ママ友いじめのリアルな現実とは?もし遭ったらどうすればいいの?
幼稚園・小学校と子供が成長するにつれてママ友は避けられないものになります。そんなママ友ですが、最近ママ友によるいじめが問題視されています。ママ友いじめとはいったいどのようなものなのでしょう。今回はママ友いじめの対策やいじめが始まるきっかけを紹介します。
目次
実際にママ友いじめで自殺してしまった人も
ママ友からのいじめを苦にで自殺してしまった母親もいます。
大人のいじめは子供のいじめ同様、相手を死に追い込むまで続くこともあるのです。
栃木県ママ友いじめ自殺事件の概要
2015年4月、栃木県で起きた事件です。
栃木県佐野市の小学校に通う児童の母親がママ友からのいじめを苦に自殺しました。
数日後にはいじめを受けていた母親を支え続けていた親友と呼べるママ友も後を追うように自殺しています。
二人の母親を自殺に追い詰める程のいじめをしたのは、とある母親とそのママ友グループでした。
原因は何だったのか
栃木で起こったこの悲惨な事件は当時大きな話題となりました。
母親を自殺に追い込むほどのいじめは何がきっかけに起こったのでしょうか。
いじめのきっかけは子供のいじめでした。
いじめられ不登校になってしまった我が子を救おうと、いじめている子供の母親に改善を要求したところ、逆にその母親とその取り巻きママ友グループにいじめられてしまったのです。
ラインのグループチャットで悪口や陰口を言い続けたり、「母親失格」となじったり、そのいじめはいじめを止めようと闘った母親が子供と夫を残して自殺してしまうほど陰湿で悪質なものでした。
変わり果てた姿の母親を見つけたのは、いじめられていた子供だったそうです。
ママ友いじめのきっかけ9選
幼稚園や小学校で起こるいじめは子供の間だけではありません。
ふとしたきっかけで母親がママ友からいじめられてしまうこともあるのです。
では、どのようなことをきっかけにママ友のいじめは始まるのでしょう?
子供同士のトラブルから発展した
栃木の事件のように、子供同士のトラブルからママ友たちのトラブルとなり、やがていじめになってしまうことがあります。
子供たちが喧嘩した、物の貸し借りで揉めたなどのトラブルが起こると、解決しようと母親たちが立ち入ることがあります。
母親は我が子が一番です。
母親同士の意見が食い違い、いつの間にか子供ではなく母親同士の喧嘩へとなってしまうことも。
どちらかの母親が仲間を集めて一人を責め立てれば、ママ友のいじめと発展してしまうのです。
栃木のママ友いじめ事件のように、子供をいじめから守ろうとして仕返しのようにママ友にいじめられてしまうことも。
栃木の事件のいじめグループのリーダーは、家や夫の職場を盾に好き放題に振る舞っていたようです。
実際、保育園時代から「あの母親には関わらない方がいい」と囁かれていたそうです。
いじめている子供の母親が子供を諌めてくれるとは限りません。
栃木の事件を見る限り、いじめをしている子供の母親によってはいじめの相談は教師に対策をお願いした方が良いかもしれません。
ママ友グループの揉め事から発展した
ママ友のグループの中でいじめが発生することもあります。
ママ友たちは「子供の友人のママ」という関係であり、本当の友人というわけではありません。
価値観や意見は時に正反対になることもあります。
ママ友のグループの間で意見が割れてしまうような揉め事が起き、少数派だったママ友がグループ内でいじめられてしまうこともあるのです。
また、栃木の事件では誰もリーダーに逆らうことが出来ずにいじめがエスカレートしていきました。
絶対的な権力を持つママ友がリーダーとなっているようなグループはとても危険です。
そのママ友に逆らってしまったら自分がいじめられると他のママ友も恐怖を感じています。
そのため、いじめが悪化しやすいのです。
