折り紙を使った七夕飾りの作り方!色んな種類を工作しよう!
短冊を飾り、さまざまな種類の飾りを工作して楽しむ七夕がもうすぐ来ます。七夕飾りには折り紙や切り紙を使ったたくさんの種類の飾りがあります。それらの作り方を紹介します。工作は苦手という人にも簡単な作り方でできる飾りがあります。特に切り紙はおすすめです。
目次
- 1折り紙で七夕飾りを作ってみよう!
- 2折り紙で作る七夕飾り① 天の川の作り方
- 3折り紙で作る七夕飾り② お星さまの作り方
- 4折り紙で作る七夕飾り③ 織姫さまと彦星さまの作り方
- 5折り紙で作る七夕飾り④ 金魚の作り方【高難易度】
- 6折り紙で作る七夕飾り⑤ ちょうちんの作り方
- 7折り紙で作る七夕飾り⑥ 吹き流しのついたわっか飾りの作り方
- 8折り紙で作る七夕飾り⑦ 貝飾りの作り方
- 9壁面向きの七夕飾りにも挑戦しよう!
- 10壁面向きの七夕飾り① 豊漁を願う綱飾り
- 11壁面向きの七夕飾り② 笹つづりなどのいくつもつながった飾り
- 12壁面向きの七夕飾り③ 平らなちょうちん飾り
- 13壁面向きの七夕飾り④ スイカやかいだんの飾り
- 14笹と短冊で一気に七夕気分
- 15手作りの飾りをつかって七夕のイベントを楽しもう♪
折り紙で七夕飾りを作ってみよう!
もうじき訪れる七夕の日ですが、七夕の日には願い事を短冊に書く楽しみがあります。
ですが短冊に願いを書く以上に楽しみなのは、何と言っても笹飾りの工作です。家族や友達と作れる笹飾りの作り方を、以下に紹介していきます。
折り紙で作る七夕飾り① 天の川の作り方
七夕の空を彩る天の川
七夕の夜空を彩る天の川の作り方です。天の川は星の密集だから難しそう、と心配になる必要はありません。折り紙と切り紙の技術を使ったとてもシンプルな作り方で、きれいな天の川を表現することができます。
以下に切り紙で作る天の川の作り方2種類を紹介します。
折り紙を2回折って切り込み
切り紙と折り紙を合わせた天の川のシンプルな作り方です。あみかざりと呼ばれるものですが、工作が苦手という人にとっても簡単な作り方の天の川です。
- 好みの色の折り紙を用意します。
- 折り紙を半分に折ります。
- さらにもう1度折り紙を半分に折ります。
- 長方形の形となった折り紙の長い方に切り込みを入れます。
- 反対側も切り込みを入れます
- 最後に広げると出来上がりです。
広げる際は破れないように注意をしてください。後で説明する星形の折り紙を組み合わせると、より一層見る人の目を楽しませてくれます。
下の紹介動画では、切り込み用の線を書き入れています。見た目をよりきれいに作りたいのであれば、線を引いてから切る方が良いでしょう。
3回折ってから切り込みを入れる天の川
こちらも工作が苦手という人向けの、簡単な天の川の折り方です。投網とも呼ばれるものですが、切り紙と折り紙の組み合わせで工作します。
- 好きな色の折り紙を用意します。
- 折り紙を三角に折ります。
- 折った折り紙を半分に折ります。
- さらにもう半分に折ります。
- 折ってできた三角形の斜辺と、その向き合う部分に切り込みを入れます。
- 切り込みを入れた折り紙を広げると出来上がりです。
こちらも広げる際は、破れないように注意をしてください。
豆知識:東アジアでは「天の川」ギリシャでは「ミルキーウェイ」
ところで天の川は地域によって見方が変わります。天の川は、星の密集体が夜空を横切るように光の帯となっているものを指しています。
日本や中国に伝わる東アジア地域の神話ではこの星の密集体を川に見立て、七夕伝説ではこの川を隔てて織姫さまと彦星さまが離れ離れに暮らしているとされています。
