大阪の方言23選！可愛い・面白い表現や告白フレーズも！

クセが強くて面白い大阪の方言！関西出身でない人は会話の中で「どういう意味？」と思ってしまう方言も多いはずです。普通「アホ」と言われたらとても悪い気分になりますが大阪の方言での「アホ」は「面白い」という意味でも使ったりします。そんな大阪の面白い方言や可愛い方言を学んでみましょう。

関西の方言の種類を細かく分けると20種類以上もあり、大阪で使われている方言は大きく分けて3種類あります。一般的な大阪弁のことを指している摂津弁、相手のことを「ワレ」と言ったりしてまるで喧嘩を売っているかのような河内弁、基本言葉遣いが荒っぽい泉州弁の3種類の方言が使われています。

歴史をさかのぼって安土桃山時代、大阪府大阪市に豊臣秀吉が大阪城を築きました。今は歴史博物館として戦国時代の歴史資料が展示されていたり、豊臣秀吉の生涯を描いたジオラマなども館内にあるので大阪城の歴史を知ることができます。

1400年の歴史を誇る街といわれている大阪は、古くからあらゆる地方あらゆる国から人が集まってくる場所で、経済の中心地として発展し歴史の中でも日本の玄関口と言われています。のちに大阪は天下の台所と言われるまでに繁栄し歴史の中で商人の町としても有名です。

日本の2大都市と言われている東京と大阪はテレビなどでもなにかと比較されることが多いです。大阪と言えば食い倒れの町として有名だったり、お笑いの本場としてなんばグランド花月があったりしますね。中でも一番人気のスポットはユニバーサルスタジオジャパン（USJ）があります。

大阪の方言「せやねん」は標準語で「そうなんです」という意味で、他にも同じ意味で「せやん」「せやせや」なども言ったりします。

例）
相手「結婚したん？」（結婚したの？）
自分「せやねん！」（そうだよ！）

大阪の方言「飴ちゃん」ですが、大阪の人は結構飴以外にも「ちゃん」や「さん」を食べ物に付けて言ってしまうクセがあり種類が豊富です。筆者も普段から「飴ちゃん」「おかいさん」「おいもさん」はよく使います。他県から見れば面白いというよりおかしいと思ってしまう方言かもしれないですね。

例）
「飴ちゃん」（飴）、「おかいさん」（お粥）、「お豆さん」（豆）、「おいもさん」（芋）
他にも食べ物でなくても寺のことを「お寺さん」と言ったり月のことを「お月さん」と言ったり食べ物に限定されず「さん」付けする種類が多いです。

大阪の方言「しゅっとした」は、標準語で「スマート」「かっこいい」と言う言葉の意味で大阪のおばちゃんはよく使います。逆に「もっとしゅっとしぃ！」と言われたら「もっと背筋伸ばして堂々としなさい！」と言う意味です。

例）
「そこのお兄ちゃんしゅっとしててええわぁ」（そこのお兄さんスマートでかっこいいね）

「しゅっとした」以外にも大阪の方言はオノマトペを使うことも多く「しゃっしゃしぃ！」と言われれば「早くしなさい」という意味です。

大阪の方言「ちゃうねん」は「違う」という意味でよく使います。さきほどの「せやねん」のように「～ねん」や「～やん」「～ちゃん」というように大阪の方言は最後に「ん」がつくことが多いですが、付けずに使うこともあります。また、大阪の人は言葉を長く伸ばして言う傾向もあります。「大阪」なら「おーさか」、「兵庫」なら「ひょーご」と言う感じです。

例）
相手「これ使ってもええやつ？」（これ使ってもいいやつ？）
自分「それとちゃうちゃう」（それと違う違う）

例）
「えらい甘えたさんやねぇ」（とても甘えん坊な子だね）

このような感じで子供に使うことが多く「あまえた」をいうときにも先ほどの「お芋さん」のように「あまえたさん」と言葉の最後に「さん」を付けて言うこともあります。
「あまえたさん」のイントネーションは「あ」と「さ」以外は下がる感じで言います。

大阪の方言「ええな」「ええやん」「ええわし」は「いいな」「いいね」という意味で良い方の種類も多く関西の人でなくても使いやすいと思います。

例）
相手「今度旅行行くことなってん」（今度旅行に行くことになったよ）
自分「ええなぁ～」（いいなぁ～）
イントネーションはずっと同じ音程なので使いやすい方言だと思います。

大阪の方言「そやな」は「そうだね」を意味します。一番初めに紹介した「せやねん」と同じような感じです。

例）
相手「えらいあっついなぁ～」（とても暑いよね～）
自分「そやなぁ」（そうだね）
イントネーションは「や」を強く言います。

大阪の方言「好きやねん」はよく聞くと思います。関西の人は「好きやねん」と言われてもあまりキュンとはきませんが関東の人は関西弁で「好きやねん」と言われるとキュンキュンするみたいです。東京に行って関西弁で話しているだけで可愛いと言ってもらえたりします。逆に関西人からすると標準語で話す女の子が可愛いと思えたりします。

