2018年06月24日公開
2019年11月17日更新
雑巾の作り方!タオルを使ったミシン・手縫いの簡単なやり方は?
吸水性抜群のタオルを使って雑巾を手作りしてみませんか?とっても簡単な雑巾の作り方をご紹介します!かわいいアレンジ雑巾の作り方や、注意するポイントもわかりやすくまとめてみました。タオルを使ったとってもエコな手作り雑巾、あなたも作ってみませんか?
雑巾を手作りしよう!簡単な雑巾の作り方
家にあるタオルで雑巾を作ってみませんか?
顔を拭いたり手を拭いたりするタオルは、吸水性がよく乾きも早いから雑巾にするにも最適なんです。
バスタオルは特に大きいですから、雑巾がたくさん作れます。
ホームセンターなどに売っている雑巾は、最初は吸水性が悪い場合が多いです。
繰り返し使うことで、吸水性がよくなって雑巾として使えるようになるのですが、使い古したタオルなら最初から吸水性はMAXです!
洗濯を繰り返してよれてしまったバスタオルや、顔や手を拭くには少し汚れてしまったフェイスタオルなど、捨てる前に雑巾に変身させてみませんか?
ミシンでも手縫いでも、簡単に雑巾を作ることができます!
作り方はぜひ動画も参考にしてください。
文字を読むだけより実際に見た方がわかりやすいと思います。
フェイスタオルの四つ折り2枚重ね
一般的なサイズのフェイスタオル1枚で、雑巾が2枚作れます。
四つ折り2枚重ねの雑巾は、程良い厚みだから絞るのも楽ですし、床や洗面台を拭く時に丁度いい力加減でお掃除ができます。
作り方もとっても簡単。
- まず、フェイスタオルを半分に切ります。
- タオルの端の分厚い部分も切り落とします。
- 半分にたたみ、中表にして端をまっすぐに縫います。
- 表返して、四方を四角くぐるりと縫って、真ん中は対角線になるように×に縫います。
これで雑巾が完成します。実際に作ってみるとびっくりするぐらい簡単にできます。
文字だけでは作り方がよくわからなかった人は、下の動画を参考にしてみてください。
タオルを作る時、気を付けるポイントは?
雑巾を簡単に作るために、気を付ける点やポイントをまとめてみました。
タオルの厚さ
動画内でも苦戦しているのが厚手のタオルを使った場合。
厚手のタオルは、耐久性や吸水性が優秀な雑巾ができるのですが、あまりにも厚いとミシンでも手縫いでも縫うのが大変になってしまいます。
逆に、薄すぎてぺらぺらのタオルだと、薄い雑巾になってしまい、掃除をしていると簡単に繊維に穴が開いてしまいます。
そうすると雑巾として機能しなくなってしまいます。
厚手のタオルを使うのなら、慎重にゆっくりとミシンで縫うか、手縫いの場合は縫い目を少し大きくするとやりやすいです。
薄手のタオルを使うならば、四つ折り4枚重ねにするようにすると、完成した雑巾も穴が開きにくいですよ。
切り端に注意!
