2018年09月16日公開
2018年09月16日更新
お宮参りの着物はレンタルが人気?おすすめレンタルショップ10選!
お宮参りの写真撮影はスバリ3ヶ月前後がおすすめ!写真館のスタッフ経験を持つ著者がレンタルお祝い着の注意点から撮影のタイミングまでお宮参りのレンタル着物事情を簡単にお伝えします。着物の準備を早めに終わらせ、心に余裕を持って最高のお宮参りにしましょう!
目次
お宮参りとは?何をするの?
赤ちゃんのお宮参りおめでとうございます!このまとめでは「お宮参り」に際してのレンタル着物のあれこれを写真館スタッフの目線からご紹介して参りたいと思います。
お宮参りとは神様へのご報告
赤ちゃんを無事に出産しておおむね1ヶ月後、地域の氏神様へ「我が家に新しい命を授かりました」というお礼とご報告のために赤ちゃんを連れて参拝するのが「お宮参り」(地域によって呼び方が変わることもあります)と呼ばれる儀式です。
昔は今とは違い、健康は神仏の領域でした。村社会ということもあり、子供は神様から与えられた地域の子供という考え方から出産の決まりごとも多く、「お宮参り」は母親以外の女性(祖母が多かった)が中心となって行われる儀式でした。
お宮参りに父親方の祖母が赤ちゃんを抱っこする習わしは、その名残なのですね。現代においては母親の産後の回復も早いことからこの限りではありません。
現代においては個人が尊重されるようになり、出産における母親への負担も昔に比べ軽くなったことから、赤ちゃんを中心に両親が話し合って「お宮参り」の準備をすることが多くなりました。
百日祝いのタイミングですることも
お宮参りのタイミングは生後1ヶ月前後にするのが一般的ではありますが、生後1ヶ月では母親も赤ちゃんも体調が万全ではないため生後3ヶ月目の百日祝い(お食い初め)の儀式に合わせて「お宮参り」をする地域もあります。
また、写真撮影のタイミングとしても百日祝いの頃がよく
■ 3ヶ月頃から赤ちゃんの表情が出始めるため、笑った顔が撮影できる
■ 赤ちゃんの睡眠のリズムができるため、起きているタイミングを予測しやすい
■ 首や腰がしっかりしはじめるため、衣装も着せやすく縦抱っこや座った時の撮影がしやすい
といった理由から3ヶ月前後の撮影をおすすめしています。お祝い着のレンタルと撮影日を別日にすることに対応してくれる写真館もありますので確認してみましょう。
赤ちゃんにはお祝い着を準備しましょう
お宮参りの時に赤ちゃんにかける着物のことを、祝い着(いわいぎ)や産着(うぶぎ)と呼び、これについてはみなさんよく知っていらっしゃるのですが、悩むのは一緒に参拝する人たちの服装です。まず、母親の衣装は着物やスーツやきちんとめなワンピースがおすすめです。これでないとダメ、ということはありませんので季節や授乳方法に合わせた服装にしましょう。また、一緒に参拝する家族は母親の衣装に合わせましょう。
お宮参りの着物はどんなものが良いの?
お祝い着には地域のしきたりや伝統があることもありますので祖父母を含めた家族で相談しましょう。筆者の住む地域では両親の産着をお子さんにも着せるといった場合も多くあります。
お宮参りの着物って?
「お宮参りは着物で」と決められた方は購入するかレンタルするかを決めましょう。本来お祝い着はその子だけの衣装なのですが、着物を着る機会の少ない現代においては事情が違います。
祝い着は少し直して3歳の七五三に着ることもできる着物です。他の行事にも着物を活用したいならば購入をおすすめします。近年は安いからといったことよりも正絹着物の保管の知識やスペースがないといった理由からレンタルする人が増えています。
お宮参りの着物の着付け方
お祝い着は、重ね着をすることで赤ちゃんには暑く感じられる場合があります。長時間の着用は、ご祈祷の間、赤ちゃんがぐずってしまう原因にもなってしまいます。手早く羽織れるもので、お祝い着を着る時間は赤ちゃんの状態を見ながら、なるべく短時間におさえましょう。
男の子に人気な衣装
レンタル着物で男の子に人気の衣装は、勇ましい兜や鷹といったメインの柄に松竹梅といった七五三の着物にも多く見られる古典柄のものです。この模様には健康で元気な男の子に育ってほしいとの願いが込められており、色は黒、紺、白、グレーが人気が高く、他に緑や金茶などもあります。
お祝い着に限らず、男の子の正装には家紋を5つ入れるのが正式です。男の子のレンタル着物において家紋事情はどうなっているのでしょう?男の子のレンタル着物には家紋が入っていないことが多く、日本に多い家紋のひとつ「違い鷹の羽」の家紋で統一し、対応しているところもあります。
女の子に人気な衣装
レンタル着物で女の子に人気の柄は、鞠や鈴、束ね熨斗に花といった模様が多く、絞りが施されているものも見られます。色は赤が多くピンクや水色、紫、白というように男の子のレンタルお祝い着に比べ、カラフルなのが特徴です。
お宮参りの着物をレンタルするメリット・デメリット
今回はレンタル着物がテーマですので、レンタルする場合のメリット、デメリットを考えてみたいと思います。レンタル着物だなんて安いから祝い着としての格が低いのでは?と感じる方は遺恨を残すより購入することをおすすめします。
