ひな祭りの離乳食レシピ14選!初期・中期・後期別に紹介!
3月3日のひな祭りは女の子の節句とも言われています。初節句の時期はまだまだミルクだけ、または離乳食の時期ですが一緒にお祝いの食事をしたいですよね。そこで、ひな祭りに赤ちゃんも食べることができる離乳食のレシピをご紹介します。
目次
離乳食でひな祭りの行事食を作ろう!
ひな祭りの行事食とは?
ひな祭りは桃の節句とも呼ばれています。3月3日に女の子の健やかな成長を願ってひな人形を飾り、家族みんなでひな祭りをお祝いをします。その際の食事の内容をひな祭りの行事食と呼びます。ひな祭りのメニューは、ちらし寿司、はまぐりのお吸い物、ひなあられ、菱餅、白酒です。
赤ちゃんの月齢に合わせるのがポイント!
離乳食は赤ちゃんの月齢を目安に生後5~6か月頃から始めます。食べることができる食材や固さが月齢によって少しずつ変わってきます。初期は5~6か月、中期は7~8カ月、後期は9~11カ月、完了期は12~18カ月を目安とされていますが、個人差もあるので、赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。
ひな祭りの行事食を赤ちゃんに、と思ってももちろん大人と同じレシピというわけにはいきません。そこで、初期、中期、後期、完了期という月齢に合わせて赤ちゃんが食べられる食材、固さやお皿、プレートなどに変化をつけてひな祭りの行事食を作りましょう。
ひな祭りの離乳食レシピ【初期編】3選!
離乳食初期はどんな時期?
離乳食初期の月齢では今までミルクや母乳だけだった赤ちゃんがはじめて口に食材を入れる時期でもあります。そのため、毎日同じ量を食べないことがほとんどです。日々の離乳食の量に一喜一憂せずに離乳食初期は楽しく食事をすることを目標にしましょう。
まだまだ離乳食初期の固さはポタージュ状です。さらに食材はご飯、パンなどの炭水化物に豆腐、じゃがいも、にんじん、トマト、大根などの一部の野菜とりんご、バナナなどの果物だけなので、ひな祭りの離乳食はペーストで絵を描くことを中心としたレシピにしましょう。
【レシピ①】野菜ペースト10倍粥
材料
米 大さじ2(30g)
水 300〜400cc
(ごはんの場合は30gに対して水1カップ)
野菜ペースト(小松菜の葉先、湯剥きしたトマトなど)
作り方
①鍋に洗米した米と水を入れて強火にかけます。沸騰したら弱火にして30分煮ます。(ご飯から作る場合は強火にしてから20分ほどで様子をみましょう。)
②小松菜の葉先を茹でてつぶします。トマトも湯剥きします。どちらも裏ごししてピューレ状にしたらコルネにいれます。
③おかゆをおさらにもったら、コルネにいれた野菜ピューレで女の子の顔を描いてあげたり、菱餅の色を意識して三食に分けて盛り付けてもかわいいですね。
【レシピ②】菱餅風野菜ペースト
材料
小松菜ペースト
じゃがいもペースト
にんじんペースト 適量
作り方
①それぞれの食材を煮て、潰してから裏ごししてピューレ状にします。
②高さのある透明な容器に菱餅と同じように一番底の部分に小松菜ペースト、真ん中にじゃがいもペースト、上ににんじんペーストをのせます。
【レシピ③】豆腐とイチゴのやわらかピューレ
材料
絹ごし豆腐 30g
いちご 2個
粉ミルク(お湯でとく) 小さじ1
かたくり粉 適量
作り方
①レンジで豆腐を温めて、お湯でといた粉ミルクを入れてよく混ぜます。
②裏ごししたいちごを鍋にかけて水でといた片栗粉をいれてとろみをつけます。
③お皿に①をいれて、②で桃の花の絵を描きましょう。
ひな祭りの離乳食レシピ【中期編】4選!
離乳食中期はどんな時期?
