ニチニチソウの花言葉や由来とは?開花時期や育て方も紹介!
ニチニチソウを知っていますか?ニチニチソウにはとても素敵な花言葉がついています。また開花時期により花の見頃も長いのが特徴です。花言葉が素敵なニチニチソウの育て方もご紹介!毒がありますのでニチニチソウの特徴を知って育てましょう。赤や白の花がかわいいですよ。
目次
ニチニチソウってどんな花?
ニチニチソウの特徴
ニチニチソウは草丈が20cm~60cmの花です。花が咲く期間は短く3~5日と短命が特徴です。花は短命ですが、開花時期の5月~10月頃にかけて赤や白などいろいろな色の花を次々に咲かせるのも特徴的です。ニチニチソウは日本の冬の寒さと梅雨の季節が苦手でこの時期は枯れてしまいます。花の色は赤や白、ピンクがあります。
ニチニチソウの概要
ニチニチソウの概要は以下の通りです。
・科・属名:キョウチクトウ科ニチニチソウ属
・学名:Catharanthus roseus
・和名:日々草(ニチニチソウ)
・別名:日々花(ニチニチカ)
・英名:Madagascar periwinkle, Rosy periwinkle
・原産地:マダガスカル
・開花時期:5月~10月
・花の色:白、赤、ピンクなど
ニチニチソウには毒があるので注意!
ニチニチソウには「ビンカアルカロイド」と言われる名前など非常に危険な毒が10種類以上含まれています。野草と間違えて食べると危険です。またかわいい姿から子供が摘んでしまう場合がありますので、子供が遊ぶ場合も毒に注意が必要です。
ニチニチソウの花言葉とその由来を紹介!
ニチニチソウにはたくさんの花言葉があります。白や赤など色により花言葉も変わります。それぞれの花言葉や由来をご紹介いたします。
楽しい思い出
ニチニチソウの花言葉「楽しい思い出」の由来は、たくさんのニチニチソウが咲く様子が寄り集まり楽しそうに見えたことがこの花言葉が付きました。
反対に「悲しい思い出」という花言葉が付いた福寿草もチェックしてみてください。
楽しい追憶
ニチニチソウの花言葉「楽しい追憶」の由来は、仏壇に供える花として使われることがあることからこの花言葉が付きました。追憶とは、過去のことを振り返り偲ぶこと。懐かしく思うことという意味です。仏壇にお供えする花言葉として故人を偲ぶのにぴったりですね。
楽しい追慕
ニチニチソウの花言葉「楽しい追慕」の由来は、こちらも仏壇に供える花として使われることがあることからこの花言葉が付きました。追慕とは、死者や遠く離れて会えない人を懐かしく思うことです。
友情・若い友情・生涯の友情
ニチニチソウの花言葉「友情・若い友情・生涯の友情」の由来は、ニチニチソウは次々に新しい花を咲かせることが特徴です。その様が、青春時代に毎日新しいことを経験し友情を育んでいくことからこの花言葉が付きました。
同じように「友情」という花言葉がついたアイビーもチェックしてみてください。
優しい
ニチニチソウの花言葉「優しい」の由来は、ニチニチソウの柔らかな雰囲気からこの花言葉が付きました。丸みのある花弁はやさしさで溢れるような姿ですよね。
揺るぎない献身
ニチニチソウの花言葉「揺るぎない献身」とは相手の為に尽くすことという意味です。この花言葉を大切な人に贈るのも素敵ですよね。
忘れえぬ思い
ニチニチソウの花言葉「忘れえぬ思い」の由来は、仏壇に供える花として使われることからこの花言葉が付きました。故人を懐かしく思う気持ちを花言葉で伝えるのも粋ですよね。
白いニチニチソウの花言葉
白いニチニチソウの花言葉は「生涯の友情」です。寄せ植えにも白色のニチニチソウは人気があります。この花言葉を乗せて友達にニチニチソウをプレゼントするのも素敵ですよね。
ピンクのニチニチソウの花言葉
ピンクのニチニチソウの花言葉は「優しい追憶」です。濃い目のピンクは寄せ植えのアクセントに人気のある色味です。花言葉もすてきで他の花の花言葉と合わせて植えるのも粋ですよね。
贈る際に注意が必要な花言葉をもつ花も合わせてチェックしてみてください。
ニチニチソウの名前の由来は?
