2018年08月25日公開
2018年08月25日更新
話題のエコカラットをDIYしよう!効果や価格・種類など徹底解説!
リクシルが販売するエコカラットを知っていますか?住む人に嬉しい効果をもたらす今話題の壁材です。実はこのエコカラットはDIY出来る壁材なんです!この記事ではエコカラットの特徴から種類や価格、DIYの手順までを徹底解説します。
目次
エコカラットとは
レンガ調がおしゃれなインテリアに
「エコカラット」というインテリア商材を知っていますか?エコカラットはリクシルが発売している、様々な嬉しい効果を発揮するレンガ調の壁材のことです。
エコカラットは種類も色々あります。レンガ調のものが主ですが、タイル調のものやレンガ調と模様を合わせたものなど、自分の好みに合わせて選ぶことが出来ます。本物のレンガだと重さもありますし、使い勝手も良くありませんよね。
エコカラットはレンガの質感を感じさせつつDIYをするにあたって使い勝手も良い壁材です。また見た目がおしゃれな壁材ばかりなので、インテリアの一部として活躍してくれます。
エコカラットはDIYできるもの?
おしゃれなインテリアになるレンガ調のエコカラットは、業者施工の他になんとDIYでも出来てしまうんです!「本物のレンガのように見せるのは難しそう・・」というイメージですが、コツをつかむとDIYの作業がはかどると思います。
サイズや色など、種類も多くあるエコカラットを使ったDIYのやり方を後ほど詳しくご紹介します。まずは「エコカラット」というレンガ調壁材の特徴について詳しくお話します。
エコカラットの【種類と価格】
エコカラットの種類は5シリーズもある!
インテリアとして活躍するおしゃれなエコカラット、まずは種類についてお話します。エコカラットはベーシックなタイプの「エコカラット」から始まり、お手入れが簡単な「エコカラットプラス」や絵画のようなデザイン性がある「デザインパッケージ」、額付きの「デザインパネルキット」、金具で固定するだけの「ワンタッチパネル」の5種類があります。
そしてそれぞれのシリーズ内の種類も豊富で、おしゃれなものばかりです。例えば「エコカラット」だけでも32種類あるんです。画像のようにレンガ調のものが主ですが、レンガ調1つとっても色味や質感が違うレンガ調がたくさんあるんですよ。
これだけの種類があると、自分の好みのインテリアになるおしゃれなレンガ調壁材が見つかりそうですしDIYするのも楽しくなりそうですね。
気になる価格は?
種類が豊富でインテリアとしても活躍するエコカラットですが、気になる価格はどのくらいでしょうか。「エコカラット」シリーズだと1㎡あたり12,900円の価格となっています。
大手リクシルの壁材なので、もう少し高いかなと思いましたが良心的な価格ですね。しかし、壁全面をDIYしたり、インテリアとして使いたい場合は1㎡では足りないこともあると思うので、価格はもう少しかかってしまうかと思います。
その他のシリーズの価格は例えば「エコカラットプラス」だと価格は1㎡あたり13,700円、「デザインパッケージ シンプル」の価格は1㎡あたり14,000円となっています。
エコカラットの価格はDIYする壁のサイズによって、かなりの価格差が出るかなと思います。
エコカラットの【効果】
一般的な壁紙との違い
種類も豊富でおしゃれなインテリアとしてDIY出来るエコカラットですが、そもそも一般的な壁紙と何が違うのでしょうか?価格が一般的な壁紙と比べると割高、という違いもあります。しかし、一番の違いは住む人に嬉しい効果がある、という点です。
エコカラットは簡単に言えば「室内の空気を調整してくれる壁材」なのです。エコカラットは日本に伝統的に伝わる土壁をベースに作られています。昔の家などでよく見た、あの茶色い壁ですね。
