タロットカードの意味一覧!向きによっても違う?【大小アルカナ78枚】
占いの方法は色々ありますが、タロットカードは覚えれば自分でもすぐできる占いです。タロットカードにはひとつひとつに意味があり、意味によって占いの結果に違いが出ます。今日はタロットカードでの占いや、意味について見ていきましょう。
目次
タロット占い・タロットカードとは?
タロット占いはタロットカードを使う占いのことです。
タロットカード占いは、西洋占星術と並んで有名な占いで、78枚のタロットカードを用いて占います。そのタロットカードは大アルカナと呼ばれる22枚のカードと、小アルカナと呼ばれる56枚のカードからなっていて、タロットリーダー(占いを行う人)がカードをシャッフルしてでてきたカードで占います。
タロット占いを始める第一歩、タロットデッキを入手しよう!
タロットカードの起源は15世紀で、フランスなどのヨーロッパに渡り、占いなどの意味をもつようになったとされています。
マルセイユ版
マルセイユ版の絵柄ができたのが17世紀後半のパリでジャン・ノブレがによって作られた絵柄が最古と呼ばれていて、18世紀にマルセイユのカードメーカーが作ったタロットを、1930年代にグリモー社で復刻版として「マルセイユのタロット」として売り出したことで、この絵柄が「マルセイユ版」と呼ばれるようになった。
木版画のような絵柄が特徴的です。
ウェイト版
アーサー・エドワード・ウェイトが黄金の夜明け団の解釈に基づいてデザインし、パメラ・コールマン・スミスに描かせたタロットの通称で、1909年にロンドンのライダー社から発売されたことから、ライダー版とも呼ばれる。アール・ヌーヴォー調の絵柄でかわいく、きれいな感じですね。
特徴としては、すべてのカードが絵札になっていてわかりやすいです。マルセイユ版タロットとは違い、大アルカナの「正義」と「力」のカード番号が入れ替わっていて、「愚者」のカードに0番がつけられています。
タロットカードは全部で78枚!大アルカナと小アルカナとは?
タロットカードは大アルカナ22枚と小アルカナ56枚から成り立っています。
大アルカナには愚者を除く(ウェイト版では0番がつけられている)カードに1から21の番号がふられています。
小アルカナには番号がふられておらず、トランプの「ハート」「スペード」「クラブ」「ダイヤ」のように、マークで4つのグループで構成されます。
大アルカナは22枚!意味を一覧で紹介!
大アルカナは全部で22枚。それぞれのカードにキーワードと意味があります。マルセイユ版とウェイト版では番号や意味合い、タイトルが変わってくるのですが、今回はウェイト版で一覧をご紹介します。また、正位置・逆位置といわれる「向き」でも意味合いが変わってきます。
- 愚者(0)…<正>自由、未確定、純粋無垢<逆>無計画、不安定、愚か
- ①魔術師(賢者)…<正>創造、スタート、自信<逆>自信がない、中途半端、消極的
- ②女司祭(女教皇)…<正>知力、学識、冷静、客観的<逆>無慈悲、イライラ、批判精神
- ③女帝…<正>家族愛、真実、豊か<逆>不満、わがまま、嫉妬心
- ④皇帝…<正>指導的立場、安定、責任感<逆>威圧的、過信、無責任、自分勝手
- ⑤教皇(法王)…<正>慈愛心、寛大な精神、援助を得る<逆>自分のことだけ、出し惜しみ、孤立無援
- ⑥恋人…<正>楽しい、無邪気、甘いムード<逆>遊び半分、その場限り、別れ
- ⑦戦車…<正>情熱、前進、開拓<逆>暴走、停止、混乱
- ⑧力…<正>強固、達成、エネルギッシュ<逆>気の弱さ、落胆、困難、失敗
- ⑨隠者…<正>模索、熟虜、ひとりで過ごす<逆>閉鎖的、孤立、卑屈
- ⑩運命の車輪…<正>幸運、偶然、運命的<逆>チャンスを逃す、悪化、落ち込み
- ⑪正義…<正>平等、冷静な判断力、義務感<逆>変わりやすい、中途半端、迷い
- ⑫吊るされた男…<正>試練、報われる、忍耐<逆>報われない、終わりが見えない、自己犠牲
