良妻賢母になる女性の特徴10選!良妻賢母の昔と現在の心得の違いは?
【良妻賢母】と聞いてどんな女性が頭に浮かびますか?現代で求められる【良妻賢母】は、昔に求められていたイメージとだいぶ変わってきています。この記事では、現代の【良妻賢母】になるにはどのような心得が必要なのを詳しく解説します。
目次
良妻賢母ってどんな意味なの?
良妻賢母とは、文字の通りに解釈すれば夫にとって良き妻であり、子供にとって賢い母であるという意味です。良妻賢母という言葉が聞かれるようになったのは明治初期。それ以前の日本は、家長である男性を女性が支えることが美徳とされる家父長制度が当たり前でした。
社会へ出るのは男性の役割で、女性は家事と育児ができれば良く、賢さは求められていませんでした。その後欧米諸国の影響も受け、女性も家事育児だけではなく勉学にも励むよう女子教育に力を入れ始めます。賢い女性となり、良き妻、賢い母となり家庭を守ることが理想の婦人像とされ、良妻賢母という言葉が誕生したのです。
子を産み、子を育てること
良妻賢母とは結婚し、子を産み、育てることが大きな役割です。現在では子を産み、仕事と育児を両立している女性が増えていますが、昔は家庭を出ずに、洗濯・料理・掃除などの家事を完璧にこなし、子供を立派に育てることが良妻賢母の重要な仕事でした。
良き妻であり賢い母
子を産み育てることの他に、良き妻・賢い母であることも良妻賢母の重要な役割です。夫を支え、子供を見守り育てる賢い母であることが、良妻賢母には求められます。
良妻賢母の特徴10選!どんな人なの?
良妻賢母とは、どんな人を指すのでしょう。ここでは良妻賢母の特徴を10個あげて説明します。良妻賢母を目指す人は、ぜひ参考にしてみてください。
①笑顔が素敵
いつも素敵な笑顔を絶やさないのが、良妻賢母の特徴です。どんな時も明るい笑顔で夫や子供を見守り、太陽のように家族を温かく包み込みます。
②「ありがとう」がきちんと言える
母親は子供の1番のお手本とならなくてはいけません。自分が周りの人にきちんと「ありがとう」と言うことで、感謝の気持ちを伝えることの大切さを身をもって示します。また、夫に対して感謝の気持ちをきちんと表すことができるのも、良妻賢母に欠かせない特徴。夫に感謝することで、夫の自尊心を高め、家族のために頑張れるやる気を引き出します。
③褒め上手である
夫に対しても子供に対しても褒め上手であることは、良妻賢母であるための重要なポイントです。家族の良いところにスポットを当てることで、夫は仕事でもモチベーションがアップし、子供は自己肯定感が高まります。
④家族をよく観察している
家族の変化を敏感に察知するのも、良き妻賢い母の特徴です。夫や子供がトラブルに巻き込まれていないか、悩んでいることはないかを先回りして気づくことで、問題が深刻になることを未然に防ぎます。
⑤ときには厳しい意見も言える
家族をただ優しく甘やかすだけでは、良妻賢母とは言えません。家族に良くない点や改善すべき点を見つけたら、時に厳しく叱る必要もあります。その時は反発されたり、落ち込ませてしまったりするかもしれませんが、夫や子供のためになるなら、悪役を引き受けてでも毅然と正しい意見を伝えるのが良妻賢母の役割です。
⑥料理上手である
家事の中でも料理が上手であることは、良妻賢母の必須スキルです。家族みんなが美味しい料理を囲んで、毎日食事をすることで絆が深まります。子供が成長した時に「オレのおふくろの味」と呼べる料理を振る舞えるよう努力しましょう。
⑦節約上手である
金銭感覚のしっかりとした女性は良妻賢母になる資質があると言えます。生活費や学費をやりくりし、旅行などの特別な出費を捻出できるよう家計をやりくりできれば、夫も安心してサイフを預けられるでしょう。
⑧肝っ玉が据わっている
良妻賢母は明るく優しいだけでは務まりません。いざ家族が緊急事態に陥ったら、うろたえず大きく構えていられる度胸が必要。どんなときも笑顔で「大丈夫!なんとかなる!」と励ましてくれる肝っ玉母ちゃんの存在が家族のピンチを救うのです。
⑨キレイにしている
美しさを保つ努力を怠らないことは、良き妻でいるために大切なポイントです。家事や育児に追われ、自分のことにかける時間がない中で、美しくいようと努力することで、夫にもかわいらしい妻だと思ってもらえます。子供たちにとっても、いつもキレイにしている自慢のお母さんとなるでしょう。
⑩家族のことが大好きである
家族に対する愛情が、美味しい料理を作ったり、夫のために尽くしたりする原動力となります。義務的に家事や育児をこなすのではなく、家族を愛しているからこそ自然と頑張れるのです。夫や子供にもその愛が伝わり、温かい安定した家庭が築けます。
一昔前の良妻賢母の心得とは?5つ紹介!
