お風呂・浴槽の掃除術10選!頑固な汚れの落とし方や綺麗に保つコツも!
頻繁にお風呂掃除をしているつもりでも、気がついたらカビや水垢がついているということがたびたびあると思います。お風呂は毎日使うものなので、綺麗な状態を維持するのも大変でしょう。今回は、お風呂掃除の便利な道具や掃除のやり方について詳しくご紹介します。
目次
上手なお風呂掃除のやり方を紹介!
お風呂は毎日使う場所であり、一日の疲れを取る癒しの場所でもあります。お風呂が汚いままだと、それだけでストレスがたまってしまい、疲れがとれない気がしますよね。気になってはいるけどお風呂掃除は毎日出来ないという方や、掃除の仕方がわからないという方のためにお風呂掃除について細かく調べてみました。
お風呂掃除の前に!お風呂の主な汚れの種類&原因4選!
水垢
お風呂にたまってしまう汚れのひとつに水垢があります。水垢は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムが原因です。水道水に含まれるそれらのミネラルをそのままにしておくと、ザラザラとした結晶になり水垢になってしまいます。
カビ
タイルの目地やお風呂の扉のゴムパッキンなどについてしまう黒い汚れがカビです。お風呂で使う石鹸カスなどを栄養にして発生し、高い温度や湿度で繁殖していきます。
ピンクのぬめり
ぬるぬるとしたピンク色の汚れは、ロドトルラという酵母菌が原因で発生する汚れです。発生する原因はカビと同じで石鹸カスや皮脂汚れを栄養にして発生し、繁殖していきます。
皮脂汚れ
体や頭を洗った際に出る汚れです。浴槽の壁やお風呂の床など、下の方にたまりやすいでしょう。お風呂を使えばどうしても出てしまう汚れです。
お風呂掃除に便利な重曹とクエン酸とは?
重曹の特徴や使い方
重曹は皮脂汚れに強く、臭いを取る消臭効果もあります。あまり強くありませんが研磨作用もありますので、浴槽やお風呂の壁の掃除に便利でしょう。
掃除の方法は、汚れの気になるところに振りかけてスポンジで擦ります。また、しつこい汚れには水と重曹を1対3で混ぜ合わせた重曹ペーストが良いでしょう。汚れにペーストを塗布し、しばらく放置してからスポンジで擦りましょう。
クエン酸の特徴や使い方
クエン酸は酸性ですので、水垢のようなアルカリ性の汚れに強いという特徴があります。自然素材なので、安心して使えるのも特徴のひとつです。
水200mlに対してクエン酸小さじ1杯を入れたクエン酸水を作り、スプレーボトルにいれて使用します。鏡や蛇口のくもりなどに吹き付けて、スポンジで擦りましょう。
【お風呂掃除のやり方①】準備するもの一覧
お風呂掃除の道具一覧
お風呂掃除の道具には、とても便利なものがたくさんあります。ホームセンターなどで探すとスポンジだけでも使用用途別に様々な種類があり、迷ってしまうでしょう。ここでは、最低限必要なお風呂掃除の道具をご紹介します。
・スポンジ
浴槽や床など全般に使います。持ちやすいものが良いでしょう。
・クイックルワイパー
天井の掃除に使います。天井専用のスポンジもありますが、クイックルワイパーの方が他の掃除にも使えるので便利でしょう。
・ブラシ
細かい隙間に入る小さいものが良いでしょう。
・ゴム手袋
手荒れが心配の方は使った方が良いでしょう。
お風呂掃除の洗剤一覧
お風呂には酸性とアルカリ性の汚れがあります。中性の洗剤だけでは落ちにくい汚れがあるので、汚れの種類に応じた洗剤の使い分けが必要です。
・重曹のようなアルカリ性洗剤
・クエン酸のような酸性洗剤
・お風呂用中性洗剤
・カビ取り洗剤
【お風呂掃除のやり方②】場所別の掃除術10選!
