コーヒーが花粉症に効くってホント?飲み方の注意点も!

花粉症にはコーヒーが効果的と言われています。ですが、コーヒーの飲み方によっては花粉症予防を妨げてしまうこともあります。花粉症に効果的なコーヒーの飲み方や注意点、コーヒーにまつわるアレルギー情報もご紹介します。花粉症が気になる方はチェックしてみてください。

コーヒーが花粉症に効くってホント?飲み方の注意点も!のイメージ

目次

  1. 1コーヒーで花粉症が抑えられるって本当?
  2. 2コーヒーが花粉症に効果が期待できる理由とは?
  3. 3花粉症予防にならないコーヒーもあるの?
  4. 4コーヒーに甘みをつけるならハチミツがおすすめ!
  5. 5花粉症の予防に1日何杯コーヒーを飲めばいいの?
  6. 6コーヒーもアレルギーがあるので注意が必要!
  7. 7コーヒーアレルギーと間違えやすい4つの症状!
  8. 8花粉症に効果が期待できてもコーヒーの飲みすぎには気を付けて!

コーヒーで花粉症が抑えられるって本当?

春や秋は過ごしやすい気候にも関わらず、毎年花粉症に悩まされる人も多くいるでしょう。私たちが日常で美味しく飲んでいるコーヒーが、花粉症予防に効果的とは嬉しい情報ですね。ただ、コーヒーはあくまでも飲み物であり、花粉症に処方される薬ではないので、確実に花粉症を抑えられるとは言い切れません。

ですが、日常生活で口にするものに注意を払うことで、花粉症を予防することはできるでしょう。コーヒーには花粉症を和らげる成分が含まれているそうですが、花粉症を防ぐにあたってどのような効果があるのでしょうか?

女性

コーヒーが花粉症に効果が期待できる理由とは?

花粉症は、身体が体内に入り込んだ花粉を異物と認識し、花粉を排除しようとして免疫のバランスが崩れることで生じます。花粉症のアレルギー反応として、くしゃみや鼻水、かゆみなどが身体にあらわれます。コーヒーが花粉症に効果的と考えられる理由は一体どこにあるのでしょうか?

コーヒー豆

カフェインのおかげ?

コーヒーに含まれる代表的な成分であるカフェインは、自律神経を刺激して眠気覚ましに効果があることで有名ですが、花粉症を和らげる効果もあると考えられています。その理由として、カフェインには体内で過剰になった免疫システムを抑えたり、炎症を鎮めたりする作用があるとされています。そのため、花粉症によって生じたアレルギー反応を和らげることで、鼻水やくしゃみなどの日常生活に支障をきたす症状を抑えられる可能性があります。

コーヒー

ポリフェノールのおかげ?

カフェイン以外にも花粉症に効果的な成分がコーヒーには含まれています。コーヒーに含まれているポリフェノールの一種であるクロロゲン酸という成分も花粉症には効果的とされています。その理由は、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸を体内に取り込むと、抗酸化物質として有効に働きます。そのため、花粉症が引き起こす鼻水や目のかゆみといったアレルギー症状の原因となるヒスタミンを抑える効果があります。

コーヒー
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花粉症予防にならないコーヒーもあるの?

コーヒーは花粉症予防になると考えられますが、コーヒーの飲み方によっては花粉症予防とならない飲み方もあります。私たちの身近にあるポーションミルクや白砂糖も花粉症予防を妨げる食品とされています。これらの食品は花粉症予防とどのような関わりがあるのでしょうか?

