子供の習い事の人気ランキング!メリットや費用も紹介!【男女別】
子供がいるご家庭では、習い事が話題に上ることも少なくないでしょう。今、子供の習い事としてどんなものが人気なのか。ランキングで人気の習い事を紹介します。併せて習い事のメリットや費用も紹介します。ランキングを参考に、子供の習い事について考えてみましょう。
目次
子供に人気の習い事が知りたい!
子供がいる家庭で、子供の年齢が上がると共に、気になるのが習い事です。始め時はいつ頃なのでしょうか。どんな習い事をさせるのがいいの得しょうか。ここでは人気ある習い事にポイントを絞り紹介していきます。
子供が習い事をするメリットとは?
人気の習い事ランキングを紹介する前に、子供が習い事をするメリットをあげていきましょう。
学校では習えないスキルが身につく
習い事の多くは、学校では習えないものです。学校に通っているだけでは身につかない、スキルが身につきます。今の時代、いろいろなスキルを身につけているのは強みです。
学校以外の友達・仲間ができる
学校では、毎日同じクラスメイトと生活します。日々変わらない顔ぶれです。そんな毎日の中で、習い事をすると、新しい仲間とのつながりができます。その仲間と習い事を通じて、より深くつながることで、学校とは違う友達もできます。子供同士の世界が習い事を介して広がります。
好きなこと・特技が見つかる
学校に通っているだけでは身につかないスキルが身につくのが習い事です。そのため、習い事を通して、好きなことが見つかることが多いです。その中から、特技に発展することもあります。習い事が、子供の好きなこと・特技に気付かせてくれます。
努力する・忍耐力が身につく
習い事を通して好きなことを見つけた子供には、変化が起こります。まず、より上手になりたいという気持ちがわくことです。そのため、年齢に関係なく、頑張ろうとします。努力することを自然と覚えるのです。また、繰り返し頑張ろうとする忍耐力も身につけます。大人になってからも必要とされる力を、習い事を通して、手に入れられるのです。
子供の習い事の人気ランキングTOP10
では、ランキング形式で、人気の子供の習い事を見ていきましょう。
【第10位】ダンス
まず、ランキングの10位に入ったのは、ダンスです。2013(平成24)年から、中学校の体育の授業で、ダンスが必修科目になりました。それだけ、ダンスは広く認識されるようになり、習い事としても人気が出てきました。音楽に合わせて、体を動かすダンスは、リズム感が養われます。また、体力も身につきます。そんなメリットに加えて、表現力や集中力も培われて行きます。消極的だった子が、ダンスを習ったことで積極的になったという話もあります。
ダンス教室やダンススクールによって費用には幅があります。平均すると1回のレッスンで1,500~3,000円です。レッスンごとに支払う場合もありますが、多くは月謝として支払います。月に週1回の月4回でおよそ5,000~10,000円の費用がかかります。また、発表会を開催する場合や、コンクールに出場する場合は別途費用がかかります。
【第9位】リトミック・音楽教室
リトミックとは、幼児の音楽教育のことを言います。幼い子供を持つ親御さんなら、一度は聞いたことがあると思います。簡単な音楽に合わせて、体を動かしたり、音の大小に合わせて表現に強弱をつけたりします。音楽に反応することで、幼いころから体力や知力が身につくメリットがあります。音楽教室がリトミックのプログラムを行っていて、そこに通う場合もよく見られます。
かかる費用は、1回60分間で1,000円前後が主流です。週1回のペースで行われることが多いので、月謝にすれば4,000円前後です。他に、教材として、タンバリンを買ったり、入会費が別に必要だったりします。また、内容も様々で、かかる費用だけを優先に決めると、満足できない場合もあります。多くの教室が体験教室を開いているので、いくつかの教室を体験して子供に合ったものを選ぶことも大切です。
【第8位】そろばん
