ラグマットの洗濯&乾燥方法とは?新品みたいに仕上げたい!
毎日使っているラグが自宅で洗濯できることをご存知ですか?ラグを洗濯するなんて考えたことがなかった方でも洗濯できるよう、洗い方はもちろん、干し方や洗濯表示の見方、コインランドリーの使い方までご説明いたします。ご自宅のお手入れでラグが新品みたいになりますよ。
目次
ラグマットを洗濯して清潔にしよう!
常に床に敷いているラグは、いつの間にか汚れています。人間の皮脂や脂、食べ物のカスや飲み物もこぼれてしまいますよね。いつも使っているラグを清潔に保つためにはやはり洗濯が一番の方法です。どうやってラグを洗濯すれば良いのか、方法を紹介していきますよ。
ラグマットの洗濯方法はこの3種類!
①自宅の洗濯機で洗う
ラグマットがそこまで大きくなければ、自宅の洗濯機を使うのが一番手軽にできる洗濯方法です。一見洗濯機に入らなそうに見えても畳むことでコンパクトになり大きめの洗濯機なら洗えます。
注意しなければならないのが、ドラム式洗濯機は洗濯物が偏りやすく故障する恐れがあるのでマット類を洗濯できないということです。ただ、ドラム式洗濯機で洗えるラグという商品もありますので、ラグについているタグをよく確認してください。
②自宅の浴槽で手洗いする
ラグマットが大きすぎて自宅の洗濯機に入らない場合や洗濯表示が手洗いのみの場合は、ちょっと大変ですが浴槽で洗濯するのががおすすめです。洗い方以外の注意点としては、水分を含んだラグマットは重たくなっているので浴槽内で滑らないようにしてください。
③コインランドリーで洗濯する
せっかくラグの表示が洗濯機使用可能なのにラグマットが大きすぎてしまったり、自宅の洗濯機の容量が小さくて入らない場合は、コインランドリーを活用しましょう。コインランドリーに行くのは大変かもしれませんが、実は自宅の洗濯機を使用するより簡単です。クリーニングに出すよりも、お手頃価格で清潔にできちゃいます。
ラグマットを洗濯する前に。注意すること3つ!
それでは、自宅でラグを清潔に保つ為に詳しい洗い方をご説明します。ここをしっかり押さえておかないと、実は洗濯できないのに洗ってしまって、ラグが使い物にならなくなってしまうかもしれません。洗い方や干し方など、注意すべき点を確認していきましょう。
洗濯表示を見て洗濯できるかどうかを確認する
まず、最初に確認するところは「洗濯表示」です。ラグのタグに記号で洗い方が指定されているので、自宅の洗濯機を使用するのであれば洗濯機使用可能の表示があることを確認してください。この表示があれば、ご自宅の洗濯機やコインランドリーでの洗濯が可能です。ですが、中には洗濯機使用可能でもタンブラー乾燥が使えない場合もあります。一緒に確認しておくようにしましょう。
そして、洗濯機使用可能のマークでは無く、手洗い可能のマークの場合は浴槽での手洗いをおすすめします。ラグの風合いを出来るだけ保つ為にも、そのラグに合った洗濯方法を選択してください。
洗濯機の容量に納まるかどうかを確認
洗濯機が使えるラグマットには「○kg以上の洗濯機を使用してください」と容量の指定がある場合があるので忘れずに確認しましょう。もし容量の表示がない場合や不安な場合は、ラグを畳んで洗濯機へ入れて確認してみましょう。ラグを入れてみてあまりにも余裕がないようでしたら、無理をせずにコインランドリーへ行くのがおすすめです。ここで無理をして洗濯機を壊したりラグを破いてしまっては意味がありません。
お天気がいい日に洗濯をしよう!
