セスキ炭酸ソーダの洗濯方法を徹底解説!落とせる汚れや注意点も!
今やお掃除界で注目を浴びている「セスキ炭酸ソーダ」をご存じでしょうか。セスキ炭酸ソーダを洗濯に利用することで、衣類の汚れを落としやすくし、水道代を浮かせるメリットがあるんです。今回はセスキ炭酸ソーダを洗濯に利用する方法や注意点までご紹介します。
目次
セスキ炭酸ソーダを日々の洗濯に活用しよう!
「セスキ炭酸ソーダの成分は何?」
「セスキ炭酸ソーダで本当に汚れが落ちるの?」
セスキ炭酸ソーダを使用したことがないという人は、こんな疑問を持つと思います。洗濯機にセスキ炭酸ソーダを少し入れるだけで汚れが落ちやすくなったり、家事の手間を減らすなどいくつものメリットがあります。日々の洗濯にセスキ炭酸ソーダを活用して、豊かな生活を手に入れてみましょう。
そもそもセスキ炭酸ソーダとは?
まずは、セスキ炭酸ソーダについて分かりやすくご説明します。セスキ炭酸ソーダとは、炭酸水素ナトリウム(重曹)と炭酸ナトリウムを合わせたアルカリ性の粉末状のものです。一般的には洗剤や入浴剤の成分として使われています。合成洗剤より成分がシンプルなので、赤ちゃんに使用する衣類にも安心して利用できます。また長期保存が可能で、開封後には瓶に詰め替えても品質は変わらず、酸化することはありません。
セスキ炭酸ソーダが落とせる汚れは?
セスキ炭酸ソーダは、皮脂汚れ・血液汚れ・軽度の油シミなどの汚れを得意とします。タンパク質を分解し、酸性の汚れを落としやすくする働きがあるので、シャツ襟や袖のシミや、布ナプキンの汚れなどに向いています。また洗浄力は特別強くなく、頑固な泥汚れなどには向いてません。
セスキ炭酸ソーダを洗濯に使うメリット4選!
セスキ炭酸ソーダを洗濯に利用することで、どんなメリットがあるのでしょうか。日々の洗濯にきっと役立つメリットを4選にまとめてみました。
軽い汚れや血液汚れを落とせる
通常洗濯機に入れる合成洗剤を使わずに、セスキ炭酸ソーダだけで皮脂汚れを落とすことができます。また大きな特徴は、通常では落ちにくい布ナプキンの血液汚れが簡単に落とせることです。わざわざ専用洗剤を買わなくてもセスキ炭酸ソーダで汚れを落とすことができるので、余計な費用がかからないというメリットがあります。
予洗いすることで汚れを落としやすくする効果も!
通常の洗濯をする前に、セスキ炭酸ソーダを利用して予洗いをすることで汚れが落ちやすくなります。汚れが落ちておらず、洗濯後にまた洗濯機を回すという手間が格段に減るというメリットがあります。
水に溶けやすく水道代の節約になる
セスキ炭酸ソーダはアルカリ性の性質を持っているので、水に溶けやすいという大きな特徴があります。水に溶けにくい洗剤はすすぐ手間や水が無駄になりがちですが、セスキ炭酸ソーダの場合なら水道代がかかりません。また溶けやすい洗剤だと洗濯機の汚れの原因になりにくく、洗濯槽の掃除が楽になるというメリットがあります。
消臭効果がある
セスキ炭酸ソーダはアルカリ性なので酸性の汚れを分解できるのと同時に、汗などの酸性の臭いも分解することができます。そのため皮脂汚れに強く、汗をかいた後の衣類や靴の洗濯にも消臭効果が期待できます。
セスキ炭酸ソーダでの洗濯に必要なものは?
セスキ炭酸ソーダを使用する場合、手洗いの際は洗面器とゴム手袋を用意しましょう。汚れが落ちにくい場合には、使わない歯ブラシがあると汚れを落としやすくするのに便利です。またセスキ炭酸ソーダは無香なので、物足りない人は柔軟剤を使うといいでしょう。
【セスキ炭酸ソーダの洗濯方法①】基本の使い方3選!
