長生きしたくない人の心理や特徴9選!どうして長生きしたくないの?
あなたは長生きしたいですか?最近「長生きしたくない」と思う人が増えているのです。長生きしたくないと思う人の中には若者から高齢者までいますが、長生きしたくないと思う心理や理由はなんでしょうか?長生きしたくないと思う世代別の理由や共通する特徴をご紹介していきます。
目次
長生きしたくない人が増えているって本当?
「長寿大国」といわれている日本ですが、最近の若者から高齢者の中には「長生きしたくない」という人が増えいているそうなのです。医療が発達して長生きする高齢者が増える中、長生きしたくないと思う理由はなんでしょうか?長生きしたくないと思う若者から高齢者の心理や特徴をご紹介していきます。
そもそも何歳以上が「長生き」なの?
「長生きしたくない」とはいっても、一体何歳からが長生きなのでしょうか。日本では長生きする高齢者が増えていることから、何歳からが長生きといえるのか曖昧なところがありますよね。日本の高齢者の女性・男性の平均寿命や健康寿命を確認していきましょう。
日本人の平均寿命
現在では、日本人の平均寿命は男性が「81歳」、女性が「87歳」であるそうです。この年齢を聞いてあなたはどう思いましたか?
長生きしたくないという人の長生きの定義はそれぞれかもしれないですが、長生きといえるボーダーが80代と考えれば、そこまで生きたくないといえます。思ったよりも平均寿命がのびたように思いますが、理由はガンや心疾患などの死亡率が下がったことによる結果です。
健康寿命の平均は?
「健康寿命の平均」とは、病院で入院していたり、介護を受けておらず自立して生活できる生存期間の平均のことをいいます。日本では男性が「72歳」、女性が「74歳」が健康寿命といえます。
例えば高齢者女性の「平均寿命」の87歳と「健康寿命の平均」の74歳の差をみれば、12年もあります。12年もの間自立した生活ができないと考えると、大変に思えてくるのも無理はありません。
長生きしたくない人はどういう人に多いのか
長生きしたくないという人には、なんとなく若者に多いイメージがありますよね。しかし、若者だけではなく中年の男性・女性や、高齢者のなかにも長生きしたくないと思っている人がいます。
長生きしたくないというとネガティブな考えに聞こえますが、長生きしたくないという人の心理を考えてみると、納得できる部分もあるかもしれません。世代別に特徴をとらえて、長生きしたくないと思っている人の理由や特徴をみてみましょう。
若者世代
特に今の若者世代は、就職氷河期時代や経済不況で経験したことによる仕事やお金、生活に対する不安、震災などの自然災害で命に関わる不安、これからは高齢化社会といわれる将来への不安などあらゆる不安があります。
こういった不安がある理由から、未来に希望が持てず、大変な思いをするくらなら長生きしたくないという気持ちになるのはわかります。
未婚の中年男性・女性
結婚や事実婚でなくてもパートナーがいればいいのですが、独身の中年男性・女性で長生きしたくないと思っている人の中には、将来に不安を持っている人が多いのです。
定年を迎えてリタイアした後のこと、自分が高齢者となり病気で入院したり介護を受けなければなったらどうすればいいのか、孤独ではないのか、などという将来に対する大きな不安があります。男性・女性ともに独身であると、この理由から長生きしたくないという心理になるのは理解できますね。
病を抱える高齢世代
高齢者に多いのが、病気や介護があることによって長生きしたくないという人も多いのです。長生きすることは健康であると認識しがちですが、年齢が高くても、病をわずらい治療しながら、介護を受けながら長生きしている状態であるパターンもあります。
ただでさえ病気はつらいですし、介護を受けるのも大変です。それなのに治療をしてまで・介護を受けてまで長生きしたくないという心理になるのは当然かもしれません。
どうして長生きしたくないの?その心理の特徴9選!
