【四柱推命】印綬の性格を男女別に徹底解説！恋愛傾向・仕事運も！

四柱推命で印綬の人の性格を男性・女性別に徹底解説していきます。印綬の恋愛傾向や仕事運もお話ししましょう。まずは四柱推命とはどういうものなのか、基本的なところから説明します。

四柱推命は中国で生まれた、性格や運勢を読み解く占術です。日本では数百年前の仙台藩で四柱推命に関わる書物が翻訳されていました。陰陽五行と干支を組み合わせた考えをもとに、統計学ともいえる正確さで的中率が高いといわれています。

四柱推命では生年月日と生まれた時間から割り出した4つの柱があります。この年柱・月柱・日柱・時柱を軸にして、命式という表が作られ、性格や運勢を見ていくのです。

四柱推命には通変星と呼ばれる10個の星があります。通変星は十二支と四柱の関係をあらわしたものです。四柱推命ではその人がもつ通変星によって、それぞれの性格や運勢、相性などを見ていきます。

四柱推命では通変星のほかに、十二運星も大切な要素です。十二運星とは運勢のエネルギーのようなものです。その名のとおり、十二運星には12種類あり、性格なども知ることができるとされています。

通変星のひとつである「印綬」の組み合わせを見ていきましょう。日干が甲なら年・月・時の天干、日も含めた蔵干に癸がある場合、それぞれの柱の通変星に「印綬」があらわれます。

印綬を通変星にもつ人とは、どのような人なのでしょうか？印綬の基本的な性格を見ていきましょう。

印綬の人は習得能力が高く、知識を増やすことも好きな性格です。学業にもすぐれた人が多く、身につけた知識を人に教えるのも上手なのが特徴といえるでしょう。

印綬の人は論理的です。理詰めで考えるため、感情で動く人を敬遠するようなところもあります。プライドも高く、ときに冷たい印象を与える人もいます。

印綬の人は冷たく見えても、根は温厚で母性愛に溢れています。家族を大切にするのも印綬の特徴です。お節介と思われるくらい世話好きなところもあります。

印綬の人の思考能力は高いのですが、それを実行に移すための行動力や決断力に欠けるところがあります。考えすぎることが原因で、競争社会に向いていないともいえます。

印綬の大まかな性格を説明しましたが、印綬の男性に見られる特徴もあります。さらに詳しく印綬の男性について解説していきます。

印綬の男性は頭が良く、知識欲も旺盛なため、いわゆる知識人といわれる人が多いのが特徴です。印綬の男性は仮に勉強が苦手でも、頭の回転が速いため、賢い印象を人に与えます。

負けず嫌いな点も印綬の男性の特徴です。プライドが高いため、人に負けることを良しとしません。負けず嫌いな性格がプラスに働くと、努力して才能が開花します。

批判精神が強いのも、印綬の男性のプライドの高さゆえです。理屈っぽいところがあるため、つい人の意見や行動を批判したくなる性格です。

印綬という通変星が基本的に女性の星のため、男性でも決断力に欠ける場合があります。ひとつのことを時間をかけて研究したりすることに向いている性格です。

印綬の女性にも性格的な特徴が見られます。具体的な特徴を3つ挙げてお話ししましょう。

印綬の女性は才能豊かな人が多いのが特徴です。もともと頭が良く、エリート意識も強いため、自分の中に眠っている才能を伸ばすために努力できる人です。

印綬の男性同様、女性もプライドが高い人が多く見られます。世間体や体裁にこだわりすぎると、近づきにくい雰囲気を出してしまう女性もいます。

印綬の女性は温厚なため、その性格がうまく表に出れば、目上の人も含めて周囲の人たちから好感をもたれます。論理的な思考力をもとにした自己主張もできますが、基本的に協調性がある性格です。

通変星の印綬を四柱のどこにもつかで、さらに詳しい性格を見ることができます。年柱は幼年期をあらわし、月柱は成人してから中年期まで、日柱は生涯、時柱は老年期を指し示すとされます。それぞれの柱の印綬の性格を見ていきましょう。

年柱に印綬がある場合、先祖や両親から受け継ぐものが多い人です。裕福な家庭で育ったり、遺産を受け継いだり、才能や資質に恵まれる場合もあります。

印綬が月柱にある場合、物事を突き詰めていく性格のため、仕事では研究職などに向いているでしょう。印綬はもともと結婚運もあらわすことから、成人期の月柱にあると、良縁に恵まれる可能性が高まります。

