2018年05月31日公開
2018年10月12日更新
低反発スクイーズの作り方3選!世界に一つだけのプニプニを手作り!
大人気の低反発スクイーズを簡単に手作りする方法をご紹介します。不思議な低反発触感のスクイーズは身近な材料で簡単に手作りできるんです。不器用さんでも失敗しない簡単他な作り方から、本格的デコスクイーズの作り方まで種類別にご紹介します。
スクイーズって?
「スクイーズ」を知っていますか? 「スクイーズ」とは、どんな物のことを言うのでしょう。
子どもを中心に大人気の「スクイーズ」とは、握って遊ぶおもちゃの総称です。語源は英語の「squeeze」で、単語の意味としては「締め付ける、押し潰す、圧搾する」です。ぎゅっと握り潰した時の低反発な感触が心地良く、癒しのアイテムとして大人にも人気が広がりました。
売っているスクイーズの定番と言えば、ロールケーキなどのお菓子型や、メロンパンなどのパン型です。今回は、そんなおしゃれなスクイーズを簡単に手作りする方法から、もっともっと簡単に手作りできる風船スクイーズまで、低反発で気持ち良いスクイーズの作り方をご紹介します。材料はとても身近なもので、簡単に入手することができます。
手作りスクイーズの準備をしよう
簡単に作れるスクイーズですが、場所と時間は十分に必要です。作業のできる広い机には、汚しても良いよう新聞紙などを敷いておきましょう。作り方、着色やデコの好みによっては換気も重要です。
環境が整えば、後は集中して作業を開始しましょう。デコケーキのスクイーズではなくカステラや食パンなど、見た目を簡単にして低反発にこだわれば、作り方も簡単です。不器用さんでも、小さなお子さんと一緒でも、スクイーズは安全かつ簡単に手作りできます。
低反発にするための素材選びのコツ
低反発とは、反発力が強くない様子のことです。低反発まくら、低反発マットレスなどは、「体にフィットする」という意味で使われています。つまり、低反発のスクイーズは、起きていてもそれに似た低反発な感触が楽しめる、くつろぎのアイテムです。
では、指にジャストフィットする低反発のスクイーズを簡単に作るのは、どうすれば良いのでしょうか。作り方よりもまず先に、低反発な素材選びが大切です。
モニュモニュ、マフマフとした低反発の枕などが自宅で廃棄を待っているのならば、まずはそれを再利用した作り方が簡単です。なんでもリサイクルできるのが手作りの良いところですから、廃棄待ちのスクイーズをリメイクする作り方もあります。再利用する時は、思い切って外側を剥いで中の素材だけ使います。ジェルが入っている場合は、素材が人体に有害でないことを確かめてから、洗面器やペットボトルなど、扱いやすい容器に移しておきましょう。
「低反発のものなどない」というお宅でも、メラミンスポンジやメイクパフなどのスポンジ類なら馴染みがあるでしょう。これらは身近な低反発素材で、簡単な作り方でスクイーズに変えられます。なお、スポンジやパフは使い古しのものではなく、新しいものを用意してください。小さいものですので、手作りするには新品の方が扱いやすいです。より簡単に低反発を楽しむためには、普通のスポンジよりも密度の濃い、メラミンスポンジや化粧用のパフがおすすめです。100均でも入手できます。
馴染みのあるスポンジとは違う感触のスクイーズが作りたい場合は、スライム等ゲル状のものや小麦粉などの粉類が素材としておすすめです。押した形にへこんで手の形が残るようなスクイーズは、良いストレス発散になります。また、作り方がとても簡単です。
必要な材料をそろえよう
一口に低反発のスクイーズと言っても、スポンジから成形するスクイーズと、ゲル・粉など不定形なものを詰めて作るスクイーズでは作り方がまったく異なります。そのため、ここでは簡単なスポンジスクイーズを手作りする時に必要な材料と、ゲル・粉スクイーズを簡単に手作りする時に必要な材料を分けてご紹介します。
