ゼラニウムの花言葉を色別に紹介!由来や種類・育て方は?
皆さん、ゼラニウムという花をご存知ですか?ゼラニウムはまるで蝶々が飛んでいるような姿のとても可愛いお花です。ゼラニウムは赤やピンク・白といった色の花がありますが、色によって花言葉の意味が変わります。今回はそのゼラニウムの花言葉についてお話ししたいと思います。
目次
ゼラニウムの花言葉って?
とっても可愛らしい花を咲かせて楽しませてくれるゼラニウムには大きく分けて3つの花言葉があります。『友情』『尊敬』『信頼』です。
『友情』という花言葉はその友情を守るためならばどんな危険さえ甘んじて受け入れるというほどの友情の深さを意味します。
『尊敬』という花言葉は他人の自分より優れているところを見つけ、その人物に対し敬う気持ちを意味しています。『信頼』という花言葉は読んで字のごとく「相手を信じて頼ること」です。
そもそもゼラニウムってどんな花?
ゼラニウムという花は、一口にゼラニウムと言っても可愛らしい花を咲かせる種類から、良い匂いのするゼラニウム・ハーブとして使えるゼラニウムなど、様々な種類があります。ゼラニウムは高温多湿が苦手なため、花を咲かせる時期は真夏を除いた3月から11月とされています。
ゼラニウムの魅力とは?4つ紹介!
ゼラニウムは観賞用としてだけではなく、その他にも使い道がありとっても魅力的で人気がある花です。それではゼラニウムにはどんな魅力があるのか、その魅力を4つご紹介したいと思います。
ゼラニウムはハーブとしても人気
ゼラニウムの魅力①は【ハーブとしても人気】です。ゼラニウムは化粧水やハーブティー・虫除けなどのハーブとしても使えるので人気があります。
ストロベリーやレモンなどの香りもありますが、特に最近はバラの香りがする「ローズゼラニウム」がとても魅力があると女性に大人気です。ローズゼラニウムは葉の部分から魅力的な香りを放ちます。
ローズゼラニウムを育てて、気分転換したいときやリラックスしたい時に葉を撫でると、周囲にローズゼラニウムの香りが広がるのでお勧めです。育て方もとても簡単なので試されてみてはいかがでしょうか。
窓際で育てると虫よけに
ゼラニウムの魅力②は【窓際で育てると虫よけになる】です。ハーブが虫除けになるようにゼラニウムにも虫除けの効果があり、窓際で育てると窓から虫が入ってくるのを阻止してくれます。
市販されている虫除けにもゼラニウムが使われていることもあります。窓際に赤や白の綺麗でおしゃれな虫除けになるゼラニウムを置かれてみてはいかがでしょう。
四季咲き性で育てやすい
ゼラニウムの魅力③は【四季咲き性で育てやすい】です。赤やピンク・白や黄色など様々な種類の花を咲かせるゼラニウムですが、高温多湿になる真夏以外は通年花を咲かせており、いつでも綺麗な花が見られるのが魅力で人気があります。
花を育てるのは結構難しいですが、ゼラニウムは四季咲き性で育てやすいということで育て方が簡単という点も魅力ですね。
乾燥に強い点も育てやすい
ゼラニウムの魅力④は【乾燥に強い点も育てやすい】です。花の育て方で気を付けなければならないのが乾燥ですが、ゼラニウムはとっても乾燥に強い花です。よく花の水やりを忘れてしまうという方でも、ゼラニウムは育てやすいでしょう。
ゼラニウムの花言葉を【色別】で10つ紹介!
ここまでは、ゼラニウムがどんな花かについてお話ししましたが、ここからはゼラニウムの花言葉についてお話ししたいと思います。
今回お話しするゼラニウムの花言葉は10種類の色のゼラニウムの花言葉です。どんな色のゼラニウムには、どんな花言葉の意味や由来があるのかを見てみましょう。
ゼラニウム全般の花言葉
冒頭でもお話ししましたが、ゼラニウム全般の花言葉は『友情』『尊敬』『信頼』この3つになります。お友達や上司などに花を贈るのに最適な花言葉ですね。
赤いゼラニウムの花言葉
赤い花のゼラニウムの花言葉は【あなたがいて幸せ】です。恋人やパートナーに贈るのに最適な花言葉ですね。普段感謝の気持ちや愛情をうまく伝えられないという人は、花言葉とともに赤いゼラニウムを贈ってみられてはいかがでしょうか?