家で雑巾として使うのですから、縫い目や見た目の綺麗さはそれほど気にしなくても大丈夫です。
ですが、端をちゃんと内側に縫い込まないと、タオルの繊維がボロボロと崩れてきてしまいます。
見た目だけでなく、使っている最中に繊維で床を汚してしまう場合もあるので、切り端を内側に中表に縫う時に、繊維が表に出てこないよう注意して縫ってあげてください。
雑巾作りに慣れてきたら、作り方に少し気を付けるだけで更に使いやすくなりますよ。
フェイスタオルの四つ折り4枚重ね
四つ折り2枚重ねよりも丈夫で長持ちさせたかったり、吸水性をよくしたいのなら、フェイスタオルを四つ折り4枚重ねで雑巾にするのがおすすめ。
作り方は2枚重ねの時とは少し違います。
- タオルの両端の分厚い部分を切り落とします。
- 縫い端を真ん中にくるように半分の大きさに折ります。
- さらに半分に折り、四方を四角く縫います。
- 中央は中の生地がずれてこないよう、対角線になるように×に縫います。
2枚重ねの時よりも厚みが増えるので、水を絞る際に力がいりますが、その分吸水性も上がります。
水分をしっかりと拭き取りたい場所や、広い場所を掃除する時には四つ折り4枚重ねの方が使いやすいです。
作り方も四つ折り2枚重ねとそれほど違いはありませんから簡単です。
ミシンがあれば更に簡単ですが、元がタオルですから手縫いでも苦戦することは少ないと思います。
場所や使用用途によって、厚さは選んでみてください。
こちらの動画では、端の分厚い部分を切り落とさずに雑巾にしています。
縫い方は変わりませんが、縫う場所を少し内側にしているようです。
この作り方でしたら、端っこからほつれる心配もありませんし、ミシンでも針が止まったり縫い進めるのが大変になったりしません。
端を切り落とすのがめんどうな人は、こちらの方法もいいいかもしれませんね。
縫い方自体は変わりませんから、完成した雑巾の耐久性や吸水性にも大きな違いはないですよ。
バスタオルを使った雑巾の作り方
ちょっとした場所の掃除に使える、完全使い捨ての雑巾の作り方です。
バスタオルを使えば、小さな雑巾がたくさんできます。
古くなったり、黒ずんでしまったりしたバスタオルを再利用して雑巾を作るととってもエコ!
作り方は、バスタオルを切る作業をひたすら繰り返します。
- まずバスタオルを半分に切ります。
- また半分に切ります。
- さらに三等分にします。
- 細長くなったバスタオルを横にして、半分に切ります。
- さらに三等分にします。
ひたすらバスタオルを細かく切るだけなので、音楽などを聞きながらのんびりと作るのといいと思います。
作り方や切り方、バスタオルの向きなどは下の動画を参考にしてください。
切るのは大変ですが、縫う必要がまったくありませんので、ミシンも必要ありませんし、手縫いの手間もありません。
こうした小さなタオルを洗面所や台所、トイレなどにストックしておくととっても便利。
動画の投稿者さんのように、動物の保護施設に寄付するのも素敵ですね!
雑巾の縫い方
雑巾の縫い方をおさらいしましょう。
手縫いでしたら、一筆書きで縫うのがポイントです。
ミシンを使う縫い方
四方を四角く縫い、中央を対角線にバツ印に縫います。
雑巾は、初めてミシンを使う人や、ミシンの練習台とされるくらい定番なので、作り方や縫い方もみんな同じです。
ただ、人によって縫う場所やミシンの使い方にクセがありますから、ミシンがうまく使えない人はいろいろな動画を見ると参考になると思います。
別の方の、雑巾の縫い方の動画です。
刺し子を手縫いする
少し手を加えて、かわいい雑巾を作ってみませんか?
刺し子で刺繍をするだけで、とっても素敵になりますよ!
学校に持っていくための雑巾に、刺し子をしてあげると、子供も喜ぶかわいい雑巾に。
刺し子とは?
刺し子とは、古くから受け継がれてきた日本の伝統的な刺繍です。
布地に刺繍糸で模様や絵を描き、幾何学模様や絵を糸で表現します。
刺し子ってどうやるの?
刺し子に難しい技術や複雑な工程はいりません。
ちくちくと縫い進めていく作業は、細かい作業が好きなひとや、手先が器用なひと向きですが、大雑把なひとだってシンプルで小さい図形だったら簡単ですよ。
刺し子の入った雑巾の作り方は、基本となる雑巾を作ったらあとは刺し子をしていくだけ。
あらかじめ写しておいた図案にそって、なるべく一筆書きで刺していくと、糸の無駄もなく綺麗にできますよ。
慣れているひとは、点線ではなく実線で図案を写してしまってもいいと思います。
難しい図形や、大きな布に刺し子をすると根気と時間が必要になりますが、雑巾のすみっこにアクセントとして刺し子をする程度だったらすぐに完成します。
なれている人なら、雑巾を縫う時間も含めて、30分程度でできてしまいます。
かわいいイラストと文字を刺し子している方も。
イラストに合わせて糸の色を変えた縫い方にすると、よりかわいい雑巾になりますね。
シンプルな直線だけの刺し子。
簡単なのにかわいいです。
刺し子のコツは、なるべく一筆書きになるように刺していくことです。
そうすることによって布のたるみも減りますから、綺麗に仕上がります。
手縫いでかわいい模様を縫う方法
学校に持っていく雑巾に、吊るせるように紐をつける時や名前を書く時、その近くにワンポイントで刺繍をすると、かわいいし一目で自分の雑巾だとわかります!
