【四柱推命】壬辰を男女別に徹底解説！性格・恋愛傾向・2019年運勢

「壬辰」とは、四柱推命に欠かせない干支の一種です。干支の組み合わせの29番目で、1952年生まれ、2012年生まれの方が「壬辰」にあたります。壬辰の人は一体どんな人なのでしょうか。詳しくご紹介していきます。

そもそも「四柱推命」とは何なのでしょう？四柱推命は、古代中国・春秋戦国時代に生まれた「陰陽五行説」をベースとした、恋愛や仕事、運勢を見る占いの一種です。生まれた年を「年柱」、月を「月柱」、日を「日柱」、時を「時柱」と呼び、この4つの柱から成る「命式」という表を使うため、「四柱推命」と呼ばれます。

日本に住む私たちにとって身近な「干支」は、四柱推命を行う上で重要な思想です。私たちが知っている干支は子から亥までの計12種類の十二支ですが、四柱推命で使うのは、この十二支に申から癸までの「十干」が組み合わさった「十干十二支」というものです。十干十二支の組み合わせは全部で60通りあるため、四柱推命上の干支の数は60種類となります。壬辰は、この十干十二支の29番目にあたるのです。

「壬」は大河や大海を表し、流れる水のように自由で縛られない、大きな心を持った穏やかな人のイメージです。また「辰」は、「柔らかく動く」「伸びる」という意味を持ち、闘争しながらも理想に向かって伸びていこうとする意志の強い人を表しています。

穏やかに見えながらも、その内に秘めた強い意志と、自分の理想に向かってひたむきに努力できるところが壬辰の長所といえるでしょう。しかし一方で、こだわりが強く、自分の意見を曲げられずに周囲と衝突してしまうという短所も。普段穏やかな分、時折見せる頑固で融通が効かない姿に周囲も戸惑ってしまうのです。

のんびり、穏やかなように見えて、自分の理想に対しては強い意志を持つ壬辰。そんな壬辰の男性の性格を、3つのポイントにまとめてみました。

壬辰の男性は普段はとても穏やかですが、一方で個性的で激しい一面を持っています。頑固で融通がきかず、気ままで独りよがりになってしまうことも。気に入らないものには対抗するなど自己主張が強く、周囲と上手くコミュニケーションがとれない人が多いといわれています。

まるで龍のように、高い位置から客観的に物事を見る力を持つ壬辰の男性は、ずば抜けた観察力と分析力を持っています。その優れた観察力・分析力から、議論を上手に展開することができるでしょう。しかし他人のことは見えても、自分自身のことはあまり客観的に見ることができないようです。壬辰の複雑な内面は、なかなかコントロールが難しいのかもしれません。

壬辰の男性は、想像力が豊かで、非凡な才能を持つといわれています。そんな壬辰の男性には、専門的で変化に富んだ場所がおすすめ。その才能を大いに発揮することができるでしょう。地頭が良く、なんでも吸収するので、若いうちに経験を蓄えておくと活躍の場が広がります。

壬辰の女性は、どんな性格・特徴を持っているのでしょうか。3つのポイントにまとめてみました。

壬辰の女性は、普段は穏やかで知的な落ち着いた人。しかしその内面には、激しさ、個性的でパワフルな面を隠し持っているのです。実は勝ち気で頑固な壬辰の女性は、自分の意見を貫くためなら闘いをも厭いません。しかし大っぴらに対抗するのではなく、あくまで静かに水面下で仕掛けます。冷静で落ち着いた「壬」の部分が見えますね。

龍のように高い位置から客観的に物事を見ることが得意な壬辰の女性は、小さなことにはこだわりません。「まあ何とかなるでしょう」という大きな心で、自分の目標に向かって、粘り強く努力を続けることができます。

壬辰の女性は、物語の主人公のような体質を持っています。どんな困難も軽やかに飛び越えていく壬辰の女性は、いつも周囲の期待を背負い、更なる困難に巻き込まれることが多いです。しかしどんな困難がやって来ても、「なんとかなる」という意志の強さと非凡な能力で、爽やかに乗り越えてゆくのです。正に「主人公」ですね。

四柱推命では、その名のとおり人の人生を大きく4つの柱に分割して、その人の性格や特徴、運勢を占っていきます。壬辰に人の柱ごとの性格・特徴はどんなものなのでしょうか。

「年柱」は、幼年期（0～19歳）の時期を表します。年柱にある時期、壬辰の人は親から熱心な教育を受ける傾向にあります。壬辰の人は男女ともに生まれつき努力を惜しまない性格をしているので、周囲から与えられた環境に上手く溶け込み、知識を吸収することができます。

月柱は、成人してから中年期まで（20～39歳）の時期を表します。月柱の時期、壬辰の人は学校や会社などで良い人間関係を築きながら、年柱の時期に親から受けた教育を活かして人生を楽しむことができます。もちろん苦難も度々訪れますが、壬辰の人は培ってきた経験を活かし、苦難を乗り越えることができます。

日柱は、その人の生涯を表します。壬辰の人は、「思い立ったら即行動する」「気分屋」という性質を持っています。この性格は生涯変わることはありません。また、年柱から身についている「努力を惜しまない」という性格は、日柱にも活きてくるでしょう。

