デカルコマニーの簡単なやり方を紹介!幼児期におすすめの理由とは?
紙に絵の具を乗せ、半分に折って左右対称の模様を作り出すデカルコマニーは誰しも一度は体験したことがあるのではないでしょうか?このデカルコマニーは、実は幼児教育でとても注目されているのです。そんなデカルコマニーの魅力や簡単なやり方をご紹介したいと思います!
目次
デカルコマニーとは?
デカルコマニーの由来
デカルコマニーとは、フランス語で「転写」を意味します。そしてデカルコマニーは意外にも、有名な画家であるオスカル・ドミンゲスさんが編み出した芸術作品なのです。これを皮切りに、その後も数々の画家の手によってデカルコマニーの作品が製作されるようになり、デカルコマニーが世に知れ渡るようになったのです。今では、デカルコマニーは幼児教育にとてもいい影響があるとされ、ほとんどの保育園や幼稚園でデカルコマニーが行われています。
デカルコマニーしてたら心臓みたいな形になったのでせっかくだから楽しく落書き💑 pic.twitter.com/y1e7SEIKaZ
— 北川 朔 (@bgnn0126) May 12, 2017
デカルコマニーの技法
デカルコマニーの製作方法とは、紙の中心に折り目を付け、その紙の半面に絵の具などを乗せて二つ折にしてこすり転写します。二つ折にするのではなく別の紙を上に乗せて転写することもあります。そうすることで左右対称の模様が浮かび上がります。デカルコマニーでしか表現することができない独特なこの模様は、できあがるまでどんな作品になるのか分からないと言うワクワク感を楽しむことができるのです。
デカルコマニーのねらいとは?幼児期におすすめな理由3つ!
①想像力を養う
デカルコマニーのねらいと保育におすすめな理由1つ目は、想像力を養うことができると言うことです。できあがるまでどんな絵になるのか分からないのがデカルコマニーの一番の売りです。そんなできあがりを想像しつつ楽しみながら製作することができるデカルコマニーは、子供の想像力を養うことができると言うねらいがあるため保育業界でも注目されているのです。
②道具不要で簡単に作品を生み出せる
デカルコマニーのねらいと保育におすすめな理由2つ目は、道具不要で簡単に作品を生み出せると言うことです。デカルコマニーは絵の具を使いますが、筆を使わず手だけで製作することができるのです。まだ上手に筆を持つことができない子供でも楽しめるのがいいですね!そしてそこには器用に指を動かす練習をさせると言うねらいがあるため、デカルコマニーは保育の場で扱われることが多いのです。
③子供の感性を育む
デカルコマニーのねらいと保育におすすめな理由3つ目は、子供の感性を育むことができると言うことです。子供は大人では考えられない独特な感性を持ち合わせています。そしてその感性を育むのに一番いい方法が芸術製作なのです。その中でもデカルコマニーは、子供が持つ感性を育むのにうってつけの方法なのです。そんな子供の感性を育むと言うねらいがあるため、デカルコマニーは保育ではかかすことができないものなのです。
デカルコマニーの簡単なやり方を5ステップで解説!
準備するもの
デカルコマニーは大それた準備は全く必要なく、絵の具、パレット、画用紙があればすぐにでも行うことができます。ただし絵の具に関しては、服や床などに付いてしまうこともあるので、水性のものを用意することをおすすめします。
①紙を半分に折って折り目を付ける
デカルコマニーのやり方1つ目は、紙を半分に折って折り目を付けることです。紙に絵の具を乗せる前に折り目をつけておくことで、どの部分から左右対称になるのかを把握することができます。できあがったときの模様を具体的に想像することができると言うねらいがあるのです。
②紙の上に絵の具をのせる
デカルコマニーのやり方2つ目は、紙の上に絵の具をのせることです。折り目をつけた紙の半面にだけ絵の具を乗せるもよし、左右対称になることを意識しながら紙全体に絵の具を乗せるもよし、自分が作りたい模様をイメージしながら描いていきましょう。
③必要に応じて絵の具を指で伸ばす
デカルコマニーのやり方3つ目は、必要に応じて絵の具を指で伸ばすことです。デカルコマニーは様々な色を点で表現するだけでもとても不思議で面白い仕上がりになります。しかし点だけでは物足りない場合は、絵具を指で伸ばして曲線や円を描くと表現の幅が広がりますよ。
④折り目に沿って紙を半分に折る
デカルコマニーのやり方4つ目は、折り目に沿って紙を半分に折ることです。紙に絵の具を乗せ終わったら折り目に沿って紙を折り、上から手の腹などでこすって紙に絵の具を転写させます。ここでしっかりと転写させるために紙を全体的にこすりましょう。
⑤紙をゆっくりと開いて完成!