ニチニチソウの名前の由来は、初夏から秋まで次々に新しい花を咲かせ日々、花が絶えないことから付いた名前です。
ニチニチソウの開花時期と見頃の季節は?
ニチニチソウの開花時期は5月~10月で、暖かい時期にかけて花を咲かせます。1つの花は数日で枯れますが、同じ株に次々に新しい花を咲かせていきますので花が咲き始めると見頃の時期は長く続きます。なのでニチニチソウは開花時期から長く花を楽しむことが可能です。
ニチニチソウの種類や花の色は?
ニチニチソウは白や赤色のなど花色が主な花色ですが品種改良により黒紫やマーブル模様なども見られるようになりました。いくつかニチニチソウの中でも人気のある品種をご紹介します。
ニチニチソウ ミサキ
淡いピンク色の花が咲く品種です。花の中心が白色で植えると柔らかい印象になるのが特徴です。
同じように花の中心が白く咲く「アネモネ」という名前の花もあります。アネモネの花言葉も一緒にチェックしてみてください。
ニチニチソウ ヒミコ
濃い目のピンクの花を咲かせる品種です。濃いピンクは花壇のアクセントや寄せ植えに好まれます。ニチニチソウヒミコの花言葉「友情」「思い出」です。卒業式などにぴったりな花言葉ですね。
ニチニチソウ ニルバーナカスケード
病気に強く丈夫なのが特徴の品種です。また中心に向かって色が濃くなる花びらも特徴的です。
「ツルニチニチソウ」という名前の植物がありますが、こちらはツルニチニチソウ属に分類されており、ニチニチソウとは別の植物になります。似た名前なので間違えてしまいそうですよね。
ニチニチソウの育て方①栽培環境の基本
ニチニチソウの置き場所は?日照はどのくらい必要?
ニチニチソウは日照不足になると花付きが悪く茎も間延びしてしまいます。マダガスカルが原産地なので強い光と高温を好みます。日光のしっかり当たる場所に置くのが好ましいでしょう。日照時間ができるだけ長いのが好ましいでしょう。しかしながら、明るめで半日程度陰の場所でも栽培は可能です。
ニチニチソウの用土は?どんな土が適している?
ニチニチソウは水はけの良い土を好みます。酸性の土が苦手なので有機石灰を入れて中和している土が適します。花用の培養土で育ちます。
またニチニチソウには毒があります。その毒は土壌にも影響を与えます。ニチニチソウを植えた後は、プランターの土を入れ替えたり、何年か植物を植えずに土を休ませて毒を抜きます。またペットを飼われている方は大事なペットがニチニチソウを食べて毒の影響を受けないように気を付けるようにしましょう。
ニチニチソウの育て方②基本の育て方一覧!
