2021年07月14日公開
2021年07月14日更新
100均のアクリル板を使って簡単DIY!活用事例まとめ!
100均のアクリル板を使った簡単便利なDIY。強度、透明度、安全性、耐久性がとても優れているアクリル板は工夫次第で多種多様な用途に使うことができる!さらにアクリル板と100均の他の材料を組み合わせることで、あっと驚くようなアイディア商品も。
目次
様々な用途がある「アクリル板」
DIYに使えるアクリル板
最近流行りのDIY(Do It Yourself)。
第二次世界大戦時のロンドンから発祥したDIYは「自身でやる」という意味が示す通り、自分自身で材料を用意し何かを工作することをさします。
ものづくりとは本当に多種多様で「この材料がこんな素晴らしい製品に」と驚くようなものもあって興味深いです。
今回はアクリル板を使ったものづくり作品をご紹介。
100均ショップにあるアクリル板で作る
100均でも問題なし
100均ショップ「ザ・ダイソー」や「セリア」に取り揃えられていたアクリル板。
アクリル板はガラスよりも透明度が高く、質感も重厚なことからプラスチックの女王とも呼ばれている素材です。
加工の面でもアクリル板は優れておりカットのしやすさをはじめ穴を開けることや曲げることも可能で加工素材としての自由度は高い素材です。
アクリル板は耐性もあります。割れづらく、たとえ割れてもアクリル板の破片が飛び散ると言ったことになりません。
アクリル板は様々な製品に使用されており、耐久性は10年〜20年と言われ、透明度や強度の低下があまりおきない製品。
アクリルの着火温度は4000℃。
温度変化によって伸縮するので工作の際はクリアランスを考慮しなければなりません。
またアクリル板は絶縁材料としても多く使用されていて、高電圧に耐えられます。
100均でも少し高めだったアクリル板
基本的にアクリル板はホームセンターなどで販売していますが、大体が大きめのサイズで、値段も高めの設定です。
以前は「ザ・ダイソー」や「セリア」なら210円で販売していました。
加工しやすいサイズと手頃な価格というのはDIYに於いては重要なポイントです。
100均アイテムとアクリル板で作る「トレース台」
100均で材料を揃えられる
「セリア」販売の標本箱(105円)。
「ダイソー」販売のアクリル板(210円)。
LEDライト105円。
※当時の価格
光を拡散させるためのアルミホイル。
これだけの素材でアニメーターたちが使うようなトレース台が作成できます。
まずは標本箱のサイズにあうようにアクリル板を適度にカットし標本箱にはめ込みます。
光がうまい具合に拡散するようにアルミホイルを標本箱に敷き詰めその上にLEDライトを載せたら準備完了。
その上に光を抑えるキッチンペーパーなどを被せます。
標本箱とのクリアランスを保つためにLEDライトの蓋を外してもいいです。
アクリル板がうまい具合に光を紙に透過させます。
この上に紙を置きトレース作業ができます。
アクリル板は強度もあるので作業中にガタガタ言わず、便利そうです。
多少アクリル板のカットが大変ですが、価格500円程度の予算で割と本格的なトレース台が作れちゃうのはお得ですね。
色紙用額縁
100均の写真立てを使う
コルクの写真立てとアクリル板のみで色紙用の額縁に。
色紙サイズにコルクをカットし掘り抜いていくのはちょっと難易度は高そうですがカッターナイフでも行けそうです。
コルクを掘った後に色紙を入れ、適度なサイズにカットしたアクリル板で挟み込むだけの単純な加工なので、これからDIYを初めたいという初心者にはうってつけかもしれません。
大切な色紙を劣化から保護したい方にはおすすめです。
①ダイソーでコルク写真たてを買います。
— かわうち (@hafuri_724) July 7, 2017
②135×120×1mm掘り抜きます。
③色紙を掘り抜いた溝にはめ込みます。
④アクリル板で挟み込んで飾ります。 pic.twitter.com/egDOCzpFsr
「コップのフチ子」にアクリル板が合う
「ザ・ダイソー」や「セリア」で販売している物を仕切る用のアクリル板を用いれば、なんらカットや工作することもなく「コップのフチ子」専用のディスプレイスタンドに様変わり。