ピンクのゼラニウムの花言葉
ピンクの花のゼラニウムの花言葉は【決心・決意】です。人生を歩んでいく上で大切なことを決める時に必要な「決心・決意」です。
プロポーズをする時や共同経営者など、自分の人生にとって大事な人に贈るには最適な花言葉です。自分がこれから生きていく上で大事だと思う人には、花言葉とともにピンクのゼラニウムを贈りましょう。
白いゼラニウムの花言葉
白のゼラニウムの花言葉は『私はあなたの愛を信じない』です。生きていく上で誰しも一度はこんな思いをすることもあるでしょう。
パートナーの愛を信じられなくなった時は、愛が溢れてくるような花言葉の花をお部屋に飾ってみましょう。そしてちゃんとパートナーと話し合ってみてください。
黄色のゼラニウムの花言葉
黄色のゼラニウムの花言葉は『予期せぬ出会い』です。良くも悪くも予期せぬ出会いはありますよね。まだ良い人と巡り会えていないのなら、この黄色のゼラニウムはお部屋に飾ってみましょう。きっと花言葉のとおり素敵な人と出会えますよ。
深紅のゼラニウムの花言葉
赤よりもさらに深い赤・深紅のゼラニウムの花言葉は『憂うつ』です。この花言葉は人間や虫が嫌うゼラニウムの青臭さから付けられたと言われています。虫も嫌がる臭いなので窓際に置いておくと虫除けになりますよ。またあまり関わりを持ちたくない人にこの深紅のゼラニウムを花言葉とともに贈る方もいるようですよ。
青色のゼラニウムの花言葉
青のゼラニウムと表記していますが、この花はゼラニウムとは別種のゲラニウムという花です。しかしゼラニウムと似ていることからゼラニウム好きの方の中で人気があります。
この花の花言葉は『変わらぬ信頼』です。他のゼラニウムと一緒に信頼出来る人に贈る花言葉としても人気があります。
紫色のゼラニウムの花言葉
紫のゼラニウムの花言葉は『真の愛情』です。好きな人やパートナーに贈るのに最適な花言葉ですね。大切な記念日に花言葉と一緒に紫のゼラニウムを入れた花束を贈られてみてはいかがですか?
アイビーゼラニウムの花言葉
アイビーゼラニウムの花言葉は紫のゼラニウムと同じ『真の愛情』です。赤や紫のゼラニウムと花言葉を一緒に贈ったり部屋に飾っておくと、愛が溢れてくるような感じがしますね。
【英語圏】のゼラニウムの花言葉
ゼラニウムの花言葉には、英語圏の花言葉もあります。英語圏のゼラニウムの花言葉は
- 『true friendship(真の友情)』
- 『stupidity(愚かさ)』
- 『gentility(育ちの良さ、上流気取り)』です。
ゼラニウムの花名の由来とは?
ゼラニウムという花の名前の由来はギリシャ語で『鶴』という意味の「Geranos」が由来になっています。これはゼラニウムの花びらが、鳥のくちばしの形に似ていることが由来してこの名前が付けられました。
またゼラニウムの学名『Perarugonium』の由来は「コウノトリ・Peralugo」が由来になっています。
ゼラニウムの花の代表的な種類を3つ紹介!
一口にゼラニウムと言っても色んな種類があります。今回はそんな多種多様なゼラニウムの中から、人気のある代表的なゼラニウムを3種類ご紹介したいと思います。
種類①【ハーブゼラニウム】
まずご紹介するのは、ハーブゼラニウムです。ハーブ好きな方達にとても人気があります。ハーブゼラニウムは葉っぱに香りがあり、ハーブティーなどにもよく使われています。
冒頭でもお話ししたローズゼラニウム(薔薇の香り)やレモン・ストロベリー・ミントなど様々な香りのゼラニウムがあり、ハーブゼラニウムを数種類育てていれば毎日違う香りをお楽しみ頂けますよ。
種類②【アイビーゼラニウム】
次にご紹介するのは、アイビーゼラニウムです。アイビーゼラニウムは、花びらが植物のアイビーの形に似ていることからこの名前が付けられました。アイビーがツタが延びて広がっていくように、このアイビーゼラニウムも延びて広がっていくことから、別名ツタバゼラニウムとも呼ばれています。
種類③【ぺラルゴニウム】
最後にご紹介するのは、ペラルゴニウムです。ゼラニウムの学名ですね。ペラルゴニウムには様々な色があり、育て方もとても簡単に綺麗に咲いてくれるので通年を通して楽しませてくれます。種類によっては2色咲きもありますよ。
ゼラニウムの育て方をわかりやすく紹介!