ラグマットは普通の洋服とは違い、大きくてある程度厚みがありますよね。そのため、いくら干し方に気を付けても、曇りや雨の日に洗濯をしてしまうと乾きが悪く、その日のうちに乾かないこともあります。そうなるとカビの原因になってしまったり、生乾きの臭いがしてしまったりと、せっかく清潔にするために頑張って洗濯をしたのに逆効果になってしまいかねません。天気予報と当日の天気をチェックして、お天気の日にラグを洗いましょう。
ラグマットを自宅の洗濯機で洗う方法6ステップ
①あらかじめゴミを取っておく
洗濯機でラグを洗う場合は折り畳むことでラグを小さくまとめ、洗濯機に入りやすくします。そのため汚れは落ちてもゴミは落ちにくかったりもします。あらかじめコロコロや掃除機をかけ、大きな目立つゴミは取り除きましょう。
また、ラグは毎日洗濯をするものではないのでどうしてもゴミは溜まりやすくなります。そのまま洗濯機にかけてしまうとゴミでフィルターが詰まりやすくなり、洗濯機の故障の原因にもなりかねません。壊れるほどゴミは出ないとはいえ、洗濯機を大切に扱うためにもあらかじめゴミは取り除いておきましょう。
②気になる汚れを落としやすい状態にする
もしラグにシミや汚れがある場合は、あらかじめその場所に直接洗剤をかけ手で馴染ませてください。この一手間で汚れが落ちやすくなります。シミや気になる所がない場合はそのまま次の工程へ行ってください。
③ラグマットを畳んでネットに入れる
ラグはジャバラ状にして畳みましょう。きれいに畳むことができたら、洗濯ネットに入れてください。大きいラグの場合は洗濯ネットに入れる前に、畳んだ状態のラグを梱包用のビニール紐で数カ所縛ると広がりません。
また、ジャバラ状に畳むことはできても大きくて洗濯機に入らない場合は、同じようにジャバラ状に畳んだ後で、短い辺から丸めてください。それでコンパクトに畳むことができますよ。この時、汚れが外側に来るように畳むことで汚れが落ちやすくなります。
④洗濯機に入れる
ラグを選択する場合は、メニューで大物洗いコース(毛布など)があればそれを選択しましょう。ない場合は、強さを弱・水量を満水に設定してください。
⑤洗剤と柔軟剤を入れて洗濯開始
洗剤と柔軟剤を指定の投入口に入れたら洗濯を開始しましょう。もし洗剤の投入口がないタイプだったり粉洗剤の投入口しかないのに液体洗剤を使いたい場合は、あらかじめ洗濯機の中に洗剤を溶かしておくと満遍なく洗剤がラグに浸透します。
柔軟剤は、2回目のすすぎの水が満水になった時点で入れると全体に行き渡ります。洗濯機によっては自分の好きなところで一旦洗濯機を止められる機能がついているものもあるので、それを使えば柔軟剤の入れ忘れを防げますね。そういった機能がない場合はすすぎまで指定して洗い終えます。その後、柔軟剤を入れてメニューの洗いと脱水をします。柔軟剤投入後はすすぎをしないように注意しましょう。
⑥脱水後に干す
脱水が終わったら、ラグを干しましょう。しっかりと畳んで入れているので丁寧に洗濯ネットから出し、広げて干しましょう。ここで雑に扱ってしまい洗濯ネットのファスナーにラグが引っかかってしまったりしたら大変です。干す場所はラグのタグ(洗濯表示)をよく確認してください。陰干し指定などを見逃さないように注意してくださいね。
ラグマットを自宅の浴槽で手洗いする方法8ステップ
手洗いは洗濯機よりも手間がかかります。行き当たりばったりで洗い、予想以上に時間がかかってしまったりしないよう、しっかり洗い方を確認し、事前準備を行いましょう。
4つのアイテムを事前に用意
洗剤液・ブラシ・柔軟剤・タオルを用意するのを忘れてはいけません。この時、洗剤液と柔軟剤はあらかじめバケツに入れた水に溶かしておくとスムーズに洗うことができますよ。
ブラシはラグをブラッシングして毛並みを整えるために、タオルは自分の手足を拭くために必要です。特にタオルは忘れがちなので注意してください。
①あらかじめゴミを取っておく
