子供が習い事を嫌がる時の上手な対処法!やめるべきか続けるかの判断は?
子供に習い事をさせているママなら、一度くらいは「行きたくない」と言われたことがありますよね。子供の嫌がる習い事はやめさせるべきなのか、困った時の対処法やその理由などを詳しく紹介します。嫌がる子供に手こずっているママは、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
子供が習い事を嫌がってイライラする!やめさせるべき?
習い事をさせている子供が、今日は行きたくないと駄々をこねるのは珍しいことではありません。しかし、どのような対応をするべきなのかは判断に困るところですよね。無理やり行かせるべきなのか、やめさせるべきなのか、悩んでしまうママも多いでしょう。行きたくない子供はイライラしたり泣き出すこともあり、親の方だってイライラしてしまいます。
だからと言って、簡単にやめさせるのは良い対処法とは言えません。習い事を嫌がり始めた子供にするべきことはたくさんあります。やめさせるかどうかは、一番最後に決めることなのです。
子供が習い事を嫌がる時にまずするべきことは?
習い事を始めたきっかけを思い出す
子供が習い事を嫌がる時は、まず始めたきっかけを思い出してください。その習い事は親が決めたのでしょうか、それとも子供が言い出したことなのでしょうか。始めたきっかけを思い出すのは、責任の所在を明確にするためではありません。親が一方的に習い事を選んでいる場合は、そこに子供が嫌がる原因があるかもしれないのです。頭ごなしに怒らず、きちんと話を聞いてあげましょう。
どんな目標で習い事を始めたのかを考える
習い事を始めた時は、何らかの目標があったはずです。強くなって欲しいとか、字が綺麗になって欲しいなど、親の希望や目標があったからこそ始めた習い事もあるでしょう。大きくなった時に役立つ環境を整えてあげたいというのも、無視できない親の気持ちですよね。その習い事でないといけない理由がある時には、簡単にやめさせない方がいい場合もあります。
子供が嫌がる習い事の現状・理由を把握する
2歳くらいまでの子供だと、お腹が空いていたり眠かったりと、生理現象が理由で習い事を嫌がることも多いです。しかしそれよりも上の年齢になると、嫌がる理由がより具体的になります。先生やお友達などと上手くいっていなかったり、教室が暑かったり寒かったりと、習い事の環境がモチベーション低下の原因になっている場合があります。
他にも、単純にママと離れるのが嫌だったり、レッスンがつまらなかったりなど、さまざまな理由が考えられれます。習い事をやめさせる前に、まずは子供が具体的に何を嫌がるのか把握することが大切です。
子供が習い事を嫌がる時の対処法5つ!
習い事に行きたくない理由を聞いて共感する
最初に取るべき対処法は、やめさせることではありません。子供の気持ちに共感してあげることです。まずは、子供が習い事を嫌がる理由を根気よく聞いてあげましょう。まだ自分の気持ちを上手く説明できない子供もいますよね。その場合でもこちらから具体的な質問をして、その理由に共感してあげてください。親が共感することで、子供は安心してもっと詳しく説明してくれるでしょう。
子供のモチベーションを上げ自主性を引き出す
子供はやはり、やさられることに嫌がる傾向があります。自主性を引き出すためにも、どうすれば子供のモチベーションが上がるのかを考えてください。どこを刺激することで頑張れるのか、何を与えればモチベーションが上がるのか、子供にはそれぞれ特徴がありますよね。自主性を引き出しモチベーションを上げることも、親の一つの役目です。
子供に習い事に対する目標を持たせる
子供の嫌がる気持ちに共感した後で、もう一度習い事への目標を共有してみましょう。子供は具体的な目標でないとイメージできないので、例えば水泳だったら「25mまでは泳げるようになろうね」など、分かりやすいものにしてあげてください。きちんとしたゴールや目標があった方が、モチベーションの上がる子供もいます。
習い事の環境を変えてみる
大人でも同じようなことを続けていると、モチベーションが下がって目的を見失うことがありますよね。子供も同じです。子供が習い事を嫌がる時は、環境を変えてみるのも一つの対処法になります。他の曜日に振り替えられるなら別のクラスに参加してみるとか、同じピアノでも違う先生のレッスンを受けてみるなど、環境を変えることで子供のモチベーションが上がるかもしれません。
習い事を休ませてみる
あまり嫌がるようなら、一旦休ませてみることも検討しましょう。少しのあいだ習い事から離れることで、楽しかったことや始めた頃の目標を思い出すかもしれません。お友達に会えなくてさみしいと感じれば、自然と次のレッスンに出たいと言い出すはずです。しかし、何度も頻繁に休ませるのは逆効果になります。子供が繰り返し「休みたい」と言い出したら、別の対処法を選んでください。
ちょっと厳しい?子供が習い事を嫌がる時の対処法2つ!