土壁の良さは吸湿や放湿、それによってダニなどの害虫を抑制する効果がある、という点です。気候に合わせて室内を「ちょうどよい環境にしてくれる」ということですね。
この土壁の効果を活かして、現代に合わせて進化させたものがエコカラットです。エコカラットは設置するだけで「吸湿・放湿・脱臭・有害物質の吸着低減」という嬉しい効果があるのです。エコカラットには目には見えない小さな孔が無数に空いていて、そこから吸湿や消臭をしてくれる、という仕組みですね。
こういった嬉しい効果は、一般的なクロス壁紙ではありません。また一般的なクロス壁紙は白いベーシックな色味のものがほとんどですが、エコカラットはレンガ調などおしゃれなデザインがたくさんあるので、インテリアとしてDIYしやすいというのも嬉しい点です。家のクロスを全面エコカラットに変えたくなりますね。
エコカラットに【おすすめの部屋】
リビングのエコカラット効果
嬉しい効果ばかりのおしゃれなエコカラットですが、設置するおすすめの場所がいくつかあります。まず1つ目はリビングです。ライフスタイルによっても変わるとは思いますが、1日の大半を過ごすのはやはりリビングですよね。
大半を過ごす場所だからこそ、快適な空間にしたいと思うものです。吸湿・放湿効果があるエコカラットをリビングに設置することで、夏でも冬でも快適な空間になります。
またエコカラットには脱臭効果もあるので、キッチンから漂ってくるイヤな臭いも脱臭してくれたりするのです。ペットのトイレなどを置いているお家にも、こういった効果は嬉しいですね。
お家のテイストに合ったエコカラットを選べば、それだけでおしゃれなインテリアになるというのもエコカラットの良い点だと思います。
玄関のエコカラット効果
エコカラットは玄関に設置するのもおすすめです。リビングと同様、おしゃれなインテリアの一部になるというのもありますが、1番のポイントは脱臭・吸湿効果という点が玄関で力を発揮すると思います。
シュークローゼットでもない限り、玄関には靴箱が設置してあると思います。そこで気になるのは靴から漂う臭いです。頻繁に履く靴などは臭いも発生しやすく玄関お手入れの悩みの種とも言えます。エコカラットを設置すれば、こういった悩みも解決します。
また靴は湿気で傷んでしまうこともあります。エコカラットの吸湿効果は、靴にとっても良い環境になるんですね。エコカラットが住んでいる人だけではなく、時にはお客様が来ることのある玄関こそ、エコカラットで清潔でおしゃれな空間にしておきたいですね。
トイレや水回りのエコカラット効果
エコカラットを設置する場所はもう1つおすすめの場所があります。トイレや水回りにもおすすめなんです。トイレや水回りで気になる点と言えば、臭いやお手入れの面倒さですよね。
そこでおすすめなのは「エコカラットプラス」です。エコカラットプラスは通常のエコカラットよりも孔が多く、より吸湿・放湿効果が高いんですね。また「空気中の水や汚れを寄せ付けず弾いてくれる」と言うのが一番の違いとも言えます。
トイレや水回りはとにかく水はねや水垢などの汚れが目立ちがちです。エコカラットプラスは水を弾いてくれるので、水はねしたとしてもサッと拭くだけですぐに元通りなんです。加えて脱臭もしてくれるので、トイレの臭いも気にならなくなります。
エコカラットがあれば、家事の手間もグッと減らせそうですね。
エコカラットの【DIYに必要な道具】
嬉しい効果ばかりのエコカラットはDIYも出来る!とお話しました。では実際にエコカラットのDIYにはどのような道具が必要になるのでしょうか。エコカラットDIYに必須な道具からあったら便利な道具までご紹介します。
初心者は便利なキットがおすすめ!