時柱は、老年期（60歳～死ぬまで）の時期を表します。時柱の時期、壬辰の人はこれまでの努力が評価されて、有名になることもあります。もともと穏やかで、積極的に主張はしない壬辰の人ですが、自分の意見をしっかり持ち、考えに芯がしっかり通っていることが特徴。だからこそ、この時柱の時期に大きな評価を得ることができるのですね。

ここまでは、主に壬辰の性格や特徴についてご紹介してきましたが、壬辰の人の恋愛傾向はどんなものなのでしょう。男女別に解説していきます。

壬辰の男性は、好きな相手には愛情深く情熱的な一面を見せながら、一方で「恋愛も仕事も趣味もめいっぱい楽しみたい」と考えています。頑固で融通がきかないため、相手に束縛されると途端に離れてしまうことも。そんな壬辰の男性と上手に付き合っていけるのは、懐が深く余裕のある、精神的に大人な女性です。

壬辰の女性は頑固で勝気なところがあるため、強いように見えますが実は寂しがり屋。好きな相手のために粘り強く努力をし、時に尽くしすぎて、恋愛に依存してしまう傾向があります。壬辰の女性の恋愛が上手くいくポイントは、その性格を理解してくれる相手を見つけること。その深く一途な愛情をしっかりと受け止めてくれる、懐の深い人がおすすめです。

男女共に、好きな相手には愛情深い一面を持つ壬辰。そんな壬辰の結婚観はどんなものなのでしょうか。男女別に解説していきます。

壬辰の男性は、結婚の際に家庭と仕事、趣味などの両立を理想とし、自分と繋がるすべての関係性との距離感を大切にしたいと考え、そのための努力は惜しみません。仕事や友人との関係を楽しみつつも、家族を疎かにしないように、家族に愛情や物を与えることを忘れないのです。優れた観察力と分析力を持つ壬辰の男性だからこそできることですね。

壬辰の女性は、結婚の際に「家庭が一番大切」と考え、夫や子供に惜しみない愛情を捧げます。母親となり子育てが始まると、子どもの教育には大変熱心になる傾向も。寂しがり屋な一面を持っているため、夫に対して甘えることもありますが、その優れた判断力を活かして、家族のことでも冷静に対処することができ、家庭でもその主人公体質は大いに発揮されます。

壬辰の人と相性がいいのはどんな人なのでしょうか。カテゴリー別にご紹介していきます。

壬辰と相性がいいのは、「丁巳（ひのとみ）」です。丁巳はあまり積極的ではありませんが、粘り強く気品あるパワーを持つ人。壬辰の個性的なパワーと相性抜群なのです。お互いを認め合い、切磋琢磨する同士として良い関係を築くでしょう。

壬辰と相性が悪いのは、「戊戌（つちのえいぬ）」です。戊戌は壬辰と似たような性質を持ち、頑固で自己主張が強く、なかなか自分の意見を曲げようとしません。この二人は一緒にいるとつい反発してしまうので、平行線のまま交わることはないでしょう。

恋人・結婚相手として、壬辰と相性がいいのは「丁酉（ひのととり）」です。クールでミステリアスな雰囲気を持ち、不思議と人を惹きつける丁酉との相性は抜群。個性的で、時にコントロールが難しい壬辰を上手に扱えるのは、静かな個性の裏に力強さ、度胸を隠し持つ丁酉なのです。

友達として、壬辰と相性がいいのは「壬戌（みずのえいぬ）」です。何事も難なく器用にこなし、きれい好きな壬戌は、壬辰との相性が最高です。お互いに足りないところを補い合いながら、良き友人関係を築くでしょう。

壬辰の人の適職・仕事運はどのようなものでしょうか。壬辰は生来努力家であり、大変丁寧な仕事をします。自分の軸がしっかりしていて、常に芯の通った考えを持っています。しかし、それを口に出すことが苦手なため、人との関係が拗れてしまうことも。自分の意見をしっかりと相手に伝えることができるようになると、良い人間関係が築け、仕事運も上昇していくことでしょう。

会社でなかなか上手くいかないという人は、自営業に転向し、自分で経営・企画を練るのもいいでしょう。コツコツ努力することを惜しまない壬辰の人は、自営業でも才能を発揮します。

「十二運星」とは、四柱推命で人の性格を補足的に表す役割を持ったものです。それぞれに特徴的な性格があり、人の一生を表しています。ここでは、壬辰と十二運星別の性格・特徴について、ご紹介しましょう。

「長生」は人の一生では、小学生の子どもくらいのイメージです。「信用されやすい」「素直でマイペース」「打たれ弱い」という特徴があります。壬辰と長生が組み合わさると、努力を重ね、優れた判断力を得ます。危機回避能力にも長け、何かトラブルがあっても小さいうちに解決できるか、大きなものに発展しにくいです。