ちなみに家にある低反発素材をリメイクする場合も、中身によりスポンジ素材、ゲル素材として、新規素材と同じように扱います。作り方はまったく変わりありません。なお、スポンジ素材はスクイーズとして楽しむのに問題ない程度にきれいな部分を切り取りましょう。
スポンジから手作りするなら
スクイーズ本体であるスポンジは、入手が簡単な100均などで、触り比べた上、一番気に入った感触のものを使うことをおすすめします。すでにご紹介したように、低反発なスクイーズには、メラミンスポンジやメイクパフを使った作り方がおすすめです。また、スポンジを好みの形にカットしていくため、よく切れるハサミも用意しましょう。
スポンジをスクイーズに変身させるには、着色料が必須です。握っているうちに取れてくるように水性画材は不向きです。アクリル絵の具やガラス絵の具、グミータイプのUVレジンで、スポンジを可愛いスクイーズに作り変えましょう。それぞれの特徴としては、色が多く塗りやすいのがアクリル絵の具で、光沢が出るのがガラス絵の具とレジンです。ただし、UVレジンは透明感と耐久性があるものの、紫外線にあてなくては乾かないという難点があります。初心者でも簡単に低反発スクイーズを作れるのは、扱いやすさと仕上がりの点から、ガラス絵の具です。いずれも100均で簡単に手に入れることができます。
塗る時にはパレットや代わりになるものと、筆があると便利です。スポンジのスクイーズは作り方が簡単なため、塗装やデコに凝ることができます。完成図を思い浮かべ、デコの材料も用意しましょう。
ゲルや粉で手作りするなら
スポンジと作り方は異なりますが、まず、感触を決める素材を選ぶことは一緒です。簡単に入手できるものとしては、市販のスライムやグミ状のおもちゃ、小麦粉・米粉・片栗粉などの粉末です。スライムなどのゲル状の素材は100均を探すと意外なほど種類があります。もし手に入るのであれば、発泡ビーズもすてきな低反発スクイーズの素材です。
次にケースです。スクイーズですから、揉んだ時に簡単に形が変わるものが良いです。ビニール袋などの袋類が素材を詰めるにも簡単ですが、今回はゴム風船をおすすめします。風船は、普段身に着けることの少ないゴム素材なので、それ自体の手触りも良いうえ、伸縮性に富んでおり簡単に扱えます。作り方も当然簡単です。スポンジスクイーズと比べるとデコには不向きですが、揉まれた形に変わる自在な感触は、簡単に手作りできるスクイーズの中でも引けをとらない逸品です。
なお、水風船よりは普通のゴム風船の方が大きく強いので、粉タイプには普通のゴム風船を用意しましょう。
他に揃えたい道具は?
簡単な作り方でスクイーズを作るには、身近な道具を使います。材料同様、スポンジ系スクイーズに必要なもの、ゲル・粉系スクイーズに必要なものを分けて簡単にご紹介します。作り方が異なるため、補助として必要になるものもまったく違いますが、簡単に低反発スクイーズが作れることに違いはありません。
スポンジスクイーズ
手作りする時は作り方によらず、着色した低反発スポンジを乾かしながら作業します。大きなものを片面ずつ色づけするのなら乾燥させるスペースが必要です。小さなものを両面塗布した場合は竹串などに刺し、コップに立てておくと簡単です。長めの串と重さのあるコップを用意しましょう。
また、スポンジスクイーズを立体的にデコしたい場合は、パーツを木工用ボンドで接着します。木工用ボンドは仕上げの艶出しにも使えるので、あると便利です。また、作り方によっては絵の具と混ぜて厚塗りに使うと紹介することもあります。普通の木工用ボンドで艶出しすると、乾燥後表面が少し硬くなってしまうので、あくまでも低反発なスクイーズにこだわるのであれば、ホームセンターで「速乾アクリア」というボンドを探してみてください。手作り作家さん達に好評な、定番アイテムです。
535円
商品の購入はこちらゲル・粉スクイーズ
風船で低反発スクイーズを手作りするのなら、装飾用に油性ペンやシール、リボンなどを用意すると、可愛く仕上がります。もし、ベロアなどお気に入りの手触りの布袋で作りたい場合は、そのまま素材を入れると漏れてしまう可能性がありますので、素材を包むビニール袋やラップがあると便利です。作り方がシンプルなため、個性は装飾で演出しましょう。
