2018年06月20日公開
2019年11月17日更新
お弁当袋の作り方は?簡単な基本の作り方から巾着型や封筒型まで!
幼稚園の通園グッズの中でかかせないものといえば、お弁当袋です。愛情たっぷりのお弁当に手作りのお弁当袋の存在は、子供にとって力強い元気のみなもとになります。そこで、簡単なお弁当袋の作り方やアレンジをくわえたお弁当袋の作り方について詳しくご紹介していきます。
お弁当袋を手作りしてみよう
幼稚園に通う子供にとってお母さんのお弁当は、楽しみのひとつ。それだけではなく、手作りのお弁当袋からお弁当を取り出すだけで、幼稚園にいながらお母さんを身近に感じることができるので、食欲がましてきます。
手作りのお弁当袋は、まさに子供に元気パワーを与えるだけでなく、幼稚園が楽しくなるアイテムとなります。
子供用から大人用まで自由にアレンジ
幼稚園の入学準備に絶対必要なもののひとつが、お弁当袋です。市販でもありますが、幼稚園児にとって手作りのお弁当袋は、愛情を感じられる特別のアイテムになるはずです。
それだけではなく、お弁当袋の作り方を知れば、簡単にパパのビジネスカバンに合わせた大きめの大人用お弁当袋にもアレンジして作れてしまいます。
お弁当袋はどんな種類があるの?
お弁当袋の種類には、幼稚園の子供に人気の巾着型と封筒型タイプがあり、作り方が違います。アップリケなど子供がよろこぶイラストをお弁当袋に手縫いした作り方をしてあげるだけで世界にひとつのオリジナルお弁当袋ができあがります。
また、巾着型、封筒型のお弁当袋を大きめにし、マジックテープや生地のデザイン、裏地デザインを変えた作り方で簡単に大人用にもアレンジできます。
お弁当袋におすすめの生地をチェック!
お弁当袋は、洗濯に負けない生地を選ぶことが大切です。同じ作り方をしても生地が違うと機能性が大きく変わります。中厚手くらいの生地で、アップリケに使用する生地も縮まないフェルトにするとよいでしょう。大人用の場合は、作り方も大きめとなるので、生地柄が大ぶりのものもおすすめです。
洗い替え用にちがう生地も用意しておくのもおすすめです。型紙をとったら、生地をまとめて裁っておく作り方にすると手間がはぶけます。
巾着型お弁当袋を作ってみよう!
幼稚園での巾着型お弁当袋のできあがりサイズは、縦45.5cm横26cm程度になります。
巾着型お弁当袋の作り方で大事なことは、アップリケを含めた紐や布などの材料をあらかじめ用意しておくことです。コツは、できあがりイメージを先にもった作り方をすることで作業効率があがります。
材料と用意するものは?
巾着型お弁当袋に必要な材料は、生地(55cm×30cm程度)、丸ひも(直径0.5cm×310cm)、ミシン糸(60番)、型紙、アップリケ用フェルト(お好みの色)、刺しゅう糸(お好みの色)です。
生地を裁とう
お弁当袋の作り方でもっとも大事な工程が生地を裁つことになります。まず、巾着型のお弁当袋の生地全体が49cm×28cmになるようにあわせていきます。サイズを図って作った型紙を用意しておく作り方だと簡単です。
紐をとおす上部が3.5cmとし、両横縫い代を1cmあけ底部が輪になるように裁ちます。
生地を繋げよう
次に布端部分を始末していきます。布端部分をジグザグミシン、ロックミシンで縫い、あらかじめ用意しておいたアップリケを手縫いします。アップリケを用意する際もあらかじめ型紙から作っておく作り方にすると簡単できれいに仕上がります。
例えば、男の子に人気の車をつける場合、車のパーツに合わせて型紙をとり、裁断しておきます。お弁当袋の正面にくるように、ここでひとつずつパーツを重ねて手縫いしていきます。手間がかかるようですが、この方法が一番簡単な作り方で時短になります。
両脇を縫って袋状にしよう
生地を中表になるように半分に折り裏地側にします。開き口を7.5cm残して両脇1cmのところを縫っていきます。
開き止まりのところがほつれてこないように返し縫いでしっかり塗っておくことがポイントです。
マチを作ろう
裏地側で、マチが三角形になるようにおき、真ん中から左右5cm、下5cmになるところで横まっすぐに縫っていきます。
開き口を作ろう
裏地部分の開き口0.5cm折り、ミシンステッチで縫っていきます。次に、袋口を三つ折りにして縫っていきます。このとき、縫い代を1cm折り、袋口の幅が2.5cmになるようにします。
0.5cmのところをミシンステッチで縫っていくと完成です。コツは、アイロンで折り目をしっかりつけてから、縫っていくことです。こまめにアイロンを利用する作り方をすると簡単できれいな仕上がりになります。
最後は紐を通して完成!
