キャンピングカーで生活してみたいあなたへ!気になる生活を紹介!

アウトドア人気と共に、SAやPA、温泉などで、キャンピングカーを見かけることも増えてきました。キャンピングカーで生活すると、どんな感じなんでしょう?食事や駐車事情など生活のこと、仕事や住民票・税金などなど、ほんの少しのぞいてみませんか?

キャンピングカーで生活してみたいあなたへ!気になる生活を紹介!のイメージ

目次

  1. 1憧れのキャンピングカーでの生活は実現可能?
  2. 2キャンピングカー生活のメリット
  3. 3キャンピングカー生活のデメリット
  4. 4気になるキャンピングカー生活
  5. 5キャンピングカーのタイプ
  6. 6楽しく快適なキャンピングカー生活を!
  7. 7出典はこちら

憧れのキャンピングカーでの生活は実現可能?

70年代のヒッピーと呼ばれる人々や、移動型民族と呼ばれるジプシー、家畜と共に移動する遊牧民族などなど、移動しながら仕事をして生活することを選んだ人は、すでに存在しています。『できるんじゃないかなぁ?旅生活』そんな風にぼんやりと想像することはできますね。

なんと言っても、現代には、キャンピングカーという文明の利器があります!憧れますよね、キャンピングカーでのキャンパー生活♪やってできないことはなさそうですけど…日本ではどうなんでしょう?

キャンピングカーで旅を生活にすると、実際にはどんなことが起きるのか?食事や駐車事情、仕事や住民票・税金などなど、ほんの少しのぞいてみましょう!

キャンピングカー生活のメリット

毎日が旅行気分

『キャンピングカー』=『動く家』に住んでいるわけですから、移動しない手はありません。季節や天候によっては、水平線から昇る朝日や美しい夜空、色鮮やかな紅葉、輝く樹氷など、様々なシーンに出会うことができるのです。そういう目的を持って、毎日を楽しむことがキャンピングカー生活の素敵さではないでしょうか。

災害時に安心

・普通車の車中泊はエコノミークラス症候群の危険性が高い
・避難所はプライバシーの確保が難しい

この2点は、キャンピングカーで解決できます。

外部から切り取られた空間で体を横にできることは、災害時のキャンピングカーの大きな利点なのではないでしょうか。

簡単な生活必需品である、洗剤や石鹸・歯ブラシ・タオル・未開封のウェットティッシュ・簡易トイレ・紙おむつ・筆記用具、缶詰やお米など車内に長期保存可能なものを用意しておくのも、災害時の備えに良いのかもしれません。

キャンピングカーが流されてしまったり倒壊した建物の下敷きになってしまったり、道路が封鎖されてしまった場所では、キャンピングカーも無力。『キャンピングカー』=『災害の備えは万全』というわけではありません。災害時の準備は、キャンピングカーありとなしの両方の場合を想定してくださいね。

自動車税がちょっと安い

キャンピングカーは、8ナンバー(普通車は3か5)。特殊車両扱いになるそうで、普通車より税金が安くなるようです。

総排気量による自動車税 税金

総排気量 キャンピングカー自動車税税金 普通車自動車税税金
3,001cc~3,500cc 46,400円/年 58,000円/年
2,501cc~3,000cc 40,800円/年 51,000円/年
2,001cc~2,500cc 36,000円/年 45,000円/年
1,501cc~2,000cc 31,600円/年 39,500円/年
1,001cc~1,500cc 27,600円/年 34,500円/年
1,000cc以下 23,600円/年 29,500円/年

総排気量による税金(例年5月末日までに収める)は上の表のように安くなります。

キャンピングカーの車検は新車から2年

税金は普通車より安いキャンピングカーですが、車検は、新車時から2年ごと(普通車は新車で初回3年後、次から2年ごと)。新車でキャンピングカーを買うと、普通車より1年早く車検時期がやってきます。税金が普通車より安くなった分でイーブンといった印象です。

キャンピングカーの任意保険

任意保険は、ほぼ普通車と同じようですが車体価格が普通車より高いため保険料も上がることが予想されます。キャンピングカー専門の保険業者もあるようなので、何社かで見積ってみるのもおすすめです。