ママカーストの餌食となった
最近よく耳にするが「ママカースト」。
ママ友の間で順位付けや格付けをする、所謂「スクールカースト」のママ友バージョンです。
ママカーストで下位と位置付けられてしまった母親が他のママ友からいじめられてしまうこともあります。
ママカーストでは上位の母親の命令は絶対。誰も逆らおうとはしません。
たくさんのブランド品を持っている、取り巻きがたくさんいるなどの理不尽なことや、夫の年収や子供の成績など母親自身にはどうしようもないことでママカーストは決定します。
そんなママカーストが出来上がったママ友付き合いは非常に疲弊しますし、積極的に交流しても良い事はありません。
ママカーストがあるママ友グループでは上位のママ友に「あの人は貧乏くさい」なんて言いがかりを付けられてしまうことでいじめが始まります。
スクールカーストのように、誰もママカーストの下位を助けようとはしません。
こうなってしまった場合の対処は、「暇人の相手はしていられないわ」と気にしない、証拠などを集めておき「訴えますよ」と脅してみる、など気丈に振る舞うことが大切です。
勝手に決めつけられたカーストに従う必要はありません。
ママカーストがあまりに酷いママ友たちとは、いっそ関わらないようにするのも対策の一つです。
挨拶などのコミュニケーションが苦手だった
ママ友のいじめはふとしたきっかけで起きますが、「挨拶をしなかった」というだけで目を付けられてしまうこともあります。
あまり社交的ではなく、挨拶が小声になりがちという言い分は通じません。
聞こえなかったので、「あそこの母親は挨拶をしない。人を見下しているのかしら」なんて噂が広まり、気付いたらママ友たちからひそひそと陰口を叩かれる、なんてことも起こり得ます。
言いがかりを防ぐためにも、恥ずかしさを耐えて笑顔で挨拶などをするように心がけましょう。
「おはようございます」「こんにちは」と笑顔で軽く頭を下げるだけでもママ友のいじめの対策となります。
また、ママ友たちのコミュニケーションの一環として、ラインなどで頻繫にやり取りをしています。
コミュニケーションが得意ではない母親は、ひっきりなしに通知が鳴り響くスマートフォンにうんざりとしてしまうでしょうが、身を守るためにもせめて相槌を打つ必要があります。
親しくなるママ友によっては、グループトークに積極的に参加していないというだけでいじめのきっかけになることもあるのです。
妬まれる要素を多く持っていた
何も思い当たることがないのに嫉妬や妬みが原因でママ友からのいじめが始まってしまうことも。
夫の年収が高い、美人だった、何故だかわからないけど若い男性からよくモテる、など何か妬まれるような要素を持っている母親はママ友のいじめの標的になりやすいです。
嫉妬されやすい人は何がきっかけでいじめが始まるかわかりません。
謙虚にしようとしても「あの人、私たちを馬鹿にしているわ」と陰口を叩かれてしまうこともあります。
妬みに有効的な対策は少ないです。
気を遣いすぎてうっとうしくなられた
いじめられてしまうのが怖くてママ友に必要以上に気を遣っていたら、そのことがいじめのきっかけとなってしまうことも。
ママ友たちは否定され続けたり協調性のないママ友を嫌いますが、ずっと相槌を打つだけだったり同調するだけのママ友もうっとうしく思います。
そんな時に最後のきっかけとなる何かが起きてしまうと一気にいじめへと発展してしまいます。
付き合いの悪さからターゲットに
ママ友付き合いが面倒くさいと思う母親もいるでしょう。
栃木の事件やママカーストの話を聞くだけで、ママ友の恐ろしさがよくわかります。
そんな恐ろしいママ友付き合いの輪から離れたいと思う人もいるでしょう。
そんな人たちもまたママ友のいじめの標的にされやすいです。
