【タロットカード】ペンタクル9の意味とは？恋愛・相手の気持ち

タロットカードのペンタクルは小アルカナに属します。小アルカナをご存じない人に、かいつまんで意味を説明します。ペンタクルを含めた小アルカナの4種類タロットカードと意味についても紹介します。

タロットカードでは、22枚の大アルカナを知っている人は多いですが、小アルカナに詳しくない人もいるでしょう。小アルカナは全部で56枚あり、トランプの原型にもなったカードです。より詳しくタロット占いをする場合に使われます。

ワンド、カップ、ソード、ペンタクルの4種類があり、A（1）～10までの数が描かれたヌーメラルカード（数札）と、ペイジ（従僕）・ナイト（騎士）・クイーン（女王）・キング（王）で構成されたコートカード（人物札）があります。

ワンドは「棍棒」のことで、火の要素をもったカードです。ワンドのカードは人間の生命力や、何かを成し遂げたいという気持ちと情熱、何者にも打ち勝って自分の物にしたいという闘争心を表しています。

カップは教会で使われる聖杯に当たり、聖水を注ぎ入れて使うことから水の要素を持っています。液体で形を作ることなく流れていく所から、目で見られずに実際の形をなしていない愛情や感情を表しています。

ソードは風の要素を持つ、剣を表しています。剣は人間が技術を確立して生まれた道具なので、知性を意味します。言語なども指すことがあります。剣は人を傷つけることがありますが、タロットのソードは、言葉や策略をめぐらして、精神的に傷を負わせるイメージとしても使われます。

ペンタクルは地の要素をもつカードで、金貨（お金）を表しています。物質的な豊かさを表すので、お金以外にも財産や家、持ち物などお金がもたらす多くの豊かさを象徴する意味にもなるでしょう。

タロットカードのペンタクル9（注：普及しているライダー版のタロットカードを元にしています）には、手にハヤブサを止まらせて、豪華な衣装を着た裕福な女性が描かれています。足もとにはペンタクル（金貨）が9枚描かれ、後ろの方に小さく城のような建物が見受けられます。ハヤブサは知性の象徴です。ペンタクル9のカードは、魅力と豊かな才能で成功を勝ち取り、高い地位に昇格した様子を表しています。

ペンタクル9のカードの意味は、「達成」を表しています。これまでしてきた努力により、一定の成果を得ること、もしくは、結果を出したことを象徴しています。ペンタクル9の正位置と逆位置では、達成を迎えたことを表していても微妙に意味が異なるので注意してください。

ペンタクル9のカードが正位置で出た時には、成果を出したのは自らの努力による物でもあるのですが、周囲からの引き立てや、後ろ盾になった人からの助力によって成功する意味合いも強いということも表しています。ワンランク上に進み、報酬が上がったり、出世したりというさらなる成功も期待できる場合があります。ペンタクル9のカードの絵柄から「優雅」・「女性の幸せ」の意味があるとも読み解けます。

反して、ペンタクル9のカードが逆位置で出た時には、一応の成功は見られるのですが、嘘をついていたり、出し抜いたりして成果をつかむという意味があります。打算的に振る舞うこともありますし、豪華な衣装を着ている女性のイラストから、浪費に繋がる暗示もあります。ペンタクル9の逆位置には、結果的に成功はしても周囲との軋轢を生み、孤立する可能性もあると警告の意味も含むこともあるでしょう。

ペンタクル9が正位置で出た時に取るべき対策方法は、人からの援助はありがたく受け取るということです。ペンタクル9の正位置は、周囲の引き立てがあると暗示するカードです。独力で成し遂げる主義であっても、有力な人からの援護も実力のうちだと考えて、協力を得ることを悪いように考えないことです。

ペンタクル9が逆位置で出た場合の対策方法は、周囲の人を出し抜くとか、嘘を言ってのし上がることはすぐにやめるようにすることです。自分を良く見せようと嘘を言ったり、出し抜くと後で苦しむ元になります。人への態度が原因で、その後に問題が明るみになり、結果的に立場がかなり悪くなって失敗することもあります。ペンタクル9の対策方法としては地道に、謙虚な態度を取り信頼を回復しましょう。

恋愛のタロット占いをした時に、ペンタクル9のカードが出た場合の意味について説明します。正位置と逆位置に分けて例を挙げます。どちらの位置に出たかによって、対策を練るといいでしょう。

