大人気タピオカの衝撃のカロリーとは？ミルクティーならどう？

モチモチとした食感とのど越しの良さかから、大人気のタピオカドリンク。大きな黒い粒のブラックタピオカを使ったタピオカミルクティーも人気ですね。そんなタピオカですが、ヘルシーなイメージからカロリーが低いと思っていませんか？

タピオカは実は高カロリーな食品です。そのカロリーに驚かれる人もいるかもしれません。カロリーが低いと勘違いをしてしまうタピオカのカロリーや、ダイエット中におすすめしたい無糖のタピオカドリンクのレシピなどを紹介します。

タピオカミルクティーなどでおなじみのタピオカですが、キャッサバから摂取した澱粉です。食用のほか、紙を強くする薬品の材料としても使われています。ここではタピオカの原材料や栄養成分について紹介をします。

先に少し触れましたが、タピオカの原料はキャッサバという芋類の一種です。気候や土壌条件が悪くても比較的簡単に栽培されることから、サバナ気候や亜熱帯雨林気候の土地でも多く栽培されています。栽培の技術も確立しており、大量生産が可能であることもポイントです。

実はこのキャッサバには有毒な成分「シアン化合物」が含まれていることから、食用にするには毒抜きが必須です。現在日本に持ち込めるのは有毒な成分を除去し、加工をしたキャッサバのみとなっています。

キャッサバを原料としているタピオカには、ミネラルなどの栄養が豊富です。余分な塩分を体外に排出するカリウム、骨粗しょう症予防に効果が期待される栄養であるカルシウム、海藻やゴマなどの多く含まれる栄養のマグネシウム、骨の形成に役立と言われるリンなどの栄養が含まれています。

1983年に春水堂（チュンスイタン）のオーナーが中国茶を西洋風で現代的な飲み物に開発をしたのが始まりです。それから台湾ではタピオカミルクティーが広まり、わずか10年ほどの間に台湾の国民的飲み物となりました。

ブラックタピオカとは一体どんな材料で出来ているのでしょうか？先に紹介をしたキャッサバの澱粉を水で溶いて加熱し、粒状にしてから乾燥させたものがタピオカパールです。それをを茹でるとタピオカになりますが、この時ににカラメルで色付けをしたのがブラックタピオカなのです。

ブラックタピオカのカロリーは100gあたり280kcalとなっています。また、ブラックタピオカの糖質は100gあたり86.7gとかなりの高糖質となっています。

今やコンビニでもタピオカを使ったドリンクは手に入れやすく、ダイエット中でもつい口にしたくなります。そんなタピオカミルクティーのカロリーを計算してみましょう。

タピオカミルクティーにはどんな材料が使われているかを確認してみましょう。材料にはブラックタピオカ・牛乳・砂糖・紅茶・水が使われています。紅茶や水のカロリーはありませんが、材料を見るだけでもカロリーや糖質がが高いことが分ります。

タピオカミルクティー一杯は約247gとなっており、そのカロリーは116kcalとなります。100gあたりは47kcalです。作り方や無糖などを選ぶとカロリーも変わりますが、タピオカ自体が高いカロリーなので食べすぎには注意が必要です。

カロリーや糖質が気になる人は無糖や甘さ控えめの物を選ぶようにしましょう。タピオカ自体のカロリーが高めですが、ドリンクであるミルクティーの砂糖の量を控えたり無糖にすることにより、ある程度はカロリーを抑えることができます。

タピオカミルクティーを一般的な食べ物と比較してみましょう。ご飯一膳150あたりのカロリーは250kcalとなっており、タピオカミルクティーを同じ質量にしてみるとご飯とタピオカミルクティーのカロリーはほぼ同じであることが分かります。

また、ご飯以外の食べ物のカロリーは、うどん100gあたりのカロリーは105kcal、そばは100gあたり132kcal、パンは100gあたり264kcalです。タピオカの方が低カロリーであるとはいえ、タピオカがいかに高カロリーであるか確認ができることでしょう。

カロリーや糖質が高いタピオカですが、ダイエット効果にも期待できるなど嬉しくなるメリットもあります。タピオカの栄養の効果や、メリットについて紹介します。

原料のキャッサバには食物繊維が多く含まれています。食物繊維には腸内をきれいにし、便通を整える効果が期待できます。ダイエット中に食べ物の量が減り、便通が乱れるときにはとても役立つ栄養成分の一つになっています。

栄養成分であるカリウムには、身体の中の余分な塩分を排出する効果があります。カリウムの効果で塩分だけでなく余分な水分の排出に役立つため、むくみの解消につながるのです。

グルテンは小麦などに含まれるたんぱく質のことで、モチモチとしたコシの元であるとも言われる成分です。タピオカの原料となるキャッサバにはグルテンが含まれておらず、小麦などのグルテンを含む食品の代用品としても注目されています。

タピオカは炭水化物の為お腹に溜まりやすく、腹持ちが良いのも特徴です。食べすぎに注意して上手に取り入れてみましょう。タピオカのもちもちとした食感は噛み応えがあるため、満腹感が得やすいですよ。

美味しいタピオカミルクティーは専門店だけでなく、自宅でも簡単に作ることができます。ここでは美味しいタピオカミルクティーの作り方レシピを紹介するので、ぜひ自宅で作ってみましょう。