浴槽掃除のやり方
浴槽の汚れはほとんどが皮脂汚れなので、浴槽掃除には酸性の皮脂汚れに強いアルカリ性の重曹を使うと良いでしょう。濡らしたスポンジに重曹をかけて汚れを擦ります。汚れがひどい場合は、重曹ペーストを汚れに塗り、20分ほど放置した後に同じく擦って掃除しましょう。
浴槽のエプロンを外して掃除する方法
浴槽の側面についているパネルを「エプロン」といいます。このパネルを上に持ち上げて手前に引くと外すことが出来ます。なかなか外して掃除をすることはないと思いますが、とても汚れているので大掃除の時などに挑戦すると良いかもしれません。カビ汚れがほとんどなので、カビ取り洗剤で掃除をしましょう。
天井・床・壁の掃除
カビが目立つところはカビ取り洗剤を使うと効果的ですが、天井の掃除の場合は洗剤が垂れてくることも考えられるので注意が必要です。壁と床はクエン酸スプレーをし、スポンジで汚れを擦った後にシャワーで流しましょう。
鏡・蛇口・てすりの掃除
鏡や蛇口、てすりの汚れは水垢なのでクエン酸が有効です。クエン酸スプレーをし、スポンジで擦りましょう。
シャワーヘッド・シャワーホースの掃除
シャワーヘッドとシャワーホースの掃除には、クエン酸が有効です。シャワーヘッドは余裕があれば分解して掃除しましょう。シャワーヘッドもシャワーホースも、軽い汚れの場合はクエン酸水を吹きかけて擦りましょう。
排水溝の掃除
排水溝の汚れは皮脂汚れや髪の毛、石鹸カスです。お風呂で一番汚れがたまりやすいところですので、マメに掃除しましょう。まずは髪の毛などのごみを取り除きます。その後、分解出来るところは外し、カビ取り洗剤を吹きかけて少し放置しておきます。その後、シャワーで流し、汚れが残っている場合はブラシで擦りましょう。
ワンプッシュ式の排水栓の掃除
ワンプッシュ式の排水栓とは、排水するときに排水ボタンを押すと栓が上がり、排水されるタイプの排水栓です。排水ボタンを押し、持ち上がった排水栓を上に引き抜いて掃除します。ワンプッシュ式排水栓のメーカーのホームページなどには詳しい掃除の方法が載っていますので、そちらを参考にしてください。
椅子や洗面器の掃除
お風呂の椅子や洗面器には、皮脂汚れや石鹸カスがついていることが多いので重曹での掃除が有効です。軽い汚れなら重曹を振りかけたスポンジで擦りましょう。しばらく掃除しておらずカビが生えてしまった場合は、まずカビ取り洗剤を使いましょう。
浴槽ドアの掃除
お風呂のドアは通気口があったりレールがあったりと、掃除がしにくいところかもしれません。ゴムパッキンなどについてしまったカビは、カビ取り洗剤で取りましょう。細かいところの掃除は、いらなくなった歯ブラシなどを使うと便利です。
浴室換気扇の掃除
浴槽換気扇を掃除するときは、電源を切ることを忘れないようにしましょう。その後、換気扇のカバーを外し、中性洗剤を使ってホコリなどの汚れを落としましょう。
【お風呂掃除のやり方③】頑固な汚れの落とし方6選!
鏡の水垢を取るクエン酸パックのやり方
しつこい汚れの場合は、クエン酸パックをしてみましょう。鏡にクエン酸水をスプレーし、そこにキッチンペーパーをのせます。さらにそこにラップをかけ、20分から30分放置します。その後、ラップ等を外してシャワーで洗い流しましょう。
うろこ状になってしまった水垢の取り方
お風呂の鏡などの水垢を放っておくとうろこ状になってしまい、掃除するのに手間がかかってしまいます。うろこ状になってしまった場合は、クエン酸パックが有効です。または、うろこ状になった水垢専用の洗剤やスポンジが売っていますので、そちらを使うのも良いでしょう。
重曹とクエン酸を使った排水溝掃除のやり方
お風呂の排水溝を重曹とクエン酸で掃除する方法もあります。排水溝の蓋を外し、髪の毛などのごみを取り除いた後、排水溝に100g重曹をふりかけます。さらにクエン酸の粉を50gふりかけ、コップ一杯のぬるま湯をかけます。汚れが浮き上がってきた後に、ブラシで擦りシャワーで洗い流しましょう。
髪の毛のつまりを解消する方法
排水溝などに髪の毛が詰まってしまった場合は、専用の道具を使うか、排水溝の洗剤を使って解消しましょう。それでも解消できない場合は、専門の業者にお願いすることを検討しましょう。
こびりついた水垢を落とす方法
クエン酸パックでも落ちない水垢の汚れは、物理的に削る方法が良いかもしれません。水垢専用のスポンジを使ってゴシゴシ擦りましょう。
浴槽のふちの水垢を落とす方法
浴槽のふちの水垢はあまりゴシゴシ擦るわけにはいきませんが、こちらも専用のスポンジを使うことで普通のスポンジよりもきれいに落とすことが出来るでしょう。
【お風呂掃除のやり方④】黒カビの落とし方を紹介!
お風呂の黒カビはどんな菌?
黒カビはキノコなどと同じように菌の一種です。白カビとは違い、素材に根を張って奥深く入り込むのが黒カビの特徴です。このような特徴があるのできれいに掃除をしたと思っても、表面だけだとすぐに黒カビが発生してしまいます。
気温や湿度が高く、ほこりなどの栄養があると黒カビが繁殖しやすくなるので注意しましょう。
黒カビの上手な落とし方
黒カビを落とすには、塩素系漂白剤を使うことが有効です。強い除菌効果と漂白効果があるので、黒カビの掃除にはまず塩素系漂白剤を使うことをおすすめします。黒カビに直接かけて使用しましょう。液が垂れてくる場合はキッチンペーパーなどで垂れてこないように注意してください。
お風呂を綺麗なままにするコツ5選!