デカルコマニーのやり方5つ目は、紙をゆっくりと開くことです。できあがりを早く見たい気持ちは分かりますが、素早く開いてしまうと紙がやぶけてしまいせっかくの作品が台無しになってしまうこともあります。紙の上からこすることで紙と絵の具がくっついてしまうことが多いので、開くときはゆっくり丁寧に開きましょう。
練馬3/6(水)の授業報告: こんにちは! がじゅくに来る途中に卒業式を感じたりしました。 もうそんな時期なんですねーはやい! 少年クラス デカルコマニーをやりました。ひとつひとつ全く別な蝶々になりましたね!… https://t.co/7IBlz4HrHy pic.twitter.com/16PrJJK2uX
— こども美術教室がじゅく (絵画造形教室) (@gajyuku) March 6, 2019
デカルコマニーの作品製作の3つのコツ!
①吸水性のない紙を使う
デカルコマニーの作品製作のコツ1つ目は、吸水性のない紙を使うことです。紙に描いた絵の具は時間がたてばたつほど紙に吸収されてしまい乾いてきてしまいます。いざ転写をしようと思っても絵の具が乾いてうまく転写できないと元も子もありませんよね。そこで絵の具が乾く速度を遅くするコツは、吸水性のない紙を使うことなのです。
②絵の具に水を入れすぎない
デカルコマニーの作品製作のコツ2つ目は、絵の具に水を入れすぎないことです。デカルコマニーは色合いがはっきりしている方が鮮やかで綺麗ですよね!しかし絵の具に水を足しすぎると色が薄くなってにじんでしまったり、絵の具の乾きが早くなってしまいます。色鮮やかな作品に仕上げるコツは、絵の具に水を入れすぎないことです。
③出来上がった作品にさらに手を加えても楽しい!
デカルコマニーの作品製作のコツ3つ目は、必要に応じて出来上がった作品に手を加えることです。鮮やかな模様を背景に、人や花などを描くことでより一層絵が引き立ち、また子供の感性を存分に表現させてあげることができます。
デカルコマニーを自宅で思いっきり楽しむポイント3つ!
①新聞やビニールシートを敷いておく
デカルコマニーを自宅で楽しむポイント1つ目は、新聞やビニールシートを敷くことです。デカルコマニーの製作を楽しむあまり、紙から絵の具がはみ出してしまい床やテーブルを汚してしまうことも多いはずです。そのため思いっきり製作を楽しめるようにあらかじめ新聞紙やビニールシートを敷いておくことで後片付けを楽にすることができます。
②ウェットティッシュを準備しておく
デカルコマニーを自宅で楽しむポイント2つ目は、ウェットティッシュを準備しておくことです。絵の具がついたままの手で絵の具のチューブや筆を触ってしまうと、あちこち絵の具だらけになってしまいます。そのため手についた絵の具をさっと拭けるように、あらかじめウェットティッシュを用意しておくととても便利ですよ!
③絵の具をパレットに出しておく
デカルコマニーを自宅で楽しむポイント3つ目は、絵の具をパレットに出しておくことです。絵の具のチューブを握り過ぎてしまい大量の絵の具を出してしまったと言うのは子供にとってよくあることですよね。そんな絵の具を出し過ぎを防ぐために、あらかじめパレットの上にすべての絵の具を出しておくと安心ですよ。
デカルコマニーのおすすめ作品例5選!
