100均グッズで革財布を手入れする方法!おすすめ商品3選も!
革財布は長く使うほど手に馴染むようになり、味のある色合いへと変化していきます。そのために欠かせないのがお手入れですが、近頃は革財布のお手入れを100均アイテムで代用する人もいます。今回は、革財布のお手入れ法や100均で購入できるお手入れアイテムをご紹介します。
目次
- 1まずは革財布の魅力を紹介!
- 2革財布のお手入れをしないとどうなる?
- 3革財布のお手入れに必要な道具5つ!
- 4革財布の正しいお手入れ方法5ステップ!
- 5革財布の日々のお手入れ方法
- 6革財布が汚れてしまったときのお手入れ方法
- 7革財布が濡れてしまったときのお手入れ方法
- 8革財布の縁が剥げてしまったときのお手入れ方法
- 9湿度が高い時期のカビ防止のお手入れ方法
- 10気をつけよう!革財布の間違ったお手入れ方法4つ!
- 11革財布のお手入れにおすすめ商品8選!
- 12革財布のお手入れに使える100均商品3選!
- 13革財布を使う際の3つの注意点!
- 14革財布の寿命はどのくらい?買い替えの目安は?
- 15革財布のお手入れをして美しい状態を維持しよう!
まずは革財布の魅力を紹介!
魅力①高級感
手入れが行き届いている状態の良い革財布は、ブランド品にも引けを取らないほど高級感があります。そのため、ビジネスやフォーマルなど使うシーンを問わず持ち歩くことができるのです。しっかりと手入れされている革財布はその人の誠実さを表し、信頼度も上がることでしょう。
魅力②経年変化
経年変化を楽しむことができるのも革財布ならではの魅力です。ほとんどの財布が使うほど劣化してしまうのに対し、革財布は手にしっくりと馴染んでくるのです。そして味のある色合いへと変化していきます。
とはいえ、革財布も手入れをしない限り他の財布と同様に劣化していきます。ブラシを使って汚れを落とすことはもちろん、クリームとクロスを使ってケアしたり、防水スプレーをかけてシミ予防をするなどの手入れが重要です。
革財布のお手入れをしないとどうなる?
革財布を愛用している人は、毎日のように持って触ったりバッグやポケットに入れたりして扱うことが多いのではないでしょうか。しかし、いくら大切に扱っていようとこれらの行動により摩擦が生じます。そのため、光沢がなくなったりシワがついたりするのは当然のことなのです。こうなった状態の革財布を放置しておくとますます劣化が進むため、革財布はお手入れが重要なのです。
革財布のお手入れに必要な道具5つ!
ブラシ
革財布をお手入れする際、ブラシは必須アイテムなので必ず用意しておきましょう。革財布の購入時にブラシもセットで手に入れる人も多いようです。革財布に付着した汚れを落とすときもブラシでサッとできるので、時間に余裕のないときでも簡単に手入れすることができますよ。
皮革専用クリーム・オイル
頻繁に使用するものではありませんが、革財布のお手入れ用に皮革専用クリームやオイルを常備しておくと何かと便利ですよ。光沢がなくなってきたり、汚れが目立ってきたりする箇所に皮革専用クリームやオイルを塗布すると、油分を補給することができるのです。
クリーナー
革財布の汚れを落とすためには、専用のクリーナーが大活躍します。汚れやシミの付着した箇所に柔らかい布でクリーナーを塗布し、力を入れずに擦るだけでお手入れが完了する優れものです。革財布専用のクリーナーには、汚れを落とすだけでなく革を保護したり光沢を出したりする効果もあります。
柔らかい布
革財布を乾拭きしたり、クリームやオイル、クリーナーをつけて手入れをしたりするときにも、柔らかい布が大活躍です。お手入れ用に数枚常備しておくと何かと便利ですね。革財布のお手入れに使用する布は、メガネ拭きクロスの素材や綿がおすすめですよ。
防水スプレー
革財布は水に弱い性質なので、防水スプレーも常備しておくと安心ですね。水がついて濡れてしまった革財布を放置しておくとシミになってしまう可能性もあるので、定期的に防水スプレーをかけて対策しておきましょう。
革財布の正しいお手入れ方法5ステップ!
