生理中の眠気がひどい!眠くなる原因と対処法とは?
ただでさえ生理中は腹痛やイライラで大変なのに、生理前からだるい・眠いなど気持ちが下がる症状ばかり続きます。そんな生理前から生理中にかけて起こる不調の原因や対処法をご紹介します!眠いからといって生理前にはNGな行動もあるので要チェックです!
目次
生理前や生理中の眠気やだるさをなんとかしたい!
女性にとってどうしても憂鬱になりがちなのが生理ですよね。生理前から腹痛や眠い症状に悩まされ、生理中も不快感が続く方が多いのではないでしょうか。
今回は「生理中の眠い症状」に着目して、原因や対策法をまとめていきます!生理中は仕事も手につかないし、おでかけも楽しめないという人は必見ですよ。
生理で眠くなるのは女性ホルモンが原因!
色々な種類があり、様々な影響を与えている女性ホルモン。生理中の眠い・だるいなどの原因はどのホルモンなのでしょうか。原因をしっかり把握して、生理中の憂鬱な気分を乗り切れるようにしましょう!
眠気の原因PMS症状とは?
排卵から次の生理にかけて分泌される「プロゲステロン」という女性ホルモンが、生理中の眠気を引き起こす原因となっています。このホルモンが分泌されている間は基礎体温が上がり、昼と夜の体温差がほとんどない状態になります。通常は体温が高いところから段々低くなって眠い気持ちになっていくのですが、体温差がなくなるとその状態にならず、睡眠不足の理由となってしまうのです。
また、プロゲステロン自体に催眠作用があることも原因となり、やる気が起きないほど異常な眠気が襲ってきます。これらのホルモンが生理中に起こる不調の大きな理由となっているので、通常と同じ生活では対策が不十分ですよね。
生理で眠い理由とは?
生理中に眠いのは、先述したホルモンの影響が1番大きな理由ですが、そのほかにも生理中は体に不調が起きやすいですよね。腹痛や頭痛、体が異常にだるいなど、通常の生活とは全く違った状態になってしまうこともあります。それらの不調により体が変に疲れてしまい、結果として眠い・やる気が出ないなどの理由につながっているのです。
生理で眠いときの対処法8選!
なんだかいつもより眠いしだるいなと感じて日にちを考えたら生理前だった。ということはありませんか?それくらい体の状態が変わるのが、女性の特徴でもあります。眠い体をどうにか動かしたい、リラックスさせたいというときに試して欲しい対処法8選です。
①規則正しい生活を心がける
現代社会において、規則正しい生活を毎日送るというのはなかなか難しいですよね。どうしても睡眠不足やバランスの悪い食事になりがちだと思います。できれば生理が来そうな1週間前から生理中だけでも、しっかりとした睡眠や食事を心がけてみましょう。
普段シャワーだけという人は、お風呂に10分ほど浸かる時間をつくってみてください。生活リズムを整えて対策をすれば、すっきりとした気持ちで生活できるはずですよ!
②軽い運動をする
ウォーキングやストレッチなど、体がポカポカしてリラックスできる程度の運動をしてみましょう。運動できないほど眠いしだるいというときは、横になってのストレッチでも充分対策になります。これはお風呂上がりにやるのが特におすすめです。運動することで血流が良くなるのと同時にリラックスすることもでき、憂鬱な気分も少し軽くなりますよ。ただし、ハードな運動は逆効果になりかねないのでご注意ください!
③ハーブティーやサプリメントを飲む
生理中のホルモンバランスを整えるには、チェストベリー(チェストツリー)が最適です。香りが強いものは苦手だという方は、チェストベリーが入っている漢方やサプリメントを摂取するのもひとつの方法ですね。また、レモングラスやミントティーなど爽やかな香りで気分を変えるのも良いでしょう。香りがもつパワーで、生理中の眠い気持ちを軽くしてみましょう!
④寝る前にお風呂に入る
これは眠い時の直接の対策ではありませんが、しっかりと夜に質の良い睡眠をとるために試して欲しいことです。お風呂に浸かることで全身の体温や血流が良くなります。お風呂から上がったあとは段々と体温が下がり、自然と睡眠に適した状態になるのです。その状態を意識的に作るため、生理中は少し熱く感じる温度のお風呂でマッサージをしながらリラックスしてみてくださいね。
お風呂上がりには、先述してきたハーブティーや軽い運動としてストレッチなどを取り入れてみると効果バツグンですよ。
⑤寝る前にテレビやスマホを見ない
これは生理中に限らないことですが、画面が発するブルーライトなどが原因で睡眠が浅くなり、朝目覚めてから体がだるい状態になりやすいためです。体をしっかり休めるために、せめて30分前までには電子機器をいじるのはやめておきましょう。長く眠れる夜にしっかり深い睡眠を取れれば、生理中のだるい気持ちが軽くなるでしょう。
⑥リラックスできる音楽を聴く
だるくて眠い、やる気が出ない生理中の対処法は、気分転換してリラックスするのが1番ですよね。お気に入りの音楽をなるべく無心で聴いて、ほかのことは気にせずリラックスしてみましょう。音楽に集中することで生理中ということから頭が離れ、眠い気持ちも少し晴れるかもしれません。もちろん運動しながら聴くのも良いですし、お風呂に浸かりながらというのもおすすめです!
