場所を慎重に選ぶのです。
繊細な人の長所2つ!
繊細な人には長所があります。長所とは、他の人には無い優れた部分のことを意味します。繊細な人だからこそある長所を2つご紹介します!
長所①空気が読める
繊細な人は、その場の空気を敏感に読み取ることができます。その場にいる人の表情、口調、会話から、状況をいち早く把握します。そして繊細は人は平和を好むので、その場の平和を保つためのコントロールを上手に行なう努力をします。場の空気が乱れかかっていても、繊細な人の上手い言い回しや、誰に対しても好き嫌いを抑えて平等な対応をする心がけのおかげで、争いに発展することを防ぐことができるのです。
いつもにこやかなムードメーカーがその役割を果たしてくれますよね。その人はただの楽天家ではなく、本当は場の空気にとても敏感で、常に平和を保とうと気を配る繊細な内面を持ち合わせている可能性が高いでしょう。場に不穏な空気が流れ始めると、めんどくさい気分になってその場から去ってしまうようなタイプではありません。
長所②一緒にいて心強い
繊細な人は、周りの人のトラブルをただ眺めていることができません。トラブルを目にしたら、すぐに助ける姿勢をとります。なぜなら、繊細な人は、他人の立場を自分の立場に置き換えて物事を考えることができる性格だからです。そういう人が身近にいるのはとても心強いですよね。仕事や人間関係でどんなトラブルが起きても乗り越えていけるのは、繊細な人からの救いの手があってこそではないでしょうか。好き嫌いを問わず、助けることをめんどくさいと思わない性格は素晴らしい長所です。
繊細な人の短所3つ!
人には長所があれば、必ず短所もあります。短所とは、人にマイナスな印象や不快感を与えてしまう部分のことを意味します。ちょっと残念ですが、繊細な人にある短所を3つご紹介します。
①傷つきやすい
繊細な人は傷つきやすい性格を持っています。その繊細な性格ゆえに感情豊かで心も純粋であるのですが、ちょっとしたことに傷ついてしまいます。周りの人を「え!何でそんなことで?」と思わせるほど、何気ない一言や、軽い冗談にさえも繊細な人は傷ついてしまうことがあります。それが原因で「この人と話すと冗談が通じないからめんどくさいな。」となってしまうのです。繊細な人が相手となると、傷つけないために言葉を選ばないといけないことはめんどくさいかもしれません。しかし、彼らの傷つきやすい短所から私たちは「言葉の思いやり」を学ぶべきでしょう。
②ネガティブ
繊細な人は、思考がネガティブになりがちな傾向があります。まず、繊細な人は「What if(もしも)」を想定するのですが、それをネガティブに想定してしまう癖があるのです。何かを始める前に既にネガティブ想像で頭がいっぱいになるので、なかなか行動に移れない、途中で身動きがとれなくなるといった状況に陥ってしまいます。「とにかく何でもやってみることに意義あり!」というタイプの人たちにとっては、繊細な人の「What if」がとてもめんどくさいものに感じるかもしれません。
最悪の事態を想定することは、ある意味で慎重な性格と言うこともできますが、何もかも最悪の事態が先に待ち構えているように考えてしまうと、本当なら上手くいくはずのことも最初から諦めてしまうことにつながります。
③打たれ弱い
繊細な人は、何事も慎重に考えながら行動するタイプで失敗を避けたい性格から「一か八かの勝負」や「当たって砕けろ」ができるタイプではありません。また、周囲からの反論に弱いため、自分の意見を強く押すこともなかなかできない性格です。そのため、好きではない事でも周囲がOKなら、周囲の流れに黙って乗ってしまうというという短所があります。
繊細な人の恋愛の傾向は?6つの特徴を紹介!
