【四柱推命】癸丑を男女別に徹底解説！性格・恋愛傾向・2019年運勢

癸丑に属する人は50番目の干支の組み合わせになります。癸丑生まれの人は、現在は1913年（大正2年）・1973年（昭和48年）となり、ほぼ1973年生まれの方がほとんどでしょう。次の癸丑は2033年となります。具体的にどのような性格か見ていきましょう。

占いの一種、四柱推命は、生年月日と生まれた時間、性別で十干十二支を計算して運勢を出します。干支は大まかには十二支で分けられますが、細かく分類すると60種類にもなります。話題になっている「動物占い」も四柱推命の一種です。

十干はそれぞれ、甲・乙、丙・丁、戊・己、庚・辛、壬・癸のグループに分けられます。それぞれの十二の干支に当てはめて、60種類に分類したものを十干十二支と言います。癸丑は、干支が丑で、癸の年に当たるため、「癸丑」（みずのとうし）となります。丁度60年経つと生まれた年の十干十二支となり、赤ちゃんの頃に戻ったということで、赤い物を身に付けて還暦の御祝いをします。

「癸」は水の陰の気を表し、知識欲が旺盛で、クールで直感が冴えていることを表します。静かな水が張っている状態を表すように、周囲の状況に形を変えて柔軟に対応する穏やかな人が多いです。しかし、いったん堰を切るとあふれ出すのと同様に、突然行動力を見せて周囲を驚かせることもあるでしょう。

「丑」は土の陰の気を表し、旧暦1月の冬の終わりの時期を指します。「癸丑」と合わせると凍った大地をイメージできます。非常に辛抱強く計画を持ってことに当たる特徴があり、粘り強く成果を出す所があります。ただし、自分の厳しい基準を人にも当てはめようとして、周囲の人を疲れさせることもありますので注意する必要があるでしょう。

癸丑の男性の特徴と性格を紹介します。身近な男性と照らし合わせてチェックしてみましょう。意外な性格が見えてくるかもしれません。代表的な3例を挙げます。

癸丑の男性は、正直で周囲への思いやりに満ちている人です。自分を律する気持ちが強いので、嘘をつかずに誰にでも正直で誠実でありたいと考えています。また、自分がされて嫌なことは人にもしないように心がけているので、思いやりを持って優しくいたわりの気持ちを持って接します。

癸丑の男性は「癸」の気の働きがあるのか、突然勢いを増した水のように気持ちが高まることがあります。突然思いつきで動き始めることがあります。計画性のある「丑」とは裏腹に、事前の考えや計画に従わずに直観的に行動に移すので、周囲はびっくりしてしまうでしょう。

癸丑の男性は突然行動を起こすのとは裏腹に、周囲の人がどのように感じているか人目を気にしてしまう節があります。「丑」は用意周到な特徴がありますので、かねてから計画を立ててきたことが上手く行くように、周囲の声を重視することもあると思われます。ただし、周りは「癸丑」の男性の性格について、慎重すぎると考えています。行動を起こすことに賛成して、応援してくれる人が多いでしょう。

癸丑の女性の性格や特徴を紹介します。代表的な特徴を3つ例に挙げますので、身近な癸丑の女性について合うところがあるか見てみましょう。お付き合いの参考にすることをおすすめします。

「癸」は穏やかに水をたたえている状態を表します。また「丑」は土がしっかりと固まっている状態を示しています。両者に共通するのは、落ち着きがあるという特徴です。人に対しては温和に振る舞いますが、自分の気持ちを表現するよりも、相手の気持ちに沿うように動くため、心の動きを表に出さないように落ち着いて行動します。

癸丑の女性は、表面にはソフトで穏やかな感じを醸し出します。とても優しい女性というのが周囲の人からの評価で、良い印象を持たれます。どちらかと言うと、大切な人を守ろうとする特徴があります。自分が優しく振る舞うことで、家族や友人を庇って動こうという意思が働いていると思われます。

