【四柱推命】戊午を男女別に徹底解説！性格・恋愛傾向・2019年運勢

戊午とは、干支の60もの組み合わせのうち、55番目です。陰陽五行（四柱推命）において「陽の土」である十干の戊と「陽の火」である十二支の午の組み合わせです。火生土であり、物が燃えればあとには灰が残り、灰は土に還るということから、順送りに相手を生み出して行く関係、つまり相生であるとされています。

まず四柱推命とは、人が生まれた年、月、日、時をそれぞれ「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」と呼び、この四つの柱を使って運勢や相性を占います。陰陽思想と五行思想が発展した陰陽五行説を元にしています。陰陽五行説は木、火、土、金、水の五つですが、これにそれぞれ陰と陽を二つずつ配したものが後述の「十干」です。

陰陽思想と五行思想が陰陽五行説となり十干と十二支が組み合わさって十干十二支となりました。十干は陰陽五行説に陰と陽を配置し、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類、十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類からなります。この十干と十二支を組み合わせた60周期ごとの数詞を干支と言い、相性や運勢などの占いの際に用いられます。

戊午は「大地のようなどっしりとした落ち着き」「火のようなあたたかさ」を持ち、非常にカリスマ的な性格です。どのような時でも肝が据わっていて物怖じせず、仕事でも恋愛でも上手に力量をコントロールできる強さがあるのが特徴です。一方、一度決めたことはなかなか曲げたくない頑固な面があり、目上の人であっても間違ったことは指摘する面があります。そのため、「反抗的」「頑固」と見られがちな面もあります。

戊午の男性の特徴は「兄貴肌」です。思い切りが良くてグイグイ周囲を引っ張って行きつつ、弱者に対して思いやれる性格です。戊午の男性は女性や後輩からの信頼も厚く、目上の人からも一目置かれる存在になるパターンが多いです。

戊午の男性は精神力と行動力があります。「トラブルや問題が起こるかも」などといった心配をする前に、まず行動してみるというチャレンジ精神を持っています。また実際トラブルや何かの壁に当たった際も弱音は吐かず、上手に周りの力を借りて軌道修正する能力があるのも特徴です。

戊午の男性は、何事に対しても正々堂々と取り組みます。自分の正論をしっかり持った性格であるのが特徴ですが、一方でその正論を曲げることに抵抗があり、負けず嫌いであると見られることが多いのです。プライドも高く、例えば仕事においてその性格が足枷となるパターンも少なくはありません。

負けず嫌いでプライドが高い性格は、最初のうちはやや苦労する場面もあります。しかしその気概の強さで、それらの問題を跳ね除けることができるのも戊午の男性です。上昇志向が実力で評価され、トップに立つことができます。戊午の男性は、リーダーにかなり向いている性格なのです。

戊午の男性が「兄貴肌」であれば、戊午の女性は「お姉さんポジション」な性格の人が多いです。男性同様に相手の立場に立って考えることができ、少しのことではへこたれないタフな精神力があります。

戊午の女性の特徴は、何と言っても面倒見のよさ。例えば相手が何か悩みを抱えていた時、まるで自分のことのように親身になって解決しようとしてくれます。戊午の女性の優しい性格は「甘さ」ではなく「強さ」から来るものであり、やはり自分の経験から学んで他人に接することができる力があります。

トラブルや壁にも負けない強さがあるのは、戊午の性格において大きな強みです。女性の場合、その根性を大いに発揮することができる場面があるかもしれません。ピンチの状態であっても諦めない強さがあり、尚且つピンチの時こそフル回転で頭を働かせ、実力を発揮することができるのです。

戊午の女性の性格において「迷い」があまり少ないのが特徴です。女性には人生の局面というものがいくつかあるものですが、戊午の女性は「やってみないとわからない」という性格で、思い切りよく行動します。たとえそれが失敗だったとしてもそこから学ぶ姿勢を持っていて、周囲も助けたい、協力したいと思ってくれるようになります。

戊午を年柱・月柱・日柱・時柱のどこに持っているかでも、運勢はかなり変わってきます。戊午をいつ持っているか、またその性格の特徴を紹介します。

年柱が戊午の人は、子供の頃に勉強や練習することが嫌いではないという方も多かったのではないのでしょうか。戊午の人にとって、勉強とは無理やり親や先生にさせられるものではなく、自分で興味を持って積極的にすることでした。反面、同年代の子供達を幼いと感じてしまうことも多く、年上の人の方が気が合うことの方が多いようです。

月柱には受験や就職といった人生の節目が多くあります。戊午の人は、そのような人生の節目においても、しっかりと自分の進む道を選んで行きます。それが修羅場といわれるような局面であっても、持ち前の精神力で乗り越えることができます。むしろ厳しければ厳しいほど本来の能力を開花させることができます。

戊午の人は、努力家で集中力があるという性格が特徴です。しかし、そのようなパワーが強い反面、スイッチがオフになりやすいという特徴もあります。ふとしたきっかけでやる気がポキっと折れてしまい、梃子でも動かなくなってしまいます。日々無理しすぎないように適宜休憩し、気持ちを切り替えるといった対策が大事です。