また、作り方自体は簡単ですが、こぼれやすい素材のため、手作りする際に空になったペットボトルがあると作り方がいっそう簡単になり便利です。袋に入れる場合は補助なしでもわりと簡単に素材を入れられますが、風船に入れる場合は補助具が必要です。これをペットボトルで作成します。
補助具の作り方も簡単です。500mlのペットボトルを上から二分の一の程度位置で切るだけです。カッターで切れ目を入れてからハサミで切るとより簡単に切り分けられます。なお、切ったペットボトルの口に近い上部が補助具になります。2Lのペットボトルしかない場合も作り方は同様です。じょうご状になるよう、口に近い傾斜部から少し下の位置を切り取りましょう。
ペットボトルの切った箇所で手を怪我する危険性があるので、扱いには十分に注意してください。小さなお子さんと一緒に手作りするのであれば、大人がずっとついているか、または、ペットボトルの切り口をテープで保護すると良いです。セロハンテープでは取れてしまうため、ガムテープやマスキングテープが有効です。
手作りスクイーズの簡単な作り方3選【種類別】
では、具体的な作り方はどうやれば良いのでしょうか。「スクイーズ 作り方」「スクイーズ 手作り」と検索すれば動画サイトにも多くの作り方が紹介されています。作り方の手順や仕上がりは様々ですが、基本は似ています。
ここではまず、動画を見なくてもわかる簡単な低反発スクイーズの作り方を3つ、具体的にご紹介します。いずれも工程はたった5つだけ、超簡単です。今回は基本の作り方のご紹介ですので、手を加え、すてきなスクイーズを作りあげてください。
もちろん、そのままでも十分可愛い作り方です。「ハンドメイドショップで買った」と言っても通用します。自分用はもちろん、プレゼントにも使えます。
超簡単小麦粉スクイーズ
材料さえ揃えば小学生でも一人で作れるほど簡単な、低反発スクイーズの作り方です。30分ほどで作成できます。
材料
ペットボトルで作った補助具(作り方は1つ前の項目でご紹介とています)、小麦粉、ゴム風船、ストロー1本、シールなどの装飾グッズ
作り方
①ペットボトルの口に風船を深くかぶせましょう。風船の口を広げ、しっかりとペットボトルの口にくっつくようにします。
②風船付きの補助具を逆さまにします。半分に切られたペットボトルが逆さまになり、下に風船が垂れ下がっている状態です。
③ペットボトルの切り口から小麦粉を入れます。風船のサイズにもよりますが、まずはペットボトルの中に2cmくらい積もらせます。
④ストローで小麦粉を押し、風船に詰めていきます。ざくざくと押し入れますが、慣れるまで時間がかかります。焦らず気長にざくざくしましょう。全部入ったらまた小麦粉をペットボトルに足します。
⑤風船がパンパンになるまで小麦粉を入れたら、風船を補助具から外し口を結びましょう。できあがりです。
※装飾の際は注意して行ってください。油性ペンは一箇所を強く書き続けると風船を弱らせてしまいます。一度貼ったシールを貼りなおそうとする行為も風船を弱らせますのでご注意ください。
※結び目をカラーゴムやリボンで隠すと可愛い仕上がりになります。
※風船を膨らますのではなく、元々のサイズに限界量の小麦粉を詰めますので、口を結ぶのも簡単です。
メラミンスポンジでかわいくデコ
市販のメラミンスポンジを自分好みの形に変えた簡単低反発スクイーズの作り方です。100均ではころころと小さいサイズのメラミンスポンジも売られていますので、そのままの形でサイコロなどにしたい場合は、以下の②から行ってください。
材料
大きめのメラミンスポンジ(またはすでに好みの形にカットしてあるもの)、よく切れるハサミ、塗料セット、艶出しボンド、乾燥用の丈串と土台、本格的デコを行いたい場合は手芸用シリコンや色つき紙粘土
作り方
①スポンジを好みの形にカットしましょう。付属品がある場合は付属品もカットします。
例)苺のショートケーキなら「本体となるケーキの部分」と「上に乗せる苺」を切り出す。