コーヒー

ポーションミルク入り

コーヒーの一般的な飲み方として、ポーションミルクを利用することがあります。ポーションミルクは身近な食品として知られていますが、花粉症予防を妨げる食品でもあります。ポーションミルクには多くのトランス脂肪酸が含まれており、花粉症を悪化させると考えられています。

脂肪酸は人間にとって不可欠な栄養素ですが、自然生成された脂肪酸と異なり、人工的に作られたトランス脂肪酸は人間の免疫力を低下させてしまいます。そのため、アレルギーへの抵抗力も衰えてしまい、花粉症などのアレルギー症状を悪化させてしまう原因となります。

ミルク

白砂糖入り

ポーションミルクの他にも、コーヒーに甘みをつけるために白砂糖を入れる人も多いでしょう。この白砂糖も花粉症にとって良い食品ではありません。花粉症予防を妨げる理由として、白砂糖をたくさん摂取すると腸内環境のバランスが乱れてしまい、腸のバリア機能が低下してしまうからです。

花粉症への影響として、身体全体の免疫力も低下し、花粉症が引き起こす様々なアレルギー反応に対抗できなくなってしまうとされています。花粉症予防のためにも白砂糖の摂りすぎには注意しましょう。

砂糖
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コーヒーに甘みをつけるならハチミツがおすすめ!

コーヒーにポーションミルクを入れたり、白砂糖で甘みをつけたりする飲み方は、花粉症にとって良くないことがわかりました。花粉症予防をしながらもコーヒーに甘みをつけてアレンジを楽しみたい時は、どのような食品をコーヒーに入れて甘みをつけると良いのでしょうか?

蜂

私たちの身近にあるはちみつは、甘みをつけるだけではなく、花粉症を予防できる食品として効果があるとされています。はちみつには数十種類のポリフェノールが入っており、強い殺菌作用があります。花粉が体内に入ると、目や鼻、のど等の粘膜に花粉が付着し、ヒスタミンという物質が神経を刺激して、鼻水や目のかゆみ等の花粉症によるアレルギー反応を引き起こします。はちみつに含まれるポリフェノールは、ヒスタミンを抑える効果があるので、花粉症には有効的と考えられています。

また、はちみつの味は砂糖よりも甘みが強くなく、ほんのりとした優しい甘みが特徴的です。市販されているはちみつは加工品も多いので、天然のはちみつを選ぶようにしましょう。

はちみつ

花粉症の予防に1日何杯コーヒーを飲めばいいの?

花粉症予防のためには、一日にどれくらいコーヒーを飲んで良いのでしょうか?いくらコーヒーが花粉症に効果があるといっても、飲み過ぎには注意をしなければなりません。その理由として、コーヒーの飲み過ぎはカフェインの過剰摂取の原因にもつながり、頭痛やめまい、吐き気等の症状を引き起こす可能性があります。

妊婦をのぞく成人であれば、カフェインを一日に400㎎まで摂取しても良いとのことです。コーヒー一杯につき、カフェイン含有量は約135㎎前後とされています。ですので、花粉症予防のためにコーヒーを飲む量は、一日3杯程度にしておくのが良いでしょう。

欧州食品安全機関(EFSA)は、2015年にカフェインについてリスク評価を行っています。
大人では、カフェイン摂取量が3 mg/kg体重であれば急性毒性の懸念はないとし、これから、体重70 kgの大人であれば、1回当たり200 mgのカフェイン摂取であれば健康リスクは増加しないとしています。また、習慣的なカフェイン摂取に関しては、妊婦を除く大人では1日当たり400 mgまでであれば健康リスクは増加しないとしています。

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コーヒーもアレルギーがあるので注意が必要!

花粉症に効果があるとされているコーヒーにも実はアレルギーがあります。なんとなく気分が悪いけれど、その理由はコーヒーが原因だったと気づいていない人も中には多くいるでしょう。花粉症予防のためにもコーヒーをたくさん飲みたいところですが、コーヒーの飲み方や飲み過ぎには注意が必要です。

コーヒーカップ

コーヒーアレルギーは遅延型

食物アレルギーは「即時型アレルギー」と「遅延型アレルギー」の二種類に分けられます。即時型アレルギーは、アレルギーの原因となる食品を摂取した後、すぐに身体が反応するのに対して、遅延型アレルギーは、アレルギーの原因となる食品を摂取しても身体に反応が生じるまでに時間がかかります。遅延型アレルギーは気づかないで食べ続けていることが多いので、コーヒーのように日常的に摂取するような食品に反応していることも多くあるようです。