①汚れを落とす
革財布をお手入れする際、クリームやオイルを先に塗布してしまうと革財布に付着した汚れを押し付けてしまう事になります。これでは汚れを落とすどころか劣化を進行させる原因となるため、まずはブラシを使って汚れを落とすようにしましょう。まずは、革財布に付着した埃や汚れを落とすように革財布の表面をブラシで優しく擦ります。
②防水スプレーをかける
ブラシで汚れを落とす事が出来たら、革財布全体に防水スプレーをかけます。このとき、1箇所に集中して防水スプレーをかけたり、至近距離から防水スプレーをかけたりするとシミになる可能性もあります。必ず30cm程度離した位置から満遍なく防水スプレーをかけてください。乾くまで15〜20分程度待ちます。
③クリームで艶出しする
防水スプレーが乾いたのを確認し、クリームを塗布してツヤを出しましょう。綿のクロス等に専用のクリームを少量出し、革財布全体に少しずつ伸ばします。クリームには革財布の状態をよくする効果があります。さらに、撥水効果も期待できる事から、防水スプレーの上に重ねて塗布する事で水を弾く力が強くなるのです。
④クロスで乾拭きする
綿のクロス等を使って、革財布に余分に塗布したクリームを拭き取っていきましょう。このとき、クロスは濡らしたりせずに乾拭きでクリームを拭き取ります。この作業を丁寧に行う事で仕上がりに差がつくので、多少時間がかかっても丁寧に作業を進めてください。
⑤仕上げのブラッシングをする
仕上げにブラシを使って革財布の表面を軽く擦ったら、革財布のお手入れが完了です。最後にブラシをかけるのは、艶出しをしたり革財布の表面の凹凸に残ったクリームを取り除いたりする役目があるので、丁寧に行いましょう。クリームが残っていると変色等の原因となります。
革財布の日々のお手入れ方法
革財布の本格的なお手入れを毎日行う必要はありませんが、日頃からクロスを使って乾拭きする習慣をつけましょう。乾拭きするときは、柔らかい綿素材のクロスがおすすめなので、着古した肌着等で構いません。また、革財布専用のクリームで油分を補給するのは、2週間〜月1回程度で良いでしょう。メンテナンス時期の前でも革財布の乾燥が気になるときは、専用クリームを塗布しておくのがおすすめです。
革財布が汚れてしまったときのお手入れ方法
汚れに弱い革財布は、付着した汚れを落とす事なく放置しているとシミになる可能性があります。そのため、クロスを使って汚れを落とすように乾拭きする必要があります。また、時間とともに劣化する黒ずみには、革財布専用の消しゴムを使って擦ると汚れを落とす事ができます。中々汚れを落とす事ができず何度も同じ箇所を擦ると色が変わってしまう可能性もあるので注意してください。
革財布が濡れてしまったときのお手入れ方法
革財布が濡れてしまった場合、時間とともに革の内部にまで水分が浸透してしまいます。そのまま放置しておくと元に戻す事が難しくなり、シミの原因となるので早めにお手入れをするようにしましょう。
まずは、綿のクロス等を使って濡れた部分を乾拭きします。その後、風通しの良い場所で陰干しして完全に乾くまで待ちましょう。ドライヤーや日の当たる場所で乾かしてしまうと、革財布に含まれている油分まで奪い取り、余計なダメージを与えてしまうので注意してください。
日頃から防水スプレーを使って革財布のお手入れをする事と思います。しかし、放水効果をあげる事は出来ても完全に防水する事は出来ないという事を頭に入れておきましょう。
革財布の縁が剥げてしまったときのお手入れ方法
革財布の縁(コバ)には、コバ塗りと呼ばれるコーテイングがされている製法と、ヘリ返しと呼ばれる端を巻き込んで縫い上げる製法が取り入れられている事がほとんどです。
まずは、ブラシを使って凹凸に溜まった埃やゴミを丁寧に取り除きましょう。次に、クロスに専用のローションを少量出して馴染ませ、剥げた縁の部分に馴染ませていきます。そのまま革財布全体に塗り広げていき、表面に付着した汚れを落とすように拭き取ります。乾いたのを確認したらクロスで乾拭きして完成です。
湿度が高い時期のカビ防止のお手入れ方法