- ⑬死神…<正>完全な終わり、別れ、死<逆>転換期、スタート、終わり
- ⑭節制…<正>バランス、穏やか、自然体<逆>惰性、マンネリ、不摂生
- ⑮悪魔…<正>欲望、依存状態、恐怖<逆>解放、断ち切る、楽になる
- ⑯塔…<正>ダメージ、災難、崩壊<逆>崩壊目前、トラブル、不安
- ⑰星…<正>高揚、憧れ、感動<逆>幻滅、ギャップ、水
- ⑱月…<正>疑心暗鬼、先が見えない、誤解、神秘的世界<逆>順調、クリア、解消
- ⑲太陽…<正>純粋、笑い声、理想通り<逆>暗黒、不健康、ネガティブ
- ⑳審判…<正>復活、よい知らせ、許し<逆>自然消滅、刑罰、不幸
- ㉑世界…<正>幸福感、成長、最高の幸運度<逆>中途半端、マンネリ感、物足りない
小アルカナは56枚!意味を一覧で紹介!
小アルカナは「ワンド」「カップ」「ソード」「ペンタクル」の4つに分類され、その中でも1(エース)~10の番号のカード、残りの4枚「ペイジ」「ナイト」「クイーン」「キング」のコートカードに分けられます。
コートカード以外のタロットカードには番号がふられていますが、番号ごとに意味があります。以下が1~10までの一覧ですが、占い師さんによっても解釈が異なります。
- 始まり・スタート
- 二つに分かれる・関わり・可能性
- 進展・発展
- 安定
- 枠から出る・活動
- 調和・やりとり・方向性
- 飛躍・神秘
- 努力・継続
- 精神的な充足
- 全体・まとまり
ワンド
火のアルカナと呼ばれていて、一般的に身近な人間関係や環境を表すタロットカードとされています。行動や状況の変化や身近な人間関係の変化を表す場合が多くなり、友情や交友関係を表しているそうです。
カップ
水のアルカナと呼ばれていて、一般的に精神状況や感情などを表すタロットカードとされています。精神状況や気持ちの持ち方、考え方などを表す場合が多くなり、恋愛や愛情をあらわしているそうです。
ソード
風のアルカナと呼ばれていて、 一般的に問題への障害や壁、不運な出来事などを表すタロットカードとされています。全体的に余り良い意味を持つカードが無く、困難を表すことが多くなり、タロット占いの結果でソードのカードが多くなると、道は険しく困難なものと解釈されるようです。
ペンタクル
地のアルカナと呼ばれていて、一般的に仕事や仕事環境、金銭面などを表すタロットカードとされています。経済状況や社会的な人間関係を表す場合が多くなり、 金銭面や仕事、条件や安定感を表すタロットカードで、安定感を表すのがペンタクルだと言われています。
タロットカードはカードの向きで判断が変わる?
タロットカードの向きで占いの解釈が変わってきたりします。カードの向きで正位置・逆位置と呼ばれていて、おんなじカードでも向きが正位置・逆位置によって、全く意味が異なるようです。正位置という向きは本来の力を発揮できる状態。逆位置という向きは何らかの障害により力が発揮できない状態を表しているそうです。
ですが、占い師さんによっては向きを気にせず占いをする方もいるそうなので、それは解釈次第なようです。
全部の意味を覚えるのは難しい!タロットカードの絵柄をみて判断しよう
しかしながら、全部の意味を覚えるのはとても難しいですし、自分のことだけを占うのでしたら、ゆっくり一覧で意味を確認できますが、自分以外の人を占う場合は、ゆっくり意味を一覧で調べていくのは時間もかかりますし、難しいですよね。
そういう時は、一覧だけでなく、絵柄を見て覚えるようにしましょう。大アルカナは22枚あり、正位置の意味さえ覚えておけば逆位置はその反対だと考えればいいでしょうし、絵柄も正位置の意味に合った絵柄なので、まずは絵柄から意味を理解するようにしましょう。
また、小アルカナは4つに分かれていますし、番号はそれぞれのマークの個数が絵柄に含まれていますのでわかりやすくなっています。
簡単なタロット占いのやり方は?6ステップ!