戊午の人は自分の理想を貫きたいという願望が強い性格です。時柱になるとよりその願望が強くなり、頑固で融通が利かなくなってしまうところもあります。また、自分の能力を上手に発揮できない時期に直面すると、悲観的になってしまい、頑張ることをピタリとやめてしまうこともあります。セルフジャッジで決めつけず、人の意見に耳を傾けるようにしましょう。

強いパワーを持った戊午の人は、恋愛と仕事、それ以外のことを上手に両立できる素質があるのが特徴です。男性・女性ともに負けず嫌いな恋愛をすることが強く、相手の一番になるためならいくらでも頑張れるという特徴があります。

戊午の男性はよくも悪くもプライドが高いです。素敵な恋愛や結婚生活を手に入れられるという強い気持ちを持っています。しかし、ちょっと「意見が合わない」と思ったらすぐに冷めてしまい、恋愛を中断してしまいがちなのも特徴です。早計にならず、しっかりと話し合う姿勢を大事にすることで、素敵な恋愛を手にすることができるはずです。

戊午の女性の特徴は、何と言っても落ち着きがあること。恋愛においても焦らずしっかりと構えることによって、女性ならではの魅力を醸し出せます。また、「相手の一番になりたい」という気持ちをアピールしてみることも、恋愛が上手にいく秘訣です。落ち着いた雰囲気は大事にしつつ恋愛に対しては積極的にアプローチすることで、相手の男性に特別感を持ってもらいましょう。

戊午の人は男性・女性ともに仕事が充実しがちであり、結婚に対してそれほど重きをおいておらず、また結婚後も仕事やプライベートを大事に考えています。注意点としては、自分の主張が強く、負けず嫌いなところ。よくお互い話し合い、気持ちの押し付けにならないようにすることが、円満な結婚生活を送る上でのヒントです。

戊午の男性は、仕事や交友関係を楽しいと感じ、結婚によって家庭に縛られるのはもう少し先でいい、と考えるパターンが多いです。また、戊午の男性はプライドが高く、ちょっと自分の考えを押し付けがちです。お互い話し合い、尊重しあった上で結婚するといいでしょう。逆にこれらの意見が合致すれば、とんとん拍子に結婚まで辿り着くというのも戊午の結婚に対する特徴です。

今でも結婚後は専業主婦になりたい、という女性はそれなりにいるものです。しかし戊午の女性の場合、専業主婦になるということは少なく、早めに仕事に復帰をするか、パートや副業などで家事との両立をする傾向があります。やはり自分で色々と行動する方が安心できると考えています。戊午の女性も男性と同じく、やや自分の主張が前面に出がちなところもあるので、お互いに相手を尊重することを忘れないようにしましょう。

リーダーシップがあり根性のある戊午の人ですが、当然相性が合う合わないはあります。それはただ単に友達としてのみならず、恋愛や仕事においても同じです。では、どのような人が戊午の人と相性が良く、また悪いのでしょうか。戊午の人の交友関係における相性を紹介します。

戊午の人とは「癸未」の人が相性抜群です！水性の陰「癸」と土性の陰「未」を持ち、大地を濡らす雨のように穏やかで面倒見がよく、ちょっと自由人なところがあります。戊午の人が持つリーダーシップと、癸未がもつ気遣いのよさが上手にマッチします。また戊午の人にはない自由な一面にも惹かれるところであり、お互いを信頼しあえるよい相性なのです。

戊午の人と「丙子」の人は、残念なことに相性が悪いのです。火性の陽「丙」水性の陽「子」とを持ち、真冬の海に太陽が輝くイメージです。義理人情に厚く非常に繊細ですが、この性格が神経質であるようにも転じます。我慢強い性格の戊午の人からすると、ちょっと相性が合わないと思ってしまうかもしれません。

戊午の男性・女性ともに「丙寅」の人が恋愛・結婚の相性がピッタリです。丙寅は火性の陽「丙」と木性の陽「寅」を持ち、「大きな樹木」「暖かい太陽」のイメージで、分け隔てなく明るく接することができる性格です。カリスマ性のある戊午と一緒になることで、戊午の人は明るくハッピーな気持ちに、丙寅の人は安心できる気持ちになります。

戊午と仕事・プライベート共によいパートナーシップを築けるのは「庚寅」の人です。金星の陽「庚」と木性の陽「寅」を持っているため、スパッと切れ味がよく、その中にも人情がある性格です。頭の回転がよく決断力・行動力がある庚寅は、悩むことが苦手で思いたったら即行動する人です。戊午の人とはとにかく相性ぴったりなのです。

戊午の人の武器は、何と言っても人望です。きちんとした組織をつくり、その上に立つことができます。リーダー職に向いているので。店長やマネージャー、独立して自分の会社を立ちあげることにも向いています。人が仕事を呼ぶということをよく理解しているので、仕事のうえでも人を大事にします。

