ディアウォールの簡単DIYアイデア!おしゃれな実例から学ぼう!
今回ご紹介するディアウォールとラブリコは大掛かりな工事をせずに、手軽に女性でもおしゃれな家具を作ることができると、人気になっています。ディアウォールとラブリコそれぞれに特徴がありますので、DIYの参考にしてみてください。Let's DIY!
目次
ディアウォールとは?ラブリコとどう違うの?
賃貸でリフォームできなかったり、分譲でや一戸建てでも、できるだけ床や天井に傷をつけたくないですよね。
ディアウォールもラブリコも天井や床を傷つけずに、DIYをして柱を作れるというものです。また、主に2×4(ツーバイフォー)材を使用するのですが、SPF材などを使用すれば、リフォームよりも安価におしゃれにできるというのも魅力的です。
ディアウォールとは
ディアウォールは若井産業(WAKAI)の商品です。
ディアウォールはばねの力で突っ張る商品になります。
ラブリコとは違い、バネがディアウォールの中に内蔵されているので、見た目がとてもすっきりします。
2×4 ディアウォール
一番初めに発売されたディアウォールです。ツーバイフォー材に対応しています。
作り方は長さを測って木材を切断し、木材の端にディアウォールをつけて取り付けるだけです。簡単にDIYできますね。
ディアウォール専用棚受け
柱を作って、棚を作る時のディアウォール専用棚受けです。
作り方は木材をネジでとめるだけです。DIYでの棚つくりも簡単ですね。
ディアウォール専用中間ジョイント
高さのある棚を作る際、柱同士をつなげるためのディアウォール専用中間ジョイントです。
車を使わずに木材を運ぶときに、運べる長さに切ってから自宅でこの中間ジョイントを使用して、つなげるのもひとつの手です。DIYをする際に、木材が長すぎて持ち帰ることができないという心配が軽減されます。
2×4 ディアウォールS
新デザインの箱型ディアウォールです。左右が対象なので、最初のディアウォールのように、取り付ける方向を間違える、という心配がなくなります。また、デザイン的にもすっきりします。DIYの幅が広がります。
2×6 ディアウォールS
こちらも新デザインの箱型です。従来のものは2×4対応でしたが、これは少し幅広の2×6材対応なので、少し太い柱や棚のDIYに適しています。作り方はツーバイフォー材と同じです。
1×4 ディアウォール
2×4材の半分の薄さの1×4材を使用できるディアウォールです。ツーバイフォーよりも薄くなるので、あまり高さのないところにスマートな棚をDIYしたいという人にぴったりです。高さは1100mmまでと決まっています。作り方もツーバイフォー材と同じです。
ラブリコとは
ラブリコとは平安伸銅工業の商品です。
ディアウォールはバネの力で突っ張りますが、ラブリコは突っ張り棒の要領でネジを回して突っ張ります。きっちり柱の長さを測らなければなりませんが、アジャスターですので、ある程度微調整も可能です。作り方もディアウォールと同じで木材を切って、両端につけて、取り付けるだけです。
ラブリコ 2×4アジャスター
2×4材用のアジャスターです。まずはこのアジャスターがなければDIYは始まりません。
880円
商品の購入はこちらラブリコ 2×4棚受シングル
棚受シングルは柱の片側にだけ棚をDIYしたい時に使います。
498円
商品の購入はこちらラブリコ 2×4棚受ダブル
柱の両側に柱を挟んで同じ高さの棚をDIYしたい時にダブルを使用します。
622円
商品の購入はこちらラブリコ 2×4ジョイント
高さのある柱を作る時や、車では運べない場合に木材を短くした後、またつなげる際に使用します。ディアウォールにもジョイントがあります。運べないからと長さで諦めていた人もジョイントがあれば、DIYの幅も広がります。
545円
商品の購入はこちらラブリコ 1×4 アジャスター
1×4材用のアジャスターです。2×4材に比べてアジャスターがすっきりしています。薄くなった分、耐荷重も変わってきますので、注意が必要です。低いところに棚をDIYしたい時に良いですね。
