簡単で失敗しない手作り甘酒の作り方!酒粕・米麹の2パターンを紹介!

今や定番の飲み物となった甘酒ですが、実は簡単に作れることをご存知でしょうか。この記事では、酒粕と米麹の甘酒の特徴や健康効果を紹介した後、それぞれの甘酒の簡単な作り方について紹介します。甘酒を飲むタイミングについても紹介しますので、甘酒を生活の中に取り入れてみてください!

簡単で失敗しない手作り甘酒の作り方!酒粕・米麹の2パターンを紹介!のイメージ

目次

  1. 1甘酒は手作りすることができる!
  2. 2甘酒の種類は2種類!
  3. 3酒粕を使った手作り甘酒の作り方
  4. 4米麹を使った手作り甘酒の作り方
  5. 5手作り甘酒の賞味期限はどれくらい?
  6. 6甘酒はいつ飲むのが効果的?
  7. 7手作り甘酒を飲んで健康な毎日を送ろう!

甘酒は手作りすることができる!

健康や美容に良いと、少し前に甘酒がブームになったのを覚えていますでしょうか。今ではすっかり定番化した飲み物で、1本1,000円以上するような高級な甘酒から、定番の缶の甘酒まで、様々な甘酒が市場に出回っています。

ただ、いつも甘酒を買っていたのではお財布にも厳しいですし、お気に入りの味に中々巡り会えないという人もいるのではないでしょうか。そんな人におすすめなのが、自分で甘酒を作ることです。甘酒の簡単で失敗しない作り方について紹介していきますので、甘酒作りにチャレンジしてみてください!

甘酒の種類は2種類!

甘酒と一括りにしていても、実は大きく分けて2種類の甘酒に分けられます。ベースとなる素材が違うため、それぞれ味や栄養素などにも大きな違いがあり、もはや違う飲み物と言っても過言ではないのかもしれません。自分がどんな甘酒を作りたいかを決めるためのヒントになるので、ぜひしっかりと目を通してみてください。

酒粕を素材とした甘酒

酒粕を素材として使っている甘酒は、当然ながらアルコールが含まれていることが特徴なので、未成年は飲むことができません。また酒粕だけでは甘みが不十分なので、その多くは砂糖を加えて作られます。そのため、次にご紹介する米麹を素材とした甘酒と比べても高カロリーです。

しかし、高カロリーだからと言ってダイエットに不向きとは言い切れません。酒粕甘酒に含まれるレジスタントプロテインというタンパク質は、コレステロールの低下に作用するため、生活習慣病の予防になるとも言われています。そして不溶性食物繊維など、腸内環境に良さそうな栄養も含まれているため、便秘の改善にも繋がると言われています。

さらに、フェルラ酸や遊離リノール酸という美白成分や、美肌に効果的なビタミンB群が豊富に含まれているため、お肌の調子を整えることもできます。

米麹を素材とした甘酒

米麹を素材とした甘酒は、アルコールが含まれていないため小さい子供や妊婦さんでも飲むことができます。また、米麹の甘酒は砂糖なしでも非常に甘いことが特徴で、その甘みは米麹の働きからくるお米本来の甘みとなっています。

甘酒が「飲む点滴」と表現されるのは、こちらの米麹甘酒のことで、実際に病院で行う点滴と同じような成分が含まれていると言われています。その他にもオリゴ糖や食物繊維が豊富に含まれているため、米麹甘酒も腸内環境を整える効果ができます。

さらに米麹にはメラニンの生成を抑制するコウジ酸という麹ならではの成分が含まれているので、シミ・ソバカスなどの予防にもなります。

酒粕を使った手作り甘酒の作り方

それでは、いよいよ手作り甘酒の作り方についてご紹介していきます。まずは、作るのが非常に簡単でほぼ失敗しない酒粕甘酒の作り方からご紹介していきます。アルコールが含まれているので、当たり前のことですが未成年の方は酒粕甘酒を作るだけに留めておいてくださいね!