ですがギリシャ神話では、この星の密集体を「ミルクの川」に見立てています。ギリシャ神話の英雄で神と人間の子であるヘラクレスがまだ赤ん坊の頃、彼を不死身にするために、ゼウスがこっそり自分の妻のヘラの母乳を飲ませようとします。しかし、ヘラがそれに気づいてヘラクレスを払いのけます。その際母乳が溢れて天のミルクの川となったと言われています。天の川は英語で「Milky Way」と呼ばれますが、この呼称はこのギリシャ神話にちなんだものです。
折り紙で作る七夕飾り② お星さまの作り方
意外と簡単なお星さまの作り方
お星さまは頂点が幾つかあって余計に難しそう、と思われそうですが、こちらも切り紙で楽に作ることができます。こちらも工作が苦手という人にはうってつけの七夕飾りの作り方です。
頂点5つと頂点6つの2種類のお星さまの作り方を紹介します。
1枚の折り紙で5つ星の笹飾り
まずは頂点5つの星の作り方です。七夕と言えば、やはりお星さまですね。先に紹介した天の川に色とりどりの星を飾ると、より華やかでおしゃれな七夕が楽しめます。
頂点6つのお星さま
頂点が6つあるお星さまの七夕飾りです。こちらは切る必要はなく、折り紙のみで作ることができます。画像にて作り方の紹介をしますので、参考になさってください。
画像だけでは作り方が分かりにくい人には、作り方の動画を紹介します。こちらも参考にして、自分好みのおしゃれな星の七夕飾りを作ってください。
折り紙で作る七夕飾り③ 織姫さまと彦星さまの作り方
七夕の主役は織姫と彦星
七夕の主役である織姫さまと彦星さまを忘れてはいけません。着物と顔の作り方を紹介します。簡単に作ることができますよ。
織姫と彦星の顔と着物の作り方
顔と着物の作り方はどちらも同じですので、顔の表情や折り紙の色を変えるなどして織姫さまと彦星さまを作ってあげてください。着物は和柄の千代紙を使うと、より着物らしさが表現できます。華やかなデザインの千代紙を使うと、とてもおしゃれになります。
以下の動画であげた織姫さまと彦星さまはどちらも黒い髪ですが、髪の色を着物の色や柄に合わせてアレンジするとより楽しくなります。
着物と髪をアレンジして、おしゃれな織姫さまと彦星さまを作ってみましょう。
完成イメージ画像は以下のようになります。顔のパーツはペンで書くなどして、織姫さまと彦星さまを完成させてください。色つきのペンで、ちょっとお化粧風にしてみるのも楽しそうです。
和柄の千代紙で七夕飾りをよりおしゃれに笹を華やかに
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商品の購入はこちら折り紙で作る七夕飾り④ 金魚の作り方【高難易度】
夏を涼しくさせる金魚
金魚は少々難易度が高くなりますが、工作が苦手という人にも簡単に作れる金魚と少し難易度が高くなる立体金魚の作り方を紹介します。
水の中を泳ぐ金魚は涼しげです。七夕飾りとして笹に取り付けて、七夕の夜に涼しさをプラスしてみましょう。
平面金魚の作り方
金魚も赤だけでなく、白や黒、金色などさまざまな色の金魚がいます。折り紙の色を変えて金魚作るだけでなく、白い折り紙で作った金魚に模様を描いておしゃれでオリジナルの金魚を作ると工作がより楽しくなります。
下に載せている動画も平面金魚の作り方です。方法は違いますので、自分が作りやすいと思える作り方を参考になさってください。
立体金魚の作り方
こちらは立体的に作られている金魚です。工作の難易度は少し高くなりますが、平面金魚よりもより生き生きとした感じが伝わってくる金魚です。
