2018年10月11日公開
2019年11月26日更新
ダイソーのプリンターインクを徹底レビュー!正規品と比べてどこが劣るの?
通常だと高価なプリンターインクが、ダイソーでは1つ100~200円で販売されています!この記事では、ダイソーのプリンターインクについてメーカーごとに対応機種などを詳しく紹介したのち、100均プリンターインクの詰め替え方、正規品と比べて劣るポイント4つについても紹介していきます♪
目次
プリンターのインクは高い!
メーカー正規品のプリンターインクは非常に高いです。ブラザーやキヤノン、エプソンなどのメーカーサイトでは機種に合わせた種類のプリンターインクを直販していて、消費者の負担にならないように努力されています。しかし、1種類ずつ揃えると数千円程度にのぼり、送料もかかることがあるでしょう。
正規品以外に各メーカーに対応する互換インク(リサイクルカートリッジや詰め替えのプリンターインク)があります。インク製造業者の直販サイトやPC周辺機器を扱うショップで販売されています。最も安いのは、既存のカートリッジに詰め替えをして使うタイプのプリンターインクですが、最安でも正規品の半額程度の値段くらいの物が多いでしょう。
100均のダイソーでは1つ100~200円でプリンターインクが販売されているので、他の互換インクと比較して、大幅に安い値段でプリンターインクを購入できます。
100均プリンターインクが買えるのはダイソーだけ!
ダイソーではプリンターインクを購入することができますが、同じ100均でもセリアやキャンドゥではプリンターインクの販売がありません。両社とも以前は詰め替えタイプを販売していたようですが、残念ながら販売をやめてしまったようです。そのため、100均でプリンターインクを買いたい場合は、ダイソーに行く必要がありますね!
ダイソーのプリンターインクは、ブラザー、キヤノン、エプソンと国内のシェアを占めるプリンターインクに対応しますが、すべて同じ機種に使える訳ではありません。ダイソーで購入する際は、対応機種を間違えないように注意しましょう。この記事では100均プリンターインクを紹介する際に、対応機種についても紹介するので参考にしてくださいね♪
ダイソーで買えるエプソン用のプリンターインク
エプソン用リサイクルインクカートリッジ
ダイソーで扱うエプソンのプリンターインクの種類は、詰め替えとカートリッジタイプです。カートリッジは、一体型とそれぞれの種類のカラーインクが独立しているタイプとがあります。このリサイクルインクカートリッジは、詰め替えインクよりも簡単に使用できるのが特徴です。
エプソンの場合は詰め替えインクだと、少しずつインクを垂らしながら入れていく必要があるため手間がかかります。こちらの方が200円と少し高いですが、それでも純正のものと比べれば5分の1程度の価格なのでとってもお得ですよね!上手に詰め替えをする自信がない方には、こちらのカートリッジタイプがおすすめです♪
エプソン用詰め替えインク
色調合終ーわり。
— 戒 (@unusually1019) March 14, 2015
ダイソーさんのEPSON詰め替えのライトマゼンタとライトシアンやっと手に入れた。
黄色とオレンジの差がわかりづらいが、まぁティッシュに出すと分かるのでよし。
しかし、手がすてきな色になりました pic.twitter.com/9uYsjy6Sm7
エプソンはカートリッジタイプ以外に、詰め替えインクもあります。1つ100円で2~5回分のインクが入っているため、コスパは最強ですね!しかし、カートリッジタイプは入れ替えれば簡単に使うことができますが、この詰め替えインクはカートリッジに少しずつインクを入れていく必要があるので時間がかかってしまいます。付属で手袋も付いていますが、気を付けないと手や周囲をインクで汚してしまうこともありますよ。
しかし、その手間がかかっても良いと思うくらいに安いですよね。エプソンのプリンターインクをとにかく安く手に入れたい場合であれば、この詰め替えインクが最適です!この詰め替えインクはプリンター機種によっては、ICチップリセッターが必要となります。以前はダイソーで購入できましたが、現在は販売されていないため別途入手する必要があります。
エプソン用100均プリンターインクの対応機種は?
エプソンのリサイクルインクカートリッジは、大きく分けて5種類あります。2019年11月現在のリサイクルインクカートリッジの対応プリンターは上記の画像の通りになります。今回調査をした店舗では型番が50のものしかありませんでした。全ての50~80Lまで全ての型番が揃っている店舗は少ないため、上記の画像で自宅のプリンターに対応しているインクを確認してから、近くのダイソーに電話で問い合わせをすることをおすすめします!
現在のエプソンの詰め替えインクの対応プリンターと対応カートリッジは上記の画像の通りです。詰め替えインクの場合は、対応プリンターだけではなく、詰め替えをするカートリッジも対応していなければいけません。また、赤字で「必要」と記載されているカートリッジを使う場合は、ICチップリセッターがないと詰め替えをすることができませんのでご注意ください!
