『ろくでもない』の意味や使い方とは?ろくでもない人の特徴も!
日常会話で使われることが多い、ろくでもないという言葉の意味や使い方をご紹介していきます。ろくでもない人の特徴やろくでもない人に引っかかってしまう人の特徴なども見ていきましょう。英語表現や中国語表記もご紹介しますので、参考にしてみてください。
目次
『ろくでもない』の意味とは?
「ろくでもない」という言葉は、あほらしいという意味や間抜けであるという意味で使われます。他にはくだらないという意味で使われたり、不愉快だという意味で使われることもあります。
『ろくでもない』の語源は?
ろくでもないの「ろく」という言葉には「碌」という漢字と「陸」という漢字があります。それぞれ語源がありますので、それぞれの語源を見ていきましょう。
漢字『碌』を使った『ろくでもない』の語源
漢字の「碌」を使ったろくでもないの語源をご紹介します。碌には「正常な」という意味や「まともな」という意味があります。まともなものがないことを「碌なものがない」という表現をしたことが、今のろくでもないという言葉の語源になっています。また碌は「陸」という漢字の当て字です。
漢字『陸』を使った『ろくでもない』の語源
次に「陸」という漢字を使ったろくでもないの語源を見ていきましょう。陸という漢字は土地や物が平であることを表しています。その様子を性格に例えて陸という漢字は「まっすぐな性格の人」のことを表していたと言われています。その反対に「曲がった性格の人」のことを陸でなしと呼ぶようになったことが語源です。
『ろくでもない』の使い方と例文3つ
次にろくでもないという言葉の使い方をご紹介していきます。ろくでもないという言葉は、人だけでなく物にも使われる言葉です。否定的な意味で使われることがほとんどですので、その使い方を見ていきましょう。
①ろくでもない男・女
ろくでもないという言葉は人に使われることもあります。「ろくでもない男」や「ろくでもない女」というように使われることが多く、人柄を否定する時に使います。
②ろくでもない人生
「ろくでもない人生」というフレーズを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。ろくでもないという言葉は自分や他人の人生を否定する時にも使われます。人生がつまらないという意味で使われることが多いです。
③ろくでもない話
話がつまらない時に使われるのが「ろくでもない話」というフレーズです。自分の興味のない話であったり、役に立たない話の時に「ろくでもない話」という使い方をします。
ろくでもない男の特徴5選!
ろくでもない男の特徴をご紹介していきます。ろくでもない男には、いくつかの特徴があるので見ていきましょう。
相手によって態度を変える男
相手によって態度を変える男は、ろくでもない男であることが多いです。特に損得勘定で態度を変える男には注意した方が良いでしょう。
友達が多く顔が広い男
友達が多く顔が広い男にも注意が必要です。一見良い人そうに見えますが、フットワークが軽い分浮気や不倫をしやすいという傾向があります。
忙しいことを自慢する男
ろくでもない男には、忙しいことを自慢するという特徴があります。忙しいことを自慢する男はチヤホヤされたり、かまって欲しいという自己中心的な部分があります。
勘違い男
すぐ勘違いする男は、ろくでもない男の可能性が高いです。勘違い男は自分中心にしか物事を考えられない傾向があり、自己評価が高いという特徴があります。ナルシストの男性に多いでしょう。
やたらと口がうまい男
ろくでもない男には、やたらと口が上手い男が多いです。口が上手い男は嘘をつくことに抵抗がなく、自分にとって有利になる話しかしない傾向があります。
ろくでもない男に引っかかる女の特徴4選!
次にろくでもない男に引っかかる女性の特徴をご紹介していきます。ろくでもない男に引っかかってしまう女性には、共通の特徴があるので見ていきましょう。
寂しがり屋
寂しがりやの女性は、寂しさを埋めてくれる男性なら誰でも良いと思ってしまう傾向があります。そのためろくでもない男に引っかかりやすいです。
恋愛至上主義・恋愛依存症
恋愛至上主義の女性や恋愛依存症の女性は、相手を見極めずに恋愛をしてしまう傾向があります。そのため付き合ってから、ろくでもない男だったと気付くことが多いです。
雰囲気に流されやすい
その場の雰囲気に流されてしまう女性は、相手から積極的にアプローチされると付き合ってしまうことが多いです。ろくでもない男はアプローチ上手な人が多いので、騙されてしまう可能性が高いでしょう。
恋愛経験が少ない
ろくでもない男は、社交的であったり口が上手い傾向があります。そのため恋愛経験の少ない女性は、ろくでもない男に引っかかる確率が高いでしょう。
ろくでもない男の見分け方!
