羽毛布団の洗濯方法・干し方を徹底解説!注意点や洗濯機で洗う方法も!
羽毛布団を自宅でどれくらいの頻度で洗濯しますか?それともクリーニングに出しますか?自宅で洗濯してぺちゃんこになって失敗したという人もいるかもしれません。羽毛布団の洗濯方法や干し方を徹底解説、注意点や洗濯機で洗う方法もご紹介します。
目次
- 1羽毛布団って洗えるの?
- 2羽毛布団の洗濯で失敗しないための4つのチェック項目!
- 3羽毛布団の洗濯方法は大きく4つ!
- 4羽毛布団の洗濯方法①自宅の洗濯機で洗う4ステップを解説!
- 5羽毛布団の洗濯方法②浴槽で洗う4ステップを解説!
- 6羽毛布団の洗濯方法③コインランドリーで洗う4ステップを解説!
- 7羽毛布団の洗濯方法④宅配クリーニングを利用するメリットとデメリット
- 8羽毛布団を洗濯する際の3つの注意点
- 9羽毛布団を洗濯する頻度は?
- 10羽毛布団のふんわり感がキープできる干し方の3つのポイントを紹介!
- 11羽毛布団を清潔に保つ2つのコツ!におい対策にも!
- 12【番外編】おすすめの羽毛布団取り扱いメーカー5選!
- 13羽毛布団は正しくメンテナンスをして気持ち良く使おう!
羽毛布団って洗えるの?
羽毛布団は毎日寝る時に使うもので、常に清潔に保ちたいと思っている人も多いでしょう。「羽毛布団って洗えるの?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。実は、羽毛布団は自宅でも洗えます。ぺちゃんこになって失敗したりしないようにするためにも、羽毛布団の素材や洗濯の仕方などを見ていきましょう。
羽毛布団の素材
羽毛布団の素材は、側生地に綿やポリエステル、合成繊維、シルクなどを使用しています。通気性や吸湿性に優れている素材です。また、高級羽毛には基本的にシルクが使用されていて、手触りも抜群です。
羽毛布団の洗濯は乾燥がカギ!
羽毛布団を自宅で洗濯すると、乾かすのがなかなか大変です。完全に乾かさないでいると、カビや雑菌が繁殖し、においやアレルギーの原因にもなってしまいます。ですから羽毛布団の洗濯は、乾燥がカギだと言えるでしょう。
部分的な汚れならつまみ洗いでOK!
羽毛布団を洗う頻度は少ないにしても、全部洗うのは大変ですよね。まだそんなに汚れていないし、気にならないのであれば、部分的な汚れはつまみ洗いだけでもOKです。つまみ洗いだけならすぐに乾燥できるので、楽ですよね。
羽毛布団の洗濯で失敗しないための4つのチェック項目!
羽毛布団を自宅で洗濯することで、ぺちゃんこになって失敗したらどうしようという心配もありますよね。そうそう買い替えるものでもないから、失敗もしたくないはずです。羽毛布団の洗濯で失敗しないための4つのチェック項目を見ていきましょう。
①洗濯マーク
自宅で羽毛布団を洗濯する場合、まずは洗濯マークを確認しましょう。手洗いマークや洗濯マークがついていたら、自宅で洗濯ができます。手洗いマークに×がついている場合、水洗いができないので、その場合はクリーニングに出すなど、業者にお願いするようにしてください。
②布の素材
布団でも洗える素材と洗えない素材があります。洗える素材は、綿、ポリエステル、合成繊維、羽毛などです。洗えない素材は羊毛、ウレタン、シルクなどです。羊毛は洗濯することで縮みます。またウレタンは乾燥が難しいため水洗いはできません。高級布団に使われているシルクは、生地が傷み失敗してしまう可能性があるので自宅での洗濯は難しいです。
③布団の形
布団の形ですが、縫い目のないキルティングなしの羽毛布団は、自宅での洗濯は難しいです。洗濯する時に中が絡まってしまったり、乾燥する時に偏りができてしまうこともあります。また、ぺちゃんこになったりと、洗濯に失敗してしまう可能性があるので、注意が必要です。
④洗濯機のサイズ
洗濯機の中に羽毛布団が入るかどうか確認をしましょう。洗濯機の中に羽毛布団が入らないなら、自宅での洗濯は不可能なので、ある程度の頻度でクリーニングなどの業者に頼むようにしましょう。
羽毛布団の洗濯方法は大きく4つ!