それではここからは、ゼラニウムの育て方についてお話ししたいと思います。この育て方を見て綺麗なゼラニウムを育ててみて下さいね。
栽培環境と育て方
ゼラニウムは暖かい地域・南アフリカが原産のため寒い日本の冬は越せない種類もあります。また高温多湿の真夏も苦手な植物です。
しかし乾燥に強く丈夫なので、冬には葉が枯れてもうだめかもしれないと思えても、暖かくなってき始めるとまた芽が出てきて、真夏と真冬以外は綺麗な花を咲かせてくれます。
寒くなってき始めたら、室内の日当たりの良い場所に置いておくと、日本の寒い冬も無事に越してくれて、また春には綺麗な花を咲かせてくれ、数年間楽しませてくれます。
日当たりについて
ゼラニウムは暖かい日当たりの良い場所に置いておくことを好みます。高温多湿な梅雨や真夏・寒い冬などは室内の窓際などに置いておくと何年も続けてピンクや白・赤や紫など様々な綺麗な花を咲かせてくれますよ。
季節ごとの注意点、置き場
先ほどもお話ししましたがゼラニウムは暖かい日当たりの良い場所を好みますので、寒い冬や高温多湿になる真夏以外は外の日当たりの良い場所に置いておくとよく育ち赤や黄色・ピンクや白など綺麗な花を咲かせてくれます。
真夏や真冬は室内の日当たりの良い窓際などに置いておくと、その時期を過ぎたらまたたくさんの花を咲かせて、何年間も楽しませてくれますよ。
水やりについて
ゼラニウムは乾燥に強く、乾燥気味な環境を好みます。水やりをする時には、土の表面が乾いてから鉢皿に水が溜まらない量を与えてやりすぎにはくれぐれも注意してください。
ゼラニウムはすぐに根腐れを起こしてしまうので、もし鉢皿に水が溜まった場合は必ず捨ててください。梅雨や雨が続く日などは、室内の日当たりの良い場所に置いておくと湿気や雨を防げて根腐れも防げます。
高温多湿の真夏や寒い冬は苦手な植物なので、その期間は次に花を咲かせるためにお休みモードになっています。その時期に花が咲かないからとたくさん水を上げてしまうと、根腐れを起こしてしまいますので、たまに土の表面が湿るくらいに軽く水をあげましょう。
肥料のやり方や量
先ほどもお話ししたように、ゼラニウムは乾燥気味の環境を好みますので、肥料をやりすぎると逆に元気がなくなったり根腐れを起こしてしまいます。
ゼラニウムを植える時に元肥を与えたら、開花している時だけたまに水に薄めた液体の肥料を少量与えます。真夏や真冬はお休みモードになっている時期なので、この時期に肥料を与えてしまうと根腐れを起こしてしまいます。
真夏や真冬を過ぎまた花が咲き始めたら、水で薄めた液体肥料を土の表面が湿る程度の量をたまに与えましょう。
花が咲いた後の管理
ゼラニウムは次々とたくさん花を咲かせる植物なので、花が咲きしぼんでしまったらその花がらはすぐに茎の付け根から摘み取ります。そうするとまたすぐに新しい花が咲きやすくなります。
黄色くなってしまった葉っぱはすぐに取り除きます。そうしないと植物の病気になってしまったり、他の葉や花に栄養がいかなくなったりしてしまいます。
面倒と思うかもしれませんが、手をかけてあげると赤やピンク・黄色や白や紫の綺麗な花をたくさん咲かせて楽しませてくれます。
ゼラニウムの増やし方
ゼラニウムを育てているうちにもっと増やしたくなることもあると思います。そんな時には『挿し木』で増やします。挿し木とは育てているゼラニウムの茎を切り取り、新しい鉢植えなどに植えて増やす方法です。
挿し木は5月から6月、また9月に行います。挿し木のやり方は
- 今育てているゼラニウムの節がいくつかついている茎を10㎝程にカットします。
- その茎に生えている花はカットします。葉っぱも3枚残して全部取り除きます。
- 茎の切り口を室内で半日~1日乾燥させます。
- 肥料が配合されている培養土などは避け、小粒の赤玉土・赤玉土とバーミキュライトの混合、または種まき・挿し木用の土を鉢植えに入れて最初にたっぷり水やりをして土を湿らせておきます。
- 茎を鉢植えに挿します。
これで挿し木の出来上がりです。3週間ほどすると茎の節から新しい芽が出てきます。ここで必ず注意しなければいけないのは、水のやりすぎです。
水は最初にたっぷり水をあげた後は、土の表面が適度に湿るくらいの量しか与えてはいけません。根腐れを起こします。
花言葉も香りも魅力満載!ゼラニウムを育ててみよう
今回はゼラニウムについてお話ししてきましたがいかがでしたか?ピンクや赤・黄色や紫の綺麗な花を咲かせたりハーブに使えたり、花言葉も香りも素敵で魅力がたっぷりのお花ですね。
育て方も簡単なのでぜひご自分で育ててハーブティーにしたりアロマオイルにしたり、大切な人へ花の贈り物をしたりお部屋に飾ったりしてみてくださいね。