②着色します。絵の具を少量の水またはボンドで溶き、筆で塗ります。途中、竹串に刺して乾燥させながら完成図通りに着色しましょう。
例)苺のショートケーキの本体の上部と背部を白で塗り、側面をベージュに塗って赤で線を入れる。苺に赤を塗り、薄いベージュで種の点を描く。
③本体と付属品を接着します。艶出し用に用意したボンドで、しっかり接着し、乾かしてください。
例)苺のショートケーキの、本体部分と苺の部分をボンドで接着する。
④その他デコしたいパーツを乗せます。
例) 生クリームの飾りを作るため、白色に着色したシリコンを搾り出し袋に入れ、苺のショートケーキの上に絞り出す。カラースプレーに見立てたビーズをボンドで接着する。
⑤艶出しをしたら完成です。ボンドを表面に薄く塗りましょう。
※乾燥させる際、時間に余裕があるなら一面ずつ塗布し、竹串に刺さず新聞紙等の上に置いて乾かしても構いません。
※色を重ねる際は必ず、前の色がしっかり乾いてからにしましょう。
※ガラス絵の具を使った場合は、ボンドで艶出ししなくても、絵の具を数回重ね塗りすれば光沢が出ます。
メイクパフでパンケーキのスクイーズアクセサリー
キーホルダーやネックレス、ヘアゴムなどのトップを、簡単な作り方で低反発なスクイーズにしてみませんか? アクセサリーパーツは手芸ショップでも100均でも簡単に手に入ります。世界に一つだけのアクセサリー、作り方は簡単なのに、夏休みの宿題にも、お友達のお誕生プレゼントにもばっちりです。
材料
メイクパフ2~3枚、ハサミ、塗料セット、艶出し用ボンド、乾燥用の竹串と土台、キーホルダーなどのアクセサリーパーツ
作り方
①パフをパンケーキ型に丸く切り抜きます。用意した2~3枚すべてを、同じサイズの丸に切りましょう。また、切り離し余ったパフで、バターとなるごく小さな四角を切ります。
②丸く切ったパン2~3枚を重ねボンドで接着します。これがパンケーキの本体です。
③着色します。本体の上、横、下を茶色やベージュで着色します。白も使って焼き色を表現しましょう。バターとなる四角いパーツも、薄い黄色に塗ります。
④艶出しをします。全体に薄くボンドを塗り、その際ついでにバターのパーツを接着しましょう。ボンドを意図的に上部に濃く塗ると、とけたバターの艶が表現できます。
⑤アクセサリーパーツをボンドでつけて完成です。
※しっかり乾かしてから使うようにしてください。
※着色の時にボンドを混ぜると丈夫になるので、持ち歩くタイプにおすすめです。
作り方説明動画
以上簡単な三種類の低反発スクイーズの作り方をご説明しましたが、細かい部分がどうしても心配だという方のために、スクイーズの作り方を簡単に解説している動画をご紹介します。作業工程の多くない、簡単に手作りできるスクイーズですが、作業時間はそこそこかかります。ご紹介する動画も必然的に多少の長さがありますので、お時間のある時にご参照ください。
スクイーズは規定があるわけではないので、作り方も仕上がりも自由なおもちゃです。簡単な作り方に慣れたら、自分なりの作り方を構築しましょう。
世界で一つだけのスクイーズを作ろう
一口に低反発スクイーズと言っても様々な種類があること、また、それぞれ手作りできてしまうことをご紹介してきました。今回ご紹介した作り方は、ほんの一例です。
色をつけない、そのままのスポンジでも、低反発の手触りだけなら楽しめます。けれど、簡単にでも色を塗って、見た目にも可愛くおもしろく、コーティングしてつやつやの手触りを出し、総合して楽しむのがおもちゃとしてのスクイーズです。それでこそ、心が癒されます。
ファンシーショップやガチャガチャで簡単に購入できるスクイーズですが、手作りすれば愛着も一際です。作り方が簡単だということもご理解いただけたことでしょう。自分好みの低反発、見た目は、手作りだからこそ実現します。今回ご紹介した作り方なら、初心者でも不器用さんでも大丈夫です。ぜひ、この世にだった一つだけ、自分だけのオリジナルスクイーズを作ってみましょう。