人生設計の立て方を徹底解説!考えておくべき大事なこと9選も!
人生設計を立てることはたくさんのメリットがあります。就職や結婚、転職など自分の人生を大事に生きるための具体的な計画が、どのように生きたいのかという目標に繋がることもあります。そこで、人生設計の内容やお金のこと、また、考えておくべきことをご紹介します。
目次
人生設計とは?人生設計をするメリットは4つ!
人生を見直すことで改善点がわかる
人生は限られた大事な時間です。後悔していること、今うまくいっていないことなど、一度立ち止まって今までの自分を見直すことで、いつも繰り返してしまう自分の悪いところ、逆に自分の得意なことがはっきりとわかってきます。
将来のビジョンが明確になる
過去を振り返ることのメリットは、これからの自分の未来を考えられることです。これから挑戦してみたい趣味のこと、このままこの仕事を続けるのか、転職するのか、結婚するのかどうかなど、どんな将来を望むのかというのは、1人1人違うものです。そのような人生の中の大きな事を計画することを人生設計と言います。
人生設計を立てることで経済的なゆとりができる
お金はある日突然貯まることはありません。逆に、必要な時はある日突然やってきます。さらに、人生設計の中で取り上げる進学、結婚、出産、新居の購入などは、大きな額になります。でも、前もって人生設計を立てておくことは、計画を立ててお金を貯めておくことができるというメリットがあります。
人生への心構えができる
人生設計は経済的な余裕だけがメリットではありません。それ以外にも、自分の人生のどのタイミングでやりたいことを実行に移すのかがはっきりすれば、突然起こる事態のリスクを最小限にして、気持ちの準備をすることもできます。
人生設計の立て方18選!
住宅資金
全国平均の住宅資金は3320万円と言われています。住宅の購入を検討している人生設計の場合、買うまでにある程度のお金を貯めることができれば、それを頭金に購入することができます。そのため、人生設計の立て方を前倒しにすることは、計画的に貯金することにも繋がります。
教育資金
人生設計の中で子供を持ちたい、と考えた場合は、もちろん教育費が必要です。子供1人当たりの全国平均教育費は969万円と言われています。子供は2人、3人と増えれば教育費もさらに必要になります。人生設計の立て方はただ思い描くだけではなく、具体的に子供を何人持つか計画することで、必要なお金の額もはっきりするというメリットがあります。
老後資金
老後の生活費は約336万円と言われています。老後は旅行をしたい、趣味を楽しみたいと人生設計を計画している人はもちろんさらなるお金が必要になります。
仕事について
人生設計の中で仕事は何歳までする予定ですか。60~65歳あたりが定年になる年齢ですが、もちろん再雇用や定年後も働く人が増えてきています。仕事をすることで老後のお金を稼ぐことができるというメリットもありますが、老後の趣味の時間を楽しみに人生設計を立てている人は、早めに仕事をリタイヤするために、若いうちにたくさん稼いで仕事をしておこう、と考える人もいるかもしれません。
趣味について
人生設計の中で大事にしたいのが趣味の時間です。仕事ももちろん大事ですが、自分の人生をより豊かなものにするためには、自分が楽しいと思える趣味を持つことは大事です。旅行が趣味の人はお金がかかりますが、ジョギングやサッカー、ヨガや音楽などは必要な道具や楽器さえそろえることができれば、お金をかけずに長く楽しむことができる趣味ですね。
結婚について
現代では、結婚はメリットばかりではありません。また誰かに結婚を強制されるものでもありません。結婚をするかどうかは人生設計において自分で好きに決めていいことです。結婚したら幸せになる、結婚しなければ幸せでいられるということはありません。自分がどんな人生を生きたいのかという人生設計の立て方によって、結婚をするかどうかを考えておきましょう。
最近では豪華な結婚式を挙げる人は少なくなってきましたが、結婚式の平均予算は461万円という数字が出ています。結婚するということは結婚式だけではなく、その後の新居の準備や生活費などのお金も必要になります。そのためにも前もって人生設計を立てて、お金の準備もしておきたいですね。
出産や子育てについて
出産費用は国からの補助もありますが、平均49万円と言われています。子育てにはおむつやミルク、洋服、習い事など、お金はいくらあっても足りないほどです。人生設計の中に「子供を持ちたい」という項目があったら、早めに備えておけるとことも人生を計画することのメリットになりますね。