離乳食中期の月齢では1日2回食のリズムがつくことを目標にします。食材は指でつぶせる程度の固さにして、離乳食中期は少しずつ食材を増やしていきます。また、食材が増えると献立のバリエーションも増やすことができます。下の歯が2本はえてくる子も多いので、離乳食中期は小さなかたまりや固さを意識して食材を調理しましょう。ひな祭りの離乳食は初期に比べて少し彩りもよくレシピを増やすことができます。
【レシピ①】お内裏様とお雛様7倍粥
材料
ご飯 大さじ2
水 大さじ5
(7倍がゆ 大さじ2)
にんじんペースト
ブロッコリー花蕾 1つ
作り方
①大き目のボールにご飯と水を入れてラップをかけます。ラップは完全に封をせずに軽く開けておきます。500wで5分加熱して、そのまま5分蒸らします。
②赤ちゃんの状態にあわせてすりつぶしましょう。
③にんじんをさいのめ切りにして茹でてすりつぶします。ブロッコリーも茹でてすりつぶします。
④おかゆを薄くプレートにのせたら、ピューレでお内裏様とお雛様の顔や髪飾りを描いていきます。
【レシピ②】カラフル野菜のそうめん
材料
トマトペースト 15g
粉ミルク 少量
にんじん 5mm
卵 少々
そうめん 10g
だし汁 50ml
キャベツペースト 15g
作り方
①トマトペーストに粉ミルクをまぜてひな祭りらしく薄いピンク色にします。
②茹でたにんじんと薄焼き卵を型抜きします。
③1cmくらいの幅にカットしたそうめんを茹でます。
④鍋にだし汁をいれて、③を入れて柔らかく煮ます。
⑤お皿にそうめんと型抜きしたとまと、卵焼き、キャベツペーストなどを盛り付けます。
【レシピ③】菱餅型のポテトサラダ
材料
じゃがいも 2個
にんじん 1/2本
ほうれん草 1束
豆腐 1/6丁
豆乳 100cc
とろけるチーズ(なくてもOK) 少量
出汁 少量
イチゴ 1/2個
作り方
①牛乳パックを10cm程度の幅に切り取り型にします。そこにアルミホイルを貼っておきます。
②にんじんは5mm程度の輪切りにして、型抜きをしておきます。残った部分はすりつぶしておきます。
③ほうれん草は柔らかく茹でてすりつぶします。
④じゃがいもは茹でて軽くつぶしておきます。鍋にじゃがいも、豆腐、豆乳、チーズ、出汁をいれて混ぜていきます。
⑤④を3等分します。1つはそのまま、もう1つは③を混ぜて、最後の1つはすりつぶしたにんじんを混ぜます。
⑥牛乳パックにほうれんそうを混ぜたもの、そのまま、にんじんをまぜたものの順に重ねてひな祭りの菱餅をイメージして作りましょう。その後冷凍庫でしっかり冷やし固めます。
⑦凍ったらできあがりですが、離乳食なので食べる前にレンジであたためて人肌程度にしましょう。にんじんやいちごをトッピングして出来上がりです。
【レシピ④】イチゴとキウイのやわらかパフェ
材料
キウイ 1/2個
いちご 1/2個
プレーンヨーグルト 小さじ2
作り方
①キウイフルーツは皮をむいて種の部分を取り除きます。レンジで50秒加熱して、裏ごしします。いちごはみじん切りにします。
②透明なグラスにキウイフルーツ、ヨーグルト、いちごの順に重ねていきます。
ひな祭りの離乳食レシピ【後期編】7選!
離乳食後期はどんな時期?
離乳食後期の月齢では1日3回食のリズムをつけることを目標にしましょう。少しずつ歯もはえてくるので、まずはぐきで噛むことを覚えていきます。離乳食後期の食材の固さはバナナくらいを目安にします。また、自分で食べることを楽しむ子には手づかみで食べられる食材や調理法をしてあげると楽しく食べることができます。離乳食後期は食べられる食材もどんどん広がってくるので、固さを意識して彩りや献立などを工夫しましょう。ひな祭りの離乳食としては中期とはかなり変わって、大人のメニューに近づきます。
【レシピ①】やわらかご飯のカラフルちらし寿司
材料
軟飯 240g
きゅうり 5cm
卵 1/2個
にんじん 1cm
鮭フレーク 10g
のり 適量
作り方
①きゅうりは皮をむいてピーラーで薄く切り、レンジで30秒加熱します。
②卵をといて薄焼き卵を作ります。冷めたら細くカットしておきましょう。
③にんじんは3mm程度にカットして柔らかく茹でて型抜きします。
④プレートに軟飯を盛り付けたら、①~③を飾ります。のりを使って、目や口を描くとかわいいですね。
【レシピ②】3色のカラフルおにぎり
材料
軟飯 80g
鮭フレーク 5g
青のり 適量
すりごま 適量
作り方
離乳食を手づかみで食べたがる子におすすめのレシピです。
①軟飯を3つに分けて、それぞれに鮭フレーク、青のり、すりごまを混ぜます。
②手づかみしやすい形や大きさのおにぎりをつくりましょう。
【レシピ③】ハート型サンドイッチ
材料
サンドイッチ用食パン 1枚