65cmのひもを2本袋口に通して、左右しっかりくくったらできあがり。紐を通すときのコツは、ヘアピンなどを使って紐を通すようにすることです。このとき、ヘアピンを引っ張るというより紐が入っている箇所の布を引っ張っていくような感覚で紐を通していきます。
封筒型お弁当袋を作ってみよう!
封筒型のお弁当袋は、立体的で使いやすく、マジックテープを使っているのでかさばらず、幼稚園の子供でも少し大きめのパパのお弁当でもさっと出せて便利です。
幼稚園児の封筒型お弁当袋のできあがりサイズは、縦が約11cm、横14cm、幅5.5cmになります。このサイズでの作り方をご紹介していきます。
材料と用意するものは?
封筒型お弁当袋の材料は、本体(フタ表布)35cm×45cm、中袋(フタ裏地)35cm×45cm、底布20cm×30cm、バイアス布3.5cm×55cm、レース1.2cm幅×55cm、マジックテープ2.5cm幅×5cm、ゴム1.5cm幅×20cm、型紙、アップリケ用フェルト、刺しゅう糸です。
生地を裁って縫しろ線を引こう
封筒型のお弁当袋のパーツ本体(フタ表布)35cm×45cm、中袋(フタ裏地)35cm×45cm、底布20cm×30cmごとに生地を裁って縫しろ1cmがわかるように線をひいていきます。
本体中袋布の作り方は、本体中袋布、横24.5cmを二つ折りにし、わになる方の長さが19cmになるようにあわせていきます。縫しろを1cmあけ、弁当袋の底わの両端をそれぞれ2.5cm×2.5cmまちをつくるようにします。
次に底布の作り方です。底布16cmを二つ折りにし、底わのまち2.5cm×2.5cmも作り、上部、左右の縫しろ1cmとし、裏地側に線を引いておきます。
続けて、ふたの作り方は、ふたになる表布、裏地布各1枚の上部の縫しろ1cm線を引き、下部は角が丸くなるように裁っておきます。あらかじめ型紙を用意しておく作り方も良い方法です。
ミシンで縫おう
封筒型のお弁当各パーツをミシンで縫ってつないでいきます。
本体と底袋の作り方では、本体(表)に手縫いでアップリケを最初につけておきます。次に、底布と本体をつなげます。
このとき、つなぎ目のところにレースを重ねて縫しろ1cmのところとレース先端に向かって1.2cmの場所も縫っておきます。次に本体の表の中心にマジックテープ(凸)を縫い付けていきます。あらかじめしつけ糸で手縫いした作り方にするのもおすすめです。
本体と中袋の作り方では、本体と中袋を重ね中表にして縫っていきます。その時、片側に返し口の部分をつくるために、上から5cmのところから7cm縫わずにあけます。
アイロンをかけよう
次に、下部両端の底まちを三角形におり真ん中から2.5cmずつになるところでまっすぐ縫います。
https://cherish-media.jp/posts/374「レッスンバックを手作りしよう!簡単な作り方から裏地まで!」(参考記事)のマチの付け方の角のごろつきをとるという裏技を封筒型お弁当袋に活用した作り方にするのもおすすめです。
フタの形に線を引きミシンで縫おう
フタの表布と裏布を外表に重ね、しつけ糸で手縫いしたあとで、バイアス布で片面0.9cm幅になるところでくるんで内側から0.2cmのところをミシンで縫います。
本体とフタをしつけ糸で手縫いしてつけていきます。このとき、本体と中袋を中表に重ねて袋口を縫い、返し口から表に返します。「返し口」とは、ミシンで縫わずに空けておいた部分のことをいい、穴の部分から布を引っ張り出すことを「表に出す」と表現します。『「返し口」と「返し口から表に返す」』を参考にした作り方がおすすめです。
余分な縫いしろをカットしよう
上部両端の縫い代をななめにカットしておきます。この作業工程により封筒型お弁当袋がすっきりとしたきれいな仕上がりになり、幼稚園の子供でも取り出しやすいお弁当袋になります。
マジックテープを付けよう
お弁当袋のフタの裏布中央部分にマジックテープ(凸)を縫い付けていきます。
さらに、ここから裏技。マジックテープにゴムをプラスすると機能的に出し入れしくなります。封筒型お弁当の口部分を2.5cmの部分にゴム通しのミシンをかけ、縫い止まりをつくります。返し口からゴムを通し両端を1cmの縫い代でミシンをかけ、返し口をまつるようにします。
飾りをつけて完成!