①ニチニチソウの選び方
ニチニチソウを苗で選ぶ場合は、ある程度根が張って育ったものがベストといえます。根が張っている目安としては花が1つくらい咲いていると良いです。白色や赤色など好きな色を選びましょう。
②種まきのやり方
種をまく場合は、植えたいスペースや欲しい苗数によって「育苗トレー」に種まきをするのか「ポット」に種まきをするのか決めます。
「育苗トレー」に種まきをする場合は、本葉が4~6枚くらいになったら移植します。「ポット」に種まきをする場合は、1つのポットに2~3粒の種をまきます。本葉が2~3枚くらいのときに元気なもの以外は間引きましょう。ニチニチソウは光が苦手なので種をまいたら必ず土をかけておきます。
発芽に適した温度は20~25度と高めなので4月下旬ごろから種をまくと良いでしょう。発芽までに10日ほどかかるのでその間は土が乾かないように水やりをする必要があります。
③植え付けのやり方
ニチニチソウは日光を好むので日当たりがよく、風通しのよい場所に植えると良いでしょう。ポットから植え替える際は、根を触らないように注意して植え替える必要があります。ニチニチソウは直根性という性質で、太い根を少しでも痛めてしまうと植物へのダメージが大きくうまく根が張らないからです。根をほぐさずそのまま土に埋める感じで植え替えます。植え替えが終わったら水やりもしておきます。
④剪定・切り戻しのやり方
ニチニチソウは次々に新しい花を咲かせていくのでどうしても全体的に茎が伸びてき、姿が乱れてしまいます。そういった場合は、ニチニチソウ全体に光が当たるように切り戻しをする必要があります。
切り戻しは晴れた日に行います。切り戻し方法は、伸びている茎の部分を適当なところで葉のすぐ上の部分で切ります。脇芽が伸び、茎が二股に分かれている場合は切りたい部分の別れ際すぐ上で切ります。
⑤開花時期と花がら摘みのやり方
ニチニチソウの開花時期は5月~10月頃です。ニチニチソウは咲き終わると花が自然に落ちます。この落ちた花がらをそのままにしておくと花がらにカビが生えてしまいます。落ちた花がらはこまめに取り除いておきましょう。
⑥夏越し・冬越しの方法
ニチニチソウの夏越し・冬越しの方法をそれぞれご紹介いたします。
ニチニチソウの夏越し
開花時期の早い段階から植えたニチニチソウは、梅雨前に切り戻しをすると夏を超し、秋を迎えることが出来ます。すっきりした姿にするのがポイントです。
ニチニチソウの冬越し
ニチニチソウは冬の寒さに弱く10月くらいまでの1年草と呼ばれる植物です。冬を越す場合はハウスなどで管理すると翌年開花させることも可能です。
ニチニチソウの育て方③上手に育てるポイント
①上手な水やりの方法
上手な育て方として水やりは植え付け後から、表面が乾いたらたっぷりと水をあげます。水やりをしすぎると根腐れを起こしてしまいますので水やりのしすぎに気をつけてください。水やりをする時間は日差しの強くない朝か夕が好ましいでしょう。日差しの強い日中は水やりをしないでおきましょう。
②肥料の与え方
上手な育て方として肥料は、一週間に一回程度液肥を与えます。ニチニチソウは次々に新しい花を咲かせていきますので定期的に与えるのが好ましいでしょう。
③病気や害虫
ニチニチソウで気を付けるべき病気は「立ち枯れ病」です。立ち枯れ病とはカビの一種が原因で茎が褐色なり腐敗してしまう病気です。予防としては間引きや剪定をして蒸れないようにする必要があります。
ニチニチソウは害虫の「アブラムシ」に気を付けてください。アブラムシも間引きで風通しをよくすることで予防するこができます。
④植え替えや鉢替えは必要?
ニチニチソウは一年草と言われる種類で寒さに弱く冬を越すことが苦手です。また根が傷つくとすぐ枯れてしまうことから植え替えや鉢替えは必要がありません。次の年にはこぼれ種から発芽苗をポットに植えることをおすすめします。
⑤サヤができたら早めに取り除こう
サヤが出来ると早めに取り除きましょう。種が出来るときには栄養がたくさん必要になり、サヤに栄養が取られてしまい花付きが悪くなってしまいます。早めに取り除くことでより花を楽しむことができます。
他にもゼラニウムもおすすめです。花言葉も一緒に覚えて育ててみませんか?
素敵な花言葉を持つニチニチソウを育てよう
ニチニチソウの花言葉はいかがでしたでしょうか?ニチニチソウの花言葉は素敵な花言葉が多く感じました。友情や楽しい思い出など色々な場面で使うことができる花言葉が印象的でした。ご先祖様にお供えするのにもピッタリな花言葉が並びました。
またニチニチソウは乾燥に強く比較的初心者の方にも育てやすい品種です。花の色も白や赤など寄せ植えにしても華やかです。ニチニチソウの名前の由来でもあるようにニチニチソウを植えて毎日にこにこ笑顔が絶えない日々を過ごす象徴にニチニチソウを植えてみませんか?
他にもポジティブな花言葉が付く花も合わせてチェックしてみてください。