2018年09月28日公開
2018年09月28日更新
エアプランツの飾り方・育て方!お手軽おしゃれなインテリアに
エアプランツというものをみなさん知っていますか?通常の植物とは育て方も違う不思議な植物です。エアプランツは着生植物なので、土がいらず、飾り方も様々な方法があります。今回は不思議な植物「エアプランツ」の育て方、飾り方についてご紹介します!
エアプランツってなに?
エアプランツってどんな植物?
エアプランツとは中南米原産の着生植物です。着生植物とは、一般的な植物とは違って、土で育つのではなく、樹皮や岩に根を張って育つ植物のことです。水をたくさん必要とはしない植物で、少しの水分でも育つことができます。水分を根から吸収するのではなく、葉から吸収して葉に水分を蓄えて育つ植物なので、育て方も簡単で、比較歴育てやすい植物です。最近では100均で見ることもあります。
エアプランツのメリットは?
室内で植物を育てようと思った場合に、土で室内が汚れてしまうということがあり、管理が大変だったりします。エアプランツは土を必要としない植物なので、土で汚れるという心配がありません。育て方も簡単です。基本的な育て方を覚えておけば、枯れる心配も少なく、育てやすいです。肥料も基本的には不要で、飾り方も吊るす飾り方が主流です。ウスネオイデスは名前はわからなくとも、見たことはあるのではないでしょうか。100均でも手に入ります。
エアプランツの種類
エアプランツもさまざまな種類があり、書ききれないほどありますが、今回は12種類のエアプランツを紹介します。基本的にはどのエアプランツも育て方は同じです。
- ウスネオイデス
- キセログラフィカ
- ストレプトフィラ
- イオナンタ
- カプトメドゥーサエ
- コットンキャンディ
- ハリシー
- ブラキカウロス
- アエラントス
- ブルボーサ
- フックシー
- ベルティナ
エアプランツのウスネオイデスが売っているのを見たことがありませんか?ウスネオイデスをおしゃれなカフェや美容院でも観たことがあるかもしれません。ウスネオイデスは飾り方が簡単で、ただ吊るすだけです。ウスネオイデスは長く伸びるタイプなので、吊るすのに適しています。ウスネオイデスに限って、吊るす方法が適していて、水やりも滴るほどあげてあとは乾くまで吊るすだけ。ウスネオイデスは乾燥させている間も飾り方にもよりますが、おしゃれに見えます。雑貨店ではフェイクのウスネオイデスも売っているほどです。ウスネオイデスはエアプランツ初心者にも育てやすいのでおすすめです。
100均でも手に入る!
100均でも最近は植物を多く取り扱っています。多肉植物、観葉植物も取り扱っていますが、もちろん、エアプランツも取り扱っています。エアプランツの種類は書いてあることもありますが、何の種類のものかわからないことも多いです。エアプランツはどの種類でも基本的には育て方は同じです。エアプランツを飾れるような流木やグッズも販売されていますので、1度売り場をチェックしてみてください。
エアプランツの飾り方
ガラス容器に入れる
エアプランツをガラス容器に飾る飾り方です。綺麗なガラス容器にエアプランツを入れるだけでも育てることができます。あまり狭いガラス容器に入れてしまうと蒸れて枯れるので、注意しましょう。
電球テラリウムを作る
電球型容器にエアプランツを入れる飾り方です。近年、電球を使用したインテリアが人気となっています。飲み物を電球型容器に入れて飲むというのも、SNS映えして可愛いですよね。エアプランツも電球型容器に入れて育てましょう。
リースを作る
リースのようにエアプランツを飾る飾り方です。流木などの木のリースにエアプランツを針金や糸で固定してリースを作ります。木は何も加工をしていない木を使用してください。木のリースは100均にも売っていますし、流木も雑貨屋や園芸店で売っています。水やりがしづらいかもしれませんので、枯れる心配のないように、育て方に注意しましょう。
フレームと一緒に
フレームにエアプランツを飾る飾り方です。植物を飾る用のフレームも売っていますし、リースと同じようにフレームに固定する方法もあります。フレームに飾る場合は枯れることのないように、流木やコルクに固定してからにしましょう。しっかり育てられるように水やりしやすいように工夫も必要です。
ウォールにする
ウォールにエアプランツをかける飾り方です。インテリアのひとつとして、ドライフラワーなどといっしょに吊るすだけでとてもおしゃれに見えます。風通しが悪くなり蒸れてしまいやすいので育て方に注意しましょう。
吊るす
一番簡単なのが、エアプランツを吊るすという飾り方です。S字フックなどで吊るすだけなので、だれでも簡単に飾ることができます。
スタンドに立てる
100均にも売っているスタンドにエアプランツを飾る方法です。小さいエアプランツならば歯ブラシスタンドに立てるだけでもいいですし、メモスタンドをちょっと改良して立てるという方法もあります。水やりもしやすいので、育て方も育てやすいです。
ブリキと一緒に飾る
アンティークショップなどで、ブリキの雑貨を購入し、そこに一緒にエアプランツを飾る飾り方です。100均にもブリキの飾りが置いてありますので、それを用いてもいいですね。ブリキにエアプランツを入れたまま水やりをしてしまうと、ブリキがさびてしまいますので、しっかり乾燥させてからブリキに入れましょう。
流木と一緒に飾る
流木にエアプランツを飾る飾り方です。海や川などを散歩していると、流木が落ちていることがあります。雑貨店でも売っていますよね。自然の流木を使う場合は、虫が中にいる場合がありますので、虫抜きをしてから使用するようにしてください。
かごや箱に入れる
自宅に余っている箱やかごを使ってエアプランツを飾る飾り方です。あまり深い箱やかごだとエアプランツが見えなかったり、通気性が悪いために蒸れてしまって枯れてしまうので、深い箱やかごを使用する場合は、底上げをしましょう。
貝殻と組み合わせる
貝殻と合わせてエアプランツを飾る飾り方です。西海岸系のインテリアには欠かせない貝殻。エアプランツは貝殻とも相性ばっちりです。穴があいた貝殻(サザエの貝殻のような…)のものでしたら、穴に少し入れるだけでとってもおしゃれになります。
ランダムに並べる
ランダムにエアプランツを並べるというのもひとつの飾り方です。いろんな種類のエアプランツを並べるだけでも、とてもおしゃれになります。このほうがエアプランツの育て方を簡単に観察できますし。種類の違うエアプランツの育て方を比較するのにも良さそうです。
エアプランツの育て方
どうして枯れるの?