せっかくお風呂掃除をしたのですから、なるべく綺麗なまま維持したいと思いますよね。綺麗な状態を維持出来れば掃除の回数を減らすことが可能です。ここでは綺麗な状態を維持するコツをご紹介します。
温度と湿度を下げる
お風呂に入った後、お風呂の温度と湿度が高いままだと黒カビなどの発生の原因になります。お風呂に入った後はよく換気をすることが大切です。また、お風呂の温度を下げるために入浴後に冷たいシャワーを全体的にかけましょう。
水切りする習慣を付ける
お風呂の後は、水切りをする習慣をつけましょう。特にお風呂場の鏡を水切りすると、鏡に水垢がつくのを防げます。水切りには専用のスクイージーを使うと便利です。
小物を上手に収納する
お風呂の小物を収納するコツは、小物の接地面が少なくなるように吊るして収納することです。お風呂の壁にフックをつけネットに入れて収納すると、きれいに水切りが出来るでしょう。また、お風呂の椅子は最後にひっくり返しておくだけでもカビの発生を防ぐことが出来ます。
ボトル下のヌメリを予防する
シャンプーなどのボトル下はヌメリが発生しやすい場所です。お風呂の壁につけられるマグネット式などの収納棚を使い、直接お風呂場に置くのは避けたほうが良いでしょう。また、収納棚が水切りが出来るタイプだとボトル下のヌメリを防ぐことが出来ます。
十円玉とアルミホイルを使う
排水溝の掃除の後は、十円玉と丸めたアルミホイルを置くと綺麗なまま維持することが出来ます。10円玉の銅の成分は殺菌作用があり、バクテリアの発生を防ぎます。また、アルミホイルは水に濡れると金属イオンが溶け出します。金属イオンは皮脂汚れなどを洗い流してくれる効果があります。
お風呂掃除はどのくらいの頻度でやるべき?
なるべくならお風呂掃除の頻度を減らしたいと思っている人が多いと思います。先ほど紹介した、掃除の後に綺麗な状態を保つコツを実践することで、掃除の回数を減らすことが出来ます。実際は、毎日掃除をすることが理想ですが、最低でも一週間に3回は掃除をすると綺麗な状態を保つことが出来るでしょう。
お風呂掃除に便利なおすすめアイテム5選!
お風呂掃除は最低限の道具でも綺麗にすることが出来ますが、便利なアイテムを使うとストレスがなくお風呂掃除が出来るかもしれません。お風呂掃除に便利なおすすめアイテムをご紹介します。
激落ち 黒カビくん 天井カビ取りワイパー 伸縮タイプ
まずひとつめは、天井のカビを落とすのに便利なアイテムです。手の届きにくい天井掃除におすすめのブラシです。洗剤が無くても天井を綺麗にしてくれます。
まとまる!ヘアーストッパー
排水溝につける排水溝のカバーです。髪の毛が真ん中にまとまる仕組みになっているので、簡単に排水溝の掃除が出来ておすすめです。
鏡ハッキリくもり止め
鏡を掃除した後にくもり止めを塗っておくと、綺麗な状態を維持出来るのでおすすめです。8~10回の入浴ごとにくもり止めを塗ると良いでしょう。
浴槽掃除 アカパックン お風呂用
お風呂の浴槽に浮かべておくだけで、湯垢を取ってくれる便利アイテムです。お湯が汚れにくいので家族が多い家庭では最後までお湯が汚れずに済み、おすすめです。また、湯垢を取ってくれるので浴槽の掃除も楽になります。
バイオ お風呂のカビきれい
お風呂の天井に貼るだけでお風呂のカビを防いでくれる便利アイテムです。貼っておくだけなので手間がかからず、特にコツもいりません。半年を目安に交換しましょう。
あまりにひどい場合は業者にお風呂掃除を任せるのも手!
忙しくて掃除が出来ない時や、旅行から帰ってきた後など掃除が出来ない期間が続いた場合は、お風呂掃除を業者に任せるのも良いでしょう。道具もコツもいらずにお風呂が綺麗になります。
プロに任せることで自分では行き届かない部分も綺麗にしてくれるでしょう。お金はかかりますが、一度綺麗にしてもらうことで維持する意欲もわいてくるかもしれません。
綺麗なお風呂で一日の疲れを落とそう!
一日の終わりに疲れを癒す場所がお風呂だという人は多いのではないでしょうか。汚れを気にしながらお風呂に入るのではくつろぐことは出来ないでしょう。お風呂掃除の道具やコツを知ることで、綺麗なお風呂を維持することが可能です。
お風呂を心からリラックス出来る場所にするために、毎日のお掃除を継続して綺麗なお風呂を維持するようにしてみましょう。