その場にいない人をこけ下ろすことを楽しむママ友たちが悪口大会だけでは満足できなくなると今度は本人に聞こえるように陰口を叩いたり悪口がかかれたメールを送ってきたり、周囲の人たちに中傷を囁いたりします。
そんなママ友たちは自分たちがいじめをしているという感覚がとても薄いものです。
「ただの噂話よ~」なんて本気で思っていることも。
そんなママ友を諌めるには彼女たちが痛い目を見るしかありません。
いじめをしていると気付いていないママ友たちは、自分たちが非難されるべきことをしていると気付けば一気に大人しくなります。
気の弱い人はターゲットになりやすい
気の弱い人は特にターゲットにされやすいです。
ママ友いじめは自分に危険がないとわかるとエスカレートしていきます。
夫に迷惑がかかるから、家族に迷惑がかかるから、と泣き寝入りする母親は絶好の「獲物」なのです。
酷い時は、栃木の事件のように自殺に追い込まれてしまうことも。
陰湿になる前に周囲の人に助けを求めましょう。
ワーキングママが狙われることも
他にも標的にされやすいのは働いている母親、ワーキングママです。
ママ友の間では専業主婦と兼業主婦で二分することが多いのですが、筆者の体験上、手を組んでいじめをするのは時間が余っている専業主婦たちがほとんどです。
子育てに仕事に忙しい中、ママ友いじめにまで反応していたら疲れ切ってしまいます。
ママ友からのいじめが始まっても相手にしないことが時間のないワーキングママには一番でしょう。
ママ友いじめに合わないための対策3選
ママ友いじめのきっかけは様々で、何の拍子にいじめが始まるかわかりません。
どのきっかけから始まってしまうにしても、以下の点はどんな時でも注意しておいた方が良いでしょう。
ママ友を信じすぎない
ママ友はあくまで「子供の友人のママ」。自分の友人ではありません。
それは相手のママ友も同じこと。
自分の不都合を承知で味方をしてくれる人は少ないでしょう。
栃木の事件では、自殺してしまった二人の母親は親友と呼べるママ友同士でした。
しかし他のママ友はいじめをしているリーダーを恐れて全員見ぬフリをしていました。
親友となれるママ友は滅多に出会えません。
多くは長くても6年の付き合いしかなく、子供同士の付き合いがなくなれば会釈程度の挨拶をするだけの関係になることが多いようです。
あくまで他人なんだと言うことを念頭に置き、あまり信用しないように気を付けましょう。
ママ友の悪口や陰口を言わない
いじめにまでいかないにしろ、ママ友の間では陰口や悪口、嫌がらせが度々起こることも。
しかし、嫌がらせをされたからとそれを愚痴ったり、仕返しとしてこちらも悪口や陰口を言ってしまう、ということは避けるべきです。
仕返しの仕返しとしてさらに悪口を言われて際限なくエスカレートしていったり、ちょっとした愚痴だったはずなのに中傷したなどと責められてしまったり、と何が起こるかわかりません。
そうならないようにも、ちょっとした愚痴と油断せずに争いの原因となりそうなことは全て控えた方が良いでしょう。
ママ友付き合いは子育てよりも疲れることも。
思い切り愚痴を言いたくなる日もあるでしょう。
しかし、学校や幼稚園の周辺はどんなママ友が聞いているかわかりません。
地元に戻り学生時代の友人と愚痴り合ったり、実家で母親に聞いてもらいましょう。
おしゃべりなママ友と距離を置く
ママ友の中でも注意した方が良いのはどのグループとも仲良くしているおしゃべりなママ友です。
社交的で明るく誰とでも仲良くするママ友は、逆に言えばどんな話を他のママ友に吹き込むかわかりません。
おしゃべりなママ友は誰彼構わず喋ってしまいます。
ちょっとした愚痴をそのまま相手に伝えてしまうことも。
そのまま伝えられてもいい迷惑ですが、中にはおもしろおかしく脚色して伝えるようなおしゃべりママ友もいます。