また、子供はお金があるだけでは育てることができません。子育てをするためには、産休や育休制度を使う必要があります。就職を決める時に人生設計を立てておくことで、その会社の福利厚生制度も確認することができます。
家について
住宅を購入するのか、賃貸にするのか、また、親と同居するのか、一軒家やマンションなど人生設計において家の選択肢はいくつもあります。仕事によっては転勤や海外赴任の可能性もあります。さらに、結婚して子供が家を出た場合は広い家が必要なくなってしまいます。このように、ある一時期だけのために家を選ぶのではなく、人生設計の中で必要な家のタイプを考えることが大事です。
老後や介護について
自分自身の老後など想像がつかない、という人もいるかもしれませんが、だからこそ人生設計の立て方が重要になります。老後、仕事による収入がなくなってから施設に入ることになったら、お金はどのくらい必要なのか、ということも考えておく必要があります。
その他の出費について
人生の中では予想外の出費もたくさんあります。自分が病気になったら、その入院費や手術費はどこから出しますか。その時に備えて保険に入ることも人生設計の1つとして考えておきたいですね。また、車や自転車に乗っていると事故に遭うこともあります。そのような想定外のリスクに備えておくことも人生設計の立て方の中で覚えておきたいことです。
人生のゴールを決める
人生設計の立て方で一番大事なことは「ゴール」と決めることです。人生で一番優先したいことはありますか。ゴールは、20歳や30歳で達成できても構いません。人生の半ばでゴールを達成できたら、また次のゴールを作るための人生設計を立てましょう。
人生で大切にしたい事を書き出す
人生設計の立て方の初めの一歩として、人生でずっと大事にしたいことを書き出してみましょう。人によっては仕事や趣味、または結婚した後の家族との生活など、様々です。大事にしたい事を書き出したら、次に優先順位をつけましょう。
人生でやりたくない事、嫌な事を書き出す
人生設計の立て方の中で優先してしまいがちなのが、自分のやりたい事や好きな事です。でも、人生設計をより具体的なものにする場合は、その真逆となる人生でやりたくない事や嫌な事を書き出すことも大事です。たとえば、最期は家で迎えたい、自分の介護を家族の負担にしたくない、など具体的に嫌な事を書き、やりたい事とあわせて考えることで将来のイメージができてきます。
どんな人間になりたいかを考える
就活中など学生の時はどんな人間になりたいか、などわからないかもしれません。でも、周りに尊敬する人がいませんか。もちろん本や歴史上の人物でも構いません。実際のその人に会って話を聞いたり、資料で調べて自分に足りないところはないか分析をしてみましょう。さらに、どうしたらその人に近づけることができるのかわかれば、具体的な人生設計を計画することができます。
最高の1日をイメージする
人生設計というと、年単位または5年、10年単位で考えるものという感覚を持っているかもしれません。でも、もっと身近に1日単位で人生設計を考えてみましょう。たとえば、最高の1日とは?と聞かれたら、どんな1日にしたいですか。その1日には理想的な自分を思い描き、それを基にした人生設計になるかもしれません。もちろん明日から実行することは難しいかもしれませんが、その最高の1日を目標にすることが人生設計に繋がるかもしれませんね。
死ぬまでの人生をシミュレートする
人生設計をマクロな視点で見ることも大事です。人生の最期を迎える死ぬまでの期間をシミュレートしてみましょう。まだ結婚する前であれば、何歳くらいで結婚するのか、または結婚しないで何歳まで仕事を続けるのか、何歳くらいになったら転職を考えるのか、何歳で家を買うのかといった人生を具体的にシミュレートすることは、人生設計において人生の目標を作ることにもなります。
必要な情報を集める
ここまでで、人生設計においてやりたい事が決まってきたら、次はそのやりたい事を現実に結びつけるために必要な情報を集めましょう。たとえば、3年後までに転職を考えている人は、求められている人材に必要な資格や能力はどんなものなのか、結婚したい人は相手を見つけるにはどうしたらいいのか、相手がいる人は具体的に結婚式にはいくら貯めればいいのかなど、実現するためにするべきことを明確にしておきましょう。
具体的な予定表や計画を作る
人生設計において目標とそれを実現するためにやるべき事がわかったら、次は具体的な予定表や計画を作りましょう。いつまでにやるべき事なのか、という期限を設けるのは大事です。なんとなくだらだらとしていても、人生設計で立てた計画を達成することはできません。
人生設計を立てる時に考えておくべき大事なこと9選!
