【六星占術】大殺界はいつ？調べ方や考え方を徹底解説！

六星占術や大殺界、運命性などの言葉を聞いたことはあってもそれがいつどのように影響し、自分の人生の過ごし方といつどう関わるのかははっきりとは知らないという方も多いでしょう。漠然と大殺界や宿命大殺界がいつ来るのかいつ来るのか、と不安にだけ思っている方も少なくないと思われます。

そもそも大殺界とは、六星占術とは何でしょうか。

六星占術は、4000年以上前の中国古来の易学や算命学などを基に導き出された、いわゆる統計学です。長い歴史の膨大な資料をもとに、現代人に合わせて宗教家の細木数子先生が新たに編み出しました。

生年月日から自分の運命星を割りだして、生命盤を見ることによって自分の宿命を占います。自分がどの星人かによって、いつどんな過ごし方をすればよいかを考えるのが六星占術です。

六星占術では、生まれ持った宿命を6つの運命星に分けてそれぞれの星人として占います。土星、金星、火星、天王星、木星、水星の6つで、生年月日により割りだされます。

この運命星の出し方は、本来複雑な計算が必要でしたが、六星占術では運命数を表にして割りだしやすいようにしています。

大殺界とは六星占術の中で、運気の低迷する時期のことを言います。六星占術では、12の運気がありその中で「陰影」「停止」「減退」の時期が続く3年間を大殺界と言っていて、いつがその時なのか知っておくようすすめています。

この時期には、いつでも結婚や転職など重要なことには注意が必要と言われ、それなりの過ごし方をするようにすすめています。

宿命大殺界とは、エネルギーがまっすぐではなくあらゆる方向へ飛び散ってしまう状態です。そのエネルギーがいつも良い方向へ飛び散れば良いのですが、バラバラの状態だと難しい運勢になり、いつかさらに悪い方向へ飛んでしまうと良くないことがおこるというものです。良い方向へ飛べば大成功もあり得ますが、陰転する可能性もあり、あまりよくない状態が続くと考えられます。

注意すべき問題は、その宿命大殺界は20年も続くということ、前半の10年と後半の10年では宿命星が変わり運勢も変わるということなのです。最初の5年間を初期殺界といってエネルギーのパワーが高くなり、間の10年は中期殺界としてパワーがピークになります。最後の5年は転機殺界としてパワーは落ちていきます。

この時期の過ごし方として、新しいこと、転職・結婚などはしないようにして、辛いこともあまり抗えないことです。そして、いつも体調に気をつけてできるだけ静かに過ごすこと、しかし行動するのであればいつも信念と勇気を持って覚悟を示すことです。そしていつか訪れる良い運気のために、体力を整えて準備しておきましょう。

そもそも何故大殺界は存在するのでしょう。また、いつ、なんのために大殺界は必要なのでしょうか。六星占術での大殺界の考え方をみてみます。

地球はいつも宇宙の一部です。その宇宙は全ての始まりとされており、万象学や算命学では12周期で宇宙全体が活動していると言われています。時計にしても、1年にしても「12」という数字はいつもあらゆる物事の基本となっているのは、現代でも良く分かることでしょう。

人間は「12」という区切りの中に、知らず知らずのうちに溶け込んで生きているといえます。そして、運命星による宿命も12年周期でまわっており、いつかくる大殺界もその12年の中の宿命の一つなのです。

人間には「心」があり、いつも「心」は感じ考え、時に独自の行動をしようとします。心が宇宙のリズムに従って行動する時は、宇宙はその人の宿命を暖かく見守ってくれるでしょう。しかし、宇宙のリズムと離れて心が独自の過ごし方をしようとする時は要注意です。宇宙の大原則に離れてしまうことで、宇宙はその人を見放し、いつか手痛い仕返しを受けることとなるでしょう。

しかし、反対に心は人間独自のものです。心は「気の持ちよう」という言葉の通り、自分でコントロールすることもできます。いつも心の感じることも素直に受け止め、心も大事にすることも必要なのです。宇宙と心の関係を感じ取り、いつも宿命に沿った生き方をすれば宿命や運命星に振り回されることは無いでしょう。

しかし、そんな辛いことが起こりそうな大殺界はなぜ必要なのでしょうか。人間は、時に宇宙の恵みや心の存在を忘れて自分勝手に行動しようとします。時々、自分自身の行動を見直す必要のある動物なのです。人間の自分勝手な行動に警鐘を鳴らし、いつかは自分を見直す時間をもつ必要があります。

大きな行動を控え、力を貯める時期が必要である人間にとって大殺界はその良い時期といえるでしょう。

大殺界はいつ来るのか、ただドキドキして待つよりも大殺界の仕組みを知り、どのような過ごし方をすれば良いかを考える方が良いでしょう。いつかいつかという不安感を少しでも消すことができるのではないでしょうか。

大殺界はいつか、それは12周期に訪れます。12周期は種子から始まり、緑生、立花と続いていきます。まず、小殺界の健弱が現れ種子からの運気の膿を出す時期です。達成という良い運気を挟んで、中殺界の乱気が来ます。そして、再会、財成、安定という良い運気が続いた後に、この大殺界が3年間続いて訪れます。