⑦好きなアロマを焚く
これは生理中にリラックスするための手段として、香りを使う方法です。部屋の明かりも少し暗めにして、心も落ち着いた状態でアロマを焚いてみましょう。この状態で先述した音楽を聴くというのもおすすめです。いつもより深い呼吸を意識して、全身に酸素が行き渡るのを想像してリラックスしてみてくださいね。
⑧経口避妊薬を飲む
排卵を止め、ホルモン濃度を低下させることができます。それに伴って基礎体温も低くなるので、生理中以外と同じ状態に近づきます。ただ、薬には副作用もありますのでしっかりと確認をしてから使用してくださいね。
生理の眠気対策でやらないほうがいいことは?
ここまでは、生理中の眠い時に試して欲しい対処法を紹介してきました。では逆に、あまりやらないでほしい対処法というのもあるのでしょうか。もしかしたら良いと思っていたことも逆効果かもしれないので、NGな理由までしっかり確認しておきましょう!
カフェインを摂取する
眠い時にはカフェイン。そういったイメージは強いのではないでしょうか。その考えは間違いないのですが、カフェインの効果は5~7時間程度続くと言われているので、しっかりと計算して摂取しなくてはなりません。休みたい時にカフェイン効果のせいで目が冴えてしまうと、かえって睡眠不足の理由となりますのでご注意下さい。
お酒を飲む
お酒を飲むと眠くなるという人も多いかと思いますが、眠るためにあえてお酒を飲むのはおすすめできません。その理由は、アルコールを摂取したあとの睡眠は質が低いものになってしまうからです。簡単に眠りにつくことができたとしても深い眠りにはならず、朝起きたらなんだかすっきりしないということになってしまいます。自然な眠りにつけるよう、睡眠のためにあえてアルコールを摂取することは避けましょう。
どうしても生理の眠気を撃退しなくてはならないときには?
いくら生理前だからと言っても、どうしても休めない仕事や用事はありますよね。眠い気持ちを撃退する方法はどんなものでしょうか。いざというときにできる、簡単な対処法をご紹介します。
眠気を撃退するツボを刺激する
これまではアイテムを使用する対処法が多かったですが、ツボ押しは自分の体さえあればいつでもできることです。仕事の最中やお出かけ先で急激な眠気に襲われたときに試してみてください!
中衝(ちゅうしょう)
中指の爪根元、人差し指寄りにあります。爪周辺は硬くてわかりづらいので、押しながら探してみてくださいね。
合谷(ごうこく)
親指と人差し指付け根の真ん中くらいにある、くぼみの辺りです。割と凝りやすいので、強めに押してほぐしてあげてください。
労宮(ろうきゅう)
手をグーにした時、中指と薬指が当たる辺りのツボです。真ん中で押しづらいという場合は、太めの棒を使用して押すと効きますよ。
眠い時は上手に仮眠をとる
仮眠は15分程度取る事ができれば、十分な効果が得られるそうです。仕事中だと仮眠を取れる状況はないかもしれませんが、お昼休憩などに少しだけでも目をつぶって眠れる時間を取りたいところです。オフの日であれば、無理せず身体を休めてあげるのが得策です。遊びに出かけるときは少しだけ眠ってから外出、というのも効果がありますよ。
手首を冷やしてスッキリする
手首は太い血管がある箇所です。そこを冷やすことで、全身の温度が落ち着いて目が覚めるかもしれません。ただ、生理前なので体を冷やしすぎるのはNGです。眠いのが少しでも改善したら冷やすのをやめて、また眠くなる場合はそのときに冷やす、というように適度に使ってみてくださいね。
生理の眠気があまりに酷いようなら病院へ
生理前の眠気はホルモンが原因でもあり、仕方の無いことではあります。ただあまりに眠い・だるいといった症状が重いようであれば、他にも良くないところや理由があるかもしれません。そういった時は、あまり悩み過ぎず病院に頼ってみましょう。
生理前のだるくて眠い症状の理由や対策、あまりやってほしくないことなどを紹介してきました。軽い運動や生活を整えることなど、生理前だけではなく普段から意識していきたいことがたくさんあったかと思います。
女性にとって辛いもの、憂鬱なものというイメージが強い生理ですが、しっかりと対策をすれば少しでも緩和してくれるはずです!女性にしか経験できないことでもあるので、嫌なものというイメージを徐々に変えていけるといいですよね。