鬼門の意味とは?方角の調べ方・除け方・開運方法も解説!
鬼門とはどんな意味なのでしょうか?詳しく知らない方もいると思います。鬼門とは古代中国の思想で鬼がやって来る方角を意味します。それが日本に伝わり神道と混ざり合い縁起の悪い方角を指すようになりました。気になる鬼門の調べ方や除け方を見ていきます。
目次
鬼門とは?どういう意味なの?
鬼門とは何でしょうか。言葉は聞いたことがあるものの、鬼門の意味は知らないという方も結構多いと思います。鬼門とは古代中国の風水の思想から生まれたもので鬼(不吉なもの)がやってくる方角を意味していました。その考えが日本に伝わり神道や陰陽道と混ざり合い日本特有の鬼門の考え方が生まれました。
鬼門とは
鬼門とは北東の方角を意味し、かつての神道では丑寅(うしとら)をいい、その方角から鬼がやってくると言われていました。そこに中国から伝来した風水の思想と混ざり合い、北東が家相にとって忌むべき方角とされるようになりました。鬼門から入る悪い気をどう防ぐのかが風水では大事になってきます。
鬼門から悪い気を封じる意味で玄関にヒイラギの鉢植えを置いたり、玄関のそばに庭があるならヒイラギを植えてみるのもいいですよ。
裏鬼門とは
裏鬼門とは鬼門とは反対の方角、つまり南西の未申(ひつじさる)の方角を意味します。風水では鬼門とともに避けるべき方角とされ、悪い気を防ぐ対策が必要とされています。
裏鬼門には南天の木を植えると良いとされます。南天は「難転」、難を転じるという意味で裏鬼門のそばに植えると悪い気を避けると言われています。
日本列島では玄関や窓が鬼門を向きやすい
鬼門や裏鬼門は悪い気が通る方角と説明しましたが、実は日本列島では玄関や窓は鬼門を向きやすくなっています。理由は日本列島が北東から南西の方角に細長くのびている所から来ています。日本列島の中央には山岳が連なり平地に家を建てようとすると、家も同じように北東から南西に配置されるようになるからです。
鬼門・裏鬼門の方角の調べ方は?
鬼門、裏鬼門の方角の調べ方ですが、まず部屋の間取りから中心を確認します。風水では中心から北東60度の方角が鬼門、南西60度の方角が裏鬼門になります。間取りの中心の見方は専門家によって考え方の違いが見られますので、家相にこだわる方は風水に詳しい専門家に間取りを確認してもらい、対策を考えるのも良い方法だと思います。
鬼門・裏鬼門に避けるべき間取りは?
部屋の間取りで鬼門、裏鬼門に避けるべきと言われているのはまず玄関があります。鬼門、裏鬼門に悪い気が入りやすいという意味からこれは当然と言えます。もう一つは水が集まるところ、キッチン、バス、トイレになります。これは、昔は衛生面に影響が出やすく、悪い気が溜まりやすい場所と考えられていたからです。
鬼門・裏鬼門の除け方7選!
鬼門、裏鬼門は除けたいと思っても住んでいる部屋によっては難しいものです。そこで自分で対策することができる鬼門、裏鬼門の除け方を調べてみました。どうしても気になる方は実践してみてはいかがでしょうか。
除け方①清潔に保つ
鬼門、裏鬼門が玄関、キッチン、バストイレにあたる家の対策としては、まめに掃除をして清潔を心がけましょう。手を抜くと不衛生になり健康面で悪影響が考えられますし、家も綺麗になって気分もすっきりしますよ。
除け方②窓やドアを閉める
窓やドアを毎日開けて換気をするのは大事ですが、鬼門、裏鬼門に窓がある場合は悪い気が家の中に入り込まないよう、換気は短時間で済ませて、窓や玄関を開けたままにするのは避けましょう。家を新築する場合は、鬼門、裏鬼門は壁にするのがベストです。
除け方③盛り塩を置く
古来より塩は場を清め、神聖な儀式に用いられてきました。現代でも大相撲で力士が土俵に塩をまくのは、場を清める意味があるからです。盛り塩をする場合はまず、白いお皿と天然塩を用意します。大さじ3杯程度の塩を三角錐を作るようにお皿にのせましょう。ネットでは綺麗に盛ることができるグッズも色々販売されていますので、こだわる方は色々探してみてはいかがでしょうか。それを二組、鬼門と裏鬼門にそれぞれ置きます。
盛り塩は大体1週間~10日を目途に交換しましょう。古い塩は白い紙に包んで捨てれば大丈夫です。
除け方④鬼門除けの庭木を置く
ヒイラギは古来より魔を防ぐと考えられていました。その意味は、ヒイラギの葉にあるするどい棘が鬼の目を突くと考えられていたからです。節分にイワシの頭と一緒にヒイラギを飾ると鬼が入ってこないと信じられていました。そこで鬼門にヒイラギを置いて難を除ける方法が生まれました。
