入学祝いのお返し(内祝い)を徹底解説!時期や相場・マナーなど
入学式のお祝いを頂いた際にお返し(内祝い)を贈っていますか。実は入学のお祝いは年長者が若者に贈るもののため、基本的にお返しは必要ありません。でも、頂くだけではなく感謝の気持ちを贈りたいですよね。そこで、内祝いのを贈る時期や相場、マナーなどをまとめてみました。
目次
入学祝いのお返し(内祝い)のマナーや相場を知りたい!
子供の入園や入学時の時期に頂くお祝いですが、お返し(内祝い)としてのマナーをご存知ですか?元々「内祝い」は入学のお返しという意味ではなく、入学などの慶事による幸せを近所や親せきの人と分かち合うためのもの、とされていました。現代ではそのような慣習がなくなり、入学のお返しのことを内祝いと呼ぶようになりました。
そこで、改めて入学のお返しとしての内祝いのマナーや金額の相場を前もって確認しておき、速やかに準備ができるようにしておきましょう。
入学祝いのお返しの時期や相場は?
入学内祝いの時期は入学式の後が一般的
入学のお祝いを頂く時期は、入学式の前が多いので、入学の内祝いを贈る時期は入学式が終わったら速やかに相手の手元に届くように手配するのが理想的です。遅くても入学式から1か月以内には贈るように準備しておきましょう。
入学内祝いの金額は3分の1から半分相当が相場
入学の内祝いの金額は頂いた金額の3分の1から半分が相場とされています。但し、祖父母や親せきなど、かわいい孫へのお祝いを奮発していることもありますので、あまり高額になり過ぎて相手に気を遣わせないように気を付けましょう。
入学祝いのお返しの『のし』の書き方を解説!
のしの水引は紅白の蝶結びを選ぶ
#初節句 の #内祝い のマナーについてです😊
— 冠婚葬祭の知恵袋 (@kankon_master) February 20, 2019
🔴贈る時期 1ヶ月以内
🔴金額の目安 お祝いの「半額」程度
🔴水引 紅白の蝶結び(熨斗つき)
🔴表書き 「内祝」または「初節句内祝」とし、
子供の名前(苗字不要)を書く
⚠️郵送で贈る場合、差出人は親の名前を書きましょう💕 pic.twitter.com/4XiXvJku0c
入学はおめでたい出来事の慶事になります。そのため、内祝いのマナーとしてのしを付けましょう。のしの種類は、何度あってもおめでたい慶事の場合、何度も結ぶことができるという意味を持つ紅白の蝶結びの水引を選びましょう。
表書きは「内祝」「入学内祝」
のしのマナーをもう1つご紹介します。のしは無地ではなく、表書きに「内祝」または「入学内祝」と書いて、その下に入学する子供の名前を書きましょう。
「内のし」が一般的
お返しとして内祝いを贈る場合、のしのつけ方にもマナーがあります。のしは包装紙の外側につける「外のし」と内側につける「内のし」があります。内祝いは全般的に「内のし」にしますが、地域によっても違うので事前に確認しておきましょう。
入学祝いのお返しのマナー4選!
高価すぎるお返しは避ける
最近のランドセルはとても高価なものが多くなっています。そのため、入学のお祝いとしてランドセルを買ってもらうご家庭も多いかもしれません。でも、内祝いの金額の相場が3分の1から半分だからといって、その通りの金額の品物を選ぶととても高いお返しとなってしまいます。そのため、相手を考えて5000円程度、1万円程度など、金額を考えてから内祝いを選ぶ必要があることも覚えておきましょう。
入学祝いを頂いたら取り急ぎ電話でお礼をする
入学祝を頂いたら、お返しとしての内祝いを贈るかどうかに関わらず、取り急ぎ電話で一言お礼を伝えましょう。また、お手紙でお礼を伝えるのも感謝の気持ちが伝わるかもしれません。
入学内祝いには入学式の写真を添える
入学の内祝いとして贈るものに入学式の写真を添えるととても喜んでもらえるかもしれません。つい最近生まれた赤ちゃんだった子供もランドセルを背負うことで、とても立派に見えます。ただ、物だけを贈ると形式的な感じもしますが、写真を添えることで相手にもよりお祝い事を分かち合う気持ちが伝わります。
可能であれば子供と一緒にお礼に行こう
内祝いを贈ってくれた方が近くにいる場合は、ぜひ入学式が終わったら子供と一緒にお礼に行きましょう。物だけを贈るより写真を添えた方が喜んでもらえますが、さらに子供の顔を見せることができれば物よりもずっと「贈ってよかった」と相手に思ってもらえるかもしれませんね。
入学祝いのお返しの定番4選!