刺し子でキャラクターを刺繍する時は、刺し子で縫うのは外枠や縁だけ。
中は刺繍糸で埋めてもかわいいですし、外側だけを縁取りするように刺し子をして終わらせてしまってもいいと思います。
かわいい桜のワンポイント
シンプルで簡単な、かわいい桜の刺繍です。
タグに刺繍して、それを雑巾に取り付けてもかわいいですね。
なにより、掃除で雑巾を使っても、タグの部分は汚れにくいですから刺繍が長持ちしますよ!
作り方は、文字で説明してもわかりにくいと思うので、動画で作り方を確認してみてください。
簡単な模様の刺し子のやり方!
縁や中のデザインを刺し子で縫った毬の刺繍です。
刺し子や、他の刺繍法を組み合わせてみると更に素敵な雑巾になりますよ。
雑巾として使う場所に頑張り過ぎると、雑巾なのに汚れを拭き取るのに使えない!なんてなってしまいますから、ワンポイントや目印として、ちょっとしたところに刺繍をいれるのがいいと思います。
定番のバツ印
雑巾の中を縫うのは、強度を高めるためと、二枚以上を重ねて作った場合、中の布がずれるのを防ぐための二つの理由があります。
対角線に縫う定番のバツ印はどちらの目的にも一番理にかなった縫い方。
簡単に縫えますが、手抜きではありません。模様に困ったらバツ印を選ぶのがいいですよ!
少し変わったバツ印。
ミシンでささっと縫えますから直線の組み合わせは優秀な図案です。
一筆書きで縫ってみる!
一本の糸でどんな模様が縫えるか、一筆書きに挑戦するのも楽しいですよ。
四方を縫い終わったら、中をバツ印ではなく好きな模様に塗っていくのも、雑巾作りを楽しむ作り方のひとつ。
一筆書きで縫うと糸の継ぎ足しの際、布や縫い目のたるみや、模様が崩れる心配が少なくなります。
ただ、糸の長さに限界がありますから、手縫いの場合は一筆書きの小さ目の模様をいくつか作るデザインがやりやすいと思います。
ミシンの場合でしたら、思うがままにミシンを走らせてみるのがおすすめです。
一筆書きですと、ミシンの糸をいちいち切るわずらわしさもありません。ミシンの練習にも最適です!
雑巾をアレンジしてかわいい雑巾を作ろう
アレンジを加えたかわいい雑巾だったら掃除も楽しくなります。
かわいいアレンジ雑巾の作り方をご紹介します!
ミシンでステッチを入れる
簡単アレンジの定番、ミシンでステッチをいれる方法です。
作り方はとってもシンプル。
糸の色を目立つものに変えて、雑巾の好きな場所にまっすぐステッチをいれます。
並行にしたり、直角に交わらせたり、数本のステッチを自由に組み合わせるだけです。
ステッチによって、糸の色を変えてみてもかわいいですよ。
かわいい布で縁取りをする
バイアステープで端処理を兼ねて縁取りをしたり、端切れを使って縁取りすると強度も上がります。
重ねる必要がないくらい厚くて丈夫なタオルなら、縁取りをする作り方の方が丈夫でかわいく仕上がります。
リボンをつける
簡単で定番のアイテム、それがリボンやレース!
作り方もいろいろありますよ。
切り替えとリボン、レースを組み合わせる方法や、タグとしてつけるのも吊るすときに便利。
かわいいタオルを使う
かわいいタオルをリメイクしてかわいい雑巾に!
いちばん手軽で簡単な、かわいい雑巾の作り方です。
急に学校から雑巾を持ってくるように言われた時など、かわいいタオルのリメイクがおすすめ!
雑巾を作って掃除もエコに!
いかがでしたか?
吸水性が抜群なタオルは、雑巾としてももちろん優秀です。
古いタオルを雑巾として使っている人は多いと思いますが、切りっぱなしではなくきちんと縫ってあげるとさらに長持ちします。
環境にもやさしいですし、思い切って家の中に眠っているタオルも全部まとめて雑巾にしてみませんか?