次にろくでもない男の見分け方をご紹介していきます。ろくでもない男かどうかを見分けて、ろくでもない男に引っかからないようにしましょう。
口だけではなく行動に移すか
ろくでもない男には口が上手い人が多いですが、口が上手くても信頼できる男性もいます。どちらなのかを見分けたい時には、口だけではなく実際に行動に移すかどうかを確認しましょう。
誰かと比べられていないか
付き合った男性が自分と誰かを比べている場合には、浮気をしていたり今後浮気をする可能性が高いです。本当に自分だけを見てくれているのかが、ろくでもない男を見分けるポイントです。
肉体関係をすぐに求めるか
ろくでもない男を見分けたい場合には、すぐに肉体関係を求めてくるかどうかを確認してみてください。すぐに肉体関係を求めてくる場合は、ろくでもない男かもしれないので気をつけた方が良いでしょう。
『ろくでもない』の類語6つ
ろくでもないという言葉には、たくさんの類語があります。類語を知ることで、ろくでもないの意味がより詳しくわかるので見ていきましょう。
類語①『くだらない』
ろくでもないの類語には、くだらないという言葉があります。くだらないとろくでもないの使い方はほぼ同じで、くだらない話のことをろくでもない話という場合も多いです。
類語②『しょうもない』
しょうもないという言葉もくだらないの類語です。しょうもないという言葉は「仕様もない」が変化した言葉です。
類語③『いやらしい』
いやらしいという言葉には、人を嫌な気持ちにさせるという意味があります。ろくでもないという言葉にも、人を不快にさせるという意味がありますので似た使い方をする言葉だと言えます。
類語④『えげつない』
人情味がないという意味や、図々しいという意味で使われる「えげつない」もろくでもないの類語です。「やり方がえげつない」など、行動に使われることが多い言葉です。
類語⑤『愚にもつかない』
ろくでもないの類語に、愚にもつかないという言葉があります。愚にもつかないとは、ばかばかしい様を表した言葉です。
類語⑥『与太話』
でまかせの話という意味で使われる与太話も、ろくでもないの類語です。与太話はふざけた話という意味や、冗談という意味でも使われることがあります。
『ろくでもない』の対義語4つ
次にろくでもないの対義語を見ていきましょう。ろくでもないの対義語は4つあるのですべてご紹介していきます。
対義語①『まとも』
ろくでもないの対義語にまともという言葉があります。ろくでもないという言葉の語源に曲がった性格とあるように、対義語にはまっすぐな性格を表すまともという言葉があります。
対義語②『値打ちがある』
値打ちがあるという言葉もろくでもないの対義語です。値打ちがあるという言葉は、価値があるという意味やその物の品位を表す言葉です。
対義語③『貴重』
非常に大切にするという意味や、得難いという意味を持つ貴重も、ろくでもないの対義語です。貴重という言葉はろくでもないと同じように人や物、時間など様々な場面で使われる言葉です。
対義語④『意義深い』
ろくでもないの対義語には、立派な価値があるという意味の意義深いという言葉があります。意義深いという言葉は重要という意味でも使われることが多いです。
『ろくでもない』の英語表現
ろくでもないには様々な英語表現がありますが、代表的な表現がこちらです。
・not good at all ろくでもない
【例文】Your English is not good at all.
あなたの英語は話にならない。
・scum of the earth ろくでもない人間
【例文】
These men are the scum of the earth.
これらの人々は地球にとってろくでもない存在です。
場面や使い方によって意味が変わる場合もあります。また何に対して使うのかで英語表現も変わります。
『ろくでもない』の中国語表現
ろくでもないの中国語表記がこちらになります。
・不郎不秀
・不三不四
どちらもろくでもないという意味で、人や物に対して使われることが多いです。
『ろくでもない』に似た方言を紹介
次にろくでもないに似た方言をご紹介していきます。北海道や大阪の方言を見ていきましょう。
方言①『はんかくさい』
はんかくさいとは北海道の方言です。「何をはんかくさいことを言ってるの?」=「何を馬鹿みたいなことを言ってるの?」という使い方をします。
方言②『おんずくねぇ』
福島のおんずくねぇという方言も、ろくでもないと似た意味を持ちます。面白くない時や不愉快な時に使うことが多いです。
方言③『けったくそ悪い』
ろくでもないと似た意味を持つ方言にけったくそ悪いという言葉があります。けったくそ悪いとは、気分が悪い時に使う言葉です。
『ろくでもない』の意味を知って正しく使おう!
ろくでもないという意味についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ろくでもないには類語がたくさんあり、否定的な意味で使われることが多い言葉です。日常会話で使われることも多いので、意味を知って正しく使いましょう。