ダイソーで買えるキヤノン用のプリンターインク
キヤノン用リサイクルインクカートリッジ
キヤノンもエプソンと同様にカートリッジタイプと詰め替えタイプがダイソーで購入できます。キヤノンの詰め替えインクは穴をあける必要があるため、キヤノンの場合は特にカートリッジタイプがおすすめです。見た目はエプソンのパッケージと似ていますが、パッケージ上部に「キヤノン」と書かれているので、間違えないようにご注意くださいね。
キヤノンもエプソンもリサイクルカートリッジは、販売会社が純正カートリッジを回収し、インクを入れてリサイクルされたものなので、カートリッジがプリンターに合わないという心配はありませんね。
キヤノン用詰め替えインク
ダイソーで買えるキヤノンの詰め替えインクは、2~8回分のインクが入っています。キヤノンの場合はカートリッジに穴をあけてインクを詰め替えるため、付属品として穴あけネジや穴を塞ぐ用のシールが入っています。別で穴をあける道具を買う必要がないのは嬉しいですね。後は手袋も入っていますが、作業中に周囲を汚さないようにする新聞紙などは入っていないので、別途で用意するようにしてくださいね。
エプソンとブラザーでは、純正のカートリッジに詰め替えインクを入れる時にICチップリセッターが必要になる場合がありますが、キヤノンの場合は必要ありません。そのため、この詰め替えインクさえ買えば、すぐにインクを詰め替えることができますよ♪
キヤノン用100均プリンターインクの対応機種は?
2019年11月現在のキヤノンのリサイクルインクカートリッジの対応プリンターは上記の画像の通りです。エプソンよりも種類が少ないので、欲しいインクが手に入りやすいのが嬉しいですね。また、ダイソーで買えるキヤノンのリサイクルインクカートリッジは詰め替えが可能なので、使い終わった後にダイソーの詰め替えインクを使って詰め替えることができますよ。高いインク費用がぐっと安くなりますね!
また、現在のキヤノンの詰め替えインクの対応プリンターと対応カートリッジは上記の画像の通りです。キヤノンの詰め替えインクの場合はエプソンやブラザーとは違い、ICチップリセッターが必要ありません。そのため、対応さえしていれば気軽に詰め替えることができますね。
対応カートリッジにはダイソーの326などが入っているのが画像を見ると分かります。純正カートリッジだけではなく、ダイソーで買ったリサイクルカートリッジの詰め替えにも使える優秀な100均プリンターインクです♪
ダイソーで買えるブラザー用のプリンターインク
ブラザー用詰め替えインク
ダイソーに、なんと!ブラザーの詰め替えインクがあったから感動して買ってきた!ブラザーのインクレアなのにダイソーで買えるなんて(ノω;) pic.twitter.com/142VAcgJfE
— ひかり/椎野光 (@kirakirapikari) August 20, 2013
ブラザーのプリンターインクは、カートリッジタイプも販売されていましたが、現在ではカートリッジタイプがなく詰め替えタイプのみになります。機種番号ごとに使えるプリンターインクが違いますので、商品の箱に書かれている表示を確認して間違えないようにしましょう。
カラーはブラック・シアン・マゼンタ・イエローがあり、店舗によっては色が全て揃っていない場合もあるので、心配であれば電話で確認をしてから買いに行ってくださいね。一部の機種に対応するダイソーのプリンターインクについては、エプソンと同様にICチップリセッターが必要になる場合があります。
ブラザー用100均プリンターインクの対応機種は?
ダイソーのブラザー用詰め替えインクは、多くのブラザー製品のプリンターに使うことができます。2019年11月現在のブラザーの詰め替えインクの対応プリンターと対応カートリッジは上記の画像の通りです。100均ではカートリッジが買えないため、純正カートリッジに詰め替えることになりますね。
エプソンと同様に赤字で「必要」と記載されているカートリッジに詰め替えをする時は、ICチップリセッターが必要なのでご注意くださいね。たくさんの製品に対応しているため、自宅にあるのがブラザー製品のプリンターであれば、新製品以外は対応してありそうですね♪
100均プリンターインクの詰め替え方は?