水の少ない地域に生息しているエアプランツ。しかし、水をあげなくてもいいというわけでは決してありません。頻繁な水やりも枯れる原因ですが、初心者がよく陥ってしまうのは、水のやらなさすぎです。エアプランツは葉の中に水分を蓄えることができますが、それにも限度がありますので、定期的に水やりを施す必要があります。育て方のコツとしては適度に水をあげることです。
水やりはどうする?
霧吹きで
水やりの方法の一つが週に2~3回霧吹きで水が少ししたたるぐらい水をあげる方法です。注意しなければならないのが、すぐに元の場所に戻さないこと。少し水が落ち着いてしたたらなくなってから元の位置に戻しましょう。水が中にたまっていたら蒸れる原因になりますので、水がたまりやすい種類のも1度ひっくりかえしておきましょう。
水やりの時間帯は暑すぎず寒すぎない時間帯。夏なら涼しい夕方~夜、冬なら暖かい日中にあげましょう。私はエアプランツに水をあげる時は、お風呂場でシャワーをかけ、しばらくしてから元の位置に戻すようにしています。
ソーキング
ソーキングいう方法もあります。エアプランツを水を張った容器につけておく方法です。ソーキングをするのは、乾燥しすぎている時です。初心者に見極めは難しですが、葉先が乾燥していたり、長い間水やりを忘れていた時です。ソーキングする際は長時間水につけておくこともやめましょう。長くても6時間ほどであげないと、次は逆に濡れすぎて蒸れてしまいます。
どんなところに置くと良い?
直射日光に当たらない、明るい場所に置きましょう。あとは、風通しのよい場所。
私もそうですが、日当たりって難しいですよね。窓から直接当たる場所ではないところです。たとえば、レースカーテン越しとか、壁に反射して日光が当たる場所とかです。真夏の暑い時期は特に気を付けなければなりませんが、春や秋の季節は外で日光浴しても良いようです。30度は超えないように。遮光遮熱ネットを使用して工夫しましょう。
肥料はどのくらいあげる?
肥料をはほとんど必要としません。肥料がなくても育ちます。どうしても肥料をあげたいのであれば、開花前と子株をつけた時です。肥料をあげる場合は液体肥料を薄めて、霧吹きであげてください。方法は霧吹きで水やりをする場合と同じです。
気を付けたいことは?
病害虫
病害虫がつくことはほとんどありませんが、管理によってはハダニがつく場合があります。ハダニといってもダニではなくクモの一種です。ハダニは乾燥と高い温度を好みます。風通しをよくして、しっかりと水やりをしていると防ぐことができます。ハダニがいるからといってすぐに枯れるということはありませんが、放置していると枯れることがあります。ハダニがついたら、水やりやソーキングをして、風通しを見直し、様子を見ましょう。
夏と冬に気を付けること
エアプランツがよく育つのは、春と秋です。暑すぎる夏や寒すぎる夏は水やりを控えめにしましょう。日本ならではのジメジメした季節「梅雨」にも水やりを控えて、風通しをよくしましょう。風通しが良い場所がないのであれば、扇風機などで風を送る方法もあります。中南米に生息するエアプランツは寒さにも弱いので、室内管理をして、温かい場所に移動させましょう。
エアプランツの増やし方は?
エアプランツはゆっくり成長する植物ですが、ある程度育てると子株をつける場合があり、子株を育てることで、増やすことができます。たいていはお花が咲き終わってから子株がつきます。子株がついたら親株(もともとの株)は成長せずに、栄養を子株に送ります。増やし方は子株を親株から切り離す方法です。ただし、子株は小さすぎると枯れてしまいますので、親株の2/3程度になってからはずして増やしましょう。
エアプランツは花も咲く!
増やし方のコツとして、子株は花が咲いてからと前述しました。エアプランツの花は、一般的な花とは違って、とても幻想的な花です。鮮やかな花で、落ち着いたグリーンのエアプランツからは想像のできないきれいな花を咲かせます。花を咲かせるコツは、しっかり日に当ててしっかり育てることです。直射日光はだめですが、丁寧に育てると花を咲かせてくれるようです。育て方をしっかり学んで育てれば、いつか花を咲かせてくれるでしょう。
エアプランツをおしゃれに飾ろう
エアプランツにもたくさんの種類があり、100均にも売っているほど手軽で手ごろなものになっています。基本的な育て方を押さえておけば、土も不要、肥料も不要、頻繁な水やりも不要なので、とても育てやすい植物です。ぜひチャレンジしてみてください♪