家庭に入り、夫と子供のために尽くすことが美徳とされた一昔前の良妻賢母とは、どのようなことが求められていたのでしょ。ここでは、その心得を5つ紹介します。
①夫には敬語
家父長制度が当たり前だった当時は、家で一番偉いのは夫であり父親です。一昔前の良妻賢母が夫を敬い、丁寧な言葉づかいで接するのは、基本中の基本の心得と言えるでしょう。
②家事・育児を妻が一任
一昔前の男性は、家事育児は一切せず女性が全てを担っていました。夫に家庭のことを手伝わせるなど言語道断。お風呂や食事の支度を済ませ、夫がいつ帰ってきても良いように準備しておくのが良き妻の心得でした。
③妻は1番早く起きて、1番遅く寝る
一昔前の良妻賢母の心得として、「家族の中で1番早く起きて、1番遅く寝る」というものがあります。当時は、文句ひとつ言わず家族のために朝から晩まで働くのは当たり前のことでした。
④月の生活費をもらい生活する
夫から月の生活費をもらったら、必ずその範囲内でやりくりするのも良妻賢母の心得として大切なことでした。夫の給料が少なく、生活が苦しくても、それを夫に悟られプレッシャーをかけないよう、色々と工夫をして節約していたようです。
⑤三つ指ついて出迎える
これぞ昔の良妻賢母を代表する行動です。現在では、夫の帰宅時に玄関まで出迎えるのも珍しいのではないでしょうか。一番偉い家長がお勤めから帰ってきたら、感謝と尊敬の気持ちをこめて、三指をついて出迎えるのが正しい良妻賢母の心得です。
現在の良妻賢母の心得とは?5つ紹介
昔と今では生活様式も変わり、働く女性も増えています。求められる良妻賢母としての心得も、以前とは変わってきたようです。ここでは現在の良妻賢母の心得を5つ紹介します。
①家庭と仕事の両立
現在の良妻賢母に求められるのは、完璧に家事をこなすことではなく、いかにうまく家庭と仕事の両立ができるかです。今や、結婚し出産後も女性が働くのは当たり前の世の中になっています。料理や掃除は効率的に時短するなど、臨機応変に対応しうまくバランスを取れるのが、現在の良妻賢母と言えるでしょう。
②夫をたてることができる
夫婦共働きで、収入が夫と同じようにあっても、夫と同等の立場に立ってしまっては、現代の良妻賢母とは言えません。男性は自尊心を保つことで、家族を守るために社会で頑張ることができます。いつでも笑顔で夫をたてることで、夫のやる気を引き出すのが、今も昔も変わらない良妻賢母の心得です。
③子供と仲がいい
母親と子供との関係が良好であることは、家庭円満の秘訣です。仕事をもっている母親が子供と一緒に過ごせる時間は、どうしても限られてしまいます。良妻賢母は、与えられた時間が短いからこそ、子供との時間を大切に考えているものです。
④常にポジティブ
現在の良妻賢母に求められるのは、太陽のようなポジティブな存在であること。家族の誰かが落ち込んでも明るい笑顔で対応し、家庭が暗くならないよう配慮します。
⑤家族の幸せを1番に考える
家族の幸せをいつも願い、そのためにいつでも尽力できるのが良妻賢母です。自分のことは後回しになってしまいがちですが、家族の幸せや家族と一緒にいる時間を優先にし、家族の幸せ=自分の幸せだと考えています。
いるいる!有名人の良妻賢母3人紹介!
ここでは有名人の良妻賢母を紹介します。彼女たちの特徴を知ることで、良妻賢母に何が求められているのかがわかります。
北斗晶
サバサバと明るいイメージの北斗晶さんは、現在の良妻賢母を代表する存在です。自身もテレビで活躍しながら、現役のプロレス選手である夫を支え、育児も手を抜いていません。料理上手なことも有名で、北斗晶さんの時短レシピは忙しい女性から人気があるようです。
森高千里
40代になっても衰えない美貌を持つ森高千里さんは、夫にとっても子供とっても自慢の妻とお母さんであることは間違いありません。いつもハツラツとした笑顔で、家庭を明るく支えているイメージです。結婚後は芸能活動をセーブしているところも、家庭を優先している良妻賢母だと言えます。
藤本美貴
お笑い芸人の夫を持ち、自身もテレビで活躍している藤本美貴さんも、仕事と家庭を上手に両立させている良妻賢母です。同じく働く母に対して「今日やらなくて良いことはやらない」という方針を推奨しています。忙しい日々の中、無理せずストレスを溜めないことがいつも笑顔でいられる秘訣のようです。
良妻賢母になって、家族を幸せにしよう!
良妻賢母に求められるものは、時代と共に変化しています。しかし家族を愛し、夫や子供の幸せを一番に考え、明るい家庭を守り築いていくことは、今も昔も変わらない普遍的な役割だと言えるでしょう。いつも笑顔の絶えない明るい良妻賢母になって、家族を幸せにしましょう。