コストコのラム肉はコスパ抜群！臭みは？美味しい食べ方も紹介！

コストコはアメリカを発祥の地とする会員制の大規模小売店です。業務用の商品を入荷状態のまま販売しているので、一般的な店舗と比べて、とても安くて量が多いのが特徴です。

買い物をするには年会費を払う必要がありますが、食料品をはじめ家電や衣類、薬やキッズ商品までなんでも揃っているお店なので、1年を通してみると驚くほどお得な買い物ができるはず。今回はその中でも特におすすめの商品、コストコに売っているラム肉の美味しい食べ方を紹介したいと思います。

コストコの中でもラム肉は人気商品です。ラム肉をソテーにすれば来客に出せるオシャレな夕食に。ジンギスカンにすれば大勢に振舞えるパーティ用料理になります。

ラム肉を扱っている店は希少ですが、コストコに行けば安価で大量に買う事ができます。2～3食では済まないくらいギュウギュウに詰まっているので、一度の買い物でかなりの間楽しむことができるでしょう。もし余ってしまっても、真空パックに入れて冷凍すれば長期間の保存が可能です。

ラム肉は子羊からとれる肉のことです。北海道では有名ですが、道外の人には馴染みがないかもしれません。

一般的なスーパーではなかなかお目にかかれない肉なので、食べたことがない、臭みがあるからどうやって食べていいか分からないという人も多いと思います。しかしラム肉はヘルシーで驚くほど栄養価の高い肉なので、食わず嫌いで終わらせるには本当にもったいないです。皆さんもこの機会にコストコでラム肉を買って実際に食べてみましょう。

ラム肉は子羊の肉ですが、羊が成長すると「マトン」という名称にかわります。羊の肉はクセや臭みがあると言われていますが、羊の年齢が高くなるほど臭みが強くなり、苦手とする人もいるようです。

しかし、子羊の「ラム」はこのクセが比較的に少なく、非常に柔らかくて美味しいお肉なのです。クセがあって口に合わないかもと思っていると拍子抜けするほど食べやすくてビックリすると思います。

それでも臭いが気になるという人は、ラム肉の脂身の部分を切り落としてしまうのがオススメです。臭いの原因は脂の部分にあるので、調理前に外側の白い部分を切り落としてしまうことで臭いを大幅に軽減することができます。

臭うというネガティブなイメージが先行しているラム肉ですが、実は美味しくて美容にも良い健康食でもあります。肉と聞くとあまり健康的な感じはしませんが、ラム肉にはおどろくべき効能があるのです。

ラム肉はコストコや特定のスーパー以外ではなかなか買えず、日本で浸透しているとは言いにくいですが、鶏肉や豚肉と比べると優れた点が沢山あります。

ラム肉の脂は体に吸収されにくく、肉なのに食べても太りません。これはラム肉の脂質の沸点が人間の体温より高いためで、体内で溶けずらく、溶けなかった脂は便とともに排出されてしまいます。

上の数字を見ると、他の肉と比べてラム肉だけ人間の体温より沸点が高いことがわかります。人間が発する熱ではラム肉の脂は溶けないので、脂が体につきづらく、肉を食べてるのに体重をキープしやすいのです。ダイエット中だけど食事制限は辛いという人にはコストコのラム肉はとてもおすすめできます。

摂りすぎると血がドロドロになったり動脈硬化を起こすことで有名なコレステロール。肉の種類によってはコレステロール値が高く、高血圧の人には制限がかかることもあります。

しかしラム肉は魚を食べた時と同じくらいヘルシーなんです。他にもコレステロール値を減らす働きのある不飽和脂肪酸がたっぷり含まれているので、血圧の高い人も安心して食べることができます。

健康面だけでなく、ラム肉には美容に必要な栄養が豊富に含まれています。筋肉や髪質を整えるタンパク質は牛肉より多く、亜鉛や鉄分といったミネラルは豚肉を上回ります。

またビタミンB2が非常に高いのでアレルギーやアトピー性皮膚炎などにも適しています。体の内側も外側もキレイになる要素が詰まった食材なので、是非ともコストコで購入して美味しく調理しましょう。

ラムの肩肉はしっかりとした歯ごたえが楽しめます。特に相性の良いのは煮込み料理で、カレーやシチューに入れると肉質が柔らかくなって美味しいです。お肉たっぷりのボリュームのある料理を食べたい時はラム肩の切り落とし肉がおすすめです。

気になるお値段は100ｇあたり約148円。内容量は1,400gもあるので、１つ買えばしばらくの間は肉に困りません。ジンギスカンなどのバーベキュー用にも使えますし、大家族の胃袋を満たしたい人にもコストコのラム肩肉はおすすめです。

ラム肩は脂肪が多い部分です。脂がのっていて美味しいのですが、ラムの臭いは脂から出ているので注意が必要です。臭いが気になる人は、筋切りして脂肪分を取り除いてから食べましょう。

賞味期限は普通のお肉とそう変わりません。ただしコストコで買えるものは内容量が多いので、小分けにしてに真空パックに入れるのが無難です。冷凍すれば鮮度は落ちるものの、1ヶ月程度は余裕で食べられます。

ラムチョップはアバラ骨のついたお肉のことです。肉質はやわらかく、ステーキにするだけでもレストランで出るようなオシャレで豪華な味を楽しめます。

ラム肉の旨みを味わえる部位なので、凝ったレシピは必要ありません。コストコで売っているものに塩コショウをして豪快に焼いて食べましょう。ジュウジュウと溢れる肉汁と柔らかな歯ごたえがたまらないです。