革財布を置いている部屋の湿度が高ければ、カビが発生する可能性もあります。一度生えたカビは革の内部まで侵食する事が多く、表面を綺麗にしたところで完全に除去する事は難しいと言われています。日頃から乾拭きを徹底し、定期的にクリームや防水スプレーをかける事を忘れないよう注意してください。濡れたまま放置するのはカビが生える原因となりますし、財布の保管場所も風通しの良い場所を選ぶと良いでしょう。
それでもカビが生えてしまった場合は、水に濡らして固く絞ったクロスでカビを拭き取り、風通しの良い場所で陰干ししてみましょう。ただし、完全に除去する事は難しいので、気になるときは専門店に相談してみてくださいね。
気をつけよう!革財布の間違ったお手入れ方法4つ!
靴用クリームを使う
革財布と革靴のお手入れグッズは、似ているようで違うので混同しないよう注意しましょう。革靴用のクリームは、艶出し成分が同じでも油分が革財布専用のクリームと比べるとかなり多く含まれています。革靴用のクリームで革財布のお手入れをすると油のシミを作る原因となるので使わないようにしてください。
ハンドクリームを使う
同じクリームでも、革財布専用のクリームと人間用に作られたハンドクリームとでは含まれている成分が違います。ハンドクリームを革財布のお手入れに使うと油のシミを作る原因になり、色が濃くなる可能性もあるのです。ハンドクリームのベタつきも革財布に残ってしまうので、使用は避けてください。
オリーブオイルを使う
革財布のお手入れに油分の補給は欠かせませんが、オリーブオイルを使った補給はしないようにしましょう。靴用クリームやハンドクリームに比べて革財布に馴染む時間も速いので、一瞬で革財布全体に油が広がってシミが出来ます。
アルコールを使う
革財布の広範囲にカビが生えてしまったときはアルコールを使ってお手入れする事もあるようですが、基本的に革財布とアルコールの組み合わせはおすすめしません。アルコールを使うと革財布に必要な油分を分解させてしまうため、乾燥した状態になってしまうのです。さらに色落ちの原因にもなるので注意してください。
革財布のお手入れにおすすめ商品8選!
【コロニル】シュプリームクリーム
コロニルのシュプリームクリームは、浸透力が高くバランスの良い成分が含まれているのが特徴的です。革財布に潤いを与えて、深みのある艶を出します。
【コロニル】シュプリームプロテクトスプレー
コロニルのシュプリームプロテクトスプレーは、浸透性の高い防水スプレーとしても大人気の商品です。高い防水効果が期待できるだけでなく、革を保護して栄養を与えてくれる優れものです。
【コロニル】ソフトガミ
コロニルのソフトガミは、消しゴムと同じ要領で使える部分クリーナーです。黒ずみ汚れに対応し、艶出しや専用ケア用品の塗布等、様々なシーンで活用することができます。
【コロニル】ファインポリッシングブラシ
コロニルのファインポリッシングブラシは、山羊の毛を使った上質なブラシです。馬の毛よりも細いので凹凸の汚れを落としやすく、そのしなやかさから革財布を優しく扱うことができます。
【エム・モゥブレィ】レザーマニキュア
エム・モゥブレィのレザーマニキュアは、皮革の補修専用のレザー塗料です。色づきも良く、マニキュアのように刷毛が付いているので手を汚さずに革財布のお手入れをすることができます。
【エム・モゥブレィ】アニリンカーフクリーム
エム・モゥブレィのアニリンカーフクリームは、皮革専用の栄養クリームです。潤いと栄養を与えながら艶を出し、革本来の自然な光沢を与えてくれます。
【ラナパー】レザートリートメント
ラナパーのレザートリートメントは、汚れを落とす効果が期待できるだけでなく、革の保護や艶出しまでしてくれる優れものです。さらに撥水作用があり、カビが生えるのを予防してくれるアイテムです。
【サフィール】レノベイティングカラー補修クリーム
サフィールのレノベイティングカラー補修クリームは、革製品全般に使用できる補色・補修専用のクリームです。傷をカバーしつつ自然な仕上がりにしてくれる優れもので、色落ちの心配もありません。
革財布のお手入れに使える100均商品3選!