手洗いで洗う場合も洗濯機と同様に事前に掃除機やコロコロで大きなゴミはとっておきましょう。お風呂場の排水口を綺麗に保つことにもつながりますよ。
②シャワー等でラグマットを濡らす
浴槽の蓋などを使いラグを広げ、びちょびちょになるまでラグを濡らしましょう。表が濡れたらひっくり返して裏もびちょびちょにしましょう。大きすぎて満遍なく濡らせない場合は、ある程度畳むことができるなら、畳んでしまいましょう。
③洗剤をなじませる
ここで事前に準備をした、洗剤を水に溶かした液を使います。ラグ全体に満遍なく洗剤がかかるようにしましょう。
④ブラッシングしながら洗う
ここが手洗いでの山場です。準備したブラシを使ってしっかりとブラッシングしながらゴシゴシと洗っていきましょう。ラグの毛足が長い場合は、毛並みを整えるようにブラッシングしましょう。ここで洗い方を間違えると、毛が絡んでしまったりする原因にもなるので注意が必要です。
⑤流水でしっかりすすぐ
あらかたラグをブラッシングをし終えたら、たっぷりの水を満遍なくかけてすすぎを行います。手や足で押したりしてもいいでしょう。最初は濁った水が出てきますが次第に透明度の高い水になります。ラグはしっかりとすすぎを行わないと、繊維の中に洗剤成分が残って清潔にしているはずが不衛生になってしまうので注意してください。水が透明になりラグを押しても泡が出てこなくなったら完了です。
⑥柔軟剤をかける
柔軟剤を水で溶かした物をラグに満遍なくかけます。この作業を行うと、ラグが柔らかくなり汚れも着きにくくなります。ただし、ラグを固く仕上げたい場合は無理にこの作業を行わなくても良いでしょう。柔軟剤をかけたらしばらくそのまま置いておきます。
⑦浴槽にかける等で脱水する
ベランダなどの外に干す前に、ラグを2つ折りにして浴槽の縁などにかけ水か切れるまでそのままにしておきましょう。
⑧脱水後に干す
脱水後に屋外に干すのがおすすめですが、洗濯機で脱水をしていないラグはかなり重たくなっているので誰かと一緒に干すのも良いでしょう。洗濯機と同じようにタグで干し方を確認するのを忘れずに行いましょう。
ラグマットをコインランドリーで洗濯する方法4ステップ
自宅で洗濯機が使えないほど大きなラグや、自宅の洗濯機の容量が少なすぎる場合はコインランドリーを活用してみましょう。コインランドリーでラグマットを洗う際の方法も紹介していきます。
①あらかじめゴミを取っておく
洗濯機や手洗いでの洗い方同様、ここでもコインランドリーに持っていく前に、あらかたゴミをとってしまいましょう。コロコロやブラシ、掃除機などでゴミを取り除いてください。
②ラグマットを畳む
こちらも、自宅の洗濯機で洗う方法と同じ畳み方を行います。コインランドリーは自宅の洗濯機よりも容量が多いからといっても、ぐちゃぐちゃにして投入すると重さのバランスが崩れて入らなかったり回らない原因になりかねません。自宅でしっかり畳んで大型のネットに入れて持って行くと楽ですよ。
③コインランドリーの洗濯機に入れて洗う
ラグは大きいので容量の多い洗濯機で洗濯をしましょう。ここで注意して欲しいのは、コインランドリーでは容量が大きくなればなるほど料金がかかります。しかし、無理に小さい容量の洗濯機を使っても綺麗に洗えないので、きちんと適切なサイズの洗濯機を使いましょう。
また、洗濯機に他の洗濯物を入れるのもおすすめできません。ラグから色移りする可能性もありますし、大型のものと一緒に洗うと清潔に洗えない場合もあります。ラグを洗う時はラグだけだと割り切りましょう。
④乾燥機にかける
コインランドリー最大の利点は大型乾燥機があることです。高熱で一気に水分を飛ばして乾燥させるので、ラグがふかふかになって新品のような使いごごちになります。また、ラグを高温の乾燥機にかけることによってダニ退治の効果も発揮します。ダニは生命力が大変強いので、最低でも30分は乾燥させましょう。ラグの大きさによって乾燥時間は異なるので、30分経った後は10分ごとに様子をみながら乾燥させてください。