パソコンなど機械が発達している世の中ですが、そろばんの人気も根強いです。それは、いくつものメリットがあるからです。まず、1つ目のメリットとして、脳が刺激されることがあげられます。指先を使うことや、そろばんの音が刺激になるそうです。2つ目のメリットとしては、集中力が養われます。正しい答えを出すために、集中して珠をはじくからです。3つ目のメリットは、資格が取れることです。日本珠算連盟は、日本商工会議所と協力して、珠算能力検定・暗算能力検定を行っています。この検定に合格すれば、内申書や履歴書に、珠算◯級などと書くことができます。
また、他の習い事に比べると、かかる費用が安いのもメリットの1つです。平均的な月謝は、週3回で6,000円前後です。そして、自分が用意する道具がそろばんだけ、というのもメリットと言えます。
【第7位】公文
CMでもおなじみの公文がランキングに入ってきました。就学前の幼児から高校生まで習える習い事です。公文の大きな特徴は、自分のペースで、できる問題に取り組んでいけるところです。間違った問題は、正しく解けるまで繰り返し問題を解きます。そして、すべて満点になったら、次のレベルの問題に進みます。繰り返し学習で、しっかりと自分の力になっていきます。
費用は、基本週2回で1教科ごとの月謝制です。また、幼児・小学生、中学生、高校生で、金額が変わってきます。幼児・小学生で7,020円、中学生が8,100円、高校生が9,180円となります。この金額に教材費すべてが含まれます。また、東京都と神奈川県にお住いの場合は、この金額より500円ほど高くなります。
公文は、先生の家や公共の場を借りて、教室が開かれています。そのため、通うのにわざわざ遠くに行く必要はありません。そして、自分で問題を解いていく学習方法ですが、宿題が出ることもあり、学習習慣が身につくのも人気の理由だと言えます。
【第6位】習字
パソコンでの文書作成が進んでいる世の中になり、自分の手で字を書く機会が減っています。それでも、やはり、綺麗な字を身につけさせたい親御さんが多いようです。習字もランキングに入ってきました。字が綺麗に書けるようになるのはもちろんですが、それ以外にもメリットがあります。習字は、一字一字を丁寧に書いていくので、集中力が高まります。そして、文字を書く姿勢もよくなります。作法行儀も字を習ううちに自然と身について行きます。
かかる費用としては、まずは、筆・墨・半紙などの消耗品です。そして、教室の月謝が、週1回でおよそ3,000円台と他の習い事に比べて安いのも人気の理由です。
【第5位】体操・体育
体育教室は、ストレッチをやったり、マット運動をやったり、幼児が基礎体力をつけることが中心になります。そして、体操教室は、平均台や平行棒を使った器械体操と、リボンやボールを使った新体操に分かれます。いずれにしても、頭で動きを考え、体をコントロールする訓練ができます。また、全身を動かすことで筋肉をまんべんなく使うことができ、子供の体の発達には大変有効と言えるでしょう。最近では、人気があり、放課後講師を招いて体操教室を開く幼稚園もあるようです。
かかる費用としては、だいたい週1回1~2時間で月謝にして、5,000~8,000円です。少し幅があります。月謝以外にも、指定のユニフォームがいる場合は、その代金が必要です。また、怪我をする可能性が大きい習い事ですので、保険に入ることを進める教室もあり、その場合も500~2,000円の間で加入できるようです。
【第4位】学習塾
学習塾が、ランキングの上位にきました。男の子、女の子に関わらず、小学生になると通うことが多くなるのが学習塾です。中学受験を考えている場合は、大抵どこかの学習塾に通っているのではないでしょうか。また、中学受験を控えてなくても、より高い学力を得るためや、学校での学習内容をしっかり身につけるために通う子供もいるでしょう。
1回1~2時間で、週3回の月謝は、およそ10,00円前後と安くはありません。また、通いたい学習塾が近くになければ、公共機関を利用して通うこともあります。それらの交通費も頭に入れておかなければなりません。
【第3位】ピアノ
昔は女の子の習い事の定番だったピアノですが、今は、男の子にも人気の習い事です。ピアノは、学校での学習に直接関係あるものではありません。音楽の時間に、少しは役立つでしょうか。それでも習わせるメリットは、何より、芸術に身をもって触れられることです。豊かな経験ができます。いわゆる情操教育と言われるものです。他の習い事のように、目に見えて効果があったりする訳ではありませんが、「ピアノが弾ける」ようになることが一番のメリットだと言えるのではないでしょうか。