羽毛布団を洗濯したいと思っている人は、洗濯方法に何があるのか気になりますよね。羽毛布団の洗濯方法には大きく分けて4つあります。見ていきましょう。
①洗濯機で洗う方法
まず1つ目は洗濯機で洗う方法です。洗濯機8キロのもので、シングルサイズの羽毛布団を洗濯できます。自宅にある洗濯機でサイズが合うかどうかを確認してください。自宅の洗濯機で洗えるのなら楽だと思うでしょう。自宅で洗濯する場合は干し方に注意が必要です。しっかり乾燥させないとカビや雑菌が繁殖し、においの原因になってしまうので、完全に乾かさなくてはいけません。
②浴槽で洗う方法
2つ目は浴槽で洗う方法です。自宅の洗濯機で洗えなかったら、浴槽にお湯を貯めて洗う方法もあります。洗濯機と同様、自宅で洗濯する場合は、乾燥をしっかりしないといけません。自宅で洗濯すると、乾燥に時間がかかるところが難点です。
③コインランドリーで洗う方法
3つ目はコインランドリーで洗う方法です。車と時間があるのなら、コインランドリーを使う方法もありです。布団を持ち運ばなくてはいけないので、徒歩では厳しいですね。コインランドリーにはいろいろなサイズの洗濯機が置いてあるので、自宅では大きくて洗えない羽毛布団も楽に洗うことができます。コインランドリーなら乾燥機もついているので、乾燥させた状態で持って帰ることができます。
④宅配クリーニングを利用する方法
自分で洗濯をしてぺちゃんこになったり、失敗したら困ると思っている人は、宅配クリーニングを利用する方法もあります。配送キットが送られてくるので、それに羽毛布団を入れて送り返します。クリーニングが終わったら羽毛布団が送られてきます。羽毛布団のクリーニング代金はまちまちですが、費用が高めではあります。しかし高頻度で出すわけでもないので、それを考えればそこまで高いとは思わないかもしれません。
また保管サービス付きの宅配クリーニングもあり、羽毛布団を預かってくれます。置き場所に困っているという人は、保管サービス付きの宅配クリーニングを利用すると安心ですね。
羽毛布団の洗濯方法①自宅の洗濯機で洗う4ステップを解説!
自宅の洗濯機で洗いたいと思っている人もいるでしょう。ぺちゃんこになってふわふわ感がなくなり失敗しないためにも、自宅の洗濯機で洗う方法を解説します。
①羽毛布団をネットに入れる
羽毛布団を洗濯機の中に入れる時は、ネットに入れるようにしましょう。布団が入るサイズのネットが売られているので、くるくるたたんでネットに入れます。ネットに入れることで、生地の傷みを防ぐことができるのです。
②洗剤を入れて洗濯~脱水を行う
洗剤を入れて洗濯~脱水まで行いましょう。洗剤はオシャレ着洗い専用の洗剤を使ってください。普段高頻度で使っている洗剤は弱アルカリ性のものです。弱アルカリ性の洗剤を使うと、羽毛を傷めてしまう原因にもなります。ですから中性洗剤を用いることが重要です。
もし布団洗いコースが洗濯機についているなら、布団洗いコースを洗濯すると良いでしょう。時間をかけて、布団を優しく洗ってくれます。
③しっかり乾燥させる
脱水後はしっかりと乾燥させることが大切です。干し方は日干しではなく、陰干しが適しています。羽毛布団の側生地に使われている綿やポリエステルが、紫外線に当てることで劣化してしまう可能性があります。天気が悪いとなかなか乾かないので、天気のいい日が続きそうな時に洗濯をして干すようにしましょう。
④偏った羽毛をほぐして仕上げる
濡れている状態だとぺちゃんこのままでしょう。しかし完全に乾いた後は、ぺちゃんこにならずふっくら仕上がります。しっかり乾かした後は、偏った羽毛をほぐして仕上げましょう。中で偏ったり固まったりしていることもあるので、形をしっかりと整えて使うようにしてください。それが失敗しないためにも重要なことです。
羽毛布団の洗濯方法②浴槽で洗う4ステップを解説!
洗濯機に入らないサイズの羽毛布団を洗濯したい場合は、浴槽で洗う方法があります。浴槽で洗う4ステップを解説します。
①浴槽にぬるま湯をためて洗剤を溶かす
まず浴槽にぬるま湯をためて、その中に洗剤を溶かしましょう。この時も中性洗剤であるオシャレ着専用洗剤を使うようにします。
②羽毛布団を入れて押し洗い(踏み洗い)する
羽毛布団が全て浸かるように、空気を抜きながら入れます。上から優しく押し洗いしましょう。手で押し洗いするのが大変なら、足で踏み洗いするのも良いです。足で踏み洗いする際も、優しく洗うようにしましょう。
③水を替え2,3回洗ってすすぐ
押し洗いや踏み洗いを繰り返していたら、汚い水が出てくると思います。水を替えながら2~3回洗ってすすぎましょう。
④浴室である程度水を抜いてから干す
いくら水気をしっかり切ったとしても、脱水をかけていないので水が垂れてきます。浴室のヘリに布団を掛けておいて、ある程度水を抜いてから干すようにしてください。浴槽で洗う方法だと、乾燥させるのがなかなか大変です。完全に乾ききるまでには時間がかかります。外は完全に乾いていても中が乾いていないと、カビやにおいの原因にもなってしまいます。時間はかかりますが、しっかりと中まで乾かすようにしましょう。
羽毛布団の洗濯方法③コインランドリーで洗う4ステップを解説!