子供が嫌がっても習い事に行かせる
習い事を嫌がる子供に厳しくするのも、一つの対処法として有効な時があります。嫌がるからといってすぐにやめさせたりすると、子供に「あきらめ癖」がつくかもしれません。最後までやりきる大切さを学ぶことのないまま、次々と新しい環境を与えても子供のためにならない場合があります。親から見て「ただのワガママだな」と感じた時は、少し嫌がっても行かせることを考えましょう。
習い事をやめるよう突き放す
甘やかすだけでなく、きちんと突き放すのも親の役目です。子供が習い事を嫌がる時は、思い切って「行きたくなければもうやめればいい」と言ってみましょう。しかし、突き放し方にポイントがあります。「嫌がるなら習い事をやめてもいいけど、また別の習い事を始めたいと言ってもできないからね」という内容のことを、子供にきちんと伝えてください。
子供は、やめろと言われればやめたくなくなるものです。それでも辞めたいということならば、本当に嫌がっている可能性が高いので、嫌がる理由を聞き出すようにしてください。
子供が幼い場合に習い事を嫌がる時の対処法は?
2歳くらいまでの子供だと、お腹が空いていたり眠かったりするだけで習い事を嫌がります。よく知らない人が怖かったり、慣れていない場所に行くこと自体を嫌がることもあるでしょう。幼い子供の場合は、習い事へ行くまでの環境を、親がきちんと整えてあげることが大切です。食事の時間やお昼寝の時間を考えて、子供がぐずりそうなポイントを先に解消してください。
習い事に対するモチベーションは親が上げてあげましょう。課題をクリア出来たら一緒になって喜び、ポジティブな気持ちに共感することが子供のやる気につながります。
子供が習い事を嫌がった時やめるべき?続けるべき?
体調や精神状態に異常が出ているか
もしも習い事を嫌がる子供の身体に発疹ができたり熱が出たりしている場合は、やめさせた方がいいでしょう。身体に拒否反応が出ているのに続けさせても、子供のためにはなりません。異常なほど叫んだりする時も、気をつけるようにしてください。
明らかに興味がない・集中していないかどうか
言葉に出して「やめたい」と言わなくても明らかに興味を失っている場合は、子供に習い事を続ける意思がないかもしれません。本当はやめたいと思っているのに、上手く言えていない可能性があります。子供をしっかりと見て、時には親からやめるかどうかを聞いてあげることも必要です。
明らかに才能がないかどうか
子供にも、向き不向きがあります。子供が習い事を楽しんでいるのなら問題ありませんが、明らかに向いていないと感じた場合には、潔くやめることも大事です。その場合は子供の気持ちを傷つけないように、気をつけながら対応してください。
子供が習い事を始める前に親子で意思確認しよう!
習い事を簡単に始めない!
習い事を簡単にやめないようにするためには、「簡単に始めないこと」が一番です。親が選んで決める場合には、その習い事が本当に子供のためになるのかを真剣に考えてください。子供がやりたいと言い出した場合でもすぐに共感するのではなく、本当に続けられるのかをよく話し合ってから判断するようにしましょう。
習い事に対する心構えをさせる
始める前に、習い事は遊びではないということを子供に理解させることも重要です。「最低○ヶ月は続けること」や「一回やめたら次の習い事はなし」などの、約束事を設けましょう。親の方から簡単にやめない環境を作って、子供に心構えをさせてください。
【番外編】アメリカの習い事事情!子供が習い事を嫌がる場合はどうする?
アメリカでは習い事は得意分野を見つけるきっかけ
日本以外の国では、どのような習い事事情があるのでしょうか。苦手分野を克服して平均点を上げようとする日本と違って、アメリカでは得意分野を伸ばす教育が主流です。習い事も例外ではありません。アメリカで一番大切にされているのは、習い事によって子供の得意分野が見つかることです。日本のように嫌がる子供を無理やり連れていくことはありません。
アメリカでは習い事は楽しむことが最優先!
アメリカでは、何より子供が楽しんでいることを優先します。向いていない習い事でも、子供が楽しんでいればやめさせることはありません。やる気がなくなった子供には別の道を行かせます。子供のころから好きなことがはっきりしているので、子供の自立心が強いのかもしれませんね。
子供が習い事を嫌がる時の対処法を知って実践しよう!
子供が習い事を嫌がるのは、珍しいことではありません。どういった対処法があるのかを理解していれば、戸惑って頭ごなしに怒ることもなくなりますよね。習い事を始めた目標も大事ですが、一番大切なのは子供の気持ちです。習い事をやめさせる前に、まずは話を聞いて共感することから始めましょう。