”コップの”というコップのフチに掛けるように置くフチ子フィギュアですがフチに掛かるという性質を利用しまさに逆転の発想でアクリル板にのっけるアイディア満載の一品。
フチ子さんを飾る時はこのダイソーで売ってる仕切る用のアクリル板?がすごく便利🙌🏻 pic.twitter.com/Gp81Bd3lIH
— ちんりか (@idlririri1) May 28, 2017
フィギュアケースに
わりと簡単なアクリル板の使用例としてフィギュアのケースがあります。
フィギュアはそのまま出して飾っているとどうしても埃が被ってしまうものなので、ケースは必要ですね。
アクリル板を使えば容易にフィギュアケースが作れちゃいます。透明度も高く劣化しにくいのでフィギュアの鑑賞にも十分に堪えます。
途中だけど、増えたすみっこたちを飾り直し!お店にかざられてるみたいにしたくて、無印良品のアクリル板とダイソーの板とリメイクシートを利用して、オリジナルケースを作ってみましたー!
— 甘々うさぎ (@samisigari36) May 30, 2017
作るのもすみっこたち飾るのも楽しい(✿´ ꒳ ` )♡#すみっコぐらし pic.twitter.com/1szFtkxPlh
また、本棚などの一般的な棚にアクリル板をつけるだけで扉に早変わり。
蝶番など本格的な扉を作るには技術と少しの工夫が必要かもしれませんが、凝ったものを作りたいという方にはおすすめ。
扉の開け閉めで簡単に中のフィギュアが取り出せるので利便性抜群です。
本棚を改造して簡易コレクションケースに。前面をフリーカットで発注したアクリル板で覆い、取っ手はダイソーで買った。本棚以外は1200円+100円でできたから、すごい安く済んだ pic.twitter.com/wtM41YSpX2
— きりさん (@kirishimaz) December 2, 2014
小物入れも作れる
アクリル板は小物入れにも使えます。
10ミリ分の複数のアクリル板合わせてカットし上手く切り出さないといけないため、作成難易度はかなり高め。
サイコロサイズならこの程度ですが、それより大きいサイズのものを入れるとなると多くのアクリル板が必要になるかと思われます。その場合は素直に出来合いの小物入れを買ったほうがいいかもしれません。
ダイソーで売っていたサイコロに収納ケースが無かったので、アクリル板を切削して加工しました。右はフタを閉めた状態。アクリル板の厚さはは上下共に10ミリ。サイコロの目に入っている色が黒なのでもっと明るい色に変えたい所です。 pic.twitter.com/gchSB0nmJj
— ファルtom (@fal_tom) April 26, 2016
ファイルケースの蓋。すごく大きい。
無印のファイルケース?用にフタを作りました。ちょっとぴっちりになってしまった。ダイソーのアクリル板とセリアのウォールラインステッカーです。
— えん (@practicetw) September 4, 2017
取っ手をつけたい。 pic.twitter.com/v63YgNgm8L
キーホルダー
アクリル板を適度なサイズに切り出し文字を印字することでアクセサリーにすることができます。
さらにアクリル板に穴を開けてキーチェーンを通せばキーホルダーにすることもできて、お手軽に飾りとして使用できます。
文字を印字するという面では多少、難易度は高いかと思われます。
アクリル板でキーホルダー作ったよ。(・∀・)#麻生真彩 #さくら学院 pic.twitter.com/39kqxEcfeo
— KAANI-KAMA@大道芸練習中 (@kanimetal_jp) October 12, 2017
痛アクリル板
こちらのアクリル板の使用用途は加工の仕方によっては多少絵心が必要になるかと思います。
これは痛アクリル板と言って、アニメや漫画のキャラクター、模様などをアクリル板に写し出し、下から光を当てて楽しむオブジェ。
痛アクリル板を作成するにはアクリル板とLEDスタンド。さらにやり方によってはカッティングシートかリューターが必要になります。
んーなかなか可愛い!!