キャンピングカー生活のデメリット

キャンピングカー生活では、『旅』そのものがリアルな生活=家となるのですから、計画も移動も生活の一部、ルーティンワークとなります。

せまい駐車場に入れない

日本で多く流通しているキャンピングカーにも色々な種類やサイズがあります。

最小サイズ 軽キャンパーで3mほど
中間サイズ ハイエースなどバンコンで5~6mほど
最大サイズ マイクロバスなどバスコンで最大6.5mほど

2トントラックのロングの長さが6mなので、6m超えのキャンピングカーは、かなり大きい感じですね。

日本の事情に合ったキャンピングカーでも、駐車スペースの確保は難しいようです。主に都市部では、立体駐車場ばかりで高さが無理だという場合や、平置き駐車場でもエントランスの門(=枠?)に阻まれる場合も。郊外の平置き駐車場を常に意識していないといけませんね。

ハイエースなどのバンをベースにしたバンコンや軽キャンパーならば、比較的、駐車場が確保しやすい様子です。と言うのも、軽キャンパーのベースは軽自動車で、キャンピングカーの中では小さめ。そして、ハイエースなどバンコンは見た目がほぼ『ハイエース』のままで、大型可の駐車場ならば、入る可能性があります。

宿泊先を確保するのが困難

コンビニやスーパーでお買い物ついでに短時間の駐車はOKという時もありますが、宿泊となると別の問題があります。

駐車できる駐車場を探すのが、都市部では大変
トイレと洗面の場所がキャンピングカーから徒歩圏にあると良い
水平を探す(寝るので、傾斜があると頭に血が上ったりする)
治安は大丈夫か(窓を開けて眠りたい時など)
おおむね、そんな問題があります。

駐車場問題は、軽キャンパーやバンコンだと比較的回避できるようですが、居住生活空間は大きめのキャンピングカーの方が快適。駐車場だけを理由に小さめのキャンピングカーにするのも…?ですね。

キャンピングカーで宿泊できる場所がゼロではありません。SA・PAや道の駅は利用できるようです。次の目的地を決める時に、キャンピングカー宿泊OKな施設や場所を同時に調べておくことが、キャンピングカー生活のルーティンになるのかもしれませんね。

キャンピングカーマナー・ごみ問題
キャンピングカー文化育成を担う団体であるJRVAが呼びかけているマナーもあるようなので興味のある方は見てみてください。

寝心地がイマイチなので疲れがとれにくい

『災害時には車中泊や避難所よりは、キャンピングカーの車内は快適』と上でご紹介しましたが、あくまで、非常事態の話。実際の車内での生活ってどうなのでしょう?

ハイエース用ベッドキッド(サイズ参考商品として)

ハイエース用のベッドキッド:普通のハイエースの後ろに設置するだけでベッドができるよ、という商品です。この商品のトータルベッドサイズがW1510×D1870mm。つまり、ダブルベッドより少し広い程度だと分かります。

ダブルベッドに2人なら十分な広さですが、家族4人となると…せまい!そして、他の装備(テーブルやソファー・テレビや棚など)の配置から考えると、ベッドの位置は天井に近づくか、ベッドサイズが狭くなるのか…旅生活のどこかで、窮屈さを感じる気がします。

どんな環境にも慣れてゆく『順応』という感性を人は持っているので、寝る場所が狭くても他の良いことが上回るならば、キャンピングカー生活もできると思います。夏は、キャンプ場などでテントを張っても良いですし、寒い時期は、温泉宿などに泊まることも良いでしょう。家族が寄り添って眠る環境というのも、捨てがたいのかもしれませんね。

夏の車内は暑すぎて過酷

夏は呼吸が苦しいほど暑く、冬は座ると凍えるほどシートも寒い、やっと冷暖房が効き始めたら目的地に到着してしまった…という経験、一度はあるのではないでしょうか。

キャンピングカー生活には、外気温による車内の気温問題が、生活ととても密着しています。寒さは服を重ね着して布団を増やす方法があるものの、暑さは逃げ場がないようです。というのも、冷暖房は電気を使います。車は走っていれば冷暖房は入りますが、就寝時はどうでしょう?