恋愛のタロット占いで正位置のペンタクル9のカードが出た場合には、思い通りに恋愛が成就するでしょう。恋愛の相手は、自身の魅力や才能を引き出すことができる人で、成功を応援してくれる大らかな性格です。現在お付き合いしている相手がいない方でも、自分の夢に挑戦していくうちに応援者の中に理想的な相手と巡り会う可能性が高いです。

現在お付き合いしている相手の方がいる場合は、幸せでやりがいのある日々が続き充実した毎日を送ることができると思われます。

逆位置でペンタクル9のカードが出た場合は、一見周囲の人から理想的な恋愛という印象を受けていても、どこか偽りの気持ちがあるような恋愛になりそうです。本当に心の底から思い合う気持ちがある相手ではなく、お金や仕事関係などの打算的な気持ちが働いている恋愛の場合があります。

打算的な気持ちで相手をつなぎ止めようとすると周囲の人にも敬遠されて、せっかく得た地位や仕事も失い一人になる場合もあります。相手の尊敬できる所を見つけて純粋に愛する気持ちが持てるか考えましょう。無理にお付き合いを続けるよりも、本当に好きな相手との恋愛を考えた方が良いかもしれません。

恋愛の対象となる相手についてタロット占いをした時に、ペンタクル9のカードが出た時にはどのような結果が待ち受けていると予想されるでしょうか。正位置の場合と逆位置の場合で考えてみましょう。

ペンタクル9のカードが正位置で出た場合、相手の気持ちはこちらに引き込まれている状態です。恋愛感情かもしれませんし、持っている能力に光る物があると注目をしているかもしれません。助力をしたいとか、成果を出せるように支えてあげたいと考えている節があります。

相手が援助を申し込んだら、気持ち無にすることはせずに受け入れるのがおすすめです。相手も満足して応援してくれるはずです。相手と良好な関係を築けます。

逆位置でペンタクル9のカードが出た場合は、相手から気になる存在として恋愛の感情を持たれながらも、本当に自分のことを好きなのだろうかと疑われている状態かもしれません。お付き合いをしたいと思いながらも、何か下心があるのではないかと誤解している所があります。

軽い女性だと思われているかもしれません。対策を練るのなら、誤解を解くように動いたり、誠実な性格だということをアピールしたりするといいでしょう。

片思いの人がタロット占いをした場合にペンタクル9のカードが出た場合の意味を説明します。上手く行くように対策方法を考えるなら、参考にしてください。ペンタクル9のカードが正位置と逆位置かによって、対策の仕方が違います。

ペンタクル9が正位置で出てきた場合は、片思いの恋が成就することを表しています。一生懸命努力をしてきた所を評価していて、気になる存在であると考えているかもしれません。周囲の人にそれとなく相手の方のことを聞き、お付き合いをしている人がいなければ、告白をしてみると良いかもしれません。周囲の助力が得られる時なので、間に入って取り持ってくれる人が出てくることもあるでしょう。

逆位置でペンタクル9が出た時には、片思いの相手は本当に好きなのだろうかと猜疑心で一杯になっている気持ちかもしれません。逆位置の場合は、嘘や偽りでないかと疑いの目で見られることを暗示しているので、自分の地位や経済的に恵まれているなどの意味で、お付き合いをしたいと考えているのではないかと思っている節があります。本当に好きだという気持ちを分かってもらうように、時間と努力が必要でしょう。

別れてしまった相手と復縁したい場合に、タロット占いでペンタクル9のカードが出た場合は復縁すべきかどうかを考え対策を練りましょう。正位置と逆位置でカードが出た場合の意味を紹介します。

復縁したい相手がいてペンタクル9が正位置になった場合、まだ相手に魅力を感じさせるのであれば復縁の願いが叶うという意味があります。再会した時に外見も内面も十分魅力があるなら、復縁を呼びかければ相手も存在を感じて復縁を願う可能性があります。

一つ注意したいのは、磨きがかかった状態なので、他の異性も注目し声をかけてくることがあります。復縁をしたい場合は、他から声をかけられても目もくれずに、一途に復縁したい相手に集中することをすすめます。

逆位置でペンタクル9が出た場合、相手は復縁というのではなく、一時しのぎにお付き合いをする相手としか見ていないことがあります。追いかけると重い人というイメージになり、復縁する気は更になくなることがあります。

相手から追いかけられる関係を目指して、復縁を願っても距離を置いた方が良さそうです。前向きで魅力的な女性になった時になって、相手と再会した方が傷つかずに済みそうです。