エコカラットのDIYに限らず、DIYには様々な道具が必要になります。しかしDIY初心者の場合、DIYに使う道具を1から全て揃えるのも大変です。
そんな方におすすめなのがエコカラット専用のスターターキットです。実際にエコカラットをDIYした方によると、入っている道具全てを使うわけではないようですが、初心者にとっては分かりやすいですよね。
このキットの中でDIY使用頻度が高いものは、1番3番4番8番のようです。まず1番は「ロータリーカッター」です。エコカラットの切断に使えます。3番は切断台で、4番は切断ガイド付きの定規です。そして8番はエコカラットを壁にDIYする時に使う目地調整に使うものです。
それ以外のものはL字切断に使うものやサンドペーパーなどです。「自分のお家の施工では使わないからもったいないな」ということであれば、エコカラットDIYではロータリーカッターと切断台、定規は最低限用意することをおすすめします。
エコカラット専用接着剤
続いてDIYに必要なのがエコカラット専用の接着剤です。エコカラットDIYに必須なものと言えます。必要な量としては、1㎡あたりに1kgを使います。DIY施工面に合わせた接着剤を用意しましょう。
綺麗な仕上げに必須!クシ目ゴテ
続いてDIYに必要なのがクシ目ゴテです。「普通のコテじゃダメなの?」という声が聞こえてきそうですが、エコカラットDIYではクシ目というのがポイントなようです。
エコカラットと接着剤の性質上「ギザギザなコテ」でDIYすると綺麗に接着するのです。高価なものではないので、綺麗な仕上がりの為にこちらのコテは用意したほうが良いでしょう。
作業環境準備に使うマスカー
続いてDIYに必要なのがマスカーと呼ばれる養生テープです。これは施工場所の床に敷くものですね。ビニールシートとマスキングテープが一体化したものです。DIYする時に床が汚れないようにする為のものですね。
ただこれはDIYに必須、というわけではなく新聞紙などでも代用出来ます。捨てる時に新聞紙よりかさばらないのでおすすめです。
養生や寸法目安に使うマスキングテープ
続いてのDIYに必要な道具はマスキングテープです。エコカラットを壁に貼る際、寸法を測ります。この寸法外に接着剤が付かないように「目安」として使用します。
またそれ以外にも接着剤を付けたくない場所の養生として使用します。マスキングテープは1つあると様々なDIYの場面で使えるので便利ですよ。
その他に揃えたい道具たち
エコカラットのDIYでは、上でご紹介した道具以外にも揃えておきたいものがいくつかあります。まずは接着剤を出す「コテ台」です。これはまな板などでも代用出来ます。
次に「コーキング剤」と呼ばれるものです。簡単に言えば隙間を埋めるためのものです。エコカラット専用のコーキング剤があるので、そちらを用意するのが間違いないでしょう。
この他にエコカラットDIYであると便利な道具として、防塵メガネ、雑巾、爪楊枝があります。エコカラットをカットする時にカスが飛ぶ場合があります。爪楊枝ははみ出た接着剤の処理に、雑巾は手を拭いたりするのに使えますよ。
エコカラットを【DIYの手順】
エコカラットDIYに必要な道具を揃えたら、DIYの開始です!エコカラットを開封する前に、まずはマスカーを使って作業環境を整えましょう。新聞紙などでも良いですよ。DIYの作業環境が整ったら、DIYの開始です!
エコカラットの切り方
まずはエコカラットを施工面に合わせてカットしていきます。エコカラットの性質上、カットは思っているよりやりやすいと思います。しかし、焦ってしまうと欠けてしまったり変な形に折れてしまったり失敗の原因になるので注意しましょう。
具体的なカット方法は動画でご紹介します。確認をしてみて下さいね。
エコカラットの貼り方
まずは元のクロスをはがそう
エコカラットをカットしたら壁に貼る前に、今貼ってあるクロスをはがします。壁全面ではなく、一部のみにエコカラットを貼る場合は、必要のないところまではがさないように注意が必要です。
クロスにカッターで切り込みを入れ大きくはがすように意識すると綺麗にはがせて失敗が防げますよ。
クロスをはがしたらエコカラットを貼っていこう
クロスをはがしたらエコカラットを貼っていきます。簡単にDIYの工程をお話します。
1、エコカラットを貼る面にクシ目ゴテで専用接着剤を塗る
2、エコカラットをそっと貼っていく
3、はみ出た接着剤は爪楊枝で取り、エコカラットについてしまったものは乾く前に濡れ雑巾で拭き取る
4、仕上がりを確認する
これは大まかなDIYの工程です。エコカラットの種類や施工面によっては、エコカラットのカットサイズなども変わる為より細かい作業が必要になります。
共通して言えるのは「はじめの1枚は特に慎重に」というのが失敗しないコツです。はじめの1枚が基準となるので、水平になっているかなど慎重に確認しながら失敗しないように貼っていきましょう。
実際の貼り方についても動画をご紹介するので確認しながら作業を進めましょう。
エコカラットはクロスの上に貼れるもの?