世代別にご紹介していきましたが、若者から高齢者のどんな世代であれ、男性、女性ともに共通する長生きしたくない理由があります。長生きしたくない心理の特徴9選をあげていきます。
①将来に希望が持てない
長生きしたくないと考える人で、「将来に希望が持てない」と思うことは若者から高齢者までのどの世代にもあてはまる特徴といえます。仕事でリストラに合う、震災に合う、病気になるかもしれないなど、不安な要素は無数にあります。いくつか不安な要素があると、将来に希望を持てないとおもうのも仕方がないですよね。
②経済的に不安
仕事をしていても、稼ぎが十分でなかったり、生活費や納税など様々な出費や、リストラに遭うなど、お金への不安は尽きません。例えお金をためたくても、思わぬ出費が発生するとなかなか貯められないのがお金です。
いずれ高齢者になって働くことが難しくなり、お金が稼げないことになっても、年金など充分に生活できるお金が確保できるかもわかりません。お金に対して不安になるくらいなら長生きしたくないという思いになってしまいますよね。
③身近な人に先立たれるのが嫌
自分の両親や親戚、パートナーなど身近な家族も、先立たれる可能性が高いですよね。先立たれるのは人生の中で本当につらいもので、残された方は悲しみに明け暮れることもあります。先立たれて悲しい思いをするくらいなら、長生きしないで自分が先立つ方がいいと思ってしまうのも無理はありません。
④子供や孫に迷惑をかけたくない
自分が高齢者であると、病気や介護など周りに頼らなければ生きていけない生活となることもあるでしょう。そうすると自分の子供や孫に介護をしてもらうこともあり、迷惑をかけたくない思いで長生きしたくないと考える人もいます。
⑤元気で長生きしないと意味がない
病気によっては、ずっとつらい治療し続けなければいけなかったり、治りにくい病気もあります。年を重ねると、介護を受けなければならなくらい衰えてしまうこともあります。健康で長生きするならいいのですが、なかなかそうもいきませんよね。病気をしてまで長生きしたくないと思うのは理解できますよね。
⑥やりたいことが特にない
特に楽しいと思えることや、やりたいと思うことがないと、人生がつまらない、長生きしたくないと思いがちです。特にリタイアして高齢者となったとき、何をすればいいのかわからないと思っている人もいるでしょう。
⑦生きる価値が見いだせない
人生に疲れて、自分の生きる価値ってなんなのだろうと思ったことがある人もいるでしょう。色々ありすぎて、生きていることに魅力を感じない、というように人生に絶望している人は長生きしたくないと考えるかもしれません。
⑧老いた自分を見たくない
どんなに元気で素敵な人でも、みんな老いていきます。老いていくと、歩くのが大変になったり、顔も年相応になっていきますよね。ビジュアルが素敵な芸能人でさえも、若かった頃の写真をみると驚いたりします。そうすると、自分が老いたらどうなるんだろう、と想像したくない思いで長生きしたくないと思うことはわかります。
⑨病気になるくらいなら早死にしたい
何歳であっても病気はする可能性はありますが、高齢で亡くなる人は何かしら病気であることが多いですよね。そう考えると、病気でつらいおもいをして亡くなるくらいなら、長生きしたくないと考えるようです。
「長生きしたくない」って考えるのは悪いことなの?
長生きしたくないと考えること自体は悪いわけではありません。長生きしたくないという思考を持つことは自由です。しかし、親からもらった命とはいえ、自分の人生ではありますが自ら死を選ぶようなことは避けましょう。
長生きしなくても楽しく生きていることが大切!
長生きしたくない人も、したい人も実際はどのくらい生きられるかわかりませんよね。長生きしたい人が、健康に充分気をつけていても病気が見つかることもあります。長生きしたくない・したいのどちらにせよ、楽しく生きていく方法を見つけることが大切なはずです。
充実した人生を過ごすポイント5選!
長生きしたくない・したいという思想は自由です。もし先のことを考えて、長生きしたくないと考えている人は、充実した人生を過ごす方法を見つけた方が楽しいはずです。充実した人生を過ごす方法を見つけていきましょう。
①先のことばかり考えない
長生きしたくないと考える人は、未来のことばかりを考えてしまった結果、「長生きしたくないな」という考えに至ったことでしょう。もちろん、先のことを考える時間も大切です。しかし実際には自分が思い描いたように未来はいきませんよね。先のことばかりを考えすぎないのも、充実した人生を過ごす方法のひとつです。
②「今」を楽しむ
長生きしたくないと考えているならば、「今」を楽しむことが一番です。たまにはお金を奮発して買いものをしたり、旅にでてみたり、あなたなりの楽しむ方法がたくさんあるはずです。「長生きしたくない」と考えるくらいなら、「今」を楽しむ方法を考えてみましょう!
③やりたいことは行動にうつす
長生きしたくない人・したい人も、人生1度きりなのは同じです。やりたいと思ったことは、悔いが残らないように行動にうつすべきです。行動しなければ何も始まりません。行動力を身につけて、何か目標を成し遂げる方法を考えるのもいいかもしれません。
④行きたいところに行く
長生きしたくない・したい人、どちらも何歳まで生きられるかわかりません。「行きたい」と思っていても行かないうちに、年を重ねて「あの時行けばよかった」と後悔することもあるかもしれません。行きたいと思っているうちに、行くよう心がけることも充実した人生を過ごすひとつの方法です。
⑤日々の幸せを大切に過ごす
毎日に同じことの繰り返しで憂鬱になり、長生きしたくないと思っている人もいるでしょう。繰り返しとはいいますが、日々の生活の中でちょっとした幸せがあるはずです。
今日は美味しいスイーツを食べよう、楽しみにしていたドラマをみよう、など幸せに感じることはないですか?日々の幸せを大切に過ごしていくことも充実に生きる方法のひとつです。
長生きにこだわらなくていい。毎日を楽しく生きよう!
いかがでしたか?長生きしたくないと思っていても、自分がどのくらい生きるのかなんてわかりません。長生きしたくないと思っていた人も、そうでない人も、人生は1度きりです。長生きにこだわりすぎず、充実した人生を送る方法を考えた方が、気が楽になりますよね。毎日を楽しく生きましょう!