ヒイラギの名前は、ひりひり痛むという意味「ひいらぐ」から来ています。鬼が恐れる位ですからヒイラギの棘は相当痛いのでしょうね。
除け方⑤猿の置物・水晶を置く
ご覧になったことがある方もいると思いますが、京都御所の鬼門北東角にはくぼみがあります。そこは猿ヶ辻と呼ばれていて、日吉神社のお使いの猿が鬼門を守ることから名付けられました。なぜ猿なのか、その意味は鬼門の対極が裏鬼門つまり未申だったからです。
ちなみに猿ヶ辻の猿は夜悪さをするといわれ、金網で囲まれていてうろうろすることがないよう対策が取られたそうです。
除け方⑥護符を飾る
神社では方除け札を頂けるところがあります。方除け札とは字が意味する通り、方角にまつわる災いを取り除くお札です。それを鬼門、裏鬼門に貼って難を避けるのです。貼り方等はその神社によって異なる場合があるので、頂いたときに確認をしてください。
お札は貼りっぱなしにせず、年に一度は新しいものに張り替えてくださいね。効力がなくなり、貼っておく意味がなくなります。
除け方⑦お祓いをしてもらう
お掃除は苦手だし、ヒイラギを用意するのも無理かも。前述の6つの方法が難しいと思われる方はお祓いという方法もあります。これもたいていの神社でお願いすることができます。その時に家相の鑑定をしてくれるところもあるので、具体的な方法も教示してくれるでしょう。
鬼門・裏鬼門を封じて開運する方法2選!
最も鬼門、裏鬼門を避けるべきところに玄関、トイレ、バスルームがある場合、風水の意味を考えると不安を感じるかもしれません。が、ちゃんと悪い気を防ぎ、盛運をもたらす対策があります。幸運をもたらすには具体的に何をすればいいのか見ていきます。
①玄関が鬼門・裏鬼門だった場合
玄関が鬼門、裏鬼門にあたり、悪い気が入るのを防ぎたいと思う場合は鏡を用意しましょう。鏡には古来より不思議な力が宿るとされ、邪なものを跳ね返す力があるといわれています。玄関に鏡を置いて、悪い気を防いでみてはいかがでしょうか。
②トイレ・バスルームが鬼門・裏鬼門だった場合
トイレ、バスルームが鬼門、裏鬼門にあたる場合は、出来るだけ風通しを良くして湿気を抜いてください。湿気を取り除いてもバスルームはカビが発生しやすいので、こまめに掃除して清潔を保つようにしてください。トイレも同じ意味でまめに掃除をしてくださいね。
またスペースがあるなら、脱衣所やトイレに観葉植物を置くのも鬼門封じに効果があるとされています。但し不衛生にならないようにきちんと手入れすることが大事です。
鬼門・裏鬼門を考慮して運気を高める家の間取り3選!
もし家を新築するのなら、部屋の間取りを工夫することで鬼門、裏鬼門に対策を取ることも可能です。部屋の間取りをどうすれば鬼門、裏鬼門を考慮し、運気を上げられるのか述べていきたいと思います。
①寝室は北、東、南西がおすすめ
風水の考えによると、寝室は一日の疲れを取り体を休める部屋なので、それを可能にする方角に寝室を持っていくのが良いとされます。ふさわしい部屋の方角は、北、東、南西になります。
北枕はよく縁起が悪いとされていますが、その意味はお釈迦様が亡くなったときに頭を北の方角に向けていたからで、現在は北枕で寝ると健康に良いという説があります。
②リビングは南東や南がおすすめ
リビングは家族が団欒時間を持ったり、食事を取ったりするので明るい雰囲気の部屋にしたいものです。おすすめの方角は南東や南で、日当たりの良い部屋になります。
家族全員が快適に過ごせるよう、風通しを良くしてまめに掃除をして清潔にしておきましょう。
③トイレ・バスルームは北東を避けて風通しの良い場所に
家が新築の場合は間取りもある程度自由に出来るので、事情が許せばトイレ、バスルームは北東の方角は避けるようにしましょう。日差しがなく風通しも他の部屋に比べると悪くなりやすいからです。
もちろん、北東ではなくても湿気がこもりやすいので、こまめなお掃除は欠かせません。
間取りは日当たりも大切!鬼門は縁起担ぎ程度に考えよう
鬼門、裏鬼門についてお伝えしましたが、各家庭の住宅事情があるので思い通りの間取りにするのはほぼ不可能だと思います。大事なのは、家は家族みんなが楽しく暮らす場所だという事です。鬼門、裏鬼門対策は、そのための一つの手段に過ぎないといえます。あまりこだわり過ぎず、気分良く一日を過ごすために鬼門を意識するくらいにしていきましょう。