ただし裏がゴム製のラグは高温の乾燥機にかけることができないので、よく洗濯表示を確認してください。ラグが乾燥機にかけられない場合は、コインランドリーで脱水まで行ってから自宅で干しましょう。乾燥機を使う場合も使わない場合も、大きめの袋を持って行くと持ち運びが楽ですね。
ラグマットを早く乾燥させる干し方3選
せっかく洗濯したラグを清潔に保つためにはラグの感想が大切です。では大きなラグを短時間で乾燥させるにはどうすれば良いのでしょうか。干し方のポイントを紹介していきます。
【基本】風通しのいい場所に干す
干す場合は必ず風通しの良い場所に干しましょう。いくら晴天でも全く風の通らない所で干してしまっては、なかなか効率的に乾かすことはできません。また、洗濯表示で干し方の指定があり「陰干し」の場合は特に日光に当てることができないので、風通りの良い場所に干しましょう。
物干し竿を2本使ってM字型に干す
物干し竿は2本必要ですが、マンションやアパートなどの干す場所が限られた場所で大物を干すときに便利な干し方です。物干し竿を平行に2本設置して、その棒にまたがるようにラグを干します。干している状態がちょうど英語のMの形をしていますね。
物干し竿にハンガーを並べてA字型に干す
物干し竿が2本ない場合や、あるけれども使用している場合にはA字型の干し方がおすすめです。物干し竿にハンガーを何本かかけておき、その上からラグを干します。ハンガーのおかげでラグの中心に隙間ができ、風通りが良くなりますよ。
洗えないラグマットはクリーニングに出そう!
自宅で洗濯出来ないラグは、無理に自分で洗おうとせずプロにお任せするのが良いでしょう。「特殊品」という扱いでクリーニングを行ってくれます。ただし取り扱いがないクリーニング店もあるので事前の確認が必要です。
注意すべきは料金で、やはり自宅やコインランドリーで洗濯する時よりも金額はそれなりにかかってきます。買い替えが近い場合はクリーニングに出すべきかどうか、しっかり計算するのがおすすめですよ。
ラグマットの普段のお手入れ方法はこれ!
普段からこまめに掃除をしておけば、そこまで頻繁にラグを洗う必要は無くなります。いつも清潔にタグを保って、お気に入りのラグを大切に長期間使えるようにしましょう。
コロコロで小まめに掃除する
電気も使わずに手軽にできるお掃除方法です。テレビを見ながら、歯を磨きながらといったすき間時間にコロコロを使用しましょう。簡単にお手入れするので忙しい時にもおすすめです。
掃除機をかけて掃除する
毛足が長いラグの場合は上記のコロコロだけだと表面上の汚れしか取れず、中のゴミが取れない場合もあります。そんな時は掃除機で直接吸い込みましょう。あまり毛足が長くなければ、そのまま掃除機をかけて問題ありませんが、毛足が長い場合ブラシヘッドを外してから掃除機をかけてください。こうする事で根元からゴミが吸い出せます。
ラグは広いのでちょっと大変かもしれませんが、こうする事で奥までゴミが取れて余計なホコリを出さずにすみます。清潔に保てますね。
重曹をふりかけ掃除機で吸う!
さらに清潔に保つにはラグに直接重曹をかけてしまうやり方です。重曹なんて直接かけてしまって大丈夫なかと心配になるかもしれませんが、しっかりと掃除機で吸い込めば大丈夫です。粉っぽさが気になる場合は、掃除機の後で固く絞った雑巾で拭き取ると良いでしょう。
重曹を満遍なくラグに撒き、1時間ほど放置したら掃除機で重曹を吸い込めばOKです。掃除機で吸った後は、なんとなくラグが明るく見えるようになりますよ。
ラグマットを上手に洗濯して清潔&新品みたいに仕上げよう!
ラグを汚れたまま使い続けるとすぐにダメになってしまいます。お気に入りのラグを長く新品同様に使い続けるには適度に洗濯をしてメンテナンスをしてあげましょう。きちんと洗濯表示に従って、正しい洗い方を行えば毎日気持ちがいい生活が出来ますよ。