おしゃべりママ友は悪気があるわけではなく、「困っていると思ったから」とあくまで善意で相手に伝えます。
「本人には言わないでね」とどんなにお願いしても良かれと思って伝えてしまいますので愚痴によっては争いになることは避けられません。
そんなおしゃべりなママ友を説得するよりも、距離を置いた方が安全です。
とはいえ、どんなに距離を置いても「○○君ママ、あなたのことをこんな風に言っていたわよ」と囁いて来ることもあります。
そんな時はどんな内容であろうと鵜吞みにせずに、苦笑いしながら「そうですか」と受け流しましょう。
ママ友いじめに遭ったらどうする?対処法まとめ
どんなに気を付けて対策していたとしても、運が悪ければママ友いじめに遭ってしまいます。
実際にママ友いじめが始まってしまったらどんな風に対処すれば良いのでしょう。
まずは原因を探そう
ママ友いじめには原因となるきっかけの事件がある場合もあります。
そんなママ友いじめの原因は、子供の非礼を謝罪をしなかった、誤解を与えるような行動をしていた、などというちょっとしたことがきっかけとなっていることが多いです。
「私、あなたに何をしてしまったでしょうか? ちゃんと謝りたいので教えてください」と尋ねてみましょう。
本人に聞きにくいのであれば、事情を知っていそうなママ友を探して聞いてみるのも良いでしょう。
ただし、聞いてもいない上に関係もないのに「○○で○○だから怒っているのよ」なんて囁いて来るおしゃべりママ友の言葉は信用しないように。
彼女があることないことを吹き込んだせいで誤解が生まれた可能性もあります。
理由があるのならば、ちゃんと謝罪をすればいじめは収まります。
いくら聞いても理由を教えてくれない、謝罪してもいじめがおさまらない場合はいくら謝罪しても無駄です。
「なんとなくムカつくから」「楽しいから」という身勝手な理由でいじめているママ友たちには、「いじめなんて全く気にしていないわ」と気丈な態度で立ち向かいましょう。
たかがママ友と割り切ろう
また、必ずしもママ友いじめを終わらせる必要はありません。
理由なくいじめてくるママ友は、たとえいじめが終わったように見えてもすぐにまたいじめを再開します。
どんなに対策を練って再発を防ごうとしていても防ぎきれるものではありません。
一度目を付けられてしまったのならば諦めて関わらないようにするのが一番の対処法です。
ママ友はママ友であり、生涯付き合いがある友人ではありません。
子供が卒業すれば二度と会わないことの方が多い関係です。
気が合わないママ友と交流を深めるより、自分の友人と遊んだり家族と出掛けたり仕事に励んだりすることの方が大切です。
たかがママ友、交流しないくらいで悪いことが起こるわけではありません。
私の母も、ママ友を一人も作らないで仕事に励むワーキングママでしたが、特に不都合は起こりませんでした。
他に気の合うママ友を探す
ママ友いじめはその場その場で対処するしかありません。
関係を修復しようとしたりと努力するより、そのママ友との交流をきっぱりと絶って他に気の合うママ友を探すのもまた一手。
最初に親しくなるママ友の多くは子供の友人の母親でしょう。
母親が仲良くないせいで子供たちの友人関係が壊れてしまうと思いがちですが、子供たちは案外気にしないものです。
それよりも、仲が悪い母親が無理に交流する方が子供はストレスを感じ、「ママが嫌だと思ったから」と友人と疎遠になろうとすることの方が多いのです。
ママ友と気が合わないと感じたり、いじめが始まってしまった時は別のママ友と親しくするようにしましょう。
同級生というだけであまり話したことがなかったママ友たちに声をかけてみたら案外気が合った、ということも多いものです。
環境を変える
ママ友いじめがあまりにもひどい時は引っ越しをしたり幼稚園を変更するという対処法を取りましょう。
