そうめん弁当の作り方のコツを徹底解説!つゆの上手な持ち運び方法も紹介!
さっぱりとした味や口当たりで夏の定番メニューとなっているそうめんですが、そんなそうめんをお弁当で持っていけるのはご存知ですか?この記事では、そうめん弁当の上手な作り方と、つゆを持ち運ぶアイデア、そうめん弁当におすすめの薬味についてご紹介していきます!
目次
そうめん弁当を持っていきたい!
暑い夏にさっぱりと食べられるものといえば、そうめんですよね。そうめんは家で食べるものと思いがちですが、実はお弁当に持っていくこともできるのはご存知でしょうか?お弁当と言えばご飯やパンがメインですが、毎日同じような主食に飽きてしまっている人も多いと思います。
暑さで食欲がない人にはもちろんですが、毎日のお弁当に飽きた人にもおすすめしたいのがそうめん弁当なんです。今回は、そうめん弁当の上手な作り方やつゆの持ち運び方法など、そうめん弁当を食べるために必要なことについてご紹介していきます!
そもそもそうめんをお弁当に入れても大丈夫なの?
パスタなどはお弁当の定番の主食やおかずとなっていますが、それと同じ感じでそうめんをお弁当に入れても大丈夫なのか気になりますよね。結論から言えば、そうめんを正しい方法で茹でたり詰めたりしていれば、のびたりくっついたりすることはありません。
また、そうめんは傷みやすそうというイメージを持つ人も多いと思いますが、これも正しい処理やしっかりと保冷をして持ち運べば、傷むことはほとんどないと言っても良いかもしれません。正しい手順を踏めば、お昼に冷たくて美味しいそうめん弁当を食べることができますよ。
そうめん弁当のそうめんの上手な茹で方・盛り付け方は?
それでは、そうめんの上手な茹で方や盛り付け方についてご紹介していきます。この手順を守らないと、ふやけてベタベタになったそうめんをお昼に泣く泣くすする羽目になってしまうかもしれません。悲しいランチにしないためにも、ぜひそうめん弁当の作り方について覚えておきましょう。
のびないそうめんの茹で方
のびないそうめんの茹で方
- 表示時間通りに茹でる
- そうめんをざるにあげて、流水でしっかり洗う
食卓でそうめんを茹でる際と同じですが、以上がそうめん弁当用のそうめんの茹で方となります。この工程の中で特にポイントとなるのは、流水でしっかり洗うことです。理由としてはそうめんには表面に細かな粉がついているためで、これをしっかりと洗い流さないと、ベタつきやそうめん同士がくっついてしまう原因となってしまうためです。せっかくのそうめん弁当がベタベタにならないように、しっかりと洗い流しておきましょう。
そうめん弁当のくっつかない盛り付け方
そうめんを盛り付ける際は、水気を切ることが大切になってきます。水気が十分に切れていないと、そうめんがのびてしまったり、お弁当箱が水浸しになって目も当てられないようなお弁当になってしまうこともあります。一口分に小分けしたそうめんを、パスタのようにフォークとスプーンを使ってくるくる巻き付けていくと、上手にそうめんの水気を切ることができます。
しっかりと洗ったそうめん同士はくっつきづらくなっていますが、万全を喫すならば間にクッキングシートやラップ、バランなどで仕切りを作りましょう。その他にも、きゅうりを薄く切って仕切り代わりにしてみるのもひとつのアイデアです。
ひとつ注意したいのが、そうめんの水気を切る際や盛り付ける際には手を使わないようにすることです。人間の手には「黄色ブドウ球菌」という菌やその他の雑菌が付着している場合があるからです。衛生面を考えるためにも、しっかりと食器類を使うようにすることをおすすめします。
そうめん弁当のつゆはどうやって持っていく?
そうめん弁当に欠かせないものと言えばめんつゆですよね。そうめんはお弁当箱に詰めて持っていけば良いけど、液体であるめんつゆはどうやって持っていけば良いのか、そしてそのめんつゆを入れる器はどうすれば良いのかなど、そうめん弁当のつゆに関する疑問も絶えないことと思います。そうめん弁当のつゆを持っていく便利なアイデアについてご紹介していきます。
空き瓶やペットボトルで持っていく
今日も暑いのでそうめん弁当にしました😊
— 蓮実麺業 (@hasumi_mengyou) July 31, 2019
前の晩に麺つゆをペットボトルに入れて冷凍庫へ。
今朝、おかずを作っている間にそうめんを入れる容器も冷凍庫へ。
そうめんのゆで時間は2分→1分へ。
そして、ひと口大にくるくる丸めて入れました😌
これで食べる頃には麺つゆも溶けていい感じに👍 pic.twitter.com/GmCiE3fUpY
そうめん弁当を持って行っている人達は、希釈した状態のめんつゆを空き瓶やペットボトルに入れているという人が多いようです。水筒で持っていけばフタが器にもなるので便利ではありますが、めんつゆの香りが染みこんでしまった水筒にお茶などを入れるのはちょっと気が引けますよね。
その点、空き瓶やペットボトルは簡単に捨てることができるため、におい移りなどを気にしなくても大丈夫というのが嬉しいポイントです。また、冷凍庫で凍らせておけば保冷剤代わりとしても使うことができるので、お弁当の傷み対策も兼ねている一石二鳥な方法となっています。ただし、ガチガチに凍らせ過ぎるとお昼に肝心のつゆが解凍できていない状態である場合もあるので、冷凍庫に1~2時間程度入れた半冷凍の状態くらいが望ましいかもしれません。
そうめん弁当を召し上がる際は紙コップなどを持参してお椀代わりに使うと、余っためんつゆの処理もしやすいと思いますし、持参しためんつゆを必要以上に使わないで済むためおすすめです。
めんつゆのジュレを作るのもおすすめ
そうめんと枝豆のジュレ
— Yuuri (@Yuuri_with_cat) August 10, 2017
めんつゆを掛けていただきます pic.twitter.com/fc3u09qZkC
そうめんのつゆを持っていくアイデアとして、めんつゆのジュレを作ってそうめん弁当の中にあらかじめ入れておくのもおすすめです。めんつゆをジュレにするためには、つけ麺用の濃さに希釈しためんつゆ70ccに対してゼラチン1gと、それを溶かす水10ccです。ジュレの量を増やす場合は、すべての材料を等倍にしながら増やしていきましょう。めんつゆのジュレは、以下のように作ることができます。
めんつゆのジュレのレシピ
- ゼラチンと水をよく混ぜて、ゼラチンをふやかす
- ふやかしたゼラチンをレンジにかけて完全に溶かす ※
- 希釈しためんつゆとゼラチン液を混ぜて、冷蔵庫で冷やして固める
- 固まったらスプーンなどでほどよく混ぜたら完成!
