縦書きが基本のお礼状の書き方とマナー!パターン別の例文も紹介!

お礼状を書く場面はビジネスでもプライベートでもあります。正式なお礼状は縦書きが基本であることはご存知ですか?その他にも、お礼状を書く上で、マナー等もあります。今回は、縦書きが基本のお礼状の書き方や書く上での注意点などを紹介します。

縦書きが基本のお礼状の書き方とマナー!パターン別の例文も紹介!のイメージ

目次

  1. 1お礼状はどうかけばいいの?
  2. 2そもそも「お礼状」とは?
  3. 3お礼状の書き方の基本マナー3選!
  4. 4お礼状を書くときの5つの注意点!
  5. 5縦書きのお礼状の基本構成は5つ!
  6. 6お礼状の例文をパターン別に5つ紹介!
  7. 7ポイントを抑えて喜ばれるお礼状を書こう!

お礼状はどうかけばいいの?

手紙

仕事でもプライベートでも、お礼状を書く機会はたくさんあります。最近は、メール等で簡単に済ませてしまう機会も多いですが、改めて手紙でお礼状を送ると、相手により感謝の気持ちが伝わりやすくなります。

実は、正式なお礼状は、縦書きで書くことをご存知でしょうか?今回は、そんな縦書きが基本のお礼状の書き方や注意点、またお礼状を書くパターン別の例文などを紹介します。お礼状の書き方がイマイチよく分からい方には、是非参考にして下さい!

そもそも「お礼状」とは?

はてな

そもそもお礼状は一般的にはどのようなタイミングで書くのでしょうか?ビジネスシーンだけでなく、実はプライベートでも意外とお礼状を出すべき場面は多いものです。ここでは、お礼状を出すタイミングや場面を確認していきましょう。

お礼状を書くタイミング

ペン

お礼状は書き方だけではなく、お礼状の手紙を出すタイミングも重要です。基本的には、お礼状を書くタイミングは、相手にお世話になったりしたその日のうちか、2~3日以内に送るようにするのがマナーです。

出来るだけ早いうちに書いて手紙を出すのが良いでしょう。もし、送るタイミングを逃してしまっても、遅れたお詫びとともにお礼状を出すようにしましょう。

お礼状はこんな時に書こう!

感謝

お礼状とは、相手に感謝の気持ちを伝える手紙で、主に目上の方にお世話になった時や物を貰った時に送ります。お礼状を書く時は、ビジネスでは就職活動や研修、会社を移転するお祝いを頂いた時など、プライベートでは結婚や出産、引越祝いを頂いた時、入退院のお見舞いを受けた時など様々です。

お礼状の書き方の基本マナー3選!

手紙

お礼状を書くタイミングや場面が分かりましたが、お礼状を書く上で書き方のマナーがあることはご存知ですか?折角、お礼状を書いても、相手を不快な気持ちにさせるお礼状を避けたいものです。ここでは、お礼状の書き方の基本マナー3点を確認しましょう。

縦書きする

ペン

お礼状の書き方の基本マナー①は、縦書きで書くことです。最近では、横書きの文書も増えてきましたが、正式なお礼状は縦書きが基本です。弔事や目上の方にお礼状を書く時には、縦書きで書くようにしましょう。しかし、身内や親しい人にお礼状を書く場合は、縦書きに拘らずに横書きでも構いません。

手書きで書く

手書き

お礼状の書き方の基本マナー②は、手書きで書くことです。手書きで書くことで、相手により感謝の気持ちが伝わります。手書きで書くのは大変ですが、一文字一文字丁寧に書くようにしましょう。しかし、ビジネスでは手書きではなく、パソコンでお礼状を書く場合もあります。その時の場面によって、手書き書くべきなのか判断しましょう。

ハガキやメールはNG?

メール

お礼状の書き方の基本マナー③は、用途に合った便箋・封筒を使うことです。ハガキやメールは便箋と比べると略式なので、本来は正式なお礼状としてはふさわしくありません。正式なお礼状は縦書きで書くため、選ぶ便箋は無地か縦書きで書ける縦罫線のものを選びましょう。横罫線や模様が入った便箋は、カジュアルな用途向きとなります。

また、便箋を入れる封筒も白無地を使うようにしましょう。しかし、親しい相手へのお礼状には、必ずしも便箋ではなくハガキでも構いません。また、ビジネスのやり取りでは、スピードも重視されているので、便箋を使った手書きのお礼状ではなく、メールで送る方が望ましい場合もあります。

お礼状を書くときの5つの注意点!