必要な材料

酒粕を使った手作り甘酒に必要な材料は、以下の4つになります。それぞれ分量と共にご紹介しますので、もしも大量に作りたい場合は、以下の分量をそれぞれ等倍していきましょう。

酒粕を使った手作り甘酒の材料(1人前)

  • 酒粕     40g
  • 砂糖     15g程度
  • 水      200ml
  • しょうが汁  お好みでOK

作り方

酒粕を使った手作り甘酒は作るのも非常に簡単で、工程はたったの2工程、そして1人前ならばたったの3分程度で出来上がってしまいます。準備する調理器具も鍋とヘラだけです。手順を紹介するほどではありませんが、失敗しない甘酒作りのために、手順を交えながらご紹介します。

失敗しない酒粕甘酒の作り方

  1. 鍋に水と砂糖を加え、酒粕が溶けやすいようにちぎりながら火にかける
  2. ヘラで酒粕を砕きながら、煮立ったら完成

たったこれだけで簡単に酒粕甘酒を手作りすることができます!しょうが汁は酒粕甘酒の風味や甘みを引き立たせてくれるので、お好みで楽しんでみてください。

米麹を使った手作り甘酒の作り方

続いては、米麹を使った手作り甘酒の作り方についてご紹介していきます。米麹甘酒は、麹の分解酵素を上手く活性化させてお米のデンプンを糖化させられるかがポイントのため、温度管理などを間違えると失敗をしてしまう場合もあります。酒粕甘酒のように短時間で作ることもできないので、慎重に作っていきましょう。

米麹甘酒は魔法瓶やヨーグルトメーカー、炊飯器など様々な調理器具で作ることができますので、自分の作りやすい方法を探してみてくださいね。

必要な材料

米麹甘酒に必要な材料は、以下の通りです。魔法瓶・ヨーグルトメーカー・炊飯器のどの方法でも基本的には分量も変わりません。こちらも多く作りたい場合は、それぞれを等倍していってください。

米麹を使った手作り甘酒の材料(1リットル)

  • 米麹         200g
  • ご飯(冷ご飯でも可) 200g
  • 水          600g

魔法瓶を使った作り方

魔法瓶を使って米麹甘酒を作る場合、魔法瓶の他にお玉・鍋・温度計が必要になります。1リットルの米麹甘酒の材料を上記でご紹介しましたが、お手持ちの魔法瓶に合わせて分量を調節してみてくださいね。魔法瓶は甘酒の出来上がり量よりも1.2倍~1.5倍程度の容量がある魔法瓶を選んでください。また、炊飯器に熱湯を入れて、あらかじめ温めておきましょう。

魔法瓶での米麹甘酒の作り方

  1. 鍋にご飯を入れて水を加え、60℃まで加熱する
  2. 火を止めて米麹を加える ※1
  3. 温めておいた魔法瓶に鍋の中身を入れる ※2
  4. 魔法瓶に蓋をして、暖かい場所で10~12時間発酵させる ※3
  5. 瓶などに移し、冷ましたら完成!

※1 温度計が60℃になった瞬間に火を止めます。麹菌は65℃以上で死んでしまうので、加熱しすぎは厳禁です。
※2 温度が60~63℃を守りましょう。温度が低ければ再加熱し、高ければ鍋で放置して温度を下げてください。
※3 発酵中も温度を測り、56℃以下になるようであれば再加熱が必要です。

ヨーグルトメーカーを使った作り方

ヨーグルトメーカーで作る場合は、60℃まで温度設定ができる機種が必要になります。それさえあればヨーグルトメーカーが自動的に温度を一定に保ってくれるので、煩わしい温度管理も必要なく、簡単で失敗せずに米麹甘酒と作ることができます。必要な調理器具もヨーグルトメーカーと、箸やスプーンなどのかき混ぜられるものがあれば十分です。

ヨーグルトメーカーでの米麹甘酒の作り方

  1. ご飯と水をヨーグルトメーカーに入れて、箸やスプーンでかき混ぜる
  2. 米麹を入れてさらにかき混ぜ、蓋をする
  3. 温度を60℃、時間を10~12時間に設定して発酵させる ※4
  4. 瓶などに移し、冷ましたら完成!

