100均でおすすめのプライヤー5選！基本の使い方や活用方法も！

100均ダイソーは、生活用品やインテリア雑貨などが充実していますが、実は工具類も色々な種類が取り揃えられており、専門店でなければ手に入らないのでは？といったような工具も見つけられる事があります。

プライヤーも、以前なら工具店や大型ホームセンターなどで購入するしかありませんでしたが、ダイソーでも工具コーナーで見つけられるようになり、手ごろな値段で手に入るようになりました。

「プライヤー」という言葉を聞いて、工具の一種である事はわかっても、実際にどういった工具なのかわからない方もいるのではないでしょうか。

プライヤーは、ざっくりいうとモノを挟んだりつかんだりする工具を指し、日本では「コンビネーションプライヤー」という名称で浸透していますが、海外では「スリップジョイントプライヤー」と呼ばれているそうです。

なお、挟む工具ならペンチでもいいのでは？と考えますが、プライヤーは刃の部分の開きが調節でき、さらに切る事もできるのでペンチよりも使用範囲が広がります。

100均のダイソーのプライヤーの特徴は何と言っても安さです。しかも100均ダイソーのプライヤーには、バイスグリップとも呼ばれることもある「ロッキングプライヤー」や、水道工事などで使う「ウォータープライヤー」といった商品もあります。

DIYが趣味だったり日曜大工で何かを作ったりするなら、100均ダイソーのプライヤーで困ることはないでしょう。

仕事で使う工具はさすがに専門店で購入すべきですが、「プライヤーも用意しておくと便利かも」といった程度であれば、100均ダイソーのプライヤーでも十分な機能性があり、評判も高いです。

最近は女性でも工具を使いこなす人が増えていますが、プライヤーがあればさらにDIYの幅も広がり、ちょっとした修理も一人でできるようになります。水道のパッキン交換程度なら、専門業者を呼ばなくてもできるようになるので、節約にもなりそうですね。

それではダイソーで購入できるプライヤーを紹介していきます。用途なども簡単に紹介していきますので、プライヤーを購入の際の参考にしてください。

100均のダイソーのプライヤー5INCHは、全長約13cmです。開口幅が2段階に調節でき、パイプや六角ネジなど、つかむものの大きさに合わせる事ができます。プライヤーといえばこの形が一般的で、名称は分からなくても、見た事のある人は多いのではないでしょうか。

大きく開いて支店部分を移動させて開き具合を変えて、パイプやネジなどを挟んで使用します。女性でも扱いやすい大きさのプライヤーといえるでしょう。

先ほど紹介したプライヤーよりも約2cm大きな、6インチのプライヤーです。こちらも支店部分を大きく開く事で2段階に開口幅を変える事ができるプライヤーです。なお、5インチと6インチのプライヤーの違いは全長のみで、機能面での違いはありません。

作業場面によっては6インチの方が使いやすい事もありますので、どちらのサイズも用意しておくと便利です。

ロッキングプライヤーはその名の通り、挟んだものを固定した状態のまま維持できるプライヤーです。そのため、そのままネジを回したり、挟んだものを曲げたりねじったりなどの作業もやりやすくなる便利な工具です。また、かしめ工具として使ったりすることもできるので「万能工具」とも呼ばれています。

使い方は、つかみたいものに合わせて調節ネジを回して調整したら、一度解除レバーを上げてグリップを開き、その状態のまま調節ネジを回して少し締めます。つかみたいものを挟んだ状態でグリップを握るとロックされます。

もしうまくロックできない場合は、もう一度調整し直してください。なお、強く締めすぎると対象物を傷付けてしまう事もあるため注意が必要です。

プライヤーの中でも、ウォーターポンププライヤーは名称でもわかるように、水道工事専門のプライヤーです。ですが、水道だけでなく、ガス管や電気工事でも活用されるプライヤーでもあります。

柄が長いウォーターポンププライヤーなら力が込めやすく、先が斜めになっているので作業がしにくい場所でも使いやすい特徴もあります。柄を左右に開いてジョイント部分をスライドさせ、口を開いてつかみたいモノのサイズに合わせてつかんだら柄を閉じて使います。

プライヤーには、C形止め輪を機械部品に着脱するための「スナップリングプライヤー」と呼ばれる専用工具もあり、ダイソーでも数年前まで購入できましたが、現在はほぼ取り扱いがないようです。

ですが「細工用先丸ペンチ」がスナップリングプライヤーの代用になるとネットでも評判で、そのままでも十分使えるようですが、先端をヤスリで削る事でさらに使いやすくなります。

スナップリングプライヤーは、そもそも出番の少ない工具でもあるため、よほど必要でない限りダイソーの先丸ペンチで十分といえそうです。

100均といえば、ダイソーだけでなくセリアやキャンドゥも見逃せませんが、プライヤーに関しては残念ながらセリア、キャンドゥのどちらにも取り扱いはありません。

ですがセリアには、インテリアオブジェとして、小さくて可愛い工具のオブジェがあります。プライヤーやウォーターポンププライヤーだけでなく、ノギス、糸ノコ、ニッパー、ラジオペンチもあり、女性だけでなく男性も夢中になるほどの精巧さです。