①エプソンプリンターの場合
エプソンのカートリッジに詰め替えインクを充填する場合は、注入口に1滴ずつ垂らす方法なのでキヤノンやブラザーよりも簡単ですが少し時間がかかります。注ぎやすいようにスポイトが添付されていますが、周囲やプリンターの内部が汚れないように十分な注意をしてください。
直接注入口に垂らしながら詰め替えインクを入れていくため、周囲にインクが飛び散る可能性が高いです。汚れても困らない場所に新聞紙などを敷き、手袋をはめてから詰め替え作業をするようにしましょうね。注入口はカートリッジの裏側にあり、ダイソーのエプソン用詰め替えインクの中に入っている説明書ではイラスト入りで説明されてるので、誰でも簡単に作業ができますよ♪
②キヤノンプリンターの場合
キヤノンのプリンターインクカートリッジの機種ごとの型番などが書かれている上部のシールを剥がすと、注入口が見えます。注入口はボールで口が閉じられているため、専用の工具を使ってボールを下に落として穴を開ける必要があるのです。
ダイソーのプリンターインクに入っているピンを押し当てて押し込むと沈みますが、女性の場合は力がないので難しいです。ピンを押し当てて、上から金づちで叩くとあけやすくなるでしょう。ダイソーや他の100均の店舗で販売されている金づちも使えるので、一緒に購入すると便利です。
注入口があけられたら、穴からスポイトでプリンターインクの詰め替えをします。ダイソーの詰め替えプリンターインクは、最大で8回分の詰め替え量が用意されていてとてもお得です。
ですが、欲張って入れすぎると容器からあふれてしまうので注意してください。インクの種類と機種の型番を確認して、だいたいどのくらいの量のインクが入るかチェックしましょう。カートリッジに2回分入るのであれば、容器の中身を見て2分の1くらいの量を入れ、止めるようにしてください。
用心して少なめの量を入れるように心がけましょう。ダイソーのプリンターインクを注入し終わったら、プリンターインクに添付された栓をして、シールで留めて穴をふさぎます。カートリッジを拭いてからプリンター内に設置します。
③ブラザープリンターの場合
ブラザーのカートリッジにダイソーのブラザー用詰め替えインクを使う場合は、カートリッジの注入口に差し込むようにするだけです。上記画像のカートリッジを見ると上下にそれぞれ1つずつへこんでいる部分がありますが、インク詰め替えの差込口は上の白いへこみ部分です。どちらか分からない場合は、爪楊枝などの先がとがっているもので、ちょんちょんと触ってインクが付く方が正解です。
1.5cmほど詰め替えインクの先を差し込み、指でゆっくりと押すようにして中にインク液を注入していきます。入れすぎるとあふれてしまうので、ゆっくり様子を見ながら行ってくださいね!
100均のプリンターインクが正規品と比べて劣るポイント4つ
【ダイソーと正規品の違い①】劣化や色褪せが酷い
印刷をして1ヶ月~数ヶ月ほどで、色褪せ酷かったりや画質が劣化したりしたという声もあります。また、なるべく日光が当たらない所や気温の変動が少ない所に保管した所、多少の画質の劣化や色褪せが見られた程度で収まったという声もあります。
ダイソーのプリンターインクと正規品では、耐光性や耐候性についても大幅に違い、印刷物の保管期間が長くなるにつれて画質の変化に差が出ることもあるでしょう。印字面が消えてしまわないように、長期間保管する必要のある書類や写真などはなるべく使わない方が良いかもしれません。
【ダイソーと正規品の違い②】印刷の際にエラーが出る
ダイソーの100均プリンターインクのように正規品ではない互換プリンターインクを使う場合にエラーが出ることがあります。機種やメーカーによってはプリンターメーカーの正規品のプリンターインクではないというメッセージが出てくることもあり、パソコンから簡単な設定を必要とするケースもあります。
メーカー正規品以外のプリンターインクを使って故障した場合、プリンターの保証期間内(購入日より半年~1年)でも対象外になり有償修理になります。できれば、ダイソーなどのプリンターインクを使う場合は、保証期間が切れた後からにした方がおすすめです。
【ダイソーと正規品の違い③】プリンターの調子が悪くなることがある
正規品とダイソープリンターインクは原料が違うので、ノズルに残った正規品のプリンターインクとの粘度の差で気泡を発生させることがあります。ノズルからプリンターインクの出が悪くなり、色合いがおかしくなることもあります。ノズル内のインクが徐々に新しいダイソーのプリンターインクに取って変わるために、使ううちに自然に治る場合が多いです。
あまりに調子が悪い場合は、互換インクを取り扱うショップで販売されているクリーニングインクカートリッジを使用すると、ノズルが綺麗になり気泡の発生が治まることもあります。
【ダイソーと正規品の違い④】残量メモリーが認識されない
プリンターインクの残量を把握するにはICチップが必要になります。詰め替えをすると正常にICチップが働かなくなり、残量が分からなくなります。インクのかすれ具合で判断できるのですが、面倒に感じる方は少し高くても、ダイソーではカートリッジタイプのプリンターインクを使った方が良さそうです。
詰め替え式のプリンターインクを使う場合、キヤノンでは多少不便でもプリンターは作動しますが、エプソンやブラザーの場合は、ICチップリセッターがないと詰め替えタイプのプリンターインクを補充した場合にプリンターが作動しない恐れがあります。詰め替え前のカートリッジの場合、既にインクが空になったと認識されるので、詰め替えしたインクをセットしても空になったという情報がリセットされません。
以前はダイソーでも販売していたのですが、カートリッジタイプのプリンターインクが発売するようになってからは、ダイソーでの取り扱いがなくなりました。他の互換タイプのプリンターインクを扱う店舗やショップサイトで購入する必要があります。ICチップリセッターを使うことにより、ICチップに記録されたカートリッジのインクの残量を戻すことができますよ!
100均プリンターインクはデメリットのことも考えて賢く使おう!
ダイソーのプリンターインクは、純正のプリンターインクと比較すると劣るところも多いのですが、驚異のコスパに惹かれますよね!しっかりとデメリットの方にも目を向けて、使いどころを考える必要があります。特に保証がされなくなる可能性が高いので、最新機種のプリンターには不向きかもしれません!
安くてコストパフォーマンスに優れている100均プリンターインクを使う際には、自分でよく考えて目的や用途に合わせた使い方ができるようにしてください♪