どんなに気を付けて対策していても、ママ友によっては何の効果もないこともあります。
ママ友いじめに怯えて暮らすよりも、思い切って幼稚園を変えてしまう方が今後のためにも良いでしょう。
卒園後は同じ小学校になってしまい、どうしても顔を合わせてしまうような時は思い切って引っ越してしまうというのも一手です。
ママ友間に限らず、いじめはどんなに対策をしていても起こってしまいます。
子供のいじめにしろ、ママ友のいじめにしろ、学校側に相談しても対処してくれることは少ないです。
ならば、最終手段ではありますが「いじめがあまりにもひどくなったら引っ越ししよう」と家族で話し合っておくのも良いでしょう。
遠くに引っ越してしまえば、間違いなく今のいじめは終わります。
いざとなれば引っ越して逃げられる、と思うだけでも心に余裕が生まれます。
引っ越し先の候補をあらかじめ探しておけば、もっとゆとりができるでしょう。
いじめは社会問題であり、対策や対処をどんなに重ねても起きてしまう時は起きてしまう。
自分が悪いわけでも子供が悪いわけでもありません。
ならば最初から引っ越しという逃げ道を用意しておきましょう。
ママ友いじめに限らず、こどもがいじめられたとしても「いざとなれば、引っ越しちゃおっか」と励ますこともできます。
ただし、引っ越し先で今よりもひどいいじめに遭ってしまうかもしれませんので、あくまでも引っ越しは最終手段。
引っ越しをする前に出来る対処はまだあります。
ひどい場合は専門家に相談する
引っ越しをする前に、専門家に相談してみましょう。
ママ友いじめはいじめている母親たちによって様子や状況が大きく違います。
専門家に詳しく相談し、アドバイスをもらうことで対処できるようになることもあります。
弁護士事務所に相談したら夫に迷惑がかかってしまう、子供が後ろめたい思いをしてしまう、と考えてしまうかもしれません。
しかし、母親がいじめで苦しんでいる方が子供は悲しいですし、夫も心配で仕事が手につかないでしょう。
思い切ってまずは相談してみましょう。
「相談するだけであって実際に訴えようと思っているわけではない」と思うだけで敷居は低くなります。
無料相談を受け付けている事務所ならば、さらに後ろめたさは少なくなります。
また、費用などの心配もしなくてすみますので、「とりあえず、まずは無料相談!」と前向きに考えましょう。
最終的には法的手段をとることも考えて
弁護士に相談したところ、「それはあまりにも悪質だ」と言われることもあるでしょう。
ママ友いじめは自殺に追い込むまで続くかもしれません。
そんな時は、法的手段をとることも考えましょう。
訴えたり警察に相談することを念頭に対策をしておくことも大切です。
法的手段を取る時、大切なのは証拠です。
誹謗中傷がネット掲示板などで書かれてしまった時はそれを全てスクリーンショットで撮っておきましょう。
ラインでの会話や悪口が書かれたメールなども残らずスクショ、もしくは保護をかけて溜めておきましょう。
削除してしまいたい、残しておきたくなんかないと思うでしょうが、これらの証拠は法的手段に訴える前でも活用できます。
いじめをしているママ友は訴えられるとは思っていません。
そんなママ友たちに山ほどの証拠を見せつけ、「訴える用意はできています」と示すだけでも十分な効果があります。
その為にも、苦痛に耐えて証拠を集めましょう。
注意したいのが、「証言」をあてにしないことです。
裁判では「証拠」と共に「証言」を重要視することもありますが、事前に証言をしてくれると約束していたママ友に裏切られることもあります。
実際に訴える訴えないというよりは、「いざとなったら証言してもらうから大丈夫」と考えないことが重要です。
ママ友に証言を頼むよりも、ママ友の証拠集めを手伝ってもらった方が安全です。
とはいえ、あくまでも裁判は最後の最後の最終手段。
