フレンチプレスコーヒーを徹底調査！使い方から美味しく淹れるコツまで！

フレンチプレスコーヒーとは、コーヒー豆のもつ旨みや香りを最大限に抽出する方法で淹れたコーヒーのことで、まるでカフェでいただくような濃厚なコーヒーです。特殊な器具を使って淹れるのですが、使い方と淹れ方のコツを覚えれば、自宅でも簡単に濃厚なコーヒーを楽しめます。

フレンチプレスはコーヒープレスとも呼ばれています。フランス生まれのこの器具は、紅茶をいれる器具だと思う人も多いです。ヨーロッパから日本に伝わったときに、間違った使い方で広まってしまったようですが、もともとコーヒーの抽出用に作られた器具なのです。

使い方はいたって簡単で、ポットに入れたコーヒー粉にお湯を入れ、金属のフィルターでプレスすることでコーヒーを抽出します。こうすることで、豆本来のもってる旨みをあますことなく抽出できます。良い豆が手に入ったら、ぜひフレンチプレスコーヒーで抽出してみてはいかがでしょうか。

フレンチプレスコーヒー用のコーヒープレスは様々なメーカーから出ています。のちに人気のメーカーのコーヒープレスをご紹介しますので、そちらもぜひ参考にされてみて下さい。形やデザインが豊富で使い方も簡単なコーヒープレスは置いているだけでおしゃれに見えます。

フレンチプレスで淹れたコーヒーは、金属のフィルターで漉すだけなので、フィルター部分をコーヒー豆のつぶや、コーヒー本来が持つ油分が通り抜けてきます。そのため、濁ったようになったり油分が浮かんでいるのが特徴です。

見た目にいい気持ちのしない人も多いかもしれませんが、実はこれは欠点ではありません。この油分こそがコーヒーの風味やアロマをより豊かにするもので、フレンチプレスで淹れたコーヒーの大きな特徴なのです。コーヒー豆本来が持つストレートな味わいはこの油分があってこそ楽しむことができます。

フレンチプレスコーヒーの欠点と利点をご説明します。フレンチプレスコーヒーの特徴と言えば、なんといってもコーヒーの本当の旨みを引き出すことができるということです。丁寧に淹れたフレンチプレスコーヒーは、上質な豆であれば、その風味を最大限に引き出すことができます。しかし、これがフレンチプレスの利点でもあり欠点にもなりえるのです。

良くも悪くもその豆の味を引き出してしまうというのがフレンチプレスの特徴です。元のコーヒー豆の味が悪ければ、そのまずい味を最大限に抽出してしまうということになってしまうのです。美味しい豆はより美味しく、まずい豆はよりまずくなってしまうんです。このように、全ての味を引き出すという点がフレンチプレスの利点でもあり欠点です。フレンチプレスでコーヒーを淹れるときは、できるだけ上質な豆を使うようにして利点を生かすようにこだわってみましょう。

それではフレンチプレスの使い方とコーヒーを淹れる手順をご紹介します。

<準備するもの>

• フレンチプレス(コーヒープレス）
• コーヒー豆（中荒挽き）
• 熱湯
• キッチンタイマー

フレンチプレスのサイズにもよりますが、プレス容量が350mlの場合はコーヒー豆は15gぐらいです。熱湯は350cc用意ということですね。お使いのメーカーに合わせて分量は調整してみて下さい。

1. ふた（プランジャー）部分を外して、挽いたコーヒー豆を入れる
2. タイマーを4分スタートし、沸かしたての熱湯をポットの半分くらいまで注ぐ
3. 30秒後に、ポットの上から1.5cmほどまで熱湯を注ぐ
4. フタをする（プランジャーは上げた状態）
5. 4分経過したらプランジャーをゆっくり引き下げる
6. カップに注いで出来上がり

フレンチプレスでもアイスコーヒーはできます。普通のアイスのものよりも風味豊かな美味しいアイスコーヒーを淹れることができます。基本的な淹れ方はホットの淹れ方と変わりませんが、アイスコーヒーは最終的に氷で薄めることを考えて分量を用意し抽出していきます。

<準備するもの>

• フレンチプレス(コーヒープレス）350mlの場合
• コーヒー豆（中荒挽き）15g
• 熱湯　150cc
• 氷　100g
• サーバー（500mlほど入るガラスジャー）　
• キッチンタイマー
• グラスに入れる用の氷を適量