冷房をつけるためには、アイドリングをする、予備電源を使う、など方法がないわけではないですが、それぞれに問題もあります。

・窓を開けて寝たら良いのでは?
 都市部の駐車場では防犯上むりで、アスファルトに熱された空気で余計に暑いなんてことも。窓を開けることができるのは、キャンプ場など限られた場合になりそうです。

・アイドリングで冷暖房
 深夜の長時間のアイドリング音は騒音として迷惑になるのでマナー違反
 キャンピングカーは普通車よりガソリン代がかかるので、駐車中はエンジンを切りたい

・予備電源やソーラーパネルの設置
 大きなキャンピングカーには家庭用の冷房を取り付けられるようですが、軽キャンパーには場所もありません。取り付けたとしてもバッテリーが朝まで持たないことも。消費電力が多いので、よほどの場合でないと、冷房をつける選択が取りにくいようです。

気になるキャンピングカー生活

住民票はどうなる?

固定資産の税金を無駄に払うならば、家は売ってしまって税金を支払うのを自動車の税金のみにしたら、年間○万円浮くのでは?と考える方も多いはず。ですが、生活の拠点がある(電気やガスなどライフラインがあって人が住むことができる)建築物ならば住民票の登録はできるようですが、キャンピングカーは車であって建築物ではないので、キャンピングカーで住民票を取ることは無理なようです。

住民票は、公的文書などに必要なことがあり、何かにつけて必要です。仕事をしながら旅をするならば、個人事業主として税金関係の申告をすることもあります。その時も、住民票がある住所を記入して申告しなければなりません。住民票を取ることのできる拠点は、必ず用意しましょう。

食事はどうするの?

子供と一緒なら『毎日3食』は大切なルール。朝は、パンと牛乳と果物などで簡単にすませても、昼・夜はしっかりと食べてもらいたいと考えるママは多いはず。バーベキューはアウトドアの醍醐味ですが、毎日だと飽きてしまいます。また、使った食器の後処理が、大変なようです。

キャンプ場ならば、炊事場が装備されていますが、キャンピングカーの水回りを使うには、計画性が必要です。

タンクに水を入れる
残量を意識して使う
一日程度で古い水を捨てて新しい水を入れる
排水を捨てる場所を想定しておく

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洗面台のサイズ問題もあります。軽キャンピングカーの洗面台は小ぶりで、炊事に向きません。大きめのキャンピングカーでも水をタンクに貯める作業と排水の手間は必要。なるべく、お皿やコップは洗わない方向で考えた方が良いようです。

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せっかく旅をしているのですから、ご当地グルメも良いですね。産直市などで出会った新鮮な食材を焼くだけでも、ご馳走です。

キャンピングカー生活での食事は、
食費を切り詰めることを目指さない
皿など洗い物は少なく
鍋を使うとしても塩ゆでやパウチを暖める程度が望ましい
栄養のバランスもできれば考える
コンビニやスーパーのお総菜や弁当などを活用(洗い物を少なく)
ご当地グルメや産直市場を楽しむ
など、普通の家での生活とは違った選択肢・楽しみ方があるようです。

お風呂や洗濯はどうする?

日本には銭湯や日帰り温泉がたくさんあります。大きめのキャンピングカーには備え付けのシャワーもありますが、狭いのと湯舟がありません。水をタンクに補充する手間と排水の処理を考えると、やはり、銭湯や温泉を利用することがおすすめのようです。

旅館やホテルで車中泊ができる湯YOUパークのご案内

くるま旅クラブが提供する「くるま旅」情報サイトでは、キャンピングカーで利用できる各種施設が紹介されています。その中に、キャンピングカーで宿泊できる駐車場を備えた温泉なども紹介されているので、ぜひ利用したいところです。

https://www.kurumatabi.com/yypark/

洗濯はコインランドリーで

洗濯はコインランドリーが良いようです。洗濯乾燥機を備えたキャンピングカーもありますが、容量が少なく、電力と給水タンクの残量や排水の処理を心配しつつ使うよりも、断然コインランドリーがおすすめです。

郵便物や宅急便の受け取りは?