タピオカの材料は

• 黒タピオカ　100g
• 砂糖　100g
• 水　50㏄

• 好みの紅茶　15g　
• 牛乳　150g
• 水　500g
• 氷　適量

1. 小さめの鍋に砂糖と水を入れて煮てシロップを作っておきます。
2. 鍋に水を入れて湯を沸かし、タピオカを入れて20分ほど茹でます。その後は火を止めて20分ほど蒸らします。
3. 常温に戻したタピオカをボールなどに入れてシロップを大さじ3程度絡めて弾力を保つようにします。
4. 鍋またはやかんで湯を沸かし茶葉を加え15分ほど蒸らしておきます。茶葉を取り除きボールなどで冷まします。
5. 紅茶150g、牛乳75g、シロップ大さじ3を混ぜてミルクティーを作り、グラスに大さじ4ほどのタピオカを盛り付けてその上にミルクティーを注げば完成です

作り方で紹介したタピオカの茹で時間は目安となっています。タピオカの種類により茹で時間が異なるのでそれぞれのタピオカに合った茹で時間で茹でるようにしてください。

タピオカは茹でた後1～2時間は問題ないですが、だんだんと食感が落ちてしまいます。できるだけ早めに食べきりましょう。長期保存する場合は冷凍保存がおすすめです。

カロリーが低い材料で作るおすすめのレシピを紹介します。カロリーが低いウーロン茶や、海外で注目されている抹茶などを使ったタピオカドリンクや無糖の作り方レシピだとダイエット中でも安心ですね。レシピの牛乳を低脂肪乳にするのもおすすめです。

無糖でもタピオカによく合うミルクティーを作ってみましょう。タピオカがほんのりと甘いので無糖でも十分楽しむことができます。また市販の物よりカロリーや糖質量も低いのでおすすめですよ。

まずお湯を沸かし、市販の茶袋に入れた茶葉を入れて2蓋をして20分蒸らします。マリーム（市販の粉珈琲クリーム）をたっぷりと入れてダマにならないようにかき混ぜます。氷を入れて冷やしてタピオカを入れて完成です。

無糖ですが粉コーヒークリームを使うことでコクが増して、タピオカによく合います。

市販品を使って、手軽にウーロン茶のタピオカミルクティー風ドリンクが作れます。ウーロン茶150㏄～180㏄をレンジで加熱し、市販の粉末ミルクティー1本を加えます。そこに茹でておいたブラックタピオカを加えれば出来上がり。

ウーロン茶はミルクティーの相性が良くダイエット効果にも期待できます。ウーロン茶も市販品を使えばさらに手間がかかりません。もちろん自分で煮出したウーロン茶を使っても良いですね。粉末ミルクティーもカロリーを低いものを選べば、さらにヘルシーに楽しめます。

抹茶はダイエットなど女性にうれしい効果効能が多く含まれいます。海外でも注目の抹茶を使ってタピオカ抹茶ドリンクを作ってみましょう。

グラスに抹茶、砂糖（ダイエットシュガーでも）を入れ牛乳を少し入れて練ります。砂糖が解ける程度にレンジで加熱し、牛乳を好みの量を加えます。茹でておいたタピオカをトッピングすればタピオカ抹茶ミルクの完成です。

本格的に美味しいタピオカを楽しむなら専門店ですよね。美味しくて人気のタピオカ店をここでは4店紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

貢茶（ゴンチャ）は台湾の高品質な台湾ティーとタピオカなどのトッピングが楽しめる台湾ティー専門店です。豊富なメニューの中から好みのドリンクを選び、甘さや氷の量、そして好みのトッピングを3つまで選ぶことができます。カジュアルスタイルで手頃な価格が大人気で、現在アジアを中心に1300店舗以上を展開する人気店です。

春水堂（チュンスイタン）はタピオカミルクティーの発祥の店として大人気のお茶専門カフェです。高品質のお茶を提供するために、お茶マイスター認定制度を導入し、有資格者である社員のみがお客様に提供するドリンクを作れる徹底ぶりです。お茶マイスターの厳しいトレーニングで春水堂（チュンスイタン）の味が守られています。

パールレディーは日本生まれのタピオカ専門店です。台湾で生まれたパールレディー創業者が台湾で食べられているタピオカの美味しさを日本にも広めて幸せな気持ちなって欲しいという願いから、2003年に誕生しました。日本国内にタピオカの専門工場を作って丁寧に作られた生タピオカが味わえると人気のお店です。

coco都可(ココトカ)は本格的な台湾ティーをテイクアウトで手軽に楽しめる台湾発祥のティースタンドです。coco都可(ココトカ)の魅力は何と言ってもそのメニューの多さにあり、フルーツ系から独創的なメニューまで幅ひろく楽しむことができます。トッピングにはタピオカのほかプリンや塩クリームなどがあります。

タピオカはカロリーや糖質が高く、食べ過ぎには気を付けたい反面、ダイエット中でも嬉しい効果やメリットもあります。カロリーが低いウーロン茶や抹茶を使ったレシピで、ダイエット中でも取り入れやすくなります。ぜひ記事を参考にして、ダイエット中でも美味しくタピオカを食べてみましょう。