コインランドリーを使って洗濯する方法もあります。コインランドリーが近くにあるなら、利用しても良いでしょう。コインランドリーで洗う4ステップを解説します。
①羽毛布団のカバーを外して小さくまとめる
まず羽毛布団のカバーを外して、小さくまとめます。布団を縛る紐を持っていって、布団をくるくる巻いて紐で縛ります。この時、布団を入れられるサイズのネットがあったらネットを持って行って、ネットに布団を入れるのでも良いでしょう。
②洗濯機に詰める
小さくまとめた状態で洗濯機に詰めます。コインランドリーには洗濯機のサイズがいろいろあるので、ちょうど良い洗濯機を選ぶようにしましょう。カバーを外してあるので、カバーと布団が重ならないように洗濯機に入れてください。重ねて入れると、偏ってしまうことで洗濯機が止まってしまうことも考えられます。
③洗濯機を回して待つ
あとは洗濯機を回して待つだけです。洗濯が終わるまでの間、コインランドリーで待っているのは意外と長いですよね。暇を持て余してしまうと思うので、退屈しのぎができるようなことを考えておいた方が良いでしょう。
④乾燥機で乾かす
洗濯が終わったら、乾燥機で乾かしましょう。洗濯する時に縛った紐やネットは取って、乾燥機の中に入れてください。縛ったままやネットに入れたまま乾燥させると、しっかり乾燥させることができません。乾燥時間は最低でも1時間以上にすることが重要です。外は乾いたと思っていても、中は半乾きだという場合もあります。半乾き状態だとにおいが発生してしまうこともあるので、しっかり乾燥させることが大切です。
羽毛布団の洗濯方法④宅配クリーニングを利用するメリットとデメリット
羽毛布団の洗濯方法には、宅配クリーニングを利用するという方法もあります。宅配クリーニングを利用するメリットとデメリットをご紹介します。
①宅配クリーニングのメリット
宅配クリーニングのメリットは、何と言っても布団を持っていく必要がないことです。手間がかからないというのが一番のメリットではないでしょうか。また宅配クリーニングによってはウェブサイトで24時間いつでも申し込めるところもあるので、仕事が忙しくて遅い時間に帰ってくる人でもいつでも申し込めることができます。
②宅配クリーニングのデメリット
宅配クリーニングのデメリットは、クリーニングに出してから期間が結構かかることです。自宅で洗濯する場合は乾いたらすぐ使えますが、クリーニングしてもらい、また送られてきてということを考えると、急ぐ人はには不向きと言えます。においが気になったり、汚れが気になる場合にすぐ洗濯できないというのは難点でしょう。
また宅配クリーニングの会社によっては、送料がかかることもあります。1点だけ出したら送料がかかることも多いですが、まとめて何枚か出したら送料無料というところも多いようです。
羽毛布団を洗濯する際の3つの注意点
羽毛布団を洗濯する際には注意すべきことがあります。ぺちゃんこになったりしないためにも、羽毛布団を洗濯する際の注意点を3つご紹介します。
①羽毛布団の取り扱い表示をしっかり確認する
注意点の1つ目は、羽毛布団の取り扱い表示をしっかり確認することです。手洗いできるものか、洗濯機で洗えるものかを確認しましょう。手洗いや洗濯マークがついていれば、洗濯が可能な羽毛布団です。洗濯できるマークがついていないのに、自宅で洗濯をすると、ぺちゃんこになったりして使えなくなってしまう原因にもなります。
②おしゃれ着専用洗剤を使う
洗剤はおしゃれ着専用洗剤を使うことです。普段高頻度で使っている洗濯洗剤は弱アルカリ性のものです。弱アルカリ性の洗剤を羽毛布団に使ってしまうと、羽毛を傷めてしまいます。ですから中性洗剤であるおしゃれ着専用洗剤を使うようにしましょう。
③天気予報をチェックしてしっかり乾燥させる
羽毛布団はなかなか乾きにくいため、しっかり乾燥させることが大切です。外は乾いていても、中が乾いていないということも多いので、干し方にも気をつけてしっかり乾燥させるようにしてください。天気予報をチェックしながら、天気の良い日が続く時に洗濯をしましょう。
羽毛布団を洗濯する頻度は?