結婚占いをした時にペンタクル9が出た時の意味を紹介します。ペンタクル9の正位置と逆位置について詳しく説明しますので、対策を練るといいでしょう。

結婚占いでペンタクル9が正位置になった時は、幸せで理想的な結婚が叶うと言われています。玉の輿に乗ることもあり、人柄も良く経済的にも恵まれた相手と結婚できる可能性が高くなります。

相手の方が身分が高い場合でも、引け目を感じることはありません。それまで頑張って努力してきたことへのご褒美です。望みが叶った後でも行いを正しく、謙虚に周りに気配りをするように振る舞えば幸せな生活を送れるでしょう。

ペンタクル9のカードの逆位置が出てしまった場合、お金や地位や名誉で決めただけなので、結婚をしても愛情がなく、いずれ破綻するかもしれないという意味になります。お金で大変な思いをしたとしても、一緒に頑張れる相手を選ぶべきという暗示です。現在お付き合いをしている相手がいない人は、贅沢に過ごせる相手がいいと決めつけずに、愛情を持てる相手を優先して選ぶようにすると相手が見つかりやすくなるでしょう。

恋愛には悩みがつきものです。恋愛の中でも不倫や相手の浮気など、このままお付き合いを続けて良いのかと迷う問題にも突き当たることがあるでしょう。ペンタクル9のカードの出方で、正位置と逆位置が出た場合の意味と対処法を考えます。

不倫相手のことを占った時にペンタクル9の正位置が出た時には、相手に自分の思いを告げると良い状況に好転するという意味があります。既に不倫関係を清算しようとしている時には、別れるとワンランク上の物事に挑戦する良い機会になります。逆に続けたいと願っている時には結婚にこぎ着けるかもしれません。ペンタクル9の正位置のカードは自分が主導権を握っているので、すべては自分がどうしたいかにかかっています。

ペンタクル9の逆位置が出てきた時には、不倫や浮気などの相手とお付き合いについていずれは終わりを迎えるという暗示が出ています。愛人関係を続けていても、周囲からの妨害が入ったり、見放されて孤立化することもあるでしょう。皆から祝福されない関係は、自分を苦しめるだけです。ペンタクル9が逆位置になった場合は、傷が深くならないうちに関係を清算した方が良さそうです。

お付き合いをしている相手の浮気を疑った時に、占いでペンタクル9の正位置が出てきた場合について説明します。相手は十分魅力を感じていますし、愛情深く思っているのであまり心配する必要はありません。対策を練るとしたら、相手に対して自分も愛情を伝えて誠実にお付き合いをすることです。

相手の浮気を疑った時にペンタクル9が逆位置で出てきた場合は要注意です。相手は自分との関係を遊びで考えている所があります。他に本命がいるかもしれませんし、相手に浮気をしているのではと疑われている可能性があります。もし、別れるつもりであれば、早めに決着させた方が良いかもしれません。

仕事の悩みがあってタロット占いをした時に、ペンタクル9のカードが出た時の意味を紹介します。正位置と逆位置について、仕事について占った内容に違いがありますので、注意しましょう。

仕事の悩みを占った時にペンタクル9が正位置になった場合、上司などの目上からの引き立てや同僚のサポートで仕事で一定の成果を上げられると暗示されています。独立を考えている場合は、日頃の努力が認められて後援者から支援の申し出があります。悪いと思わずに遠慮なく申し出を受けましょう。仕事のパートナーにも恵まれることがありますので、さらなる成功をおさめられる場合があります。

逆位置でペンタクル9のカードが出てきた場合には、努力をしないで仕事を成功させようとしていると人から見られている恐れがあります。仕事は助けてもらって当たり前という意識では、周りは良く思わずに離れていくでしょう。

仕事で成功するには、積極的に自分から動くと良い方に運が向きます。できなくても仕事を一生懸命やり、謙虚な姿勢で教えを請うようにすると、多くの人がひたむきさに感心するようになります。一途さを魅力に感じて、助けてあげようと集まってくるでしょう。

ペンタクル9のカードは、イラストからも「達成」という意味を持っていることからも、満たされている女性の意味があります。正位置で出た時には、努力が認められ引き立てられて成功するという意味があります。逆位置の場合には、一見上手く行っているように見えても、無理が生じていることがあるので、謙虚に振る舞って人との付き合い方に気を配るように注意しましょう。