癸丑の女性は柔軟に協調して動くので、あまり自分という物を持っていないのではとか、意思を強く持たないのかという印象を持たれます。しかし、「丑」のしっかりと土を固めている所を示すことから、しっかりと自分の気持ちを強く持ち続けています。何を考えているのか分からないといわれがちですが、自分の信念を持ってしっかりと行動しています。

四柱推命が癸丑の人の年柱・月柱・日柱・時柱を見ていきます。日柱が生涯にわたっての基本的な性格や特徴を表します。年柱・月柱・時柱はその時期ごとの性格や特徴を知るのに役立てられます。日柱をベースにして他の柱についてもみてみましょう。

癸丑の人の幼年期の性格を表す年柱を見てみます。癸丑の場合は、小さい頃は両親がしつけに厳しいこともあり、大人びた子供という印象を持たれることもあったでしょう。自分のことは自分でする、けじめはしっかりと付けるということが根付いていることから、自分を厳しく律することができるしっかりした性格だったと思われます。

月柱は成人から中年期までの性格を表します。癸丑の場合は、常識や規律を守った規則正しい生活をしている人が多いです。性格は真面目で周りからの評判も良いですが、一方で、四角四面で融通がきかないとか、冗談が通用しないとか、厳格すぎるなどの理由で息が詰まると陰口をきかれる可能性もあるでしょう。

日中は生涯を通じたベースとなる性格を意味しています。努力家で日々精進を重ねることが、成果に繋がります。大器晩成型で結果を出すまでに時間がかかると思われます。遠回りに見えても思ったことを地道に続ける努力が成功への近道です。諦めることなく続けていきましょう。

時柱は老年期の性格を表しています。癸丑の場合、若い頃や中年期までの気遣いの慎重さがなりを潜め、空気を読まずに先走る傾向が強くなります。周囲の関係が難しくなり、トラブルメーカーにもなりかねません。知識と行動力があるのはよいことですが、自分の思いだけで動くとかえってお節介になる恐れがあるので気をつける必要があるでしょう。

独身の方、既婚でも死別や離別している場合は、恋愛の運勢が気になると思われます。四柱推命で見たの癸丑の恋愛占いはどのような傾向があるでしょう。癸丑の男性と女性に分けて詳しく紹介します。

四柱推命で癸丑に当たる男性の恋愛は、直感を決め手にして行動します。この女性が良いと感じるものがあれば、誠実に紳士的に対応して、諦めずに認められるよう努力をするでしょう。周囲の目を気にするため、意中の女性からの評価が気になって仕方がないでしょう。

癸丑の男性の努力を高く評価して、はっきりと良い所を認めてくれる女性であれば、上手く行く可能性が高いです。

癸丑の女性の恋愛の傾向は、穏やかで温和な見た目とは違い、心に強い思いを秘めていることから、相手の男性にも同じような心構えを求めることがあります。ちゃらんぽらんでいいかげんな男性が、言うことをきいてくれそうという理由でお付き合いをしようとしても、恋愛として成立しないでしょう。信念を持つ、しっかりとした男性となら楽しくお付き合いができそうです。

理想が高いことに加えて、束縛することを嫌います。一緒にいるとマイペースが保てず息が詰まりそうになるからであって、決して浮気が好きな女性というわけではありません。相手の男性にしてみると、ミステリアスではありますが、ちょっと面倒な所があるでしょう。

四柱推命の癸丑の人の結婚観を探ってみましょう。男女別に詳しく紹介しますので、気になる方がいれば参考にしてみましょう。

癸丑の男性の場合は、前述した通り、自分の思うように正直に誠実でありたいという気持ちが強いです。結婚の決め手は、相手の女性も同様に正直で誠実な性格であることです。直感に突き動かされる傾向が強いので、結婚を考える女性に対して連絡や気配りを欠かさないですし、結婚したいという気持ちを臆することなく表現します。