想定外のリスクを意識しておく
どんな人生設計を立てていても想定外のリスクが起こることも考えておく必要があります。車を運転していれば、事故のリスクは絶えずつきまといます。また、生きている限り、ある日突然病気になるかもしれないというリスクもあります。人生設計を立てているからリスクがあっても安心、と思わずに、どんなリスクがあっても、対応できるようなお金を用意して強い心を持った自分になれるように、日々成長しておきたいですね。
人生の選択肢を間違えないようにする
人生の選択肢は様々な瞬間にたくさん現れます。その度に迷ったり、間違えたりします。でも、人生設計の立て方において、自分の考えをしっかりと持ち、客観的に自分のことを観察できれば選択肢が複数あっても、その選択を間違えることはありません。
自分の中の指針を作っておく
人生設計の立て方の中で自分の指針を作っておくと、迷うことが少なくなります。自分の進む道がはっきりしていれば、先程の選択肢を迷うことなく選べます。また、必要なもの、必要ないものもはっきりするので、時間を有効に使って自分の目標に向かって進むこともできますね。
自分の役割や性格を考える
人生設計の中で自分の性格を分析することがあるかもしれません。そこで、組織の中の自分の役割についても分析しておきましょう。仕事をしている時、自分はどんな役割があると能力を発揮することができますか。ある人はリーダーシップ、ある人は誰かのサポート役、または職人気質など、持ち味は人それぞれです。組織の中での自分の役立て方を知っていると、今後の転職や趣味の世界など自分にとってのメリットになることがあります。
人生の理想像を明確にしておく
人生の理想像とする人は、本の中や過去に会った人だけではありません。これから出会う人の中にも人生の理想像となる人がいるかもしれません。だからこそ、これからの人生設計が出来上がってもそれで終わりではなく、新しい人との出会いを大切にして、少しでもいいなと感じたらどの魅力的な部分をどんどん吸収していきましょう。
自分の居場所を考える
自分の居場所は心にとっても大事な場所です。今、自分の居場所と感じている場所は、その人がたくさんの努力や行動を積み上げて作り上げた場所とも言えます。つまり、過去の自分がやりたい事を続けてきた場所で自分の居場所が作られたのです。もし今、その場所の居心地に違和感を感じるのであれば、もうそこではやり遂げたのかもしれません。次のステージに向かって動き始める時とも言えます。
自問自答を繰り返す
人生設計が出来上がったら終わりではありません。途中で何度も自問自答を繰り返してみましょう。人生設計をした時には自分のメリットになることでも、時間が経ちリスクと感じることが変わることもあります。今の自分にとってこの人生設計の立て方はあっているのか、必要であれば計画を変更することも大事です。
短期的な目標から考える
人生設計の立て方は、長期的な目標も必要ですが、まずはすぐに達成できる短期的な目標から決めていきましょう。始めから長期的な目標だけに向かうとなかなか達成できないため、気持ちが折れてしまったり、時には諦めるというリスクもあります。でも、達成可能な短期的な目標であれば、モチベーションを下げることなく長期的な目標に向かうことができます。
次に長期的な目標を考える
人生設計の立て方として、達成可能な短期的な目標の次に、長期的な目標を考えましょう。長期的な目標を達成するためには、短期的な目標を何度か達成することで自然と近づいていくことができます。簡単にも思えるような短期的な目標こそが、長期的な目標を目指す道しるべにもなります。
人生設計に便利なアプリ・ノート・エクセルは?
人生設計を立てる時には、ただ頭の中で思い浮かべるだけではなく、実際に書いてみましょう。書いたものを見ることで視覚的に物事を捉え、自分の考えの整理をすることもできます。
アプリでは目標をまとめるのに便利な「MandalArt(マンダラート)」や、お金の面から人生設計を立てることができる「教えて!未来ゾウ」などがおすすめです。
また罫線のノートに書いたり、パソコンでエクセルを使って表にすることも、人生設計の立て方としておすすめの方法です。どちらも書く内容は同じなのでぜひ試してみてください。
縦に家族の名前を、横に年齢(時間の経過)を記入します。縦軸と横軸の交わるところに、進学や就職などを記入していきましょう。また、必要なお金も記入しておくとわかりやすくなります。
人生の目標が明確になる、人生設計を立ててみよう!
人生設計を立てることのメリットは、未来に向かって今自分がやるべきこと、来年やるべきことを明確にできることです。その1つ1つは短期的な目標になりますが、達成していくことで自分の自信にもなります。もちろん想定外のリスクもありますが、そのリスクが起きても、長期的に人生設計を立てておけば、目標がぶれることはありません。ぜひ具体的な人生設計を立てて後悔のない充実した人生を送ってくださいね。