915円
商品の購入はこちらラブリコ 1×4棚受
1×4材用の棚受です。2×4材は柱にするとしっかりしているのですが、棚にすると少し重たい感じを受けるかもしれません。1×4材は2×4材の半分の薄さなので、見た目がすっきりして見えます。
680円
商品の購入はこちらラブリコ 1×6棚受
1×4材よりも幅が広いので、より大きなものを置けます。DIYをして何を置こうか楽しみですね。
780円
商品の購入はこちらラブリコ 1×8棚受
現在、販売されているラブリコの棚受けでは一番幅の広いタイプです。1×4材の倍の幅がありますので、DIYで何を作ろうか楽しみになります。
980円
商品の購入はこちらラブリコ 1×4 アジャスターサポート
石膏ボードに直接横方向に取り付けるためのアジャスターです。
あまり幅の広いところや重いものを置くことには適していませんが、特別な工具がなくても、ホッチキスひとつでDIYができるというのが特徴です。賃貸でもあまりあとが目立たずにDIYで棚が取り付けられるのはいいですよね。
ラブリコ アイアンシリーズ
そのほかに、屋外で使用できるアイアンシリーズもあります。屋外収納って台風等の災害を考えて、しっかり固定しなければならないので、外壁に固定することに抵抗があるんですよね。アイアンシリーズも突っ張り方式なので、固定をするのに外壁を傷つける心配なく、楽しくDIYを楽しめますね。
また室内でも、男前インテリアでまとめている人は、あえてこのアイアンシリーズを使用すると、とてもおしゃれにDIYできます。
ディアウォールとラブリコの使い方は?
①ディアウォールやラブリコを使ってどんなインテリアにしようか考えましょう。棚、本棚、キッチン収納、テレビ台、壁面収納、様々な用途に使用できます。ディアウォールやラブリコにも様々な色や形があるので、ご自宅の雰囲気に合わせて色を選ぶ必要があります。そのためには、明確にイメージを固めていく必要がありますので、まずは、自分の希望のインテリアを探して参考にしてみましょう。また、ディアウォールとラブリコでは設置方法も異なりますので、ご自身にあったDIYタイプを考えましょう。
②参考になるインテリアが決まったら、どうしたらその形になるかを考えましょう。設計図とまではいかなくても、だいたいで作りたいものを考えます。
③木材を切ります。ご自身でカットしてもいいですし、ホームセンターでもカットサービスがあったりします。無料のところも有料もありますので、近くのホームセンターを調べてみましょう。また、ホームセンター内にセルフカットができる場所が設けられている店舗もあります。通販で木材も購入できますが、木材は大きいものになりますので、送料がかかりますので、注意しましょう。
木材の選び方
木材にも幅にも種類があります。
- 2×4(ツーバイフォー)・・・38mm×89mm
- 2×6(ツーバイシックス)・・・38mm×140mm
- 1×4(ワンバイフォー)・・・19mm×89mm
- 1×6(ワンバイシックス)・・・19mm×140mm
- 1×8(ワンバイエイト)・・・19mm×184mm
実際に木材を選ぶ際にも注意点があります。
①反りの少ないものを選ぶ。
大幅に曲がっていると、取り付けたときに柱が歪んでしまったり、見た目が悪かったりします。
可能であれば、床や台の上にのせて横から見てみましょう。できるだけ隙間の少ないものを選びます。
②節の少ないものを選ぶ。
木には節があり、全く節のない木材はありません。しかし、節があると硬くてネジがはいりにくかったりするので、できるだけ少ないものや、節の小さいものを選びます。
木材も自然のものなので、完璧なものはありません。「できるだけ」良いものを選びましょう。また、選ぶ際にはお店の邪魔にならない程度で選別をしましょう。
ディアウォールの使い方
ディアウォールのDIYの方法です。