かかる費用として、月謝は、個人のピアノ教室に通う場合と大手のピアノ教室に通うのとで、差が出ます。個人のピアノ教室の場合、4,000~6,000円。大手のピアノ教室の場合は、8,000円前後となります。そこに教材費や、施設費などがかかってきますので、およそ10,000円を見ておくといいでしょう。
【第2位】英語・英会話
グローバル化の進む現代では、英語を身につけるため、英語・英会話に通う子供が多くいます。「早いうちから習わせた方が身につきやすいのではないか。」と考える人も多いと思います。実際に小さな頃から、英語・英会話に通ったとしても、生活に必要がなければ忘れてしまうものです。しかし、週1回でも小さいうちから英語に触れることで、英語が好きになるのではないでしょうか。その好きになることが語学を習得する一番の近道です。
週1回のレッスンでかかる月謝は、6,000~8,000円のところが多いです。先生にネイティブの人がいる教室は、少し月謝が上がり、10,000円を越える場合もあります。また、マンツーマンのレッスンになるとさらに金額が上がります。
【第1位】スイミング
人気ランキングTOP10の1位になったのは、ここ数年不動のスイミングです。1番人気が続いています。1番人気の理由として、全身運動でバランスよく、体が鍛えられることです。浮力によって、関節などに負担をかけることなく運動ができることも魅力です。
スイミングは、スイミングスクールに通って習うことになります。まずは入会費が必要なところがほとんどです。およそ3,000円が目安です。そして、週1回通って月謝は6,000~8,000円程度になります。決まった水着やスイミングキャップなどを指定してくるスクールもあります。それも必要経費です。消耗品になるので買い換えることも考えておきましょう。
子供の習い事の人気ランキング【男の子編】TOP5
人気TOP10を見てきましたが、ここからは、男の子と女の子、年齢層別の人気の習い事を見ていきましょう。まずは、男の子の人気の習い事です。
1位:スイミング
2位:英語・英会話
3位:体操
4位:サッカー
5位:ピアノ
TOP10には入っていませんでしたが、「男の子」に限定すると、サッカーがランキングに入ってきました。サッカーの人気が習い事にも影響しています。
子供の習い事の人気ランキング【女の子編】TOP5
続いて、女の子の人気の習い事ランキングです。
1位:ピアノ
2位:スイミング
3位:英会話
4位:習字
5位:ダンス
女の子の場合、「子供の習い事の人気ランキングTOP10」で1位にランキングしたスイミングを押さえて、ピアノが1位になりました。また、ダンスも女の子には人気です。
子供の習い事の人気ランキング【未就学児編】TOP5
今度は性別ではなく、年齢別に人気ランキングを見てみましょう。まずは、小学校に入学する前の子供に人気の習い事です。
1位:スイミング
2位:英語・英会話
3位:体操・体育
4位:ピアノ
5位:リトミック・音楽教室
リトミック・音楽教室がTOP5入りをしてきました。幼児期から始めるといいと言われている習い事が並んでいます。
子供の習い事の人気ランキング【小学校低学年編】TOP5
小学校の低学年のランキングは、次のようになります。
1位:スイミング
2位:ピアノ
3位:体操・体育
4位:英語・英会話
5位:サッカー
小学生になる前からやっていた習い事を継続する形です。しかし、小学生になったらリトミックは卒業になり、代わりにサッカーがランキングに入ってきました。
子供の習い事の人気ランキング【小学校高学年編】TOP5
最後は、小学校高学年のランキングです。
1位:スイミング
2位:ピアノ
3位:学習塾
4位:英語・英会話
5位:サッカー
スイミングは、いくつになっても人気です。そして、高学年になると、ランキングの中に学習塾が入ってきました。学習内容が難しくなってきたり、中学受験を考えたりする年齢になってきたためでしょう。
ランキングには入らなくても子供に人気の習い事8選!