以下に金魚作成の動画を載せますので、作り方の参考になさってください。
豆知識:金魚はフナの突然変異
金魚は1500年ほど前に、中国でフナが突然変異して生まれた魚だと言われています。現在では品種改良によって、何種類もの美しい色をした金魚が生み出されています。
金魚が日本に伝わった時期については、西暦1502年に中国から現在の大阪府へ渡って来たと記録されており、これが初めての金魚の来日と言われています。その後江戸時代になると、金魚は盛んに飼育されるようになったとのことです。
金魚を飼う際、「尾腐れ病」と呼ばれる病気に気をつけてあげてください。水温の急激な変化などのストレスにより、金魚はこの病気にかかりやすくなります。この病気は尾などの鱗膜が溶け、だんだんと尾が透けるようにボロボロになっていき、まるで吹き流しのような形になります。最終的に金魚は弱って死んでしまうので、最近ひれや尾が白っぽくなってきたと感じる金魚には注意をしてください。この病気に効く薬は市販されています。
折り紙で作る七夕飾り⑤ ちょうちんの作り方
切り紙のちょうちんと折り紙のちょうちん
ちょうちんに彩られた夜の風景はとても幻想的です。その幻想的な雰囲気を、七夕飾りでも表現してみましょう。切り紙のちょうちんと、折り紙のちょうちん2種類の作り方の提灯があります。お好きな方を選んで笹に取りつけましょう。
切り紙のちょうちん
切り紙のちょうちんは作り方が非常にシンプルです。簡単に作ることができますから、色とりどりのちょうちんを作ってみましょう。
折り紙のちょうちん
紙を折って作るちょうちんです。切り紙で工作するより少し手間ですが、切り紙のちょうちんとはまた違った雰囲気を楽しめます。
以下にちょうちんの作り方の動画を載せています。参考になさってください。
キラキラしたちょうちんを作ると願いが叶いやすい可能性も
折り紙にはキラキラした種類のものがあります。こちらでちょうちんを作るときれいに光り、よりちょうちんらしくなります。キラキラした折り紙で作ったちょうちんですと、織姫さまや彦星さまの目に留まりやすく、もしかすると短冊に書いた願い事も叶いやすくなるかもしれません。
キラキラ折り紙で気づいてもらいましょう
折り紙で作る七夕飾り⑥ 吹き流しのついたわっか飾りの作り方
風にそよぐ吹き流し
吹き流しが風にそよぐ姿は何だか涼しげに見えます。簡単に作れる吹き流しと、少し手間をかける十字の吹き流し2種類を紹介します。好みの吹き流しを作って、笹に飾ってください。
簡単な吹き流しの作り方
紙を折って切るだけのシンプルな吹き流しです。手間がかからず、簡単に作ることができます。
十字の吹き流しの作り方
少し手間がかかる十字の吹き流しの作り方です。説明文と画像だけでは分かり辛い場合は、動画も載せておきますので、参考になさってください。
豆知識:なぜ七夕で吹き流し
なぜ七夕で吹き流しを飾るのだろう、という疑問を持つ人もいるでしょう。吹き流しは、織姫さまの織り糸を表していると言われています。
昔は笹竹に本物の五色の織り糸を垂らしていましたが、現在は紙で作るようになりました。
折り紙で作る七夕飾り⑦ 貝飾りの作り方
笹に飾る貝飾りは切り紙で作ります。とても簡単に工作できる飾りです。作り方の動画をあげますので、参考になさってください。
色を変えて作ると、きれいな貝がたくさん生まれます。
豆知識:なぜ七夕で貝飾り
ところで、「なぜ七夕に貝飾りなのか」と疑問になります。実は漁師町の七夕は海への感謝を示すことが多く、貝飾りもそこから生まれたと思われます。
壁面向きの七夕飾りにも挑戦しよう!