羽毛布団を洗濯する頻度はどれくらいが良いのか気になりますよね。高頻度で洗っても傷めてしまうのではないかと思うことでしょう。羽毛布団を洗濯する頻度は人によって違います。羽毛布団にカバーをかけていれば、カバーを頻繁に洗っているなら布団までこまめに洗うことはないのです。頻繁に自分で羽毛布団を洗っていると、羽毛がダメになってしまう可能性があるので、自宅で洗うのはあまりおすすめできません。かといって全く洗濯しないのもカビや雑菌が繁殖したり、においも気になってきます。自宅で洗うのはカバーだけで十分です。羽毛布団は年に1回の頻度でクリーニングに出して、清潔にしておきましょう。
羽毛布団のふんわり感がキープできる干し方の3つのポイントを紹介!
羽毛布団はあのふわふわ感が気持ち良いですよね。ぺちゃんこになってしまったら寝心地も最悪です。羽毛布団のふんわり感がキープできる干し方の3つのポイントをご紹介します。
①羽毛布団を干すタイミング
羽毛布団を干すタイミングは、天気の良い時です。干し方で気をつけるポイントは、日光に当てると羽毛をダメにしてしまう可能性があるので、できるだけ日陰に干すようにすることです。天気予報をチェックして、天気の良い時に洗濯をして干しましょう。
②羽毛布団を干す時間
羽毛布団の干し方のポイントは、羽毛布団を干す時間にあります。羽毛布団を早くから洗って、すぐに乾かしたいと思っている人も多いでしょう。しかし朝早い時間帯は湿気が多いので、干すのには適していません。湿気が少ないと言われている10時~15時の間に干すようにすることが大切です。
③側生地の劣化に気を付ける
羽毛布団のふんわり感をキープできる干し方のポイントは、側生地の劣化に気を付けることです。羽毛布団は高温が苦手です。直接紫外線を長時間浴びることで側生地が劣化する可能性があるので、気を付けましょう。
羽毛布団を清潔に保つ2つのコツ!におい対策にも!
羽毛布団を清潔に保つにはどうしたら良いのでしょうか?羽毛布団を清潔に保つコツ、におい対策も調べてみました。
①風通しの良い場所で保管する
におい対策をしたいなら、風通しの良い場所で保管することです。布団は湿気を嫌います。洗濯した時だけではなく、時々風通しの良い場所で保管することでにおいを抑えることができ、除湿対策にも効果的です。
②羽毛布団の中の空気を入れ替える
羽毛布団の干し方を見ると、一本の物干しにかける干し方をしている人も多いようです。この方法だと外側は清潔を保てますが、内側は湿気がこもったままになります。湿気がこもったまま放っておくと、においの原因にもなります。羽毛布団の中の空気を入れ替えることで、羽毛布団全体を清潔に保つことができるのです。
【番外編】おすすめの羽毛布団取り扱いメーカー5選!
①タンスのゲン
おすすめの羽毛布団を取り扱っている一つ目のメーカーは、タンスのゲンです。ホワイトダックダウンを贅沢に使用している羽毛布団も販売しています。暖かふわふわの羽毛布団が人気のようです。
②無印商品
シンプルなデザインが人気の無印良品。羽毛の種類も何種類かあり、ちょっと高級な羽毛布団まで販売されています。無印良品の羽毛布団は暖かいと高評価です。
③西川リビング
ベビー布団なども取り扱っている西川リビングの羽毛布団は、ピンクやブルーなど春らしい色合いのものも売られています。ちょうど良い暖かさの羽毛布団が種類豊富にあります。
④ニトリ
シンプルなデザインでお値段以上のニトリ。ニトリの羽毛布団はカラーが豊富です。暖かさレベルというのがあり、どの時期に使うのかによって暖かさレベルを見ながら選ぶことができるので、わかりやすいですね。
⑤生毛工房
羽毛布団専用のネット通販サイト「生毛工房」は、お手頃価格で購入が可能です。マス目を小さくして、体に密着させることで暖かさを実現させています。羽毛布団専用サイトだけあって、しっかりこだわりぬいた羽毛布団が揃っています。
羽毛布団は正しくメンテナンスをして気持ち良く使おう!
羽毛布団はどうやって洗濯しようかと悩みますよね。失敗してぺちゃんこになったらどうしようと思うでしょう。一番に思いつくのはクリーニングですが、自宅で洗濯するなら洗濯機や浴槽、コインランドリーなどいくつかの方法があることがわかりました。しかし高頻度で洗濯する場合、自宅で洗濯するのもお金がかからなくて良いですが、プロに仕上げてもらう方が断然仕上がりも良くなります。
羽毛布団をずっと使っていたら、においなども気になりますし、いつでも清潔を保ちたいものです。羽毛布団は正しくメンテナンスをして、気持ち良く使いましょう!