紹介したランキングに入った習い事以外にも、人気がある習い事はまだまだあります。ここでは8つの習い事を紹介します。
野球
昔はサッカーよりも人気があった野球ですが、残念ながらランキングTOP10には入りませんでした。しかし、やはり少年野球など、いまだに人気は続いています。そして、昔は野球は男の子だけでしたが、今では、女の子も交じってプレーしているチームも数多くなってきました。
クラシックバレエ
女の子限定のランキングではかなり上位に入ってくるクラシックバレエです。女の子のお母さんは、習わせてみたいと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。日々のレッスンを続けて、発表会などの晴れの舞台で、その成果を披露する様子に女の子は憧れるでしょう。
武道
空手道や柔道、剣道などの武道の人気が、最近、高まってきています。体力がつく上に、礼儀が身につくと人気です。武道は「礼に始まり礼に終わる」と言われるように、体を動かしながら、「礼」の大切さを学べるのです。男の子にも女の子にも、武道の格好良さが人気でもあります。
卓球
国際大会の場で、日本の選手が好成績を納めるのに比例して、人気になってきているのが卓球です。男の子にも女の子にも人気です。他のスポーツに比べると、最初に体にかかる負荷が少ないのも取り組みやすい理由かもしれません。
スケートボード
遊びでスケートボードをする小学生や中学生は以前からいましたが、習いたいと思う子供が増えてきました。それに伴い、スケートボードを教えるスクールも増えてきています。2020年の東京オリンピックで正式種目にもなりましたので、これからまだまだ人気は高まりそうです。
芸術教室(絵画・造形)
幼児から小学生と、年齢に関係なく人気の習い事です。描いたり作ったりする喜びを感じることが習う楽しみになります。また、自分の想像していたものを実際の形に表現する楽しみも味わえます。
児童楽団
「NHK東京放送児童合唱団」という少し長い名前ですが、聞いたこと(見たこと)があると思います。これが、児童楽団のひとつです。歌の好きな小学生が習い事として、楽団に所属することがよくあります。本格的にレッスンを受け、さらに歌が上手に、そして好きになっていくようです。
将棋
ランキングには入りませんでしたが、藤井聡太7段の活躍を見て、子供に将棋を習わせようと考える親御さんが増えたと言えます。もちろん、藤井7段が活躍する前から、将棋はひそかに人気で、それに更に火がついたといったところでしょうか。ルールを理解して、勝つために頭を使うことが、楽しくなれば子供は将棋にはまっていきます。
子供が習い事を始めるときに知っておきたいこと3つ!
子供が習い事を始める時は、親も子供も初めてのことが多いです。そんな時に、是非知っておきたいことを3つあげておきます。
最初は泣いて嫌がることもある
習い事当日になって行きたくないと泣きだした。習い事の場所まで行ったのに泣いて親から離れない。こんな子供の様子を見たら、親も動揺します。
でも、落ち着いて考えてみましょう。習い事は、子供にとって新しい環境です。新しい環境に慣れるまで、時間のかかる子供もいます。最初の頃は、習い事そのものより環境になじめず、泣いて嫌がることもあるのです。習い事を始めてすぐ、泣いていやがっても、しばらくは様子を見守ってあげましょう。
子供が自然に習い事に関われるようにする
習い事は、子供にとって新しいチャレンジでもあります。そんなチャレンジを、特別視しなくていいようにしてあげたいものです。さりげなく日常会話に習い事に関係あることを入れてみるのは、どうでしょう。また、身近なところに、習い事に関係あるものを置いてみてもいいかもしれません。普段から、子供が自然と習い事に関わっていけるように親が工夫してみましょう。
子供が習い事を始めたいと言ったら全力で応援する
習い事を始めるきっかけは様々です。その中で、子供自身が習い事をしたいと言って来た時のことです。その子に向いているのか、続けられるのか、と親はいろいろ考えてしまいます。そして、つい口出ししたくなることでしょう。しかし、子供自身が習いたいと言って来た場合は、まずはしっかりその気持ちを受け止めましょう。そして、その気持ちを全力で応援する姿勢を見せましょう。親が応援していることが伝われば。子供も全力で自分のやりたいことに取り組みます。
【番外編】東大生が子供の頃にやっていた習い事とは?
東大に合格するには、小さい頃から「勉強一筋」などと考えていませんか? 東大生の子供の頃にやっていた習い事TOP5は下記の通りです。
1位:スイミング
2位:ピアノ
3位:英語・英会話
4位:サッカー
5位:習字
子供のの頃から、特別な学習塾に通っていた訳ではないのです。体を動かしたり、感性を磨いたりしていたのです。他の子供と大きな違いはありませんでした。
子供に習い事を始めさせてみよう!
習い事は、必ずやらないといけないものではありません。しかし、「習ってみたい」「習わせてみたい」と思ったのなら始め時です。その時に、ここで紹介したランキングを少しでも参考にしてもらえたら幸いです。子供の頃に始めた習い事で、その後の人生が豊かになること間違いなしです。