宅配便など荷物の受け取りは、コンビニ受け取りや営業所留めにした方が良いようです。また、税金など公的文書は、住民票がある登録している住所に届いてしまうので、安いアパートを借りたり、親戚宅などを頼りにしたりして、『拠点』=『住民票を置く場所』の確保は必要なようです。

仕事はどうするの?

キャンピングカーの旅生活では、会社勤め以外の仕事を考えましょう。今は、Wi-FiがあればスマホもPCもつながります。ポータブルWi-Fiや、スマホのギャザリング機能などを使ってPCをネットにつなげ、そこでネット関係の仕事をする方が多いようです。旅コラムや旅イラスト、旅先の写真などのアーティスティックな仕事もあれば、ネット環境があればできる在宅仕事もあるようです。潤沢な資金がある方は、FXや株などというギャンブル性の高いお仕事もあります。

仕事をすれば、個人事業主として税金の申告をすることもあります。その時、住民票がある住所を記入して申告しなければなりませんので、住民票のある住所は必要であることを覚えておきましょう。キャンピングカー生活を支える自分(家族)に合ったお仕事を探してみてくださいね。

キャンピングカーのタイプ

日本の道路・駐車・宿泊事情などで、日本ではキャブコンとバンコンが売れているようです。軽キャンピングカーも捨てがたいですが数泊の旅かお一人様用の印象があります。家族で移動するならば、やはりハイエースなどのバンコン・キャブコンがおすすめのようです。キャンピングカーを選ぶ時は、利用する人数や保管場所(拠点となる住民票を置く場所付近に駐車スペースがあるかどうか)などを、具体的に決めて選ぶことをおすすめします。

軽キャンパー(軽自動車)

ベース車がスズキエブリイバンの軽キャンパーで、サイズ:全長3395mm×全幅1475mm×全高1910mm(ハイルーフ)、定員4名。値段が130万円~と自動車を買う感覚で考えられるのが魅力です。

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バンコン(ハイエースなど)

人気のバンコンです。ベース車がハイエースロングの場合、サイズが全長4695mm×全幅1695mm×全高2240mm、定員は6~8名ですが就寝2+1~3名程度。家族での移動が可能ですね。金額は400万円~のようです。

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キャブコン(トラックなど)

バンコンと並び人気のキャブコンです。ベース車がハイエースロングバンDXの場合、サイズが全長4820mm×全幅1920mm×全高2690mm、仕様によって異なりますが、定員は4~6名で就寝2~4名。バンコンより高さがあり、家族での移動が可能ですね。金額は600万円~のようです。

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キャンピングトレーラー(牽引車)

けん引免許不要トレーラーという『アンタレス390』をご紹介します。けん引しないと動かないトレーラーなのですが、けん引免許不要。運転の練習は、ぜひ、やっておきたいところです。サイズが全長5700mm×全幅2100mm×全高2580mm、定員は就寝4~5名(お子様含む)。金額は200万円~のようです。

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フルコン・セミフルコン

ベース車が日野リエッセⅡの場合、サイズが全長5995mm×全幅2200mm×全高2970mm、定員は6名で就寝4名。オール電化やソーラーパネル付きのものもあるようで、電力に強い印象です。金額は1600万円~のようです。

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バスコン

ベース車が日野リエッセⅡの場合、サイズが全長6290mm×全幅2190mm×全高2900mm、定員は6名で就寝4名。車内の広さ、特に高さが3メートル近くあるので、ほとんど部屋の感覚の場所もあるのではないでしょうか。金額は1400万円~のようです。

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楽しく快適なキャンピングカー生活を!

できればバスコンで行きたいけれど、予算的には軽キャンパーかハイエースのバンコンなどかなという印象を筆者は持ちました。皆さん、いかがでしょうか。

全国のレンタルキャンピングカー情報

ちょっと興味を持った!と思った方、レンタルキャンピングカーもありますよ。できるかできないか、やってみないと分からないことはありますので、次の長期休暇にキャンピングカー旅行を考えてみるのも良いですね。

出典はこちら

1.一般社団法人日本RV協会WEBサイト
2.くるま旅クラブが提供する「くるま旅」情報サイト
3.税理士ドットコム

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