冷凍グリーンピース 大さじ1
トマトペースト 適量
ヨーグルト 小さじ1
作り方
①グリンピースは茹でて裏ごししてヨーグルトを混ぜます。
②食パンをハートの型抜きでくり抜きます。
③食パンに②やトマトペーストを塗って重ねます。または、パン1枚全体に②をぬって両端から真ん中に折ります。さらに左右を折りたたんでラップで包んでなじませます。少し時間を置いてから包丁で切るとハートのサンドイッチができあがりです。
【レシピ④】里芋だんご
材料
里芋 40g
にんじんペースト 5g
ほうれん草ペースト 5g
作り方
①里芋は皮をむいて柔らかくゆでてつぶします。
②里芋を3等分して、1つはそのまま、もう1つにはにんじんペーストを、もう1つにはほうれん草ペーストをまぜて丸く成型します。
【レシピ⑤】内裏雛ポテトサラダ
材料
じゃがいも 1/2個
プレーンヨーグルト 小さじ1
マヨネーズ 少々
黒ごま、のり、きゅうり、赤パプリカ 適量
作り方
①じゃがいもは皮をむいて茹でてつぶします。
②①にヨーグルトとマヨネーズをあえて、頭の部分は丸く成型し、体の部分は台形の形に成型したらひな祭りらしいお内裏様とお雛様の完成です。
③黒ごまで目を作りのりで髪の毛や帯をデコレーションします。また、お内裏様の冠と笏はきゅうりで、お雛様の冠と扇は赤パプリカで作ると離乳食とは見えないほど彩りよくきれいに出来上がります。
【レシピ⑥】菱餅風寒天ゼリー
材料
キウイフルーツ 50g
いちごペースト 30g
いちご 1/2個
水 100ml
寒天 3g
牛乳 200ml
作り方
①いちごをみじん切りにする。寒天を水とともに火にかけ2~3分混ぜます。
②①に牛乳を3回に分けて入れながら混ぜます。
③②を三等分にして、1つにはキウイフルーツをみじん切りにしたもの(飾り用に少し残しておく)を混ぜ、もう1つにはいちごペーストを混ぜてそれぞれ別の容器で冷やし固めます。
④しっかり固まったら3つを重ねて、キウイフルーツやいちごをトッピングします。
【レシピ⑦】ホットケーキミックスで菱餅型ケーキ
材料
プレーンヨーグルト 適量
いちご 1個
ホットケーキミックス 50g
牛乳 25ml
卵 1/2個
いちごペースト 10g
ほうれん草ペースト 10g
作り方
①ヨーグルトを水切りして、いちごはみじん切りしておきます。
②ホットケーキミックスと牛乳、卵を入れてよく混ぜます。
③②の半分の生地にはいちどペーストを混ぜ、残りの半分にはほうれん草ペーストを混ぜます。
④フライパンで③の生地をそれぞれ焼きます。
⑤2つの生地の間に水切りしたヨーグルトを塗っていちごをトッピングしたら出来上がりです。離乳食の時期でもひな祭りはケーキがあると嬉しいですよね。
離乳食完了期のひな祭りメニューのおすすめは?
離乳食完了期はどんな時期?
離乳食完了期の月齢にはしっかりと奥歯もはえてくるので、歯で食べ物を噛んで飲み込むことができるようになります。1日の食事のエネルギーの大半をミルクではなく食事から摂れるようになったら離乳食の完了と考えます。離乳食完了期は食材を少しずつ大きくしたり、固さもしっかりと形あるものを噛んで食べるような調理法にしていきましょう。
完了期はプレートメニューがおすすめ!
離乳食完了期は、ご飯、おかず、汁物の三点をしっかりと食べるための練習の時期でもあります。そこで、プレートを使ったひな祭りの離乳食にしましょう。プレートを使うことで、大人も三角食べを教えやすく本人も意識しやすくなります。
そこで、完了期にはプレートのご飯の場所にひな祭りおにぎりを、おかずにチキンや鮭などを、汁物にははまぐりのお吸い物(薄味)にしてみましょう。ただし、はまぐりはアレルギーを起こすこともあるので気を付けましょう。ひな祭りは特別な日なので離乳食でもデザートもあるとこどもは喜びそうですね。
≪ひな祭りおにぎり≫
軟飯 80g
卵 1/2個
砂糖 ふたつまみ
塩 少々
ブロッコリー、にんじん薄切り 適量
のり 適量
①卵を溶いて薄焼き卵を2枚作ります。
②軟飯で丸いおにぎりを2つと三角のおにぎりを2つ作ります。
③ブロッコリーもにんじんも茹でます。ブロッコリーの穂先はお内裏様の笏に見立て、にんじんはお雛様の扇の形にカットしましょう。
④三角のおにぎりに薄焼き卵を巻いて体の部分にします。丸いおにぎりにはのりで目や髪を作ります。
ひな祭りは可愛くて美味しい離乳食に挑戦しよう!
ひな祭りは毎年迎える日ですが、初節句の頃から毎年その成長を感じる日でもあります。まだまだ離乳食しか食べられない赤ちゃんも大人のレシピを少しアレンジすることで似たメニューを食べることができますよね。ぜひひな祭りらしい色使いで見た目もかわいらしいおいしい離乳食やプレートの離乳食を作ってみましょう。