笹がなければ壁に飾ればいいんじゃない
七夕を楽しみたくても、肝心の笹が手に入らないという場合があります。その場合は壁に七夕飾りを取り付け飾る方法があります。平面的な飾りであれば壁にも楽に飾ることができます。
何の変哲もないただの壁も、色とりどりの七夕飾りをとりつけるとおしゃれな壁に様変わりです。
壁面向きの七夕飾り① 豊漁を願う綱飾り
先に紹介した天の川は、本来は漁のための網を象っています。「貝飾りの作り方」で説明しましたが、七夕は海への感謝の意味があります。そしてさらに豊漁を願う意味もあるのです。網は豊漁を願う意味でも、七夕の飾りとされています。
網飾りは平面的な飾りですので、壁に飾るのが楽ですね。
壁面向きの七夕飾り② 笹つづりなどのいくつもつながった飾り
笹つづりの作り方
笹が手に入らなくても、折り紙で笹の葉を表現した笹つづりで七夕気分を盛り上げていきませんか。葉っぱだからと緑にこだわらなくても、飾りや壁の色に合わせて笹飾りの色を変えると、よりおしゃれになります。
壁や他の飾りとの配色を考えながら、笹つづりもキラキラの折り紙を使うと願い事に気づいてもらいやすくなるでしょう。
笹つづりの他にもおしゃれな飾りを作ってみる
笹つづりの代わりとなる飾りもあります。わっかつづり、三角つづり、ひし形つづりなどのおしゃれな代替品も利用してみませんか。
わっかつづりの作り方
わっかつづりの作り方は非常にシンプルで、切った折り紙をわっかの形にしていくだけです。折る手間がありませんので、すぐに作ることができます。柄のついた千代紙を使うと華やかなイメージを醸し出せます。
三角つづりの作り方
こちらも作り方は非常に簡単です。色を変えて作ると、おしゃれなで華やかな三角つづりとなります。
ひし形つづりの作り方
ひし形つづりもまた非常にシンプルです。1枚の折り紙を四等分にし、それをひし形の形の位置に置いて、のりで貼りつけていくだけです。七夕飾りの中でも、1番難易度の低い、簡単な飾りです。
壁面向きの七夕飾り③ 平らなちょうちん飾り
「ちょうちん飾り」で紹介した折り紙のちょうちんです。平面的な形となっていますので、壁に飾る七夕飾りとして適しています。
壁面向きの七夕飾り④ スイカやかいだんの飾り
スイカの作り方
夏の代表的な果物であるスイカの作り方です。みずみずしいスイカは、暑い日には思わずかぶりつきたくなる果物です。動画も載せておきますので、そちらも作り方の参考になさってください。画像でのスイカの作り方ですと皮の色が白くなりますので、塗ることができます。オリジナルの色をした皮を作るのも楽しいでしょう。
スイカは赤色が主流ですが、黄色のスイカもあります。そちらを作ってもおいしそうですね。
かいだん飾りの作り方
かいだん飾りの作り方は少々面倒ですが、作り方自体は難しくありません。動画も載せておきますので、そちらも参考になさってください。
立体的ではありませんので、壁に飾るには最適です。
笹と短冊で一気に七夕気分
笹と七夕飾りを準備したら、いよいよ七夕のメイン行事である短冊に願いを書くです。七夕の日に願いを短冊に書く意味は、織姫さまと彦星さまがようやく願いが叶って再会できたように、自分たちの願いも叶いますようにということなのだそうです。
願いを書きこむ短冊も色とりどりにすると、おしゃれな七夕飾りに一層の色をつけることができます。笹と飾りと短冊で七夕気分を一気に盛り上げていきましょう。
七夕キットは飾り作りが楽々
手作りの飾りをつかって七夕のイベントを楽しもう♪
七夕は飾りを手作りしている断簡から、お祭り気分を楽しむことができます。紹介しました飾りの作り方を参考に、たくさんの七夕飾りを作って、七夕のイベントを楽しんでください。
飾り作りに夢中になって、七夕メインの願いを書いた短冊を忘れないようにしましょう。短冊は笹に飾る場合でも、壁に飾る場合でも、1番叶えてほしい願い事を書いたものは目立つ位置に飾っておくとベストです。