陰影、停止、減退という3年間が大殺界であり、人生の膿を出しきって振り返る時期です。この大殺界が人生のいつ、どのようなタイミングで来るのかを知っておきましょう。

大殺界の過ごし方としては、自分から積極的に動くのではなく、起きた出来事を真摯に受け止め自分自身とその宿命を振り返り向き合っていきましょう。運勢が悪いから今は何をやってもダメ！とあきらめるのでなく、何故こうなるのか自分自身の内面や行動を振り返る大事な時期ととらえます。

この後には、いつか必ず良いことが待っているいう気持ちでゆっくりと内省して過ごしましょう。

大殺界において、特に注意すべきことについてあげていきます。結婚や転職などを考えている方は、いつが大殺界か知っておく方が良いでしょう。

結婚や新学期や転勤、転職などの影響で引っ越しを余儀なくされることもあります。それぞれのイベントがいつ来るか分からないこともあり、突然の引っ越しを迫られることもあるでしょう。もし、待てるのであれば大殺界の時期は引っ越しをしない方がベターです。

しかし3年間も待てない、どうしても急ぐという場合、いつなら良いかというと月や日を選ぶという方法もあります。月を種子などの時にあてはめるなどが良いでしょう。

恋愛感情はいつどこで湧いてくる、と決められるものではありません。いつなら恋愛できる、などと決めていても感情は別問題です。なので、大殺界だから恋愛してはいけないということは無いのです。大事なのは、大殺界の時は自分のものの見方や自分自身の見え方が自分らしくない可能性があると知っておくことです。

大殺界が終わるとき、本当に自分の恋愛対象であったのか、特に結婚などの話が出ているときは注意して見直してみましょう。

結婚はやはり人生において土台を作るようなものなので、大殺界の間はおすすめはしません。しかし、相手もあることであり、結婚自体もタイミングという所も大きいので、そのタイミングを逃すと今度いつ結婚できるか心配にもなるでしょう。

そこで、大殺界の間に結婚するという時は、月運や日運を「種子」の時に合わせましょう。男性と女性では、結婚に関して男性の運気が強いので男性の方に合わせます。

転職は大殺界の間はできる限り避けます。転職先選びにしても、転職したいと思う気持ちにしても、自分自身の感覚がいつもと違う可能性があるからです。

しかし、どうしても転職せざるを得ない時はいつが良いか、やはり月運や日運の運気が良い日を選びましょう。

大殺界の時は、心身ともにつかれやすく落ち込んでしまうことも多いので要注意です。普段であれば気にしないことも、大殺界の時期には大きなダメージとなることもあります。そこで、出来るだけ大きな変化がない方が良いのです。

何となくいつも調子が悪い、本来の気分が戻らないという漫然とした体調不安が続くことが多いでしょう。

それではそれぞれの運命星別に、大殺界はいつ来るのかをみてみましょう。ただ不安になるのではなく、いつでもその時をしっかり迎えられる準備をしましょう。

土星人プラスの運命星を持つ人の大殺界がいつかというと、2017年から大殺界に入り2019年と今年で終了します。月運では9月～11月が大殺界です。

土星人マイナスの人の大殺界はいつかというと、2018年に大殺界に入り2019年は停止の最も悪い運気に入っています。2020年で大殺界が終了します。月運では10月～12月が大殺界です。

金星人プラスは2017年に大殺界を抜け、次はいつかというと2027年からになります。月運では7月～9月が大殺界です。

金星人マイナスは2016年から2018年までが大殺界で、2019年から良い運気に入っています。次は、いつかというと2028年となります。月運では、8月～10月が大殺界となります。

火星人プラスの運命星の人の大殺界は、2025年～2027年に訪れます。月運では、5月～7月となります。

2016年に大殺界を抜けた火星人マイナスの人の大殺界は、次はいつかというと2026年～2028年となります。月運では6月～8月です。

天王星人プラスの大殺界は、2023年～2025年となります。月運では3月～5月です。

天王星人マイナスの大殺界は、2024年～2026年に訪れるので注意していきましょう。月運では、4月～6月です。

木星人プラスの大殺界は2021年～2023年です。月運では、1月～3月になります。

木星人マイナスの運命星の人の大殺界は、2022年～2024年です。月運では、2月～4月となりますので注意しましょう。

水星人プラスは、今年2019年から大殺界に入るので注意が必要です。2021年まで続きます。月運では11月～翌1月となります。

水星人マイナスは来年2020年から2022年までが大殺界になります。月運では、12月～翌2月です。

大殺界と言うと、いつも次から次へと悪いことばかりが起こるようなイメージです。しかし、実際には自分自身がもっと羽ばたき大きくなるために必要なものであって、決して悪いことばかりではないのです。自分からは行動せず、くるものを真摯に受け止める姿勢があれば、いつだいつだと怖がることなく過ごせるでしょう。

大殺界はゆっくり休む時期と捉えて前向きに過ごしましょう。