木材をカットする際、ディアウォールの場合、床から天井までの高さよりも45mm短くカットします。
ディアウォールの場合なので、ディアウォールを使用する際は45mm短くするということに、注意してください。
①木材にディアウォールを取り付けます。向きがあるものは、向きに注意してください。
②天井の方を天井におしつけながら、下の部分をいれます。ディアウォールの中はバネになっているので、ぐっと押しながらいれるかんじです。
③最後に、ぐらつきや歪みがないか確認しましょう。
少し短くなってしまったら、スペーサーという底敷が付属されていますので、そちらで調整も可能です。必ず下の部分のディアウォールに入れてください。
ラブリコの使い方
ラブリコのDIYの方法です。
木材をカットする際、ラブリコの場合、床から天井までの高さよりも95mm短くカットします。
ラブリコの場合なので、ラブリコを使用する際は95mm短くするということに、注意してください。
①ラブリコに向きはないので、どちらの向きでもかまいません。ただ、上の部分にネジがある方を取り付け、下の部分に何もない方をとりつけます。
②設置場所に置き、上のねじをまわして、動かないように固定します。ネジを回しすぎて、天井に傷をつけないように、調整しながら行いましょう。
ディアウォールとラブリコのDIY実例と作り方!
ディアウォール、ラブリコのDIY実例です。各ホームページにも色んな実例集があり、ディアウォールでは定期的にDIYコンテストも開催されています。
ディアウォールの棚
シンプルなディアウォールの棚です。
ダイニングに収納がなくても、ディアウォールやラブリコで棚を作れば、テーブルの上がすっきりしますね。また、おしゃれなダイニングにもなります。DIYで収納力もアップして、おしゃれにも見えます。
ラブリコの棚
カウンターキッチンに棚をつけたかんじですね。棚受ダブルを活用して、収納のないカウンターキッチンの収納力を大幅アップさせています。カウンターキッチンの見通しも損なわずに、DIYでおしゃれに棚が作られています。
ディアウォールの本棚
ディアウォールの本棚活用例です。DIYで本棚にする場合、あまり詰め過ぎると本の重量で棚が耐え切れなくなってしまうので、注意が必要です。余裕のある本棚にしましょう。ところどころに雑貨を置くと、おしゃれな本棚になりますので。
ラブリコの本棚
ラブリコの本棚活用例です。子どものためのDIYの本棚です。こういう形にすると、本の重量をあまり気にする必要はありませんが、収納力は激減します。本の表紙が見えますので、おしゃれな本棚にもなります。
ディアウォールのキッチン収納
ディアウォールのキッチン収納活用例です。ディアウォールでキッチン収納を作ると、デッドスペースが少なり、収納量が格段にアップします。
電子レンジの上や、水回りの上など、意外とデッドスペースって多いですよね。既存の棚ではご自宅に合わなくても、DIYで解消します。
ラブリコのキッチン収納
ラブリコのキッチン収納活用例です。おpそらく、カウンターキッチンの収納棚だと思います。普段使うものを見せる収納にすることによって、とてもおしゃれに見えますね。
ディアウォールのテレビ台
ディアウォールのテレビ台活用例です。テレビ台の上は意外とデッドスペースになりやすいんですよね。テレビの上にも収納があると、便利です。DIYをして、おしゃれな雑貨を置いたり、様々なことに使用できます。
ラブリコのテレビ台
ラブリコののテレビ台活用例です。テレビを壁面にかけたいけれど、テレビを壁に直接取り付けるのは壁がとれて倒れたりしないか心配…という人は、ラブリコを使って壁を作り、そこにテレビをつけます。柱に隙間もあるので、配線が見えることもありませんし、耐荷重通りであれば壁が倒れたりする心配もありません。テレビまわりがすっきりして、ディスプレイもおしゃれで素敵になります。
ディアウォールの壁面収納