癸丑の女性の恋愛の傾向で述べた通り相手の男性に対する理想が高いです。癸丑の女性の結婚観は自分の高い理想に見合う男性でないといけないと思っています。なかなか理想の結婚相手に出会えないので、ある程度の妥協が必要になると思われます。

優しさと温和さを兼ね添えている所から、多くの男性からモテて、出会いもあり、声をかけられるので、相手をよく見る必要があります。ある程度自分の基準に適うのであれば、多少のことは目をつぶると結婚に繋げられるでしょう。

癸丑の人との相性の良い干支の人を紹介します。相性の良し悪しと、結婚・恋人相手として、友達として相性が良い干支はどれか、詳しく見ていきましょう。

単に癸丑の人との相性で見た場合、最も良い相性なのは「丁酉（ひのととり）」です。1957年（昭和32年）及び2017年（平成29年）の人がそれに当たります。丁酉の人も癸丑の人も行動力があります。ただ、丁酉の人は後のことは考えず行動しますが、問題が起こった場合に対処するのが上手なので、癸丑の人のフォローを上手にしてくれる最適な相手でしょう。

最も相性が悪い干支は、「戊戌（つちのえいぬ）」です。1958年（昭和33年）・2018年（平成30年）生まれの人が当たります。癸丑とは正反対の性格で、負けず嫌いで神経質な所があり、自分が優位に立たないと気が済まない性格です。口がうるさくやかまし屋な所もあり、いつも誰かと群れて行動しています。リーダー的な存在で、束縛や自由に動きたい癸丑の人とは相容れません。

癸丑の人と、恋人や結婚相手としての相性が抜群なのは「戊子（つちのえね）」の干支の人です。1948年（昭和23年）、2008年（平成20年）の人ですが、癸丑の干支の大半を占める昭和48年生まれの人には、年齢的に厳しい干支かもしれません。

戊子の人は常に冷静に行動できるため、突然何かに突き動かされるように行動する癸丑の人にとっては、足りない所をしっかりと補い合える関係となるでしょう。戊子の人には行動力が足りない傾向がありますので、お互いに魅力に感じ合う関係です。

癸丑生まれの人にとって、最も友人として相性が良いのは「辛巳(かのとみ)」です。1941年（昭和16年）・2001年（平成13年）生まれの人です。辛巳の人は、細かい所にこだわらずにとても大らかな気持ちで接することができる人です。持って生まれた大らかさが、束縛を嫌う癸丑の人を自由に振る舞わせられるため付き合いやすいと感じられるでしょう。

癸丑の人は、他社の能力を見抜く洞察力があるのが特徴です。才能を見抜いて、教え導くように手助けできる仕事が向いています。その人の適性を見抜くカウンセラーなどの仕事やコンサルタント業務、人材のコーディネーターが適職です。教職や作家を育てる編集者も向いています。

大勢の人を相手に話をするのは苦手ですが、一対一で話をして相手の意思をくみ取る仕事なら能力が発揮できるでしょう。仕事運はじっくりと取り組めてこつこつと努力をして、成果を出せる仕事に就ける吉と出ます。相手からの信用も勝ち取れ、仕事で大きく成功します。

癸丑と『一二運星』（十干十二支の運勢の強弱を人生に例えて表した物）を組み合わせると、その人の持つ詳しい性格や特徴が分かります。12例の組み合わせを紹介します。

癸丑と『長生』が組み合わさった場合、感性が研ぎ澄まされるようになります。他者とは違った見方ができるため、様々な面から物事を見られるようになる性格になります。元々持っている洞察力に深みを与えられるでしょう。

癸丑と『沐浴』が組み合わせられると、物事を捉える力が個性的になると言われています。人とちょっと違う見方ができて、既存の枠組みを打破できる力が備わっているでしょう。現状に行き詰まりを感じている方は、克服する方法を努力して見つけることができます。