購入するよりも経済的
- 購入着物 1万5千円前後から10万円前後
- レンタル着物 4千円前後から2万円前後
汚してしまっても安心
レンタル着物で気になるのは汚してしまった時のことです。調べた限りではレンタル着物はクリーンング不要です。ミルクの吐き戻しなどでレンタル着物を万が一汚してしまった場合に備えて、一定の金額を保証してくれるサービスをオプションで用意しているところも多くありますので活用しましょう。
レンタル着物にミルクを吐き戻した場合、ガーゼハンカチやティッシュなどで、そっと水分だけ吸い取って店員さんに尋ねてみましましょう。この時、あわててこすったり必要以上に叩いたりすると生地をいため汚れが繊維の中に入り込む原因になってしまいます。
セットでさらにおトクに
写真スタジオで撮影とセットにすると着物をレンタルさせてくれたり、着付けが無料になったりといったサービスもあります。スタジオアリスではレンタルのみのサービスはありませんが、写真予約をした人に限り衣装代金は無料となり、お宮参りへのレンタル着物も無料でレンタルしてくれるそうです。
また、母親も着物で参拝したいといった場合には母親の訪問着と祝い着をセットでレンタルすると安くてお得になるサービスを設けているレンタル店や双子ちゃん用にセットでレンタルすると安くてお得!といったサービスもありますのでチェックしてみましょう。
色・柄が被ってしまうことも
レンタル着物は数が限られているため、色や柄が他人と重なってしまうといったことも起こってきます。しかし、お宮参りは大勢が同じ会場に集まる成人式とは違いますから、色や柄が重なってしまっても気にすることはありません。どうしてもオリジナルにこだわりたい人はレンタルではなく購入をおすすめします。
キャンセル料・遅延料金がかかる
レンタル着物はお宮参りの日にちが決まったら早めに予約しておきましょう。とはいっても赤ちゃんが主役ですので急な体調の変化もありますね。ネットのレンタル着物店の場合、着物の受け渡しは宅配で行いますので貸出期間は余裕を持たせて設定していますが、それを超える場合はキャンセル料や遅延料金が発生しますので注意が必要です。
写真スタジオでのレンタルの場合は着物の受け渡しは店舗で行いますので、レンタル着物のキャンセル料金等が発生しない場合もあります。店舗によって違いがありますので予約する前に確認しておきましょう。
汚れ保証の内容によっては追加料金がかかる
メリットとして「レンタル着物には汚れ保証のサービスがあり安心」とお伝えしましたが、保証の内容によっては金額に上限があったり、破損の度合いによっては保証対象外となり追加料金が発生してしまう場合があります。商品を使用する前には過去の汚れを確認し写真を撮るなど、自分の損失かどうかを説明できるようにしておくと安心です。
お宮参りの着物レンタルショップ10選!
祝い着の取り扱いがあるレンタルショップとレンタル着物を置いている写真スタジオを集めました。レンタル着物ショップにはフリーダイヤルもあり、汚れに対しての対処法も電話で丁寧に教えてくれます。
■ 着物レンタル365(正絹商品多 家紋付き)
■ RENCA「れんか」(3800円の商品多)
■ 晴れ着の丸昌(夏用着物有 4泊5日)
■ 京都の着物レンタル かしきもの(5500円の商品多)
■ スタジオ アリス(男の子の家紋は持ち込めば対応)
■ スタジオ マリオ
■ フォトスタジオ「創寫舘(そうしゃかん)」
■ 着物レンタル LIFE
■ 京都きくやネット
安いからではなく発色の良さからのデザイン性、汚れに対する扱いやすさから、レンタル着物にはポリエステル製品のみで対応しているといったところもあります。
お宮参りの着物の準備はお早めに
せっかくのお宮参りなのに準備だけでヘロヘロ、となってしまってはせっかくのお祝いの日を楽しめませんね。お宮参りを生後1ヶ月で考えているならレンタルするところや着物のイメージを出産前から考えておくと体調にも優しく、余裕を持って準備することができます。
レンタル着物の準備の他にも神社や祖父母との打ち合わせ、写真の予約や食事会の準備とお宮参りにすることはたくさんあります。また、時期的に出産祝いを頂いた人たちへのお返しの準備なども重なってきます。家族にお願いできるところは手伝ってもらいながら準備を進めましょう。
お宮参りの着物はレンタルを賢く活用しよう!
現代においては家族によって事情が異なるため「お宮参りはこうでないと!」といったしきたりに縛られることはありません。大切なのは赤ちゃんを思う心を家族が揃って神様へお届けすることです。「その子の為にあつらえた着物で両家の家族が揃って氏神様へ参拝する」といった伝統を重んじたお宮参りができればベストなのですが、家族同士の赤ちゃんへの思いを尊重しながら相談して決めましょう。
現代では「利用できるサービスやコンテンツを必要に応じて使い分ける」といった潔さも必要になってきています。レンタル着物は値段の高い安いだけで判断せず、便利なサービスとして必要に応じ賢く利用しましょう。