2018年08月22日公開
2018年08月22日更新
『茜』を使った男の子&女の子の名前!漢字や字画数・意味の由来も徹底調査!
夕日や朝日をイメージさせる「茜」の漢字は、女の子の名前に大人気。ですが、男の子にも「茜」を使った名前を付けることもできるんです。「茜」の漢字の由来や意味、字画数などを詳しくご紹介します。赤ちゃんの名前を考える参考にもどうぞ!
目次
【茜】ってどんな色?
茜色と聞かれたら、どのような色を連想できるでしょうか。
ほとんどの人は、夕日や夕焼け空のような鮮やかな赤色をイメージすることが多いと思います。
夕焼け空を形容する言葉として「茜色の空」「茜空」をよく使われることからも、茜色を夕日を指す色だと思っている方もいるのではないでしょうか。
茜色と聞くと、つい夕日ばかりをイメージしてしまいがちですが茜色とは夕日ではなく色を指す言葉です。
初日の出の前の、少し明るくなってきた空のことを「初茜」称されることからも、夕日だけでなく朝日のことも茜色と呼ぶことがあるのがわかります。
「茜」とは、アカネ科アカネ属の植物、アカネグサを由来としています。
白や黄色の小さな花をつけるアカネグサですが、対照的にその根は煮出して抽すると赤の染料となり、古くから使われてきました。
アカネグサの染料で染め上げられた綺麗な赤色が茜色と呼ばれ、やがて「茜」はそのまま色を指すようになったといわれています。
植物を由来としているからか、茜色は一見、鮮やかに見えるのに深みがあり、柔らかい印象を与えてくれます。
「茜」の漢字を使った名前は、「茜」と漢字一文字で「あかね」と読む名前がほとんどです。
夕日や茜色の柔らかいイメージからか、男の子へ使う人は少なく、女の子の赤ちゃんへの名付けに人気がある漢字です。
さらには、夕方や夕日のイメージから、「優しく穏やかな人に」という想いを込めて名付けたり、茜色から古風、和風な様子をイメージすることもあります。
古風なイメージのある「茜」は、繊細で上品な、和の心を持った女性になってほしい、といった想いを込めてと名付けるひとも多いです。
「茜」という名前は、1990年代には女の子の名前ランキングで4位にランクインするほど人気がありました。
現在では、新しい読み方や変わった漢字の読ませ方が人気がある風潮で、「茜」が名前ランキングの上位に入るのは少々難しい状況です。
けれど、古風、和風な名前を付けたい人には根強い人気がありますし、「茜」を「あか」「あ」「せん」と読んで個性的な名前を付けるひともいます。
【茜】漢字の字画数
「茜」の漢字の字画数は9画です。
漢字の字画数を大切にして赤ちゃんに名前をつけたいけれど、苗字と合わせた字画数があまりよくない、という人は「茜」を「あかね」ではなく「あか」と読み、「ね」を別の漢字と組み合わせて「あかね」と名付ける方法をとるひともいます。
「茜衣」「茜音」「愛茜」など、常用外の読み方となる漢字もありますが、他の漢字と組み合わせて「あかね」と名付けることもできます。
「茜」の漢字の持つ意味から名前を付けたい場合など、苗字に合った字画数を探すために、色々な「あかね」を探してみるのもいいですね。
【茜】漢字の読み方
「茜」の漢字の通常の読み方はあかね、あか、せんになります。
その中で「茜」の音読みがせん、訓読みがあかね、名のりや人名調に使うのであればあか、と区別することができます。
女の子の赤ちゃんに名付けられることが多い「茜」ですが、「茜」を「せん」もしくはそれを縮めた「せ」と読んで使って男の子に「茜」の漢字を使った名前をつけることもできます。
「茜」の漢字を使って、茜(せん)、茜臥(せんが)、茜良(せら)と男の子に名付ける人も増えています。
「茜」を「せん」と読む事によって、男の子にも似合う個性的な名前になります。
字画数を考えて「茜」を男の子に名付ける場合もあるでしょう。
「茜」を使った男の子の名前は和風で個性的で、他の子とは違った名前を付けてあげたい場合にも使われることがあります。
女の子に似合うイメージが大きかったですが、男の子の名前でも「茜」の漢字を使った名付けは素敵ですね。
【茜】漢字の意味と由来
「茜」の漢字の由来は、アカネ科アカネ属の植物、アカネグサからきています。
「茜」の漢字の上下でわけて考えてみると、漢字の成り立ちや由来が想像しやすいですよ。