日柱に印綬があると、歴史や伝統を重んじる性格が強まります。安定した家庭も築けますが、規律を重んじる性格が前面に出ると、身内からも敬遠されがちとなります。

印綬が時柱にあると、豊かな晩年を過ごすことが期待できます。親孝行な子供にも恵まれ、そうした目下の人たちに自分の知識を引き継ぐ役割も担うでしょう。

理性を保てる印綬の人ですが、恋愛ではどのような傾向が見られるのでしょうか？印綬の人はプライドが高いため、恋愛でもなかなか自分からはアプローチできません。また、恋愛相手の社会的地位などの条件にこだわるところもあります。ただ、印綬は献身的なところがあるため、恋愛でも尽くすタイプです。

恋愛が成就して結婚に至った後は、印綬は良き家庭人になれます。やや口うるさいところはありますが、女性なら良妻賢母になれるでしょう。

学ぶことが好きな印綬の人は、その性格を活かしたような仕事が向いています。印綬はコツコツと努力もできるため、学者や研究職、教師、医療系の仕事などが適職です。一般の会社に就職するときも、プライドを満足させられる有名企業・一流企業を選ぶ傾向があります。

また、印綬は孤独な仕事にも耐えられます。ひとつのことを突きつめる性格も活かせる仕事として、たとえば作家や画家なども向いているといえるでしょう。尚、印綬のプライドの高さゆえ、人に頭を下げる仕事やサービス業などには不向きです。

四柱推命では命式の中に十二運星というものもあります。十二運星ではその人の運気の流れだけでなく、性格的な特徴も見ることができるとされています。十二運星は「長生、沐浴、冠帯、建禄、帝旺、衰、病、死、墓、絶、胎、養」の十二種類に分けられます。

十二運星と印綬との組み合わせによる性格的な特徴を解説していきましょう。

印綬と長生との組み合わせは、仕事面で思い悩むことが多いのが特徴です。ただ、その経験を活かしてさらに上を目指せる人です。

印綬と沐浴の組み合わせは、献身的に人に尽くすタイプになります。愛情を注げる相手がいないとストレスの原因になりやすいでしょう。

印綬と冠帯の組み合わせは、学のある人と評価されやすく、社会の決まりごとに従った行動ができるでしょう。

印綬と建禄の組み合わせは、知性に行動力がともなった性格で、仕事で大きな成功を収めることが期待できます。ただ、人間関係でのトラブルを起こしやすいところがあります。

印綬と帝旺の組み合わせは、我が強いところがあり、人との衝突も多くなる傾向があります。責任感も強く、与えられた役割を果たそうと七転び八起きの精神で立ち直ります。

印綬と衰の組み合わせは、人に従うことができない頑固な性格です。独自の世界の中で才能を伸ばすことができるでしょう。

印綬と病の組み合わせは、家族も含めて周囲の人たちと金銭トラブルに見舞われる傾向があります。

印綬と死の組み合わせは、若い頃は目立たないかもしれませんが、徐々に実力を発揮していく大器晩成型です。

印綬と墓の組み合わせは、仕事で大きく稼ぐというよりも、コツコツとした節約志向が実を結び、プライベートで充足感を得られます。

印綬と絶の組み合わせは、何事にも熱中しやすいのですが、冷めやすい傾向があり、飽きっぽさがアダとなります。

印綬と胎の組み合わせは、古いものから新しい知識や見解を導いていく資質があります。なにかを受け継いでいく運勢の人です。

印綬と養の組み合わせは、仕事を通して知り合った人たちを大切にするでしょう。真っすぐで素朴な性格です。

四柱推命で通変星が印綬の人の性格や恋愛傾向、適職などを解説してきました。いかがでしたか？

四柱推命で命式を作成すると、それぞれの人に固有の特徴があることがよくわかります。身近な人を四柱推命で見てみると、いろいろと隠れた資質を知ることができるでしょう。短所と思われていたような点も、「そもそもこういう性格の人なんだ」と受け入れられるようになるかもしれません。あなたの恋人や友達、家族など、いろいろな人を四柱推命で読み解いてみませんか？