エコカラットのDIY手順をご紹介しましたが「クロスをはがすのは失敗しそうで怖い」ということもありますよね。エコカラットはクロスの上からでも施工は出来ます。
クロスの上から施工するメリットは「クロスをはがす手間が省ける」という点でしょうか。そもそもクロスをはがすのはクロス自体が劣化ではがれ、上に施工したエコカラットが落下するのを防ぐという理由があります。
逆を言えば、元のクロス施工がしっかりしていればクロスをはがす必要はないんですね。DIY初心者の方だとクロスはがしは勇気がいりますし、クロスの上からエコカラットを貼ってしまって問題ないと言えます。
クロスの上からエコカラットを貼るにあたって1つだけコツがあります。それは「タッカー」を使って元のクロスを補強する、ということです。タッカーは大きいホチキスと思って下さい。
タッカーをクロスに打ち込むことで補強し、クロスがはがれるのを防ぐことが出来ます。タッカーはホームセンターやお店によっては100均でも購入出来るので、クロスの上から貼る場合は用意してみて下さいね。
エコカラット【DIYの失敗しないコツ】
エコカラットのDIYの手順や注意点をお話しましたが、出来ることならはじめから失敗せずに作業を進めていきたいですよね。そこでエコカラットのDIYを失敗せずに済むコツをいくつかご紹介します。
【失敗しないコツ①】簡単でも良いので図面をおこそう
失敗しないコツまず1つ目は、どのように施工するか簡単な図面を作成することです。図面をおこす流れとしては、エコカラットを施工する壁のサイズをきちんと測り、何枚のエコカラットが必要なのかを計算します。エコカラットの種類によって形も違うので注意しましょう。
縦に何枚、横に何枚と事前にきちんと把握し図面にしておくことで失敗を防ぐことが出来ます。
【失敗しないコツ②】エコカラットは小さくカットし過ぎない
失敗しないコツ2つ目は、エコカラットを小さくカットし過ぎないということです。施工する壁によってカットの形は変わってくると思います。しかし、あまりにも小さくカットすると欠けたり割れたりして使えなくなり、失敗の原因になります。
図面をおこす段階でなるべく小さくならないようにエコカラットの配置を確認すると失敗が防げますよ。
【失敗しないコツ③】はじめの1枚は慎重に貼る
失敗しないコツ3つ目は、はじめの1枚は慎重に貼るということです。これは先にも少しお話しましたが、はじめの1枚が全ての基準になります。この1枚がずれてしまうと少しずつ他のエコカラットもずれてきます。
どこからはじめの1枚を貼るか、水平になっているかなどよく確認してから貼るようにしましょう。またエコカラットの接着剤は粘度が高く貼り付けると比較的すぐにピタッと貼り付きます。
少し力を入れれば多少の位置調整は可能ですが、出来ることなら位置調整せずに貼り付けられるように慎重に作業することをおすすめします。
話題のエコカラットをDIYしてみては?
嬉しい効果で話題のエコカラットは、慎重に作業すればDIY初心者でも十分に扱える壁材です。リビングや水回りだけではなく、慣れてきたら子供部屋や寝室への施工もチャレンジしてみるのもいいかもしれないですね。