新しくなんか作って車に付けよう!!#そらのおとしもの#ニンフ#イカロス#痛アクリル板 pic.twitter.com/oS91M34mCI
— ゴミカス (@kamesandao) February 23, 2017
NARUTOのイラストが写されたアクリル板。こちらの痛アクリル板を作るにはリューター(ルーターとも)と呼ばれるハンドグラインダーのような削る工具を使用します。
このリューターを使った加工は削った部分が白くなりそれで白と黒のイラストを作り上げるのですが、削る性質上仕上がりを綺麗なものにするのはある意味職人技かもしれません。
ちなみにリューターも「ザ・ダイソー」にて販売されています。
こちらの痛アクリル板は、先ほどのリューター加工とは違い、カッティングシートとアクリル板を組み合わせて作られたものです。
リューター加工の方と比べてみると綺麗さで言えばこちらに軍配が上がりますね。
こちらの作成方法は、好きなイラストや模様のカッティングシートを作りそれをアクリル板の上に貼り付けます。その上から曇りガラス仕上げスプレーを塗布することで完成します。
こちらのやり方は比較的容易で仕上がりも綺麗ということもあり痛アクリル板界隈ではよく使われる加工です。
ライトアップするとすごく綺麗です。
「セリア」のウッドフレームが便利
100均のウッドフレームが便利
100均ショップ「セリア」が販売しているウッドフレームを使用。
ウッドフレームに使われているアクリル板の透明性と加工のし易さを利用した缶バッチやキーホルダーを飾るためのショーケースです。
3枚ほどのウッドフレームを加工して作るものですが100均であれば安くすみます。DIYの中でも簡単にできるためおすすめです。
ラバマスと缶バッジ用の自作フレーム完成した!
白鳥沢にとたんラバマス全員並べることができて満足😊
セリアのウッドフレーム3枚重ねました、ネットに載っていた制作方法のおかげで綺麗に飾れることができました☺️ pic.twitter.com/acyY6ggxog
— 箱座り (@smsmhwhw) November 29, 2017
ガラス風シートで高級感を出す
アクリル板を使用するならその透明度を生かした仕様の製品が最も適しています。
しかしその透明度が故になんだか味気なく感じる、という方にはガラス風シートをオススメします。
こちらをアクリル板に貼り付けるだけで見た目はガラスですが、素材はアクリルという大変魅力的な製品に仕上がります。
模様の良いガラスを使用したいが加工が難しく、アクリル板を使うしかない。そんなDIYではガラス風シートが役に立ちます。
100均のアクリル板は廃盤
以前は「ザ・ダイソー」や「セリア」には100円のアクリル板がありましたが一度価格が見直され210円となっていました。その後は残念ながら現在アクリル板が廃盤になり販売していないようです。
「ザ・ダイソー」の一部店舗には存在しているとも報告があります。見つけた際は是非とも買っておきたいですね。
過去に「ザ・ダイソー」で販売していたアクリル板はこちら。低価格ながら質、大きさともに申し分なく、ものづくりをする人たちの間では大人気の商品でした。
透明なアクリル板の他に色付きの種類もあるようで、使用用途が広がります。
カラーバリエーションがすごい豊富。
まとめ
自分自身で素材を集めてものづくりを自作するDIY。
中でもカットや加工が簡単なアクリル板を使った手作りのDIYは、時間のある休日なんかにはおすすめですね。
「ザ・ダイソー」や「セリア」などの100均ショップには以前はアクリル板も置いてあったのだそうですが、今では廃盤になっていたり、置いてあっても一部店舗だけであったりと安く簡単に入手することが困難なところが少し残念です。
とは言ってもホームセンターなどにはアクリル板も普通に売ってますので興味が湧いた方は是非お試しを。