【ダイソー】あかすりミトン
革財布のお手入れに使える100均ダイソーのアイテムは、「あかすりミトン」です。100均ダイソーのあかすりミトンを使ったお手入れ方法は、クリームを塗布した後の乾拭きに使用します。100均ダイソーのあかすりミトンは、その名の通り人間の肌を擦って垢を出すものなので、表面がザラザラしています。このザラザラが革財布に残ったクリームを綺麗に拭き取ってくれるのです。
ミトンなので手にはめる事ができて使いやすく、汚れたら洗って繰り返し活用する事ができるのも嬉しいポイントです。革財布のお手入れ用に100均ダイソーのあかすりミトンを常備しておいてはいかがでしょうか。
クロス・マイクロファイバータオル
100均ダイソーでもおすすめの「マイクロファイバータオル」は、革財布のお手入れクロスとしても活用する事ができます。着古した綿素材の肌着やメガネ拭きのクロスでももちろん問題はありません。しかし、100均ダイソーにあるマイクロファイバータオルは、ハンドタオルサイズなら2枚で100円(税抜)で購入できるのでおすすめですよ。
防水スプレー
100均ダイソーにもお手入れするクリームや防水スプレーは販売されていますが、こちらの評価はイマイチのようです。大切な革財布であるのなら、100均ダイソーで購入するよりも専門店やホームセンターで専用アイテムを購入したほうが無難でしょう。
革財布を使う際の3つの注意点!
汚れたり濡れたりしたらすぐにケアする
革財布に汚れが付着したり濡れたりしたときは、すぐにお手入れするようにしてください。放置すると革の内部にまで浸透し、劣化を進行させます。すぐに適切なお手入れができずに応急処置をする場合は、柔らかい布で優しく乾拭きしましょう。
小銭やカードを入れすぎない
パンパンに小銭が入った状態を維持すると、それが負担となり革を傷める原因となります。さらに綺麗な形を保つ事ができなくなり、歪みが生じてしまう可能性もあるのです。これらは小銭だけでなく大量のカード収納にも同じ事が言えるので注意しましょう。小銭やカードを沢山持ち歩きたい場合は、コインケースやカードケースを別で持ち歩くのもおすすめです。
使い始めは徐々に慣らして使う
使い始めた革財布に大量の小銭やカードを詰め込みすぎると、革そのものにかかる急激な負担が原因で生地が伸びてしまう可能性もあります。使い始めは中身を控えめにして、徐々に慣らしていくよう大切に扱ってください。
革財布の寿命はどのくらい?買い替えの目安は?
革財布の買い替えの目安には特に決まりはありませんが、風水的にも3年を目安にすると良いかもしれませんね。革財布全体を定期的にお手入れしていても、3年も使い込めばファスナーだったり留め具等が傷む可能性もあります。
革財布のお手入れをして美しい状態を維持しよう!
革財布は大切に扱うことで、美しい状態を長く維持することができます。そのためには定期的なお手入れが欠かせません。お手入れに使用するアイテムには間違いのないよう十分気を配り、劣化やダメージを最小限に抑えたいのならば100均ダイソー等の防水スプレーやクリームの使用は避けましょう。大切な革財布のお手入れ、是非参考にしてみてくださいね。