「沐浴」は、人の一生では「思春期の中高生」のイメージ。「センス抜群」「自由気まま」「熱しやすく冷めやすい」という特徴があります。壬辰と沐浴が組み合わさると、愛情に溢れ、自らも恋愛感情を抱きやすくなります。また、その大きな愛情に引き寄せられて、多くの異性が近寄ってくることもありますよ。

「冠帯」は、「成人式を迎えた青年期」のイメージ。「華やかさを好む」「独立心が旺盛」「攻撃性を持つ」という特徴があります。壬辰と冠帯が組み合わさると、穏やかな時もあれば、突然荒波が立つようにカッとなり、人前に出たくないという気持ちになることがあります。

「臨官」は「建禄」とも呼ばれ、人の一生では「仕事が順調に発展する、働き盛りの壮年期」のイメージです。「堅実な努力家」「リアリストで完璧主義」「用心深い」という特徴があります。壬辰と臨官が組み合わさると、自分のしっくりくる波に乗れ、目標達成しやすくなります。

「帝旺」は、「人生経験を豊富に積み、組織内で統率力を発揮する中年期」のイメージです。「カリスマ性」「独立心が強い」「個性的」という特徴があります。壬辰と帝旺が組み合わさると、より粘り強くなり、目標に向けてより強く踏み出せるようになります。荒波こそ乗ってやる、抜け出してやろうという情熱が生まれるのです。

「衰」は、「現役を引退した老年期」のイメージです。「落ち着きがある」「慎重で保守的」「豊富な知識と経験」という特徴があります。壬辰と衰が組み合わさると、徹底的に下調べをし、確かな根拠を得た上で物事に挑む力を得ます。その効率の良さで、周囲の人の信頼を得ていきます。

「病」は、「身体の衰えが表れて病床にいる」イメージです。「夢見がちで勘が鋭い」「実行力に欠ける」「平和主義」という特徴があります。壬辰と病が組み合わさると、心身ともに疲労を感じ、「ひとりになりたい」と強く感じることがあります。そんなときは、無理せず運勢の流れに身を任せましょう。

「死」は、「生が終わり、魂が肉体から離れる瞬間」というイメージです。「慎重」「直感と洞察力に優れる」「穏やかだが怒ると怖い」という特徴があります。壬辰と死が組み合わさると、空想や妄想に浸ってしまいがちです。自分は現実逃避をしているつもりはなくても、人との会話中に違うことを考えてしまい、話を聞いていないということも。その空想や妄想の世界に浸っていたいがために、引きこもりがちになってしまう場合もあります。

「墓」は、「亡くなった後にお墓に入った」イメージです。「探求心が強い」「保守的」「寂しがり屋」という特徴があります。壬辰と墓が組み合わさると、上昇志向が行き過ぎて、現実では達成できないであろうことまで考えてしまう傾向があります。また、穏やかで包容力のある雰囲気が生まれ、人に親しまれやすいです。

「絶」は、「生命が霊魂となり、あの世を飛び回っている」イメージです。「自由な発想と直観力」「気分屋」「生活が不安定」という特徴があります。壬辰と絶が組み合わさると、身軽で動きやすくなり、目標達成しやすくなります。動きが多くなることから人間関係も広がりますが、軽はずみな言動には気をつけるようにしましょう。

「胎」は、「母親のお腹の中にいる胎児」のイメージです。「多趣味多芸」「誰とでも仲良くなれる」「変化を好む」という特徴があります。壬辰と胎が組み合わさると、邪魔者が入ってきやすくなり、精神的なストレスが増えるでしょう。しかしそんな時こそ、芯の強さを学んで今後の人生に活かしていくことができる、修行の時なのです。

「養」は、「生まれたての赤ちゃん」のイメージです。「周囲に好かれる」「甘えん坊」「引き立てを受ける」という特徴があります。壬辰と養が組み合わさると、長いトンネルから抜け出して光を浴びるかのように、本来の自分と向き合うことができます。好奇心旺盛にもなっており、自己成長に繋がっていきます。

壬辰の2019年の運勢はどうなっているのでしょうか。恋愛運、仕事運、金運について解説していきます。

2019年の壬辰の恋愛運は、安定の時期です。大きな発展を望むには良くない時期で、今後を見据えた出会いならあるかもしれません。将来のパートナー探しには良い年なので、焦らず冷静に状況を見て判断していきましょう。

2019年の壬辰の仕事運は、周囲とのコミュニケーションが鍵となります。仕事仲間との声掛けや打ち合わせ、進行状況を確認しながら進めていくことで、運気が上昇します。自己中心的に仕事を進めてしまうと、周囲の人を敵に回してしまうので要注意。誠実で真面目な仕事をすることで、認めてもらえる年になるでしょう。

2019年の壬辰の金運は、恋愛運と同じく安定期に入り、停滞します。上がることも下がることもなく、変化がないので焦るかもしれませんが、無理に株や宝くじなどで一攫千金を狙ってはいけません。2019年は、誠実にコツコツとお金を作っていくことが良い年なのです。

四柱推命で「壬辰」の人の性格や特徴、2019年の運勢などについてご紹介しました。自分、または身近な人の新たな一面を知ることができたのではないでしょうか。ぜひ参考にしていただき、2019年をより良いものにしてくださいね。