癸丑に『冠帯』と組み合わせられた時には、我慢することが多くなるでしょう。自由に動きたくてもいったん立ち止まることを余儀なくされます。思うようにことが進まなくても、我慢して方策を探すと好転するでしょう。

癸丑と『臨官』が組み合わさった場合は、目標達成するまでに確実に近づけるようになるでしょう。目立って動いていない場合でも、大きく力を発揮して成功する可能性が高くなるでしょう。

癸丑と『帝旺』とが合わさると、自尊心の強さが表情に出がちになります。自分を優位にしないとあからさまに気分が悪くなることから、周りに敵を作りやすいです。孤独になりがちですので、耐える力を付けるようにしましょう。

癸丑と『衰』が合わせられると、自分を低く見てしまうことが多くなり、マイナス思考になって悪循環に陥る恐れがあります。無理をせずに大らかな気持ちで立ち止まって運気が上向くのを待つのがおすすめです。リフレッシュするのが吉と出ます。

癸丑と『病』の組み合わせは、字から考えられないくらい集中力が高まる比較的良い運気です。オーバーワークになりがちで無理をしてしまうと、心身のバランスを崩して体調が悪くなる恐れがあります。時には意識的にセーブすることも大切でしょう。

癸丑と『死』の組み合わせは、厳しい状況で身動きが取れないことを示しています。我慢と辛抱が必要なので、諦めずに凌いで行きましょう。チャンスが到来したら迷わずに行動するといいでしょう。

癸丑と『墓』の組み合わせは、ついつい羽目を外して調子に乗る傾向があります。自分では勢いに乗っているだけと考えても、うかつに振る舞うと運勢が暗転することもあるので、慎重に振る舞う必要があるでしょう。

癸丑と『絶』の組み合わせになった場合は、物事の判断力や決断力が必要とされる時期です。たとえ失敗したとしても、その後に好機が到来する場合があります。成功するためには面倒でも、情報を収集してすぐに動けるようにしておきましょう。

癸丑と『胎』の組み合わせになると、少し落ち着きを欠く状態になるでしょう。細かくやることが多く、物事が手早く進まないこともありますが焦りは禁物です。冷静に考えて、落ち着いて一つずつ対処することで打開が見込めるでしょう。

癸丑と『養』が合わさる時には、人間関係でトラブルを抱える可能性があります。周囲の人の思惑を考えずに自分のこだわりを無理に通そうとすると、人が離れていくことになるでしょう。物事をすすめようとする際には、慎重に考えたり、根回しをしたりする必要があります。また、他の人の意見を参考にした方が吉と出ることもあるでしょう。

癸丑の2019年はどのような運勢になるでしょうか。特に気になると思われる恋愛運、仕事運、金運を項目別に見ていきます。

癸丑の恋愛運は、2019年は絶好調です。出会いに恵まれることもありますので、現在決まった相手のいない方は外面も内面も磨きをかけて備えていましょう。決まった相手がいる場合には、関係が上手く行くのが期待できるでしょう。今までの努力が実を結ぶ2019年になると思われます。

癸丑の2019年の仕事運は、頑張ってきたことが結果を出せる1年になると言われています。昨年までに努力していた仕事が実を結ぶ年です。新しいことを始めるにも適していて、独立や開業などを志すのもいいですし、転職するにも最適です。資格を取得してステップアップを考えているのなら、すぐに取りかかるといいでしょう。

2019年の癸丑の金運は、前年の年をキープした状態が続きます。大きな収入はありませんが、莫大な損失もないと出ています。ポジティブな内容にとらえると、これまで通りの努力を続けていれば、安定した収入が見込め損失も少ないと考えられます。

四柱推命は良く当たる占いとして知られています。癸丑の人は性格の特徴や運勢を知ることで、普段の生活や仕事に役立てましょう。身近に癸丑の人がいる場合も、良く相手の人となりを知るために四柱推命を利用するといいでしょう。