そこまでいくことはほとんどありません。
証拠を見せて「訴えるぞ」と脅すだけでママ友の多くはいじめをやめるものです。
法的手段を念頭に置いた証拠集めは、いじめをやめさせる一番の対処法でもあります。
子供には笑顔で接すること
ママが落ち込んでいたり悲しんでいると子供も不安に思います。
子供の元気までなくなってしまうとパパも落ち込みがちになり、どんどん悪い方へと落ちていきがちに。
子供には笑顔で接してあげましょう。
笑顔で子供と遊んでいるうちに、心が軽くなることもあります。
可愛い我が子の生意気な言動ですら、ママ友いじめで傷ついたママの心を癒してくれるのです。
子供に愚痴ったり暗い顔で落ち込むよりも、フリでも良いのでママ友いじめなんて気にしないで笑顔で子供と遊びましょう。
いじめていたママ友たちも、効果や反応が全くなければやがて飽きていくものです。
ママ友いじめの体験談
実際のママ友いじめとはどのようなものなのでしょう。
実際にママ友いじめに遭った母親の体験談を紹介します。
また、仕返しに成功したママの体験談も。
直接仕返しに成功したママと間接的に仕返しすることにしたママの二つの体験談を紹介します。
”恐ろしいママ友リーダー体験談”
10代の頃レディース総長をやっていたというリーダーママは、自分の娘と同じクラスの女子のママ15人全員をラインのグループトークに強制加入させ、30分以内に返事をしなかったママにペナルティーとして無理矢理学校の次期役員にしてしまった。(小学生女児ママ)
”バス停グループでのママ友いじめ体験談”
ある日突然バス停ママ友グループから無視されるように。
理由を聞いても「さあ~?」と目配せ。
疲れ果てて幼稚園から保育園へと変更、息子を預けて職場復帰した。
ある日バス停グループのママ友がこっそりと理由を教えてくれたのだが、ブランドバッグを褒めなかったりお受験に否定的な意見を言ったためにリーダーママを怒らせてしまったからだった。(幼稚園男児ママ)
ここからはスカッとする仕返し体験談です。
”セレブリーダーママに仕返しをしたママ友軍団の体験談”
体験談の投稿者はママ友軍団の一人Aさん。
リーダーママBさんにいじめられていたCさんのためにAさんたちママ友軍団が協力して仕返しをするという体験談です。
Bが企画したハロウィンパーティー。
Cだけ「『うる星やつら』の『ラムちゃん』の仮装をしたまま自宅から会場に来い」という指示をされた。
当日、指示通りの恰好をしてきたCを馬鹿にするB。
そこに登場するCと同じ格好をしたママ友軍団。「テンちゃん」の仮装をした子供たち軍団、主人公『諸星あたる』の仮装をしたパパ軍団。
Bだけ違う仮装のハロウィンパーティーは大盛り上がりだった。(幼稚園児ママ)
”平和的な仕返し体験談”
ママ友いじめへの仕返しはただやり返すだけではありません。
平和的な仕返しに成功したママの体験談です。
同じマンションのママ友グループにいじめられていた。
仕返しをしてやりたいがどんな仕返しも後味が悪い。
そこで思いついた一番の仕返しが「子供と楽しく暮らすこと」。
いつもニコニコして子供と楽しくしていることを心掛けて暮らしたら新たなママ友も出来て本当に楽しく暮らせるように。
それを見たママ友いじめグループたちの顔は引き攣っていた。
一人で抱え込まないで
ママ友いじめは子供のいじめよりも理不尽なきっかけで始まります。
自分が悪いわけではないので、自分だけで対処しようとしてもいじめは終わりません。
一人で解決できる問題ではなく、抱え込んでしまうとその重さに押しつぶされてしまいます。
そんな時は誰かに相談しましょう。
ママの味方は愛する夫に可愛い子供、親族や友人、果ては専門家たちと多岐にわたります。
自分は一人じゃない、「アンタたちのいじめなんてどうってことないのよ」と毅然とした態度で挑み、ママ友いじめに立ち向かいましょう。