繊細な人の恋愛の傾向や特徴をご紹介します。好きな人や、現在お付き合いしている相手が繊細な人の場合、その繊細な性格が原因で起こる事に対して理解が求められます。恋愛の傾向や特徴を知ることで、今まで誤解していた事や、これから気をつけなければならない事がわかれば、より良いお付き合いを続けていけます♪
恋愛傾向①プライベートを守りたい
繊細な人は、プライベートを大切にしています。それ故に、プライベートに触れられることに恐れや嫌悪感を抱くことがあります。そして、相手のプライベートに触れることにも積極的ではありません。なぜなら、相手のプライベートを知れば、自分のプライベートも開示しなければならなくなることを恐れているからです。相手のことを知りずぎて傷つくことを恐れているだけでなく、相手が自分の何かを知って傷つくことも恐れています。
恋愛傾向②恋愛は熱しにくく冷めにくい
繊細な人は、人間関係に対する警戒心がとても強く、相手に心を開くまでに時間がかかります。しかし、時間をかけて心を開いた相手に対しては強い信頼関係を結ぶことができます。これは繊細な人の恋愛についても同じで、一度心を開いて恋愛関係に発展すると、その恋愛はとても長く続きます。じんわりと熱して生まれた愛情は冷めにくいのです。好きな人が繊細な人であると、一途で深い信頼関係のあるお付き合いができるでしょう。
恋愛傾向③独占欲が強い
繊細な人の恋愛は、独占欲が強いものとなる傾向があります。基本的に、人と関わることで傷つくのを恐れる性格であるため、出逢いと別れを何度も繰り返すような冒険ができません。一度できた恋愛関係にいつまでも平和に治まっていたいので、相手を失うことをとても恐れています。そのため、相手に強く執着してしまう傾向があります。
繊細な人とお付き合いする場合、異性の友人が多い人は注意した方がよいでしょう。自分にとってはただの友人でも、相手にとってはライバルになってしまいます。異性の友人との電話、メール、SNSでの交流などに嫉妬して疑心暗鬼に陥ると、強い束縛に発展する可能性があります。
恋愛傾向④最初の一歩が踏み出せない
繊細な人は、自分から行動を起こしたり、何かを提案することが苦手です。なぜなら、自分の行動や提案に相手が不満を感じたらどうしようと悩んでしまうからです。男性にリードして欲しいタイプの人にとっては、ちょっと不満な点となるでしょう。
解決策としては、物事1つ1つを一緒に決めてあげるか、全てのプランをこちらで決めてあげるかです。とにかく、繊細な人は受け身でいる方が心地良いのです。その代わり、決めてあげた事にはちゃんと乗ってくれます。
恋愛傾向⑤時々一人になりたい
繊細な人は、一人で過ごす時間も好きです。好きという以上に、もともとから一人で過ごす時間を必要とする性格でもあります。いつも、周りの人に気をつかってしまう性格なので、例えば、月曜~金曜の仕事中に職場や取引先でフルに気を使った後は、もう頭がいっぱい、精神はクタクタになってしまうこともあります。週末がデートできる時間になるという人も多いでしょうが、土日のどちらか一方でも一人で過ごす時間を与えてあげると良いでしょう。
繊細な人の「一人になりたい。」は、単に「会いたくない。」という意味ではありません。あなたとのお付き合いをめんどくさいと思っているわけでもありません。「好きだし、会いたいけれど、今日は一人になって心を休めたい。」という意味として受けとめてあげましょう。
もちろん、会いたい側としては「私と一緒にいることが癒しにならないのかな?」と考えると寂しくなったり不安になるかもしれません。でも、繊細な人を好きになったら、一人で過ごす時間を与えること、そして、自分もその時間を一人で過ごすか友人や家族と過ごすことに慣れましょう。
恋愛傾向⑥結婚を意識する
繊細な人にとって、自分の人生・生活の中で最も大切にしていることの1つが信頼関係です。ゆっくり時間をかけ、相手が自分を傷つけない安全な人だとわかれば、同性となら良き友人となり、異性であれば恋愛関係に発展する可能性もあります。警戒心の強い繊細な人にとって、恋愛関係に発展できた相手はかなり貴重な存在となりますので、結婚を意識したお付き合いになる可能性大です。
結婚を意識したお付き合いとなれば、積極的に相手の家族と会おうとしたり、自分の家族にも会わせます。以前は感情の表現に乏しかった人でも、恋愛関係にハッキリとした自信と信頼が見えた後は、愛情表現もストレートになり、相手のハートをしっかり掴もうと更に努力をするようになります。
繊細な人との上手な付き合い方5つのポイント!