実際に使う事は出来ませんが、ちゃんと動かせるところはさすがセリアと思わず手に取ってしまう商品です。

プライヤーそれぞれの商品紹介の中でも簡単に使い方に触れましたが、さらに詳しい使い方を紹介します。主な使い方を知る事で、購入の際に迷わずに選べるのではないでしょうか。

プライヤーの基本的な使い方は、2つのサイズからつかむ対象物の大きさに合わせて、プライヤーの支点を動かして口幅を変えるだけですが、口を大きく開けられる作りのおかげで、支点近くでナットやボルトを挟めたり、口幅を狭くして先端で丸棒をつかめたりすることができます。

手に無理な力を入れなくても対象物がつかめるので、締めたり緩めたりする作業が楽にできます。また、鉄板のような板材も、支点近くまで差し込めばしっかり挟む事ができます。

ウォーターポンププライヤーは、水道管のジョイント部分の開け閉めに使うのが一般的です。例えば、水道の蛇口をしっかり閉めても水が垂れてくる場合、パッキンを交換する必要がありますが、そんな時に必要になるのがウォーターポンププライヤーです。

ダイソーのウォーターポンププライヤーは、ピンに合わせてスライドさせる部分が波型になっており、そこにピンを合わせる事で挟む口の幅を変える仕組みになっています。そのため、ピンをしっかりとその場所に合わせないと力が入れにくくなりますので、その点のみ注意が必要です。

ロッキングプライヤーの便利な点は、挟んだ状態で対象物を固定できて、グリップから手が離せる事です。対象物をキチンとロックできれば、例えば、ネジなどを回している時にプライヤーから手を離しても落ちる心配がないので、無理に手をねじらなくても締めたり緩めたりすることができます。

ダイソーのロッキングプライヤーは、調節ネジを回す事でつかむ部分を2cmくらいまで広げる事ができ、ウォーターポンププライヤーのように、決まった箇所でしか固定できない作りではないので、つかめる範囲の大きさなら自由に幅を変えられます。

なおこちらは、200円商品でダイソーの中ではやや高めになるのですが、購入の際に注意するポイントがあります。それは先端部分の合わせです。商品には個体差があるため、先端部分の合わせがあまりよくないプライヤーもあります。先が直線できちんと合っているかを確認してから購入しましょう。

プライヤーの基本的な使い方はわかっても、それ以外に使えるシーンが少ないと感じられるため、プライヤーは持っていない人が多い工具でもあります。ですが、日常で活用できるシーンが色々あり、家に1本あると便利なんです。特におすすめの活用法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

生活していると何かを修理する場面に遭遇することがありませんか？そんな時、斜めに刺さっている釘や、錆びついてなかなか外せないネジに苦戦する事もあり、それが外せずにイライラすることがあります。

そこで登場するのがプライヤーです。通常タイプのプライヤーがあれば、そんな抜きにくい釘もグッと挟んで思いっきり引っ張ると、驚くほど簡単に抜ける事があります。もし抜きにくい時は、プライヤーで挟んだまま左右に動かせば、穴が広がるので抜きやすくなります。

ビンの蓋が固くて開けられずに困る事も生活の中ではよくありますよね。蓋の縁を叩いたりお湯で温めたりして開ける方法もありますが、場合によってはビンが壊れるなど危ない事もあります。

そんな時、ウォーターポンププライヤーがあれば、固い蓋でも簡単に開ける事ができます。プライヤーがセットできるサイズの蓋である事が条件にはなりますが、女性でも開けられるので、もしウォーターポンププライヤーが家にあるならぜひ活用してください。

これはバイクを乗る人限定の活用法になりますが、バイクを転倒させてしまい、ブレーキレバーやクラッチレバーが折れてしまったときの代用品としてロッキングプライヤーが使えます。

レバーの端にロッキングプライヤーをセットし、しっかりと固定された事が確認できたら、さらに結束バンドで柄を固定すれば、応急処置として修理できます。普段から1本持っていると、いざという時に慌てずに済みそうですね。

ロッキングプライヤーは、挟んだまま固定させる事ができるため、アウトドアで調理をした鍋のフタを開けるためやグリルプレートの取っ手用にしたりする事もできます。特にダッチオーブンは、画像のように蓋の上に炭を並べて調理する事が多いので、そんな時こそロッキングプライヤーで挟めば、手を汚さずに蓋を持ち上げる事ができます。

普段よく使うキッチンツールはあっても、あまり使わないものは準備のよい人でなければ持っていない事が多いです。特に栓抜きやコルク抜きは、普段から瓶ビールを飲む人やワインを飲む人でなければ家にある事が少ない道具です。

そんな時にもプライヤーがあれば、栓抜きやコルク抜きの代わりに活用する事ができます。コルクは多少の工夫が必要ですが、栓なら縁にプライヤーを引っ掛けて上に持ち上げれば簡単に開けられます。

プライヤーは応急処置やメンテナンスに便利な工具です。仕事で必要な場合は工具専門店のものをおすすめしますが、日曜大工やちょっとしたDIYなら100均ダイソーのプライヤーでも十分です。なんといっても値段が手頃で気軽に購入できる点は工具店にはないメリットではないでしょうか。

「まだプライヤーを使った事がない」「ちょっとした修理なら自分で行いたい」と考えているなら、100均のダイソーでプライヤーを揃えてみませんか？もっと早く手に入れればよかった、と思えるかもしれませんよ。