「茜」を上下に分けてみると、くさかんむりと「西」となります。
くさかんむりはそのまま植物を意味し、「西」という漢字は分散するという意味があります。この由来は、目の粗いカゴからきているといわれています。
くさかんむりと「西」の2つを組み合わせた「茜」は、根が分散している植物(=ひげ根)という意味になります。
そのまま、ひげ根の特徴をもつアカネ(アカネグサ)を意味するようになりました。
また、「茜」をアカネと読む由来もまた、アカネグサの根からきています。
根から赤い染料が出来るアカネグサの特徴を「赤い根」として、それを縮めて「赤根(アカネ)」と呼ぶようになったのが「茜」の由来といわれています。
【茜】を使った女の子の名前10選
では、「茜」の漢字を使った女の子の名前をご紹介します。
女の子には漢字一文字で「茜」と名付け、そのまま「あかね」と読む名前が一般的ですが、最近ではそれ以外にも「茜」と他の漢字を組み合わせて名付ける人も増えています。
色々な漢字を組み合わせ、個性的で素敵な名前を考えてみてください。
また、後ろの数字はそれぞれの漢字の字画数です。
茜(あかね、あか)9
茜那(あかな)9,7
茜子(あかね、あかねこ、あこ)9,3
茜寧(あかね)9,14
茜歌音(あかね)9,14,9
茜葉(あかは)9,12
茜俐(あかり)9,9
茜倫(あかり)9,10
茜瑠(あかる)9,14
茜華(せいか、せんか)9,10
【茜】を使った男の子の名前5選
「茜」を使った、男の子の名前をご紹介します。
男の子の赤ちゃんにも、「茜」を「あかね」とそのまま名付けたり「せん」の読み方を使って名付けることもできます。
男の子なのだけれど「茜」の漢字や意味、由来から名付けたい場合や、茜色が好きだからと「茜」の漢字を使いたい人も、ぜひ参考にしてみてください。
後ろの数字は字画数となります。
茜(あかね、せん)9
茜直(せいな)9,8
茜良(せら)9,8
茜臥(せんが)9,9
茜里(せんり)9,7
【茜】漢字のイメージ
「茜」の漢字が連想させる夕暮れや夕日は、もう日が落ちる、穏やかでゆったりとしたひと時を連想させます。
それだけでなく、夕日の他にも朝日や初日の出など、一日の始まりの爽やかで輝く太陽の光をイメージすることもできます。
このことからも、「茜」の漢字は太陽をイメージすることもできます。
さらに、朝日や夕日のイメージから転じて物事の始まりや終わり、区切りをイメージすることもできそうです。
「茜」という漢字は、古風、和風なイメージも持っています。
「茜」の漢字の由来であるアカネグサの染料も、人類最古の染料の1つとも言われていることからも、古風なイメージがありますね。
和の心を大切にしてほしいと想いを込めたり、和服が似合う上品でお淑やかな人になってほしいと想いを込めることもできます。
色々なイメージを持つ「茜」ですが、読み方や漢字の組み合わせ方で可愛い名前にも格好いい名前にもなります。
女の子の赤ちゃんにはもちろん、「茜」を使った格好いい名前を男の子の赤ちゃんにつけてあげるのも素敵です。
どんな人になってほしいか、どんな人生を歩んで欲しいかなど、色々な想いを込めて素敵な名前を考えてあげてください。
【茜】どんな願いを込める?
夕日を意味する言葉として「茜色の空」と使われることからも、「茜」の漢字は、太陽が黄色みがかかった一日の終わり、夕暮れをイメージすることができます。
柔らかいオレンジ色の空をイメージして、「暖かい心を持った優しい人に」と想いを込めて赤ちゃんに名付けたり、夕暮れ時のゆったりとした空気をイメージして「穏やかな性格の人に」と想いを込めることもできます。
また、夕暮れ、夕日の美しい時期と言えば秋を連想させます。
秋は実りの多い時期です。
食べ物の秋もそうですが、読書の秋、芸術の秋など、様々な実りをイメージすることもできます。
「心の豊かな人になってほしい」「芸術で秀でた才能を持ってほしい」などという想いを込めることもできますね。
【茜】を使って素敵な名前をつけよう
どんな名前も、両親の想いを込められた名前なら一生愛し続けてくれるはずです。
子供へ贈る、最初のプレゼントは時間をかけてじっくりと考えてあげましょう。
「茜」を使った名前は、女の子はもちろん、男の子にだって使うことができます。
大切な赤ちゃんへたっぷりの愛情と想いを込めて、素敵な名前をつけてあげてくださいね。