帽子をかけたり、お花を飾ったりと収納の幅も広がりますし、ただの壁がDIYでおしゃれな壁になりますよね。
ラブリコの壁面収納
ラブリコの壁面収納活用例です。こちらはラブリコのワンバイフォーアジャスタサポートを使用して、壁面収納を作っています。洗面所は意外と収納が少なくて、小物の置く場所に困ったりするんですよね。棚が1枚あるだけで、おしゃれ度がアップしますね。
ディアウォールとラブリコの注意点
DIYが手軽にできるとようになった反面、DIYによる注意点や、失敗しやすい点が多くあります。DIYをする際には、以下の点に注意しましょう。
耐荷重や強度が適しているか
ディアウォールの場合、明確な耐荷重は書かれていません。Q&Aにも自分自身で判断を、とあります。ですが、ラブリコに明確な耐荷重が明記されていますので、倒れたりするのを防ぐためにも、ラブリコの耐荷重を参考にするのがいいかもしれません。あくまでも目安です。
ラブリコの場合、ラブリコツーバイフォーアジャスター使用、片側に荷重がかかる場合、柱1本の耐荷重は20kgだそうです。もし、棚を取り付ける場合なら、棚の重さもこの耐荷重20kgに入れなければなりません。
棚の両側に柱をたてる場合にはアジャスター自体での制限はないそうです。ただし、棚受けの耐荷重はツーバイフォー材1枚当たり30kg。長さ120cm、段数4段まで。ワンバイフォー材は100cm、耐荷重10kgまで。ワンバイシックス材は100cm、耐荷重15kgまで。ワンバイエイト材は100cm、耐荷重20kgまで。
また、ジョイントにも制限があります。
倒れたりしないように耐荷重を十分確認しましょう。
使い方は正しいかどうか
面倒くさいからと作り方を見ずに作ったりは絶対にしないでください。作り方の注意書きをよく読んで、耐荷重等の計算をしっかりしてください。
日本は地震大国ですので、何が起きるかわかりません。ちゃんとした取り付けをしていないと、自分や家族に危険が及んでしまいます。セルフで作ることは自己責任も伴います。災害が起きて倒れた、せっかく作ったのに作り方をしっかり見なかったために倒れた、ということがあってはいけません。何かあれば倒れたりしてしまう可能性がありますので、決して危険になるような作り方はしないようにしましょう。
床や天井への影響がないか
ディアウォールもラブリコも床と天井に突っ張るものなので、直接くぎやねじを打ち込んだりしないので、穴は空きません。しかし、寸法をしっかり測らずに、倒れたら心配しすぎてあまり突っ張りすぎると、床や天井の壁紙などに影響がでることがありますので、柱の寸法はしっかり測って作り方を読んで、切断するようにしましょう。
地震で倒れてくる可能性
普通の棚は地震が起きた際、固定されていなければ倒れたりしてしまいます。最近は地震も多いせいか、ホームセンターにも突っ張って固定するものや、壁に固定するものも多くあります。
ディアウォールやラブリコも同様につっぱるタイプなので、地震の影響は比較的受けにくいです。地震の影響を受けないと明記されているわけではありません。ですが、その棚の上に置いているものを固定しなければ、そのものによって地震の影響を受けて倒れたりしてしまいます。ディアウォールやラブリコはおしゃれに見せることもできますが、耐荷重量を守り、おしゃれな地震対策も考えてみましょう。
余談ですが、ディアウォールとラブリコでDIYした棚がそれぞれありましたが、震度5の地震で倒れたりしませんでした。ご参考までに。
ディアウォールやラブリコを使っておしゃれな家具を作ろう!
今回は、棚、本棚、キッチン収納、テレビ台にスポットをあててご紹介しましたが、調べてみるとほかの使い方も様々あって、まだまだディアウォールとラブリコの活用法はありそうです。
自分のスタイルにあったディアウォールやラブリコの活用法を考えてみましょう。自分なりのDIYの作り方を考えるだけでもわくわくしますよね。
耐荷重を守り、倒れたりしないように地震対策をした上で、おしゃれにDIYを楽しみましょう。