チェック

縦書きが基本のお礼状を書く基本マナーを確認しましたが、縦書きのお礼状を書く上で先程確認した3点のマナーだけでなく、いくつかの注意点もあります。次に縦書きが基本のお礼状を書く時に、気を付けるべき注意点を確認しましょう。

注意点①筆記具に注意しよう

筆

縦書きのお礼状を書く時に注意点①は、筆記用具に注意することです。縦書きのお礼状を書く時に使用する筆記用具は、万年筆・毛筆が正式とされています。しかし、慣れてない方は、ボールペンでも問題ありません。注意点としては、後から消せるような鉛筆や消せるボールペン(フリクションボールペン)は避けましょう。インクの色は黒か濃紺を選んで下さい。

注意点②感謝の気持ちを簡潔に

お礼

縦書きのお礼状を書く時に注意点②は、感謝の気持ちを簡潔かつストレートに書くようにすることです。ダラダラとした長文を書いてしまうと、感謝の気持ちが伝わりにくく、かつ相手に手紙を読む時間の手間をかけさてしまします。

注意点③楷書で書く

ペン

縦書きのお礼状を書く時に注意点③は、楷書で丁寧に書くことです。縦書きのお礼状は楷書でバランス良く、丁寧に書くように注意しましょう。達筆でなくても丁寧に書くだけで、相手に感謝の気持ちが伝わります。

注意点④文例丸写しはNG

間違い

縦書きのお礼状を書く時に注意点④は、文例の丸写しは避けることです。縦書きの正式なお礼状の書き方には、ある適度決まった形式があります。どのように書くか困ったら、参考にするのは良いですが、そのまま文例を丸写しにするのは、受取り側としては感謝の気持ちを感じないでしょう。感謝の気持ちは、出来るだけ自分の言葉で表現して、相手に伝える文章を考えましょう。

注意点⑤誤字脱字に注意

間違い

縦書きのお礼状を書く時に注意点⑤は、誤字脱字をしないことです。縦書きのお礼状の手紙を出すタイミングは早い方が良いですが、便箋に手書きで書く時も慌てずに書きましょう。また、書き終わった後も必ず読み返して、誤字脱字がないことを確認することがおすすめです。

縦書きのお礼状の基本構成は5つ!

手紙

縦書きの正式なお礼状には、冒頭後や結び、全体の構成など基本となる書き方があります。縦書きのお礼状の基本の構成として、①冒頭後、②季節の挨拶、③内容(本文)、④結び、⑤日付・名前・宛名の5つで構成されています。ここでは、縦書きのお礼状の5つの構成の詳細を説明します。

構成①冒頭語

始め

縦書きのお礼状の構成①は、冒頭語です。冒頭語とは、手紙の冒頭に用いる言葉を指します。この冒頭語を用いるのは、相手に対する尊敬の気持ちや、自分をへりくだって表現する気持ちが込められています。この冒頭語は「拝啓」、「謹啓」などを書きます。

ちなみに、「拝啓」は一般的な手紙に用いられますが、「謹啓」は「拝啓」よりも敬意が高く、より相手を敬った表現になります。お礼状を送る相手によって、冒頭語を使い分けるようにしましょう。また、冒頭語と結語は必ず一対で用いられます。結び部分で結語書き、結語を間違えないように注意しましょう。

構成②季節の挨拶

季節

縦書きのお礼状の構成②は、季節の挨拶を書きます。季節の挨拶は季節感を表現します。縦書きのお礼状を書く際は、自分なりに季節感を表現しても構いません。また、季節の挨拶は色々な文例もありますので、書き方がわからない方は参考にして下さい。

Thumb11月の挨拶文の書き方!季語を取り入れた書き出しや結び例155選も!
季語や季節感を取り入れた11月の挨拶文はどう書けば良いでしょう。目上の方やビジネスでの手紙の...
Thumb5月の挨拶文の書き方!季語を取り入れた書き出しや結び例136選も!
ビジネスやプライベートでお礼状などのお手紙を書くことがあるでしょう。5月のお手紙の場合はどの...