※ ゼラチンを溶ければ良いので、温めすぎに注意しましょう。30秒程度で十分です。
めんつゆジュレの全体的なポイントとしては、分量をしっかりと守ることです。分量をアバウトにしてしまうと、硬すぎたりドロドロすぎたりと美味しくないジュレになってしまうこともあります。ただし好みの問題もありますので、まずは上記の分量で作ったものを基準として、その後にお好みで水分量を調整してみてくださいね。
そうめん弁当におすすめの薬味6選!
そうめんに欠かせないものといえば薬味ですので、そうめん弁当を作る際にはぜひ薬味も持っていきましょう。薬味には風味付けや見た目を良くする効果もありますが、そうめんだけでは不足してしまう栄養を補うという役目もあります。そうめん弁当におすすめの薬味についてご紹介していきますので、参考にしてみてください。もちろん、家でそうめんを食べる際にもおすすめですよ。
しょうが
しょうがはそうめんの薬味の定番なので味についてはあえてご紹介しませんが、実は夏バテ防止にも効果があることはご存知でしょうか?古くからしょうがは漢方薬や生薬として使われていて、殺菌作用や発汗作用などが期待できます。クーラーで冷え切った夏の体に、体を温めてくれるしょうがを食べて体調を整えましょう。また、皮ごとすりおろすことでむくみ解消にもなります。
白ごま
そうめんに香ばしさを加えたいのであれば、白ごまがおすすめです。白ごまにはミネラルやカルシウムなどの夏に失われやすい栄養が含まれているので、簡単に栄養補給をすることができる薬味となります。いりごまよりもすりごまの方が風味が出やすいですが、そうめん弁当にあらかじめかけておくと水分を吸って美味しくなくなってしまうので、別の容器に入れて食べる直前にかけるのがおすすめです。
玉ねぎ
玉ねぎのシャキシャキとした食感や甘み、さらには辛みもそうめんと非常に相性が良いです。玉ねぎの辛さの元でもある硫化アリルという栄養素は、ビタミンB1の吸収率を高める効果があります。そしてビタミンB1は糖質を効率よくエネルギーに変換してくれるので、玉ねぎは夏バテの回復に非常に効果のある食材なのです。その他にも血液をサラサラにする働きもあるため、生活習慣病の予防にも有効な食材です。
薬味として加える場合は、薄くスライスして水にさらしておくと、嫌な辛みは軽減されます。それでも辛みが強い場合は、スライスした玉ねぎに電子レンジで熱を加えると、さらに辛みを抑えることができます。
トマト
鮮やかな赤色のトマトはそうめんに彩りをもたらすだけでなく、酸味や甘みがそうめんの良い刺激となってくれます。トマトと言えば夏野菜の代表のような野菜なので、夏に不足するビタミンやミネラルを含んでいることが特徴です。熱中症予防のためにも積極的に食べたい食材ですね。薬味として加えるのであれば、トマトを細かく角切りにしてみてくださいね。
レモン
そうめんとレモンは中々斬新な組み合わせかもしれませんが、実際にめんつゆにレモンを入れてみると、レモンの爽やかな香りや酸味が食欲を増進させてくれます。レモンと言えばビタミンCですが、ビタミンCを取り入れることで夏の暑さからくる疲れにも打ち勝つことができますよ。スライスしたレモンを小さいタッパーなどに入れて持って行くのがおすすめですが、めんつゆにレモン汁を合わせておくのも良いと思います。
七味唐辛子
そうめん弁当にピリっとしたスパイシーさを出したいのであれば、七味唐辛子がおすすめです。メーカーによって七味唐辛子の中身は変わってきますが、消化不良に効果のある山椒や殺菌効果のあるシソなどが主に含まれています。辛さを楽しむだけでなく体にも良い調味料なので、食欲のないときにガツンとパンチのあるそうめん弁当を食べてみるのも良いかもしれませんね。
そうめん弁当で夏の暑さを乗り切ろう!
そうめん弁当の上手な作り方やおすすめの薬味についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?「そうめんをお弁当に持っていくのは難しそう!」と思っていた人も、普段のそうめんの茹で方にちょっと手間をかけるだけで作れるので、とても簡単ですよ。ご飯やパンのお弁当に飽きたときや、どうしても食欲が湧かない場合はぜひそうめん弁当を試してみてくださいね。