セスキ炭酸ソーダの魅力が分かったところで、基本の使い方3選をご紹介します。セスキ炭酸ソーダの使い方はシンプルで簡単なので、誰でも気軽に活用できますよ。
洗濯機で洗う場合
洗濯機で使用する場合は衣類の量を確認して、水30Lに対してセスキ炭酸ソーダを大さじ1~2杯入れます。あとは通常の要領で洗濯機のスイッチを押すだけです。汚れを一気に落としたいからといって、セスキ炭酸ソーダを入れすぎると衣類がベタつく原因になるので、正しい使い方を守るようにしましょう。
手洗いする場合
手洗いが必要な素材や、目立つ汚れがある場合は手洗いで行いましょう。水2Lに対してセスキ炭酸ソーダを小さじ2杯ほど洗面器に入れ溶かします。その後、衣類を浸して3時間~半日ほど放置して、手洗いをします。もし落ちにくい場合は指の腹や歯ブラシで軽くこすりましょう。付け置きする時間があまりに長いと色落ちする場合があるので要注意です。
洗濯用洗剤の助剤として使う場合
いつも使用している洗濯用洗剤と一緒にセスキ炭酸ソーダを洗濯機に加えるといった使い方もできます。水30Lに対しセスキ炭酸ソーダを大さじ1杯ほど入れて、あとはいつも通り洗濯機を回すだけです。助剤として使用することで、いつも以上に皮脂汚れが落ちやすくなり、消臭効果に期待ができます。
【セスキ炭酸ソーダの洗濯方法②】布ナプキンの洗い方
血液で汚れている部分は、初めに40度程度のぬるま湯だけで手洗いをします。次に洗面器に水1Lとセスキ炭酸ソーダを小さじ1杯入れて溶かし、布ナプキンを入れて1時間ほど放置します。その後再度手洗いをし、血液汚れが落ちれば通常の洗濯を行って完了です。
注意点は、付け置き時間を長い間放置すると、菌が繁殖してしまう恐れがあります。また、お湯の温度が50度以上だと血液が凝固してしまうので、ぬるま湯であることを確認してくださいね。
【セスキ炭酸ソーダの洗濯方法③】強力な汚れを落とす場合
通常の洗濯で落としにくい汚れには、まずセスキ炭酸ソーダを使ったスプレーを作ります。水500mlに対しセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯をスプレーボトルに入れ振って溶かせば完成です。汚れがひどい部分にセスキ炭酸ソーダスプレーをかけ、しばらく放置します。その後、洗濯用石鹸塗りこすり洗いをし、そのまま洗濯してしまいます。
セスキ炭酸ソーダは皮脂汚れを落とすのが得意なので、襟や袖の黄ばみに実践してみると効果が分かりやすいと思います。
セスキ炭酸ソーダで洗濯できる素材とできない素材は?
セスキ炭酸ソーダを利用する上で、気を付けなければいけないのが素材選びです。セスキ炭酸ソーダはアルカリ性で出来ているため、素材によっては傷めてしまうものもあります。衣類を台無しにしないために、セスキ炭酸ソーダに向いている素材をしっかり把握しておきましょう。
洗濯できる素材
セスキ炭酸ソーダで洗濯できる素材は、綿や麻で出来ているものです。化学繊維が少し混ざっている素材でも大丈夫ですが、デニムなど色の濃いものは色落ちしてしまうのでなるべく避けましょう。
洗濯できない素材
セスキ炭酸ソーダで洗濯できない素材は、シルク(絹)やポリエステル、動物の毛で出来ているウールです。セスキ炭酸ソーダで洗濯してしまうと、動物の毛に含まれているタンパク質が変質して素材を傷めてしまいます。また、セスキ炭酸ソーダで汚れを落とす場合は基本付け置き洗いになるので、水洗いのできないジャケットやスーツ等も洗濯しないようにしましょう。
セスキ炭酸ソーダで洗濯槽を掃除できる?
結論から言いますと、セスキ炭酸ソーダで本格的な洗濯槽の掃除はできません。洗濯槽の汚れは、洗濯カスや皮脂が付着し温度や湿度によってカビが繁殖することが原因です。アルカリ性が含まれるセスキ炭酸ソーダで洗濯槽の汚れをある程度落とせても、カビを除去するような強い洗浄効果はありません。
ただし、合成洗剤だけで洗濯するよりも日頃からセスキ炭酸ソーダを活用しておけば、洗濯槽に汚れが付きにくくカビの繁殖も防げます。洗濯槽を本気で掃除したいのであれば、洗濯槽用の洗剤を利用するのをおすすめします。
セスキ炭酸ソーダはどこで購入できる?
セスキ炭酸ソーダは、100円ショップやドラッグストア、ホームセンターで販売しています。値段が安価で手に入りやすい上に機能性も良いため、取り扱いの店舗はどんどん増えてきています。販売しているセスキ炭酸ソーダは粉末だけでなく、スプレータイプやシートタイプなど用途に合わせた商品も販売しているので、まずは自分に合ったものを使ってみるのもおすすめです。
セスキ炭酸ソーダの使用上の注意点3選!
早速セスキ炭酸ソーダを利用して実践したいところですが、最後に使用上の注意点を3つおさらいしておきましょう。正しい使い方をすれば、セスキ炭酸ソーダの活躍する場がもっと広まります。
汚れによって重曹と使い分けよう!
どんな洗剤にも向き不向きがあります。セスキ炭酸ソーダはあくまで軽い汚れに向いているので、頑固で落ちにくい汚れは重曹を使用するなどして使い分けましょう。いずれも使用する素材などの注意点はきちんと把握しておくことが大切です。
ゴム手袋を使用しよう!
セスキ炭酸ソーダは、肌への刺激が少なく環境にも優しいものですが、肌の弱い人や長時間皮膚に浸かったままだと手荒れしてしまう可能性があります。衣類を手洗いする場合はゴム手袋を使用して、手荒れを防ぐようにしましょう。
使用できない素材に注意しよう
セスキ炭酸ソーダを洗濯に利用する際には、色落ちするものやウールの素材のものは使用できないので注意しましょう。また、商品の裏面に使用できる素材の記載があるので、よく読んで活用するなど正しい使い方をしてくださいね。
セスキ炭酸ソーダは皮脂汚れや血液の汚れを簡単に落とせる!
毎日の洗濯にセスキ炭酸ソーダを利用できる方法などご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。正しい使い方をすれば、セスキ炭酸ソーダは皮脂汚れや血液の汚れを簡単に落とすことができます。また、セスキ炭酸ソーダは本格的な汚れには向いていませんが、軽い汚れを落とすような毎日の洗濯に利用することが可能です。これを機会に賢い洗濯術を身に着け、気持ちのいい毎日を過ごしましょう。