商品券やギフトカード
内祝いとして商品券やギフトカードを選ぶと、金額がわかってしまいます。使わないものをもらうよりも実用的と考える方には人気がありますが、金額がわかってしまうことをマナー違反と考える人もいるので気を付けましょう。
カタログギフト
内祝いの金額がわかってしまう商品券やギフトカードは失礼と感じる人におすすめなのはカタログギフトです。カタログギフトの中から選ぶことができれば、あからさまな金額がわからない上に、自分で好きに選ぶことができるので人気の商品です。
洗剤などの日用品
洗剤やタオルなどの日用品も、いくらあっても困らない消耗品なのでお返しとしてとても人気のある商品です。日用品の中でも、ちょっと高級なものやオーガニックにこだわっているものなど、おしゃれな商品を選んで贈ると喜んでもらえるかもしれませんね。
お菓子や飲み物
内祝いの品として人気の商品にお菓子や飲み物があります。内祝いとして紅白のカラーで作ってあったり、メッセージ付きのお菓子など、おしゃれで種類もたくさんある上に、贈られた方も家族で楽しむことができるので迷った時にはおすすめです。
入学祝いのお返しに送りたいおしゃれなお菓子5選!
有名ブランドのチョコレート
内祝いのお返しとして人気のお菓子ですが、その中でもちょっと高級な有名ブランドのチョコレートを選んでみませんか。金額もちょうど相場に合った価格設定のものも多く、贈る相手によってミルクチョコレート、フルーツ系のチョコレート、和菓子のようなチョコレートなど、いろいろな種類がありおしゃれなものも多いので喜んでもらえそうです。
ゼリーやバウムクーヘンなどの洋菓子
内祝いとして贈る場合、お年を重ねた方から子供まで年代を選ばないため人気なのがゼリーやバームクーヘンなどの洋菓子です。入学式は4月になります。最近は5月の連休の頃に向かって気温もどんどん上がり、暑い日も出てきますよね。そこで、冷蔵庫で冷たく冷やして食べるゼリーはとても喜んでもらそうです。
また、バームクーヘンもサイズの大きいものから、1つずつ個包装になっているおしゃれなものまでいろいろな種類があります。贈る相手の家族が多いことや、一人暮らしなど状況によって選ぶことができますね。
もなかや羊羹などの和菓子
お年を重ねた方にはもなかや羊羹などの和菓子が喜んでもらえます。かわいい入学式の写真を見ながらパパ似だね、ママ似だねと話しながら美味しい和菓子を味わってもらえたら内祝いを贈った甲斐がありますね。
豪華な果物ギフト
内祝いを贈る方が甘いものが好きかどうかわからない、という場合は果物を贈ってみませんか。季節の果物がたくさん入った詰め合わせは見た目もとてもおしゃれな上に、果物が嫌いな人はあまりいませんよね。果物であれば、朝ごはんにもお茶菓子としても食べることができるので人気の商品です。
メッセージクッキーでささやかなお礼を
内祝いの品としておすすめなのがメッセージ付きのお菓子です。クッキー1つ1つに「thank you」や子供の名前や紅白の蝶結びの水引が印刷されているおしゃれなものもあります。また、箱に「ありがとうございます」と印刷されているものもあり、たくさんあって迷ってしまうほどです。クッキーであれば、子供も食べることができるので年代を選ばずに人気がある商品です。
入学祝いのお返しのメッセージ例文を紹介!
メッセージカードの文例
内祝いには写真とともにお礼のメッセージがつけて、気持ちを伝えたいですね。友人など気心が知れた相手にも、ぜひメッセージカードをつけて感謝を伝えましょう。
「入学のお祝いありがとう。4月〇日に無事に入学式を終えて、元気に学校に通っています。毎日学校での様子を楽しそうに話してくれるので、私たちもほっと一安心です。また遊びに行きますね。会えるのを楽しみにしています。」
「入学のお祝いありがとうございます。無事に入学式を終えて毎日元気に学校に行っています。〇〇はすぐに友達もできたみたいで、学校は楽しいと言っています。落ち着いたらぜひ遊びに行かせてください。」
お礼状の文例
祖父母や親せき、年上の知人などに感謝の気持ちを伝える場合のお礼状はきちんと書いて用意しましょう。
「拝啓 ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか。先日はお心遣い頂きありがとうございました。無事に〇月〇日に入学式を終えることができ、毎日楽しく学校に通っています。頂いたお祝いで〇〇を購入させていただきました。落ち着いたらぜひご挨拶に伺わせていただきたいと存じます。お会いできますのを楽しみにしております。季節の代わり目ですので、体調など崩されませんようご自愛くださいませ。」
「拝啓 春風が気持ちよい季節となりました。〇〇様にはお元気でお過ごしのこととお慶び申し上げます。この度は〇〇の入学に際しましてお心遣いを頂きありがとうございます。無事に入学式を終えて、元気に学校に通っております。頂きましたお祝いで〇〇が兼ねてから欲しがっておりました〇〇を購入させていただきました。大変喜んで使っております。またお会いした折には、〇〇の成長した姿をお見せできるよう日々を過ごして参りたいと思います。時節柄、くれぐれもご自愛くださいませ。」
おしゃれで素敵な入学内祝いで幸せのお裾分けをしよう!
子供にも親にとっても入学式は人生の節目になります。そんなおめでたい入学にお祝いをくださった方には、丁寧にお返しになる内祝いを選んで贈りたいですね。おしゃれなもの、おいしいもの、実用的なものなど、相手のことを考えながら贈り物を選び、写真やメッセージをつけて贈るときっと喜んでもらえるはずです。ぜひ時期や相場、マナーも頭に入れつつ、素敵な内祝いを選んでくださいね。