構成③内容(本文)

重要

縦書きのお礼状の構成③は、内容(本文)を書きます。この部分は、お礼状のメインの部分です。内容(本文)を書く冒頭に、本題を伝える前に前置きする「さて」、「さっそくですが」などの起語を書きましょう。起語の後は、簡潔に書きましょう。

構成④結び

最後

縦書きのお礼状の構成④は、結びの挨拶と結語を書きます。結びの挨拶は、相手の健康や繁栄を願い、今後の厚情を請う内容が一般的です。また、結びの挨拶の後に、縦書きのお礼状の構成①の冒頭語で説明した結語を書きます。結びの挨拶を書いたら、「拝啓・敬具」、「謹啓・謹言」などセットの結語を書きましょう。

構成⑤日付・自分の名前・宛名

カレンダー

縦書きのお礼状の構成⑤は、日付・自分の名前・宛名の順番に書きます。日付は縦書きなので、年号も含めて漢数字で記入します。宛名は少し大きめの字で書き、敬称をつけます。連名の場合も必ずそれぞれに敬称をつけるように注意しましょう。

お礼状の例文をパターン別に5つ紹介!

手紙

縦書きのお礼状の書き方を分かったので、次にパターン別にお礼状の例文を見ていきましょう。パターン別に紹介しますので、その場面の縦書きのお礼状を書く際に参考にして下さい。

文例①お世話になった方へのお礼状

花束

拝啓 早春の候、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。皆様にはますますご健勝のことと存じます。さて、このたびはご多忙のところ○○を快く引き受けてくださり、誠にありがとうございました。おかげさまで、○○になりました。これもひとえに○○様のご高配とご尽力のおかげと感謝申し上げる次第でございます。どうか今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。敬具

文例②お問合せに対してのお礼状

電話

拝啓 盛夏の候 いよいよご清栄のこととお慶び申し上げます。さっそくですが、このたびは弊社にお問い合わせ頂きまして、誠にありがとうございます。今回、ご教示いただいたおかげで改善すべき点が明確になりました。弊社にてこれから全力で改善に取り組んでいきたいと思います。また、ご相談をさせて頂く機会もあるかと存じますが、その際はご指導頂けましたら幸甚でございます。今後ともお付き合いのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。まずは取り急ぎ書中をもちましてお礼申し上げます。敬具

文例③訪問先へのお礼状

訪問

謹啓 初冬の候 皆様には益々ご清栄の事と心よりお慶び申し上げます。さっそくですが、先日はとても楽しいひとときを過ごさせて頂き、誠にありがとうございました。心づくしの美味しい手料理と楽しい会話に時を忘れてすっかり長居をしてしましました。まだ余韻が残っております。また、お目にかかれる日を楽しみにしております。まずは取り急ぎお礼まで。謹言

文例④行事参加へのお礼状

参加

拝啓 新春の候 皆様におかれましては、ますますご健勝のことお慶び申し上げます。さて、先日はご多忙の中、○○に出席頂き、誠にありがとうございました。非常に多くの方にご参加いただき、有意義な○○を開催することができました。これも皆様方のご支援とご愛顧によるものと、心から感謝いたしております。今後ともよろしくお願い申し上げます。敬具

文例⑤お中元をいただいた際のお礼状

包装

拝啓 盛夏の候、皆様には益々お元気にてご活躍の趣、お慶び申し上げます。さて、このたびは結構な○○をご恵贈いただき、誠にありがとうございました。平素、お世話になっております上に、このようなご厚志を頂戴し、大変恐縮しております。心からお礼申し上げます。まずは取り急ぎ御礼まで。敬具

ポイントを抑えて喜ばれるお礼状を書こう!

手紙

今回は、縦書きが基本のお礼状の書き方やパターン別の例文などを紹介しました。最近では、なかなか手書きで縦書きのお礼状を書くようなことも少なくなりました。

そんな時代だからこそ、正式なお礼状を貰ったら、より相手に感謝の気持ちが届くはずです。皆さんも是非感謝の気持ちを伝えたい方に、今回紹介したお礼状の書き方を参考にして、喜ばれるお礼状を書いて下さい。

関連するまとめ

Original
この記事のライター
ezima
よろしくお願いします!

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