もし、好きになった相手や友達になりたい相手が繊細な人だったら、その性格を尊重できる付き合い方を心掛けることが大切です。上手な付き合い方のポイントを5つご紹介します♪
①こちらから声をかける
繊細な人は、自分から人に声をかけることがとても苦手です。心の中では、話しかけたいけれど話しかける勇気が湧かないことに悩んでいる人も多くいます。繊細な人は受け身型の性格なだけで、話しかけてあげさえすれば、コミュニケーションをとることはそう難しくありません。こちらから声をかけて、話せるキッカケを作ってあげましょう。
毎度、こちらから声をかけなければコミュニケーションがとれないのは少しめんどくさいことかもしれません。しかし、こちら側が根気よくそれを続ければ、いずれ、相手も心を開いて自分から話しかけてくるようになる可能性は十分あります。
②意見を否定しない
繊細な人は、自分の行動や意見を否定されることがとても苦手で、被害妄想に陥ってしまうこともあります。しかし、傷つけないために間違った行動や意見を全てスルーさせることは良くないですよね。もし、繊細な人の行動や意見を否定しなければならない場合は、伝え方をよく注意しましょう。
(例文)
「その考え方も一理あるよ。でも、○○する考えも少し取り入れてみるのはどうかな?」
「それはすごく良いよね!でも、○○もやってみたらどうかな?」
例文の様に、まずは相手の意見や行動も認めてあげることから始めましょう。これは繊細な人に限らず、どんな人に対しても、何らかを否定したり指摘しなければならない時に良い伝え方で、不愉快な思いを極力抑えることができます。相手を評価してあげること、褒めてあげることをめんどくさいと思わないことも、良好な人間関係を育むためのポイントです。
③一人になりたいことを受け入れる
繊細な人は、一人になる時間を必要とします。周りの人の行動や言動に敏感になりやすい性格なので、人に囲まれて過ごす時間が長くなればなるほど気が休まらず、ストレスを抱えてしまうからです。まず、それが繊細な人にとって一人になりたいと思う理由でしょう。
こちらからの誘いに対して曖昧な返事を返すこともあるでしょうが、その場合は一人になりたいという意味だと思いましょう。無理に連れ出そうとしたり、理由を問い詰めたりせず、「それじゃ、良かったらまた今度ね!」と、諦めてあげてください。
④安心感を与える
繊細な人は、自分がどう思われているかを気にしています。その繊細な性格が原因で、他人の意見やペースに合わせられないこともある自分、ちょっとした言葉に傷ついてしまう自分のことを周囲がめんどくさく思っていないか、いつか自分は不要になってしまうのではないか、様々な不安を抱えています。
そんな不安を解消してあげるために、必要な存在であることを日頃から言葉や態度で示してあげましょう。人は、言葉や態度で相手の気持ちを理解する生き物です。「いつも、ありがとう。」という感謝の言葉や、別れ際に次の機会へ繋げる「また会おうね!」「また明日ね!」という言葉は、繊細な人に安心感を与えます。
⑤ゆっくりと距離を縮める
繊細な人は、人に対して強い警戒心を持っています。傷つくことやトラブルを避けたい気持ちが人一倍強いので、誰かと信頼関係を築くまでにかなりの時間をかける傾向があります。特に、初対面の人から急接近されるのが苦手で、一度引いてしまった後はなかなか心を開くことができません。
繊細は人は、生まれてこのかた繊細という人もいますが、過去に人間関係や家庭、職場などで何らか大きなショックを与えられて心が大きく傷ついたことが原因で繊細な心が生まれた人もいます。人には様々な背景がありますので、めんどくさいと思わずに、その背景も配慮しながら関係を育んでいくことが大切です。
早く仲良くなりたい気持ちで、フレンドリーな意味を込めたボディタッチや猛アタックを慣れないうちからやってしまうのは厳禁です。また、プライベート性の高い質問も控えた方が良いでしょう。敏感な人は、人間関係にある程度の距離を求めます。その距離は、警戒心が解けてからでないと縮めることはできませんので、ゆっくりと時間をかけてあげることを心掛けましょう。
繊細な人に向いているおすすめの仕事3選!
繊細な人だからこそ向いている仕事があります。繊細な人には長所も短所もありますが、長所を生かせる仕事を3つご紹介します。
①接客業
接客業に求められるのは、何と言っても「細かな配慮」ですよね。細かな配慮は、繊細な心があるからこそできる事の1つです。繊細な人は、他人の表情や心境、周りで起きているトラブルを敏感に察知することができます。接客業は、お客を満足させてこそ成り立つ業種です。不快な思いをした場所にはお客は戻って来ません。つまり、サービスに十分な配慮がなければお客を失うことになり、結果、経営不振につながることになるのです。
繊細な人の細かな所まで気を配ることができる性格は、プライベートでは自分を気疲れさせる原因になってしまうことがあります。しかし、細かな配慮を求められる仕事にその性格を発揮すれば、気疲れよりも達成感を得る機会の方が増えます。
②福祉・介護・医療系
福祉・介護・医療系の仕事も細かな配慮と慎重さが求められます。人との触れ合いがとても多い仕事ため、まず、おおざっぱな人には向きません。福祉は子供からお年寄りまで幅広く、それぞれの世代に合わせて臨機応変な対応を求められます。介護は身体が不自由なお年寄りのお世話が中心となるため、ちょっとしたことが原因で起こるかもしれない怪我や事故を想定した判断と動きを求められます。医療は患者さんの命に関わる事も多い繊細な場所なので、そのような場所なりに繊細な思考と行動ができることを求められます。
③自営業
自営業は、自分が社長になれば自分のペースで仕事ができます。従業員の有無にもよりますが、自分1人の場合なら状況しだいでは辞めたい時に辞めることもできます。大勢の中で仕事をする環境が好きではない繊細な人にとっては、周りのプレッシャーを受けることなくできる自営業はオススメです。
繊細な人をよく理解して上手に付き合おう!
繊細な人には長所もあれば短所もありますが、短所よりも長所に目を向け、その性格を理解してあげれば良いお付き合いができます。繊細という意味を「神経質」「脆い」ではなく、「キメ細やか」「思慮深い」という意味として受けとめることが、まず、繊細な人とお付き合いをする側にとって大切な第一歩です。