STEP1:占う内容を決める
タロットカードは基本的には未来を占うものではなく、「現在」を調べるものだそうです。
ですから、「私はあの人と結婚できる?」「会社が将来大きくなるのか?」ということはわかりません。「あの人は私のことをどう思っているか?」「仕事が向いているか?」など、「今」自分が知りたいことを目的に占いの内容を決めましょう。
STEP2:カードをシャッフルする
占いの内容を決めたら、タロットカードをテーブルの上に広げぐるぐると混ぜ合わせます。これで正位置・逆位置の絵柄が混ざり合います。
STEP3:カードを3つの山に分けて、再び1つにまとめる
タロットカードを3つに分けて、フィーリングで重ねていきます。いつも同じ順番でもいいですし、毎回違う重ね方でもかまいません。それはご自身のやり方なので、自分自身で決めましょう。
STEP4:カードを3回カットする
その後、タロットカードをカットしましょう。3回カットするという方法が基本的ではあるようですが、占い師さんによってもカットの仕方や回数が異なってくるようです。慣れてきたら自分の方法でカットしましょう。
STEP5:カードを並べる
タロットカードを並べることを展開といい、スプレッドと呼ぶそうです。このスプレッドの方法は占いの方法や占い師さんによっても異なるようです。1枚を使う場合、大アルカナのみを使う場合、すべてのカードを使う場合、様々あります。
スプレッドする時に一番気をつけなければならないのが、置き方です。自分を占う場合は自分から見てが占いの結果になりますが、相手がいて相手を占う場合は相手のほうが結果になります。自分が占う場合と相手を占う場合では位置が逆になりますので、注意しましょう。
STEP6:カードをリーディングする
スプレッド後、カードの意味を見ましょう。カードの意味を見ることをリーディングというそうです。リーディングの際は、同じ正位置・逆位置でも占いの内容によっては解釈が変わってきます。その出てきたカードの意味によってどういう解釈をするかは、占いを行う方によります。
ワン・オラクル
1枚のカードから意味をとって解釈する方法です。結果がすぐ出るものになりますが、1枚のカードから意味を解釈しなければならないので、ある意味難しい方法です。
スリー・カード・リーディング
3枚のカードを使ってリーディングする方法です。左から、過去・現在・未来という意味になります。
フォー・カード・リーディング
4枚のカードを使って占う方法です。左から、過去、現在、対策・障害、未来という意味になります。3枚のカードでは「どうなるか」ということだけでしたが、4枚のカードだと、障害やこれからの対策まで見ることができます。
占う項目によってカードの並べ方が違う!
占う項目によってカードの並べ方が違います。
タロットカードの枚数が少なくなれば、意味の解釈が少なく済む分、情報が少ないために判断しにくく、タロットカードの枚数が多ければ情報量が多くなる分、意味の解釈をまとめるのに時間がかかってしまいます。
また、並べ方にも流派や占い師によっても異なるようです。自分に合った方法を見つけましょう。
カードの意味を理解してタロット占いに挑戦してみよう!
タロットカードは奥が深いですね。方法としてはカードをシャッフルして、並べて、意味を解釈するという単純な方法なんですが、解釈の仕方によって意味が変わってきたり、その人や状況によっても変わってきます。慣れてくると、在宅でタロット占いをする人もいるようです。
まずは自分自身を占ってみて、身近な人も占ってみましょう。