コーヒー

アレルギーの症状は吐き気やじんましん

コーヒーアレルギーが引き起こす症状として、主に吐き気やじんましんがあげられます。卵やナッツ類のような重篤なアレルギー症状が見られなかったり、そもそもコーヒーに理由があることを知らなかったりして、そのままにしている人も多いでしょう。コーヒーは刺激物でもあるので、カフェインやポリフェノールといった成分が含まれており、胃腸に刺激やダメージを与え、身体に支障をきたすことがあります。また遅延型アレルギーなので、コーヒーを飲んだ直後に症状はすぐあらわれません。

ご自身がコーヒーアレルギーかどうかを調べるには、保険適用外の実費ですが、IgG抗体検査という遅延型アレルギーの検査を受ける方法があります。

コーヒーカップ

コーヒーアレルギーと間違えやすい4つの症状!

コーヒーを飲むたびに気分が悪くなる人は、コーヒーアレルギーではないかと判断してしまいそうですね。しかし、コーヒーアレルギーが引き起こす症状と似た症状だとしても、原因が異なることもあります。

頭痛やだるさ

コーヒーを飲んだ後に頭痛やだるさを感じたら、もしかしたらコーヒーそのものが原因ではなく、コーヒーに含まれるカフェインが原因かもしれません。カフェインを多く含む飲み物を短時間でたくさん飲むと、身体に中毒症状が表れることがあります。さらに、カフェインはコーヒーだけではなく、お茶や紅茶、ココア、市販薬にも含まれています。コーヒー以外のカフェインが入った飲み物や薬を摂取したことも考えられます。

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貧血

コーヒーに含まれるタンニンという成分は、鉄分の吸収を妨げる作用があります。そのため、貧血を感じてもコーヒーアレルギーではなく、コーヒーに含まれるタンニンが原因ということも考えられます。血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンは、酸素を運ぶ役目を担っています。鉄分はそのヘモグロビンを作るのに欠かせない栄養素です。鉄分が不足するとヘモグロビン不足につながり、体内が酸欠状態となって貧血を引き起こす原因となります。

食後すぐにコーヒーを飲む習慣がある方は、食事で摂取した鉄分が吸収されない可能性もあるので、時間をおいてからコーヒーを飲むようにしましょう。

低血糖

低血糖もコーヒーそのものが原因ではなく、コーヒーに甘みをつけようとして入れる白砂糖が原因と考えられます。白砂糖をたくさん摂取すると、血糖値が上昇してすい臓でインシュリンが分泌されて、血糖値を正常に戻そうとします。

しかし、反対にインシュリンが過剰に分泌してしまい、低血糖を引き起こしてしまうことがあります。低血糖は体内の様々な臓器に影響を及ぼしてしまい、免疫力の低下につながり、花粉症のような症状を引き起こしやすくなります。コーヒーに甘みを加えるのであれば、天然甘味料のはちみつがおすすめです。

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カフェイン中毒

カフェイン中毒もコーヒーアレルギーとよく似た症状を引き起こすので、どちらが原因なのか区別をつけるのが難しい症状です。カフェイン中毒とは、カフェインを過剰に体内に摂取することで、中枢神経が刺激されてしまい、めまいや震え、不眠などの症状が起こるとされています。他にも吐き気や嘔吐などの様々な症状を引き起こします。カフェイン中毒にならないためにも、カフェインレスコーヒーなどを選ぶことで、コーヒーとうまく付き合いましょう。

花粉症に効果が期待できてもコーヒーの飲みすぎには気を付けて!

毎年冬の終わりが近づくと、花粉症は日本中の関心ごとの一つとして話題に取り上げられます。私たちが日常で親しんでいるコーヒーには花粉症を防ぐ効果があります。しかし、花粉症予防のためと言っても、コーヒーの飲み過ぎは一歩間違えれば健康を害してしまう可能性もあります。コーヒーを日常の花粉症予防に取り入れるためにも、コーヒーの飲み方や注意点をよく理解しましょう。

女性

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