コストコでの値段は100gあたり約218円。内容量は1000ｇほどになっています。ステーキに適した肉なので記念日のディナーに最適です。香草やワインと合わせると夕食がとても豪華になるので、ラム肉と一緒にコストコで買ってしまいましょう。

調理法にもよりますが、ラムロインチョップはあまり臭いを感じません。ステーキで食べるなら下味に使うコショウやオリーブオイルが臭いを抑えてくれます。ローズマリーなどの香草を使うと美味しさも臭いも相乗的に良くなるでしょう。

ラムチョップはステーキとして食べるのが一般的です。冷凍すると風味が落ちてしまうので、できるだけ早めに食べてしまいましょう。煮込み料理と違って、調味料でごまかして食べるのはもったいないお肉なので、真空パックはせずに美味しいうちに食べ切ってしまうのがおすすめです。

コストコではラムの肩肉をブロック状態で買うことができます。切り落とし肉と違って自分の好きなサイズで食べられるのがポイント。切り方で味も調理法も変わるので、色々なレシピを楽しむことができます。

値段は100gあたり約112円。内容量は1900gほどあります。同じ肩肉ですが、切り落としよりもこちらの方が安く買うことができます。ジンギスカンにしたりシチューにしたりと用途がとても広いので、料理好きな人や手間を惜しまない方はラム肩ブロックを買った方がお得です。

ラムの肩肉は臭いの元となる脂が多いです。ブロック肉なので脂を切る作業に若干手間がかかる点に注意しましょう。切り落とした脂は鉄板の敷き脂に使えるので、ジンギスカンにはかえってブロック肉の方が便利かもしれません。

肉の塊なので冷凍庫を大きく占領します。コストコで売られているものはとても大きいので、小分けにして真空パックしてしまうのがオススメです。冷凍庫に入れれば1ヶ月以上持つので、色々なレシピを試して存分にラム肉を楽しむことができます。

ラムのモモ肉は脂が最も少ない部位です。とても柔らかく、赤身が多くてヘルシーな旨味が詰まっています。臭いも少なくてクセのない部分なので、ラム肉初心者はこの部位から初めるのが良いでしょう。

値段は100gあたり約198円。内容量は1500gほどあります。こぶし大の肉の塊がブロック状に分けられているのが特徴です。ラム肩ブロックより手間もかからず、１ブロックが１食分に丁度いい量なので非常に使いやすいです。

モモ肉は脂が少ないので臭いが気になりません。ラム肉の風味を感じる程度の香りはしますが、不快な感じはなく食欲が増進します。ラム肉のネガティブな印象はこの部位を食べれば解消されるでしょう。

コストコのラムモモ肉はブロック状に真空パックされているので、冷凍保存しやすいです。食べる分だけ真空パックから切り取って、あとは冷凍庫に入れておけば問題ありません。どんなレシピとも相性が良く、美味しくて使いやすい部位なので沢山あっても困ることはないでしょう。

ここからはラム肉を美味しく食べられる簡単なレシピを紹介します。できるだけ手間のかからないレシピを選んだので、コストコのラム肉を使って、気軽に作ってみましょう。

■材料
‐ラムチョップ2本
‐塩 少々
‐コショウ‐少々
‐ローズマリー（ホール）‐小さじ2
‐みじん切りにんにく‐1欠
‐醤油‐大さじ1と1分の1
‐オリーブオイル‐大さじ1

スジ切りしたラムチョップに塩コショウ、ローズマリーをまぶします。あとは熱したフライパンにオリーブオイルを引いて強火で焼くだけ。表面に焦げ目がついたら火力を弱めてニンニクと醤油をかければ出来上がり！全く手間がかからないのにとっても美味しいレシピなので、是非ためしてみてください。

ジンギスカンにしても美味しく食べることができます。
漬けダレに漬けて焼くだけの簡単な料理ですが、一応タレのレシピを紹介します。

■材料
‐ラム肉 200g
（漬けダレ）
‐しょうゆ-大さじ2と1/2
‐みりん-大さじ2と1/2
‐砂糖-大さじ1
‐レモン汁-大さじ1
‐たまねぎ（すりおろし）-1/4個分
‐にんにく（すりおろし）-大さじ1
‐しょうが（すりおろし）-大さじ1

ジンギスカンは漬けダレにラム肉を２０分以上漬け込んであとは野菜と一緒に焼くだけ。面倒なら市販の焼肉のタレでも大丈夫です。タレのおかげで臭いも気にならず、美味しく食べられるレシピです。

ラム肉はシチューとも相性が良いです。煮込むことで臭いも少なくなり、お肉もトロトロになってくれます。今年の冬はラム肉を使ったシチューを食べて温まりましょう。

■材料
-ラム肉-300ｇ
-玉ねぎ(みじん切り)-1個
-ローレル‐2枚
‐デミグラスソース‐200g
‐水‐1000cc
‐シチューの素-（1箱）
-人参、ジャガイモなどの根類-（適量）

ラム肉に塩コショウをまぶして玉ねぎと一緒に炒めます。あとは水、ローレルなどの香草、人参、ジャガイモ、デミグラスソースと一緒に鍋に入れて煮込むだけ。沸騰したら一旦火を止めてシチューの素を入れて弱火でさらに煮込みましょう。とろとろの肉にシチューの優しい味が染み込んで絶品です。

日本ではあまり広まってませんが、ラム肉は栄養素も高くて非常に美味しい食材です。普通のスーパーでは扱っていなかったり、あっても小量で高かったりしますが、コストコなら安価で購入できます。お手軽に特別感を演出できるラム肉はパーティや記念日のディナーにぴったりなので、皆さんもコストコに行った際は是非買ってみてください。