例）
めちゃめちゃ好きやねん（とてもとても好きです）

大阪の方言「ほんまや」「ほんま」「ほんまやで」は「本当」という意味で日常生活の会話でよく使います。

例）
相手「今の話ほんまなん？」（今の話本当なの？）
自分「ほんまや」（本当だよ）
関西弁の方言で疑問のときは最後に「ん」がつくことが多いです。

例）
「好きなん？」（好きなの？）、「そうなん？」（そうなの？）、「ええん？」（いいの？）

大阪の方言「ええよ」は「いいよ」という意味です。大阪では「良い」という言葉を「ええ」と言うことが多いです。

例）
相手「これめっちゃええやん！使ってもええ？」（これすごくいいね！使ってもいい？）
自分「全然ええよ」（全然いいよ）

「かめへん」「かまへん」というと「噛まない」と思うかもしれませんが大阪の方言では「構わない」「大丈夫」という意味になります。

例）
相手「ごめん。つぶしてもうた」（ごめん。つぶしてしまった）
自分「かまへんよ」（大丈夫だよ）
「かまへん」を「噛まない」だと思っていると会話が面白いことになってしまいますね。イントネーションは初めの「か」を強く言います。

大阪の方言「かなん」「かなんわ」は「困る」という意味です。

例）
相手「パソコン壊れてもーた」（パソコン壊れてしまった）
自分「かなんなぁ」（困ったなぁ）
また、例のように「～してもーた」と言うと「～してしまった」という意味になりますが、逆に「～してもらった」という意味でも使ったりするので会話の流れで理解してあげてください。

大阪の方言「なんしか」「なんし」「なんせ」は「とにかく」という意味です。意味が同じでも言い方の種類はいくつかあったりします。とくに大阪の泉州でよく使われています。

例）
「なんせせんとあかん」（とにかくしないといけない）

「あなた」という意味で相手のことを「自分」と筆者も普通に使っていますが関西以外の方からすればあまり伝わることがなく面白いと思われるようです。また、言い方が悪くなってしまいますが「おまえ」という意味で他にも「われ」と言ったりもします。

例）
相手「あやまらんかわれ～！」（あやまれおまえ～！）
自分「悪いん自分やん」（悪いのはあなたでしょ）

この方言も大阪ではよく使われていると思いますが、あまり女性が使う言葉ではなく男性が使う言葉で「友達」という意味で「つれ」と言います。

例）
相手「どこ行っとったん？」（どこに行ってたの？）
自分「つれんち」（友達の家）

関西では「新しい」という意味で「さら」と言います。「さら」というと「皿」と思ってしまうかもしれませんが「新しい」という意味での「さら」のイントネーションは「ら」を強く言います。逆に「さ」を強く言えば「皿」だと言っています。

例）
「さら開けてええん？」（新品開けてもいい？）

大阪の方言「うっとこ」「うちとこ」「うちんち」は「私の家」という意味で、どこの家で遊ぶかを友達と話しているときによく使います。関西の女性の人は、よく自分のことを「うち」という人がいますね。

例）
「うちんちで遊ぶ？」（私の家で遊ぶ？）

大阪の方言「捨てる」の意味の「ほかす」は筆者も普段よく使います。また「捨てる」という同じ意味で「ほる」も使います。決して「掘る」わけではありません。また大阪では「なおす」というと「片づける」という言葉を意味しています。この大阪の方言は伝わることが少なく面白い方言だと思われているようです。

例）
相手「こんなとこ置いてんやったらほかすで！」（こんなところに置いてるなら捨てるよ！）
自分「あかん。なおしとって～」（だめ。片づけといて～）

大阪では「缶」のことを「カンカン」と言います。場合によっては中国四国地方の人も言うみたいです。

例）
「カンカンかたて開かんから開けて」（缶固くて開かないから開けて）

大阪の方言「けったくそわるい」は「むしゃくしゃする」「腹が立つ」という意味で、若者よりかは大阪のおっちゃんが使っていることが多いです。

例）
「自分のせーでけったくそ悪いわ」（おまえのせいで腹が立った）
「けったくそ」のイントネーションは「け」だけ強く言います。

「好きやから付き合ってくれへん」という大阪の方言の告白は「好きだから付き合ってくれませんか」という意味です。大阪では一番シンプルな告白だと思いますが、関西出身でない人にこの方言で告白すると思わず可愛いと思ってしまうみたいです。

なんと可愛い告白でしょうか。「私が好きって思ってる事何で気付いてくれへんの」と大阪の方言で告白された場合は、あなたがかなりの鈍感で女性がいてもたってもいられず告白してしまったという感じのシチュエーションですね。相手が関西弁好きの男性だと分かった場合は「私」の部分を「ウチ」と言って告白すると効果は絶大かもしれませんね。

この告白ができるのはとても大胆な女性だと思います。少し冗談交じりで「今日はこのまま私の事もって帰ってもええで」と言われたなら「好き」と言われているも同然ですね。「どこにでも連れて行って下さい。ついていきます」と言う感じです。大阪の方言が好きな人ならきっと落とせます。

ジャニーズでも人気のある関ジャニ∞の村上信五さん。大阪府高槻市出身でテレビでもよく関西弁でしゃべっていますね。ですが村上くんの関西弁は大げさすぎると「ビジネス関西弁」とよく言われていますがそれもテレビで笑いに変えています。

元乃木坂46の西野七瀬さんはふわふわオーラで可愛い感じですが実は大阪出身なんですね。CMやモデルでも活躍されています。そんな可愛い西野七瀬さんのファンは多く、関西弁をしゃべった時には「可愛すぎる」と女性も男性も好きになってしまうそうです。

とても大きくて強いイメージがある歌手の和田アキ子さんも大阪出身のようです。テレビに出た時もかなり大阪の方言を使っていますね。

大阪の面白い方言、可愛い方言はどうでしたか？実際に使ってみてください。他にもいろいろな地域の方言も学んでいくともっと面白いかもしれませんね。