※4 発酵開始から3~4時間後にかき混ぜましょう。かき混ぜることで、効率的に発酵が進んでいきます。

炊飯器を使った作り方

炊飯器で米麹甘酒を作る際の注意点としては、保温機能は炊飯器の性能に左右されることです、蓋を閉めると温度が高くなってしまうタイプもあれば、そのままの温度を保ってくれるような甘酒づくりに向いているタイプの炊飯器もあります。

甘酒づくりを失敗しないためにも、一度炊飯器の保温機能について検証しておくことをおすすめします。要領的には魔法瓶での作り方と同じなので、お玉・鍋・温度計が必要になります。炊飯器の場合も、あらかじめお釜を温めておきましょう。

炊飯器での米麹甘酒の作り方

  1. 鍋にご飯を入れて水を加え、60℃まで加熱する
  2. 火を止めて米麹を加える ※1
  3. 温めておいた炊飯器に鍋の中身を入れる ※2
  4. 炊飯器に蓋をして、10~12時間発酵させる ※5
  5. 瓶などに移し、冷ましたら完成!

※5 炊飯器の特性にもよりますが、1時間に1回程度は温度をチェックすることが失敗しないためのコツです。また、お釜の周りと中心では温度に差がある場合がありますので、それぞれの温度を測りましょう。

手作り甘酒の賞味期限はどれくらい?

せっかく手をかけて作った手作り甘酒ですので、長く楽しみたいと思う人も多いと思います。しかし甘酒は食品なので、残念ながら賞味期限があります。

手作り甘酒を美味しく飲めるための賞味期限は、酒粕甘酒でも米麹甘酒でも、冷蔵保存の場合はおよそ2日から1週間とかなり短めです。季節や保存状態も関係してくるので、できることならば傷んでしまう前に早めに飲み切ることをおすすめします。

どうしても飲み切れないという場合は、冷凍保存も1つの手段です。冷凍保存ならば、約1ヶ月程度は鮮度を守れると言われています。冷凍保存する際には、ジップロックなどの保存袋で極力空気を抜いた状態で保存しましょう。

甘酒はいつ飲むのが効果的?

上記でご紹介したように、酒粕甘酒も米麹甘酒も健康効果が非常に高い飲み物です。ただし、体に良いからとむやみやたらに飲んでいたのでは、栄養過多になってかえって体に悪い影響を与えてしまう場合もあります。甘酒を飲む上手なタイミングを知って、効果的に栄養を取り入れるようにしましょう!ちなみに、甘酒の適量は200mlとされています。

朝ごはんと合わせて

朝ごはんは、1日の活動の源となるエネルギーを補給するための時間です。先にご紹介したように、甘酒にはブドウ糖などが豊富に含まれているので、まさに朝のエネルギー補給にもってこいの飲み物なのです。

ただしタンパク質や一部のミネラルなど、甘酒だけでは補給できない栄養もあります。果物やグラノーラなどと合わせて、なるべくバランス良くエネルギーを補給し、1日の活力としてみてください。

ダイエット時の置き換え

ダイエットをしているのであれば、甘酒を食事の置き換えとするのもおすすめです。甘酒のカロリーは酒粕も米麹も200mlあたり160kcalなので、お茶碗1杯分と同様のカロリーとなっています。決して低カロリーの飲み物ではないので、しっかりと飲む量は守るようにしてくださいね。また、他の食事で足りない栄養素を補給することもお忘れなく。

眠りにつく前

寝る前にホットミルクを飲んでリラックスをする人がいますが、温めた甘酒でも同様の効果を得られることができます。人間は夜に体が温まることで、自然と深い眠りにつくことができるとされています。ただし寝る直前に飲んでしまうと、カロリーを消費せずに体の中に貯めこんでしまいます。眠りにつく少し前に飲むようにするのがおすすめです。

手作り甘酒を飲んで健康な毎日を送ろう!

甘酒の作り方について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。「甘酒を作るのって大変そう……」と思っていた人も、意外に簡単に手作りできることが分かったのではないでしょうか。酒粕や米麹の種類、分量、発酵時間によっても甘酒の味は変わってきますので、ぜひ自分好みの甘酒のレシピを見つけてみてくださいね!

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この記事のライター
ほり
3児のお父さんをしています。

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