五行及び十干は、十二支によって強さが変化し、このバランスを示したものが十二運といいます。日干に戊午を持っている人は、この十二運によっても変わってきます。それぞれが表す年齢域に出やすい部分なので、ぜひ参考にして見てください。

年柱、月柱、時柱に「寅」を持つ場合、戊午と長生が組み合わさることになります。好き嫌いが多く、気に食わない！と思うこともありますが、行動はスピーディーにしましょう。そうすれば結果が出てきます。

年柱、月柱、時柱に「卯」を持つ場合、戊午と沐浴が組み合わさることになります。苦手だったものを克服するのに良い時期です。根気よく向き合ってみれば、意外と苦手ではなかったのかもと思えるかも。新たな特技も手に入るでしょう。

年柱、月柱、時柱に「辰」を持つ場合、戊午と冠帯が組み合わさることになります。ひとりで突っ走りすぎることに要注意です！暴走してしまうと疲れてしまい、いいことはありません。周囲の状況を冷静に見ていきましょう。

年柱、月柱、時柱に「巳」を持つ場合、戊午と臨官が組み合わさることになります。音楽やイラストなど、アーティスト系の才能が発揮されるでしょう。「あ、楽しいな」と思ったら本気でその道を極めてみてもいいかもしれません。

年柱、月柱、時柱に「午」を持つ場合、戊午と帝旺が組み合わさることになります。スポーツを始めてみると吉です。小さなことでも体を動かすことでエネルギーを放出し、バランスを取ることができます。

年柱、月柱、時柱に「未」を持つ場合、戊午と衰が組み合わさることになります。これまでの経験を活かせる場面に出会えるでしょう。その時に向けて経験を一度おさらいして見てはいかがでしょうか。評価アップに繋がるかもしれません。

年柱、月柱、時柱に「申」を持つ場合、戊午と病が組み合わさることになります。芸術に触れることで、刺激を受ける経験が出来るでしょう。見るだけでなく、ワークショップ体験など、実際に自分で挑戦して見ても、新たな道が開けるかもしれません。

年柱、月柱、時柱に「酉」を持つ場合、戊午と死が組み合わさることになります。自分の誇りを守るために戦わなければならない場面が来るかもしれません。持ち前の辛抱強さで耐えれば、きっと最後は勝利を得られるはずです！

年柱、月柱、時柱に「戌」を持つ場合、戊午と墓が組み合わさることになります。これまで培ってきた経験と自信をもとに「頼りになる人」という評判を得られるでしょう。確信に変わり、より自信が付けられる時でもあります。

年柱、月柱、時柱に「亥」を持つ場合、戊午と絶が組み合わさることになります。自分一人で頑張らなければならない状態に陥る可能性があります。しかしこういう時こそがこれまでの経験を活かす時です。踏ん張りが、将来への布石となります。

年柱、月柱、時柱に「子」を持つ場合、戊午と胎が組み合わさることになります。自分の中に疑問を抱えることが多くなりますが、行動にブレーキがかかることはありません。これまでどおりの役割をこなせます。

年柱、月柱、時柱に「丑」を持つ場合、戊午と養が組み合わさることになります。感情の起伏が激しくなりがちで、ちょっと他人を振り回してしまうこともあります。冷静になることが大事といえます。ちょっとやりすぎたかな、と反省したときはきちんとフォローをしましょう。

気になる2019年の運勢！戊午の人は、2019年がどんな一年になるのでしょうか。

戊午の人にとって、2019年の全体的な運勢は、基本的に波乱の年になりそうです。新しいことが次々と起こる年になるでしょう。持ち前の怖い物知らずの精神でチャレンジすることが吉ですが、暴走しすぎは禁物です。しっかりと見極め、準備をした上でチャレンジしていきましょう。

2019年の戊午の恋愛運は、良くも悪くも出会いの一年です。色々な新しい出来事との出会いから、当然出会いも増えてきます。これまでフリーだった人は出会いに積極的になれるよい運勢でしょう。一方、すでに相手がいる方は目移りしたり、浮ついたりしないように気をつけて。出会いが多いということは、それによるトラブルもありうるということをしっかり自覚し、今のパートナーを大事にしましょう。

周りとの協力関係によって運勢が左右するのは2019年の戊午の全体的な傾向ですが、仕事運においても同じです。人間関係をしっかりと築いていくと最高の仕事運になりますが、周りのアドバイスを無視して暴走してしまうと、よくない結果になってしまうので注意が必要です。

2019年の戊午の金運は、新しいことが増えて気持ちが大きくなる分、どうしても出費が多くなりがちです。どうしてもコスパがいいとは思えないお金の使い方をしてしまい、後々後悔するということも。しっかりと収支の計画を立てて、衝動的にお金を使うことが多くならないよう気をつけましょう。

戊午の特徴を知って、自分にも当てはまるかもと思った方も多いのではないのでしょうか。また運勢や性格の傾向を知ることで、気を引き締めて行くことがハッピーへの道です。2019年が良い1年になるよう、しっかりと準備し、行動しておきましょう！