アイスコーヒーの基本的な淹れ方は通常と変わりません。お湯の量は少ないので1回で150cc全部入れてOKです。4分間待ち抽出した濃いめのコーヒーを、氷100gをいれたサーバーに注ぎ淹れて急速冷却します。ゆっくり細く淹れることで味が締まります。よくかき混ぜて氷を溶かし切り、氷を入れたグラスに注いでアイスコーヒーの完成です。

では掃除の仕方です。早めに粉を捨ててフィルターを洗います。軽くすすいだ後に、ポットのなかにぬるま湯と洗剤を少々入れ、フタをかぶせてプランジャーを上下にジャブジャブと動かし洗ってください。しっかり洗剤を洗い流して、念入りにすすいだら、ひっくり返して完全に乾かします。これでコーヒープレスの掃除は完了です。

ここからはフレンチプレスコーヒーを美味しく淹れるコツをお伝えします。簡単に淹れられるとはいえ、コツを知らないで適当に淹れてしまうとせっかくのフレンチプレスの利点が生かせません。コーヒーの風味を最大に抽出するため、ぜひ参考にされてくださいね。

フレンチプレスでコーヒーを淹れるときは、必ず沸かしたての100℃以上のお湯をつかうようにしてください。通常のペーパードリップのコーヒーでは8~90℃に冷ましたお湯を使いますが、コーヒーの豊かなアロマを引き出すには100℃以上の熱湯である必要があります。お湯の温度はフレンチプレスの利点を生かすためにも大切です。

コーヒー豆の軽量はお持ちのメーカーに合わせて調整する必要がありますが、基本は350ml容量で15gと覚えておくと便利です。お湯の軽量もしっかり行いましょう。

抽出時間は基本は4分です。慣れてきたら、好みで短くしたり長くすることもできますが、最初は失敗を無くすために基本の4分間を守ってみてください。

フレンチプレスコーヒーを楽しむ際に、器具は毎回きれいに掃除する必要があります。器具の掃除はちょっとめんどうなのが欠点かもしれませんね。しかし、面倒くさく感じるかもしれませんが掃除を適当にしていると残った油分が酸化の原因になってしまい、次に淹れたときに風味が損なわれるかもしれません。掃除は先ほどの述べた方法を参考に、毎回念入りにしておきましょう。

浮かんだオイルはフレンチプレスの欠点ではありません。コーヒーのアロマや風味が凝縮しています。油分の浮いたコーヒーには、最初は慣れないかもしれませんね。でも逆に、フレンチプレスのコーヒーに慣れてくると油分が無いと物足りなくなってくるかもしれません。フレンチプレスコーヒーの特徴でもある浮かんだオイルを楽しんでみて下さい。

ここからはフレンチプレスコーヒーをもっと楽しめるおしゃれでおすすめなフレンチプレスコーヒーメーカーご紹介します。使い方も簡単なフレンチプレス。カフェのようなコーヒーを楽しみたくなったら、ぜひお気に入りを探してみて下さいね。

フレンチプレスコーヒーメーカーで一番の人気は「ボダム」です。シンプルでスタイリッシュなデザイン、使い勝手も良いということで、昔から愛用している人も多いメーカーです。容量が選べるので、お好みのサイズを選んでみてはいかがでしょうか？

こちらも「ボダム」のフレンチプレスコーヒーメーカーですが、可愛いデザインとお手頃な価格で女性に人気があります。使い勝手ももちろん抜群です。

ガラスポットに定評のある「ハリオ」のフレンチプレスコーヒーメーカーです。持ちでもシルバーで、クールなデザイン。キッチンにさりげなく置いてあるとおしゃれですね。

おしゃれなカフェのフレンチプレスみたいな「リバーズ」のフレンチプレスコーヒーメーカーです。微粉フィルター搭載で滑らかな舌触りのコーヒーが楽しめます。

主婦の間でも人気の食器ブランド「ル・クルーゼ」からもコーヒープレスがでています。カワイイキッチン雑貨が好きな人や、プレゼントにもおすすめ。

自宅でも簡単に極上の1杯が楽しめるフレンチプレスコーヒー。豆本来の味を抽出する方法は利点にも欠点にもなります。しかし淹れ方の基本とコツを抑えれば、カフェみたいに濃厚なコーヒーや、風味豊かなアイスコーヒーを楽しむことができます。フレンチプレスコーヒーの特徴である、アロマが浮かぶ美味しいコーヒーの淹れ方をマスターして、豆本来の風味を味わってみて下さいね。