フタ部分などに幼稚園の子供が喜ぶ、動物や果物の刺しゅうをして飾り付けたり、大きめの大人用お弁当袋にワンポイント刺しゅうをいれたりすればオリジナリティあふれるお弁当袋になります。
慣れてきたらこんなことも!
封筒型お弁当袋や巾着型のお弁当袋の裏地を100均でも売っている保冷・保温シートに替えて、表布と合わせて縫った作り方をしてあげると、夏用・冬用のお弁当袋として使えます。
表布と縫い合わせる前に、中に大きめのポケットを作っておくと、夏の暑い日用に保冷剤を入れておけます。その際、ポケットにマジックテープをつけ開閉できるようにしておくと、保冷剤だけどこかに落ちる心配もないのでおすすめです。また、大きめサイズにし、デニム生地などでおしゃれ感を出すとパパのお弁当袋になります。
生地の切り替えでもっとおしゃれに
生地の切り替えデザインにすると、さらにおしゃれになります。たとえば、巾着袋型のお弁当袋に切り替えを入れる場合、材料に切り替え用の布をお好みのサイズでプラスします。巾着型お弁当袋のアップリケをつける工程のときに切り替え用に布を縫い合わせるだけです。
切り替え布をつける場合、はじめに切り替え布の布端部分を始末しておきます。布端部分をジグザグミシン、ロックミシンで縫っていきます。
たとえば、お弁当袋の真ん中などに切り替え布を使ったデザインにしたい場合は、切り替え布の端を1cm折り、0.5cmのところをミシンステッチで縫っていくだけです。
名前タグをつけるのもおすすめ
名前タグは、簡単でかわいく仕上がるのでおすすめです。また、幼稚園のお弁当袋の名前が目立つので、置き忘れの心配も少なくなるので一石二鳥です。
材料は、名前タグ用布(お好みのもの)7cm×15cmになります。作り方は、名前を刺しゅうし、裏地側に1cmずつ折りアイロンをかけます。名前以外にアップリケをワンポイントでつけるのもおすすめです。あとは、お弁当袋に縫い付けるだけでOK。
自分だけのお弁当箱でランチタイムを楽しもう!
手作りのお弁当袋に愛情たっぷりのお弁当。これだけでも子供は大喜びですが、ここによりランチタイムを楽しめるランチョンマットも手作りしてみてはいかがでしょう。お弁当袋にお揃いのランチョンマットが加わるだけでランチタムがより楽しくなるはずです。
ランチョンマットの作り方も簡単。お弁当袋の布を少し大きめに用意したりちがう布をつかってアレンジをくわえたりするだけ。アップリケもお弁当袋に合わせたデザインにするとよりかわいくなります。
材料は、布30cm×80cm、60番ミシン糸、型紙、アップリケ用フェルト、刺しゅう糸(お好みで)になります。
作り方は、27cm×37cmのサイズになるように2枚裁ちます。左右上下1cmの縫い代を線で引きます。お好みのデザインのアップリケや刺しゅうを先に手縫いしてから、本体2枚を中表に合わせ周囲を縫っていきます。
このとき、返し口10cmをあけておき、表に返してからミシンステッチをかけ、できあがりです。幼稚園に通うのが毎日楽しくなるアイテム、大人も喜ぶお弁当袋をぜひ、作ってみてください。