①ちょうちょ
デカルコマニーのおすすめ作品例1つ目は、ちょうちょです。あらかじめちょうちょの形に切った紙を用意し、作りたいちょうちょの模様をイメージしながら絵の具を乗せていき転写します。モールなどを使ってちょうちょに触覚を2本つけると、より立体的なちょうちょになりますよ!ちょうちょの羽は、紙の白い部分が見えないくらい絵の具を乗せるとより鮮やかなちょうちょになりますよ。
春の壁面作品!
— わたは (@jidoushidouin) March 8, 2018
デカルコマニーのちょうちょ♪
いま施設の壁はカラフルな蝶が
とびまわっています♪♪ pic.twitter.com/76wmpYGlpw
②とんぼ
デカルコマニーのおすすめ作品例2つ目は、とんぼです。とんぼの羽の部分をデカルコマニーで描くことで色鮮やかで可愛いとんぼになりますよ!そんな色彩豊かなとんぼの作り方とは、まずとんぼの羽の形に切り取った紙を2枚用意しそこにデカルコマニーを施します。そのあとはとんぼの胴体の形に切り取った紙に羽を貼りつけ、とんぼの特徴的な大きな目玉をつければ完成です!
デカルコマニーとんぼちゃん🐛 pic.twitter.com/7wF1wdAij6
— みき (@star_pappy) September 5, 2017
③こいのぼり
デカルコマニーのおすすめ作品例3つ目は、こいのぼりです。その作り方とは、まずこいのぼりの形に切り取った紙に折り目をつけます。折り目をつける位置は横でも縦でもお好みでかまいません。そして好きなように絵の具を乗せたら転写し、目玉をつければ完成です!こいのぼりは、線を描くよりも点だけで表現する方がさらに鱗っぽく見えこいのぼり感が増します。
昨日は、来月の壁面製作でこいのぼりを作りましたッ!!デカルコマニーでうろこを作ったのですが、なかなかいい感じ (*´罒`*)シンプルな子、カラー&バランスにこだわる子、様々なこいのぼりが完成しました(✿´³`✿) pic.twitter.com/mViqas98hx
— NPO法人Inity (@npoinity) April 18, 2014
④花火
デカルコマニーのおすすめ作品例4つ目は、花火です。花火は点だけで描く方がより花火らしい作品になります。そしてコツは、円の形になるように意識して絵の具を乗せることです。こうすることでより花火っぽい作品に仕上がりますよ!
⑤きのこ
デカルコマニーのおすすめ作品例5つ目は、きのこです。きのこの傘の部分をデカルコマニーで描くことで、とてもキュートなきのこになります。傘の部分をデカルコマニーで模様をつけ、柄の形に切り取った紙を傘につけます。柄の部分に目や口などを描くと、さらに可愛さが倍増しますよ!
11月はきのこ🍄
— ぴ🐳 (@kkiikikikkii) December 16, 2018
デカルコマニーも筆を上手に使って細かい模様にしたり、色が混ざる変化を楽しんでました!
あっ、毒キノコになったーと真顔な子も😂
もうすでに懐かしい。12月はや! pic.twitter.com/rPN03zJYrT
デカルコマニーは簡単!親子で素敵な作品を作ろう!
デカルコマニーは、コツいらずで大人から子供まで一緒に楽しめる芸術作品ですよね!デカルコマニーが保育にいいと分かったからにはすぐにでも子供にやらせてあげたくなりますよね!自宅でも思いっきりデカルコマニーが楽しめるよう環境づくりから始め、親子で素敵な作品を作ってくださいね!
仕事の関係で
— 林檎。サブ垢消しまーす (@R1Ngorira) October 16, 2018
絵の具遊びの見本作ってる
乾いたら
ちょうちょの形に切る#デカルコマニー#絵の具遊び#絵の具 pic.twitter.com/ZynrGfEhno